ルルーシュ・ランペルージ

登録日:2009/07/21 Tue 17:29:08
更新日:2024/02/25 Sun 03:27:50
所要時間:約 14 分で読めます


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(ひ) L.L. R2 だいたいこいつのせい やる事は外道 アッシュフォード学園 イケメン ウイングガンダムゼロリベリオン ギアス ギアス能力者 クロッシング・パイロット コードギアス シスコン ジュリアス・キングスレイ ゼロ ゼロシステムをも屈服させた男 ダークヒーロー チェス ツンデレ テロリスト トラウマ持ち ブリタニア皇族 ラストエンペラー ラスボス ラスボス系主人公 ルルーシュ・ランペルージ ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア ロボアニメ主人公 主人公 主夫 亡国のアキト 仮面 仮面の男 体力無し 偽装死 兄貴 副会長 加害者にして被害者 厨二病 反逆のルルーシュ 反逆者 名前の多い男 哀しき皇子 嘘つき 天才 女装すると美人 悪逆皇帝 悲劇の人生 扇動家 指揮官 撃っていいのは撃たれる覚悟がある奴だけだぜ 最後の皇帝 根は繊細 死んだと思ったら生きてた 殺し愛 毒親育ち 洗脳 独裁者 生徒会 皇帝 皇族 神聖ブリタニア帝国 福山潤 童貞 童貞坊や 結構重い過去持ち 絶対遵守 見栄っ張り 超合集国 進むたびに失って尚も進む事を選んだ男 馬鹿 魔王 魔神 黒の騎士団 黒マント \(●)/



撃っていいのは、
撃たれる覚悟のある奴だけだ!



コードギアス 反逆のルルーシュ』及び『R2』の主人公。


●目次

【データ】

CV:福山潤
生年月日:皇暦2000年12月5日
年齢:17→18歳
身長:178cm
星座:射手座
血液型:A型


【概要】

エリア11トウキョウ租界にある私立アッシュフォード学園高等部に通う少年。
黒髪と紫色の瞳を持つ。
天才的な頭脳に加え、容姿端麗で家事全般をこなし運動神経もいい完璧超人(ただし体力、持久力は人並み以下)。
こんな高スペックイケメンなため学内でもかなりモテる。

ちなみに下着はピチピチの黒ビキニパンツ派。


【人物】

冷静沈着で少し皮肉屋なため、醒めた物言いをすることが多いのだが、根はかなりのお人好しで付き合いも良い。
そのため実は押しにも弱く、プライベートでは作中だけでも人の意見に(良い意味で)折れている場面がかなり多い。
自分達の境遇から強者が弱者を理不尽に虐げることはかなり嫌悪しており、そんな場面に立ち会うと赤の他人であれど臆せず助けに入ったりもする。
ブリタニアと皇帝への復讐やゼロとして活動するに当たり、必要以上に露悪的・冷酷非情に振る舞う事もあるが、
実際には10代の少年なりの純真さや精神の脆さも抱えており、冷徹になろうとしてもなり切れない面が散見される。
C.C.からも指摘されている通り、事を楽に進めたいならスザクにギアスを掛けてしまうのが一番手っ取り早いにもかかわらず敢えてそれをしておらず、
全く不本意ながらギアスを使わざるを得なくなってしまった時は後で激しく悔いていた。
またクロヴィスを殺害した翌日、その光景を思い出して嘔吐してしまった際は「我ながら細い神経だ」と自嘲している他、
大切な人の親族を死なせたショック等々でゼロを続けられなくなりそうになる場面も何度かある。

恋愛事には疎く、身近な人物が自分に好意を持っていることに、周囲の人物の大半が気付いているにもかかわらずまったく気付いていない。
かなり先まで見通して流れを操作するほどに頭脳明晰だが、予想外の事態にはとことん弱く、混乱のあまり軽い脳内パニックを起こすこともしばしば。
成績自体は良いのだが、授業をさぼって賭けチェスなどのギャンブルに興じていることが多く周りからは留年を心配されている。

寮には入らず唯一の肉親であるナナリーと共に学園内のクラブハウスに住んでいる。
ナナリーのことを溺愛しており、周囲からの認識通りドがつくほどのシスコン。ナナリーもブラコンなので、ある意味お似合いの兄妹。
生徒会の副会長を務めており、同じ生徒会所属のシャーリーやミレイ、リヴァル、ニーナらを友人として大事にしている。
後に生徒会入りするカレンに対しても同じ友人として接するようになった。

本来の人の好さ故にか、「気が緩むと冗談のつもりでとんでもない事を口走る」という悪癖がある事が見て取れ、
第1期ではそれが原因で取り返しのつかない惨事を招いてしまった。
それだけの事態を経た『R2』に至ってもまだ直っておらず、シャルルに勝利したと思って精神に大きな余裕が出来ていた際は、
精神退行を起こしていたC.C.に冗談のつもりで「服を裏返しに着て歌いながら踊ってもらおう」と命じ、
C.C.がそれを真に受けてしまった時は「えっ?」と間抜けな声を上げた挙句大慌てで止める羽目になっている。




本名は「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」。
神聖ブリタニア帝国の第11皇子であり第17位の皇位継承権を持っていた。
当時は同じ皇族で歳も近いユーフェミアコーネリア、クロヴィスたちと親しくしていた。
ちなみに本人曰くユフィが初恋の相手だったらしい。

しかし本編の7年前に母親のマリアンヌを暗殺され、
皇帝である父シャルルによって戦前の日本へナナリーと共に外交の道具として飛ばされる。
枢木家に預けられる事となった彼はそこでスザクと出会い、当初は反目しあっていたが、やがて交流を重ねかけがえのない親友となった。

だがその後、第二次太平洋戦争が始まり日本がブリタニアに敗北。
いずれ戦争すると読んでいてなお自分とナナリーを捨てるように日本に人質として送り込んだ父と帝国に強い反感を抱き反逆を決意。
名前を変え、いつか帝国を破壊し、「ナナリーが平和に暮らせる世界」を実現しようという思いを抱いたまま、日常の中で燻っていた。


◆黒の騎士団リーダー「ゼロ」

ルルーシュが用意したテロリストとしての姿。\(○)/
衣装はオーダーメイドしたもので無機質な仮面に大きなマントを羽織った中二全開な恰好。二期になって微妙にデザインが変わった。
イメージを重視してか芝居がかった言動が多い。
ギアスの使用も考慮し仮面の左目の部分が開閉する。

明晰な頭脳で部隊の指揮から作戦立案や人的物的両面の補給などほとんどの分野を自分でこなす(単に人手不足ともいう)。
また、「王が動かなければ部下はついて来ない」という某満足アニメの元キンの様な持論をもっており、率先して行動する。

しかし、中身がルルーシュなためイレギュラーな出来事にはとことん弱い。これは彼の立案能力がイレギュラーな出来事の起こりにくいチェスで鍛えたものであるため。
一期のほとんどの作戦が、想定の範囲外だったランスロットの乱入によってめちゃくちゃにされている。
とは言え『大幅不利な状況』→『戦略で覆す』→『戦略などくそくらえなスザクやランスロット単騎での無双による崩壊』というパターンとあっては仕方ないだろう。
ランスロット用の作戦も考えたがその度にスザクの底力とランスロットの性能によって覆されたため、カレンと紅蓮弐式の組み合わせが登場するまではどうしようもなかった。

その強い意志から作戦遂行のためなら味方や血の繋がった兄弟であろうと冷酷になれるが、逆に懇意にしている者には本性通りとことん甘い。
例えば、今まで敵対関係にあったジェレミアが本当は自分に対して敵意がなく母と縁のある人物だとわかると何の迷いもなく仲間にするところがある。
ただ、これも元々戦う大本の理由は妹の安全な暮らしのためなので、ある程度は自然な流れではある。

戦いにおける戦略としては、敵軍の足場を崩したり戦場の地形を利用するのが主な作戦パターン。
ナリタでの土砂崩れ、ブラックリベリオンの階層パージ、最終決戦の富士山噴火など。
しまいには敵(旧味方)に「しまった!ルルーシュの常套手段か」などと言われる始末だった。

もちろんそれ以外の補給などの戦略面も決して疎かにしておらず、
特に深刻だった戦力不足の補強に関してはかなり手広く手を回していて、短期間のうちにブリタニア相手ですら(全面戦争でなければ)真正面からでも戦えるようにしていった。

ナイトメアの操縦技術

ナイトメアの操縦技術は決してヘタではなく一般兵以上の腕前。
スザクが来るまでは学園祭でナイトメアで巨大ピザを回していたのも彼である。

ほとんどの場合旧式機の改造機vs高スペックのみを追求した試作機最新鋭量産機の対決だったり、
そのパイロットがよりによってブリタニア最強クラスの超人だったりと、常に圧倒的格上との戦いを強いられていたのが被撃墜率の高さの原因である。

ただ単純な操作技術よりも演算処理能力が重要な蜃気楼などに関しては相性バッチリ。
それでも超人とのタイマンはどうしようもないが仕方ない。

以下、主なナイトメア戦

  • 一期第2話
スザクのランスロットと戦闘、機体性能と操縦技術で完敗するも、半ばスザクの甘さに救われる形で本人は無傷で逃走に成功。
最後まで大したダメージを受ける事も無いまま、ランスロットを振り切った後で機体(サザーランド)を放棄するついでに脱出した。
ランスロットに見つかった時点で既に大目標は達成していたため、無理を押してまでランスロットと戦う必要が無かったという面もある。
またモブ兵士達がランスロットを前に何もできずに一瞬でやられて行く中、彼だけはランスロットの初撃を二度に渡って凌いでおり、
結果的には逃げおおせている辺りからも彼の操縦技術の高さがうかがえる。

  • 一期第11話
カレンらと共にコーネリアを追い詰めるが、割って入ったランスロットにあっさり敗北。
今度は逃げ切れず、逃走中に無頼大破。

  • 一期第13話
コーネリアを追い詰めるも、またスザクに敗北。
今度は逃げる事すらままならず、その場で機体を完膚なきまで破壊されてしまった。
一応緊急脱出には成功するも着地に失敗、脱出時の衝撃でルルーシュは気絶してしまい、
目を覚ますまでの間にヴィレッタとシャーリーに素顔を見られてしまう。
無頼大破。

  • 一期第18話
ランスロットの捕獲を狙い、スザクを追い詰め説得しようとしたが乱入したガウェインのハドロン砲で(おそらく)無頼大破。
但し、この時はランスロットをゲフィオンディスターバー効果範囲に誘い込む事で自身諸共機能停止させる事が目的であり、
つまり自分を囮にランスロットを罠に嵌める事自体は成功していると共に、逃げたくても動けない状況だったため、
これまでの無頼大破シリーズとは少々事情が異なる。
また、この時ゼロはランスロットのコクピットに押し込まれていたため、無頼が大破した事と操縦技能云々は今回は無関係。

  • 一期24話
この時点でガウェインに乗り換えているため、24・25話ではC.C.が操縦、ルルーシュが砲手となっている。
東京租界にて待ち伏せしていたコーネリアのグロースターとまたしても戦闘。
ユフィを失ったショックをゼロへの復讐心に転換させたコーネリアの猛攻を受け、性能で勝るガウェインに乗りながら危うい所まで追い詰められるも、
予めギアスで操っておいたダールトンによる奇襲攻撃が成功し撃破、ここに来てようやくコーネリアに勝利する。
ついでにダールトンもハドロン砲で始末した。

  • 一期第25話
神根島に向かう途上でジェレミアジークフリートと戦闘。
ジェレミアの相手をC.C.に任せ、ナナリー目指して単身遺跡へ。
機体は激闘の末相討ちになり、海中に。

  • R2第4話
黒の騎士団メンバー奪還作戦を決行、自らも前線に出るがロロのヴィンセント相手に追い詰められていく。
しかしロロを信用させるために別方向からのロロへの狙撃を庇い、無頼は大破したものの目論見は成功。
ルルーシュ風に言えば「戦術的敗北と引き換えに戦略的勝利した」と言える。

  • R2第11話
蜃気楼初登場。
絶対守護領域と拡散構造相転移砲を活用し、敵ナイトメアからの一斉攻撃を防ぎつつ、それらを大量撃破する活躍を見せる。

  • R2第14話
ギアス嚮団殲滅のため零番隊を率い蜃気楼で出撃。
V.V.が搭乗するジークフリードとの対決において、ゼロビームでトドメの一撃を決めた。

  • R2第18話
再びのブラックリベリオン、蜃気楼で出撃し雑魚を倒していたが、
ナイトオブシックスのアーニャ、ナイトオブテンのルキアーノと相次いで戦い大苦戦。
カレンが救援に来なければ死んでいただろう。

  • R2第24話
シュナイゼルの策を止めるため出撃、スザクとのコンビネーションでフレイヤ弾を無力化した後に天空要塞ダモクレスへの侵入を果たすが、
ナイトオブスリージノの不意打ちを食らって蜃気楼が爆散。
ナイトメア戦だけを見るとなんとも締まらない最後であった。

  • 復活
ナナリー奪還のために真母衣波零式に搭乗して出撃、前線指揮を行う。
が、作戦を読み切られてしまったせいで大量のジルクスタン兵に包囲され、集中砲火を受けあえなく撃墜された。
その後はC.C.の乗る月虹影に移乗し再び作戦を練るが、対ナイトメア戦はなし。



【活躍】

以下、ネタバレ含む







◇皇暦2017年(第一期)

賭けチェスの帰りにある事件に巻き込まれ、偶然助けたC.C.という少女から「ギアス」という力を手に入れる。
それは左目で相手を直視する事で命令を下せる絶対遵守の力である。
だが様々な制限もある。

  • 相手の目を見なければならない
  • 同じ相手には一度しか使えない
  • 射程距離あり

などなど。

この力で帝国への反逆計画を前倒ししたルルーシュは、総督のクロヴィスを殺してレジスタンス「扇グループ」を手なずけ、黒の騎士団を結成。
仮面の男『ゼロ』を名乗り反逆を開始してブリタニア軍を次々と打ち破るが、再会したスザクが操るランスロットに苦戦を強いられ、彼がパイロットと知らないままに仇敵として認識する。

ナナリーのために活動しているので、当然『ゼロ』として活動を始めてからもシスコンっぷりはそのまま。
(とはいえ強者が弱者を虐げることを許さない主義も活動に反映されており、冷酷な作戦も取りうるだけで『ゼロ』としてもただ冷酷というわけではない)
そのためマオにナナリーを人質に取られ追いつめられた際には本気で負けを認め、ナナリーが死んだと思った際には絶叫したことも。

ブラックリベリオンでもナナリーを追って戦闘指揮を放棄し、黒の騎士団の敗北を招いた。
…もっともこれも指揮官が強敵と対峙している状況ということもふまえると、客観的にはそこまで異常な行動とも言えない。
ルルーシュならやれたかもしれないが、ナナリーの件が無くても勝利は難しかっただろう。

また、戦いの中でギアスを使っていくうちに強くなっていく力を抑えきれなくなり、その暴走によってユフィを死なせてしまう。
その真実を知り、自分に強い憎しみを向けるスザクによって一期のクライマックスの一騎打ちで仮面を割られた上に拘束され、ルルーシュの反逆は失敗という形で幕を下ろした。


◇皇暦2018年(R2)

ブラックリベリオンの後、シャルルに記憶を改竄され、「皇子であったこと」「ナナリーのこと」「ゼロであったこと」を忘れ、偽りの弟「ロロ」とC.C.に出会う前と同じような生活を送っていた。
しかしC.C.や黒の騎士団残党と接触し記憶をとり戻しゼロとして復活。
その際一期にて制御出来なくなったギアスを押さえるために特殊なコンタクトを貰っている。

監視役のロロやヴィレッタを味方に引き込み、黒の騎士団を救出したルルーシュはエリア11総督となったナナリー奪回の為に動き出す。
しかしナナリーの決意は堅く、奪回作戦は失敗してしまう。

酷く落ち込み、ゼロを辞めて路頭をさまよい、挙げ句にリフレイン(麻薬の一種)まで使おうとしたルルーシュだったが、カレンの叱咤により自信をとり戻す。

その後、日本を脱出して中華連邦へ行き、中華連邦の政権絡みのゴタゴタに首を突っ込んで黎星刻と協力関係を作る。
この時、安全に利用するためにギアスをかけようとしたが、C.C.の指摘で彼と天子の関係性や自身の戦う理由がほとんど同じであることに気付き、
自身の為にもギアスをかけることはしなかった。

さらに他の弱小国をまとめあげ超合衆国を結成、意気揚々と日本奪還に挑むが、
ここで活動の大前提だったナナリーが行方不明になったりしたため、自分を見失ってしまう。

同時期に兄であるシュナイゼルにゼロの正体とギアスの秘密をバラされてしまったこともあり、
それが以前から少しずつ積もってきた不信感への決定打となった事で、とうとう達に見捨てられてしまう。
余談だがシュナイゼルがゼロ=ルルーシュと確信したら短い期間でこれなので(ルルーシュの弱点を徹底的についた)、不信感が増そうが正体がバレると危険=扇達にも正体を秘密にしていたことは正解だったと言える。


その後ロロの身命を賭した献身の影響もあり、今度は自分の活動で犠牲になった者達への贖罪と世界の人々の「明日」のためにブリタニアを破壊することを決心。

シャルルとの激突、色々とあって手を組んだスザクの協力や暴走によってさらに強力になったギアスの力をもって第99代ブリタニア皇帝に。
恐怖政治を敷きつつ、実はナナリーが生きていて敵対もしたがそれも跳ね除け、シュナイゼルに勝利したことで世界統一(征服)を実現。
そして人々が本来望む「明日」を実現すべく、世界中の人の憎しみを一身に集めたうえでスザク扮するゼロに自ら殺され、世界を支配する『ブリタニア』という枷を外した。
(ルル、スザク、C.C.らは、これらの一連の流れを「ゼロレクイエム」と呼び、そうなるよう計画した上で事を進めていた。)










なお、

ゼロレクイエムで死んだとされる彼であるが、なんと玉城の開いた店にスザクと共に訪問し、
元黒の騎士団メンバーや、ミレイと仲良くビールを飲み、ピザを食べて打ち上げ会に参加している姿を目撃したという噂がある。
(来店の際にスザクは「この声久しぶり」と言っている事からゼロとしてかなり頑張っているようである)
やはり何だかんだで彼は生きていたようである。


更にネタバレ















上の噂はドラマCDに収録されている、出演者の打ち上げ会である。

ノベライズ版ではC.C.が乗っていた馬車の御者の件で微妙に生存がほのめかされている。

◇光和2年(コードギアス 復活のルルーシュ



ゼロレクイエムで命を落としたかに思われたルルーシュだったが、シャルルから不完全ながらコードを継承したことで生存していたことが明らかとなった。
Cの世界で集合無意識にギアスをかけた影響で当初は白痴同然の有様と化していたが、C.C.の献身により今度こそ完全復活。
なおルルーシュとしても死ぬつもりだった上に、復活に懸命だったC.C.も自分のわがままと自嘲(ルルーシュとの約束が果たされていないため)するもので計画通りではない。
復活後はシェスタールとその手勢を罠にかけて全滅させ、未だギアス能力と戦略の冴えが健在であることを見せ付けた。

攫われたナナリーを奪還すべく、僅かな兵力を率いてジルクスタン王国に戦いを挑む。
が、完璧に作戦を読み切られてしまい大苦戦、相変わらずイレギュラーには弱い一面をのぞかせた。
C.C.に発破をかけられてなんとか立ち直り、とにかく色んな作戦で攻めて相手の対応からギアス能力を絞り込むと言う荒業に出る。
そしてシャムナがギアスユーザーだと確信、得意のはったりと口八丁で勝利を収め、ナナリー救出に成功する。

戦いの後はギアスの欠片を探すと言うC.C.の旅に同行。
彼女の共犯者として、ルルーシュという名前を捨てL.L.(エル・ツー)と名を改めることとした。

【搭乗機】



【主な台詞】

※「ゼロ」として発言した台詞除く

「撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ!」

「ブリタニアをぶっ壊す!」

「いいだろう。結ぶぞ!その契約!」

「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる」

「俺は嘘はつかないよ、お前にだけは」

「俺はお前に会うまでずっと死んでいた」

「さようなら…ユフィ。多分、初恋だった…」

「俺達、友達だろ?」

「あの日から、俺はずっと望んでいたのかもしれない」

「そう、間違っていたのは俺じゃない、世界の方だ!世界は変わる、変えられる」

「今のその言葉が、ギアスより強力な信頼の証だ。そうだろう?」

「散々使い倒して、ボロ雑巾のように捨ててやる!」

「俺達、兄弟だろ?」

「そのための黒の騎士団だ!ナナリーのためのゼロなんだ!」

「またここで、花火を上げよう」

「そうだ。お前の兄は、嘘つきなんだ…」

「世界は、我に従え!」

「願いとは、ギアスに似ていないか?」

「俺を否定するな。痛みも、悲しみも後悔も、それらがあって初めて俺は俺になれる。俺から傷跡を奪うな」

「名前か……じゃあルルーシュ・ランペルージからとってL.L.というのはどうだ?」

ちなみに「撃っていいのは~」という台詞はフィリップ・マーロウが元ネタである。



【その他の登場】


コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS

主人公がライのため、キーパーソンとして登場。
『ギアス編』、『黒の騎士団編』、『ブルームーン編』では個別のEDがある。

『ギアス編』と『黒の騎士団編』ではゼロとしてもストーリーに関わってくる。
有能なライを重宝してくれ、別れる時は悲しんでくれる。
『騎士団編』では場合によっては素顔を明かしてくれる胸熱展開や、ライにナナリーを託そうとしているように思える描写も。
『ブルームーン編』では一応攻略対象で、数多くの淑女を萌えさせた。
花嫁姿も(コスプレだが)披露しており、『一番花嫁姿が似合う(男性)主人公』という名誉なんだか不名誉なんだか分からない評価を得ている。
なお、ナナリーのエンディングのCGにも登場し、最愛の恋人と兄に囲まれて幸せそうなナナリーとは対照的にどことなく不機嫌そうな表情をしていた。ある意味当たり前か。


亡国のアキト

一期直後を描く本作ではルルーシュにそっくりな「ジュリアス・キングスレイ」なる人物が登場。
本編には第二章にて断片的に登場し苦しみながらスザクに水を求めていた。
第二章までははっきりしたことは分からず、ルルーシュのそっくりさんやクローン説などファンの様々な憶測を呼んだ。
第三章で明かされた彼の素性はシャルル皇帝より直々の推薦により派遣された軍師。
また彼は皇帝の証であるインペリアルセプターを握っており、その傍若無人な態度で周囲を振り回していく。
その後E.U.の首都パリに停電を起こしメディアを使った情報操作でユーロ市民に暴動を起こさせユーロピアを殲滅しようと画策する。

その正体はブラックリベリオン後シャルルのギアスで「軍師ジュリアス・キングスレイ」としての偽の記憶を植え付けられたルルーシュ本人。
ユーロピアに対して行った冷徹な策謀は正にゼロのそれであった。
しかし「皇帝に絶対の忠誠を誓う軍師」という本物の記憶とはあまりにかけ離れた記憶改竄を受けていたことで時折記憶が混濁してしまっていた。
三章でシンにその正体を見破られスザクと共に幽閉されてしまい、最終章で嚮団の使者として現れたロロに回収されブリタニアへと帰還した。

軍師生活が判明したことで、ロロとの生活が超過密スケジュールと判明。
息子に「皇帝が大好きな腹心」という記憶を植え付けたりと、シャルルのやっていることが反逆学園ギアス先生


◆漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー

ナナリーが主人公ということで冒頭の事件で死亡扱いとなり姿を消す。
しかし実際はC.C.と契約し「魔王 ゼロ」となり、契約に従いつつナナリーを助けるため暗躍する。





【その他の客演】


◆『スーパーロボット大戦

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇

初登場。
天元突破グレンラガン』『機動戦士ガンダム00』と共に『コードギアス』がストーリーの主軸に据えられているため、出番はかなり多い。
一方でランスロットにパッケージイラストを取られたりオープニングデモで撃墜されたりと本編外での扱いが妙に悪い

自軍には『黒の騎士団』として参戦しているため、基本的にはゼロとして振舞っている。
刹那・F・セイエイやカミナなど、当初は険悪なムードになるキャラも多かったが、頭脳や作戦立案能力、時には男気を評価され、仲を深めていった。
特にカミナに「ダチ」と呼ばれた際は無茶苦茶揺らいでいた。他にはナナリーと声が同じエウレカを守ろうとするレントンにはシンパシーを感じるのか物凄く優しい。
一方でユフィとは本編同様の流れで殺さざるをえなくなったが……?

あとどっかの変態と同一人物じゃないかと疑われる災難にもあったが、ルルーシュはZEUTHにギアスをかける気満々だったのを変態の話を聞いて慌てて思い留まった。

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇

R2のストーリーが展開され、正史ルートではゼロレクイエムを発動する。
自軍と皇帝ルルーシュが対決するシナリオでは戦闘前会話が豊富に用意されており、ルルーシュに怒りをぶつけるもの、真意を読み取って戦うことを躊躇するもの、
覚悟を決めて戦うことを告げるものなど種類も多彩。特にシモンや刹那とのやり取りは熱い。
黒の騎士団から追い出されず、ゼロとしてシュナイゼルと戦うIFルートもある。
なお、どちらのルートを通ってもルルーシュは生存するが、どちらでもルルーシュという自分を捨て、ゼロとして生きていくことになる。

最終的には孤独に世界と向き合った本編と異なり、スパロボZシリーズでは多くの理解者に恵まれている。
IFルートではスザクとも刹那が起こした「TRANS-AM BURST」による意識共有で心から和解しており、生真面目にゼロとして振舞うルルーシュをスザクが心配することも。
ユフィやシャーリーもルート次第で生存するため、スパロボ救済対象者と言えるかもしれない。
「TRANS-AM BURST」でのスザクとの和解も、ユフィとシャーリーの生存も第3次Zが原作ルート正史になった影響で全部なかったことになってしまったけどな!

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇・天獄篇

当初はスザクと共に独自に動き回っており、加入は中盤を過ぎてからになるが
ヤシマ作戦のアイデアを提供したり、碇シンジ張五飛を気遣ったりと地味なところでも出番が多い。

続く『天獄篇』では新日本義勇軍として再編された黒の騎士団へと復帰するが、バルビエル・ザ・ニードルのスフィアによって暴徒化した民衆にギアスを使用してしまう。
後に神根島の遺跡を訪れ、封印されていたシャルルやマリアンヌとの邂逅を経て絶望の未来へと抗う決意を固める。
そして、怒りのドクトリンと楽しみのテンプティ相手に命を賭してのギアスをかけようとした…ものの、アドヴェントの横槍によって中止になった。
EDでは扇や藤堂に誘われていた道もあったものの、スザクやC.C.と共に世界の裏で永遠に戦い続ける道を選んだ。



スーパーロボット大戦X-Ω

メインストーリーでは基本的にはゼロとして活動。「正義の味方」として主人公陣の指揮をとり活躍している。またスパロボ初参戦となった『双貌のオズ』組とも絡む。
期間限定作品とのコラボでは少ないながらもわりと目立つ活躍も多く、
『無尽合体キサラギ』とのコラボではC.C.紅月カレン等が登場するため直接の絡みこそないが、ハルシュタインの不滅の身体を無効化したり、
『とある魔術の電脳戦機』とのコラボでは、幻想殺しに幻想抱いて上条さんにそげぶされたりしている(なお、とあるとは「魔神」「願い」繋がりでもある)。

スーパーロボット大戦X

原作終了後参戦。
本来所属する世界で、ガンダムWやダンバイン勢、万丈らを相手に大立ち回りを演じ、最期は原作通りスザク扮するゼロに討たれて命を落とした。…処を本作の舞台、アル・ワースへの召喚時に、文字通り復活する。
当初は生きる意味や目的を喪い、自暴自棄な世捨て人状態になっていたが、魔神英雄伝ワタルのイベントに絡む形で嘗ての在り様を取り戻し、以降はスパロボ初の「ゼロではないルルーシュとして」悪と戦っていく決意をする(仮面も被らない)。
…それはそれとしてやっぱり時々露悪的だし、クロスアンジュ勢から性格の類似性から「男アンジュ」なんて呼ばれたりするのだが。

スーパーロボット大戦DD

原作の時間軸で参戦。
特筆すべきは「クロッシング・パイロット」という、違う作品のキャラが違う作品の機体に乗り込む掟破りのクロスオーバーイベントにて
なんとゼロ繋がりで「ウイングガンダムゼロ」に搭乗したことだろう。
外見はヒイロ・ユイ機のものと同じだがカラーリングは蜃気楼をイメージしており、その名も「ウイングガンダムゼロリベリオン」。
この機体、詳しくは機体項目に解説を譲るがゼロシステムのせいで生半可なパイロットが乗ったら暴走、最悪廃人・死亡というとんでもない機体。
しかもガンダムWの前期ライバル機のトールギス*1すら凌駕するスペックのじゃじゃ馬で、こんなピーキーな高性能機にもやしっ子のルルーシュが乗ったらそれだけで複雑骨折などを起こしかねないが、そこは大丈夫だったようだ。

スーパーロボット大戦30

『復活』設定での参戦。設定上存在していた半スパロボオリジナル機体の完成版月虹影、「月虹影(すい)」に乗り込む。
本編開始前にゼロレクイエムによって有史以来初となる平和、通称「奇跡の一年」を地球圏にもたらすが、世間では「かつて地球連邦政府を掌握し、世界を支配した暴君」として「アクシズ落としの実行犯シャア・アズナブル」に並ぶ大罪人扱いされている。
しかし、カレンなどゼロレクイエムの真相を知る人物も多数登場する為、敵からも味方からも針の筵なあちらと比べると大分自軍に溶け込むのが早い*2
自軍加入後はいつも通り部隊の指揮官を務めるほか、C.C.C.と直接対峙し底知れぬ恐怖を感じて以降、ヴァンと共にカギ爪を追う等ガン×ソード組とよく絡む。監督やキャラデザが同じな為同一作品の様だともっぱらの評判。
また、早期からダバのカリスマや王の器を見抜いて時に助言し、時に覚悟を問いかけるなど「王」としてのクロスも見どころ。

ちなみに月虹影帥の最強武装名は「真ゼロビーム」
戦闘アニメではスーパーロボット全盛期の日本で幼少期を過ごした影響なのか「真!ゼロビィィィンムゥッ!」ゲッターよろしく熱くシャウトするレア台詞*3が低確率で発生する。



【余談】

  • 初期設定
髪が銀髪だったり、制服の黄色部が赤色だったりした。ちなみに女子の制服も、初期設定では赤色。
ライの銀髪は、ルルーシュの没設定から来たとも考えられる。




「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる、我が項目を追記・修正しろ!」

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最終更新:2024年02月25日 03:27

*1 パイロットが吐血したり死亡したりしている機体

*2 本人は「居場所がない」としてクワトロと二人きりで語らったりしてるが。

*3 福山氏のアドリブとのこと。