川添珠姫

登録日:009/06/11(木) 19:08:04
更新日:2024/02/05 Mon 21:05:48
所要時間:約 8 分で読めます




川添(かわぞえ)珠姫(たまき)

CV:広橋涼

BAMBOO BLADEの登場人物で実質的な主人公。
単行本では第1巻と6巻と14巻の表紙に登場。
室江高校の一年で、通称タマちゃん。

身長は149cm。
血液型はB型。
試合では大将を務める。
カラーはレッド。


【人物】
特撮オタクにしてアニメオタク。お気に入りは小さいころに見た特撮の『ブレードブレイバー』。
その影響で正義の味方に憧れている。
普段は口数が少ないが、アニメや特撮の話をすると止まらなくなる。
川添道場(通称タマちゃんランド)の娘で、剣道の腕前は全国レベル。
実家の道場では何人もの大人を相手に、汗一つかかないで次々と打ち負かすほどだが、
彼女の中で剣道はあくまでも「家の手伝い」であったため、中学時代は帰宅部。
道場の人達からは好かれており、大人からは「タマちゃん」子供たちからは「タマちゃん先生」と呼び慕われている。
剣道部自体には興味が無かったが、悪(外山達)から正義を守るために室江高校剣道部に入部した。
身長が小さく素直でほっぺたがぷにぷにな剣道部のエース兼マスコット的存在。
ぶっちゃけ剣道部の活動は剣道の鍛練というより世間知らずのタマにとっての社会勉強としての意味合いが大きく、
剣道部を通じた様々な触れ合いの中で大きく成長していくこととなった。
中田勇次(ユージ)とは幼馴染だが、互いに異性として意識しているかは不明。
いちおう、ユージはタマが岩堀猛にちょっかい出された時には珍しく怒気を含んだ表情を見せた。
アルバイトはアニメのDVD-BOXを買うために始めたが、父親の誕生日プレゼントのためにアニメを諦めるという優しさを持つ。


【剣道】
上に書いているように全国レベルの実力。高い集中力を持っているが、上段の使い手と対峙すると亡き母(上段の構えをとっていた)の面影を思い出し動揺する。

またブレードブレイバーとその必殺技アトミックファイアーブレイド(突き技)への思い入れが強すぎるのが原因で、突きを使う際に悪に止めを刺すかのように力が入る悪癖がある。
そのため父からは危険なのと「剣道が乱れる」ということを理由に同年代の女子への突き使用を禁止されている。
本人は上記の理由を自覚しているのだが、さすがに恥ずかしいのか父親には黙っており、父親は不思議がっている。
ちなみに本当の得意技は普通に面である。

また実力・才能・経験こそあるが、上に書いてあるように剣道は実家の手伝いレベルにしか考えておらず、「競技としての剣道」には全く関わっていなかったため、
終盤に出てきた沢宮エリナ(山田梅子。ウメ)や末野将子のような競技の中で死に物狂いの努力をしてきた全国最強の面々と比べると、
実力・剣道にかける意志の点で劣っていた。
(もっともコジロー曰く「時間の問題」であり、現時点でも全国レベルの選手と不調時でも互角。あくまで最強組>壁>全国レベルなだけで)

だが逆に個人の力量・自分の道を極めるために剣道をしていた彼女たちと異なり、
幼いころから指導者としての経験を積んでいたためか他人に道を示すという点においては優れており、
当初は実力的な面で「榊心(ウラ)の新たなライバル」となることに期待していたウメも、
共に稽古をする間にウラたちとは違う「強さ」を持っていることに気付き考えを改めた。
部活でもコジローは技術指導などは基本的にタマちゃんに任している。
初心者や子供にもわかりやすく丁寧な指導をしているし、ミスにも怒ることなく的確に諭す。
力はあっても短気だったり指導は下手くそな剣道家がどれだけいることか…
また精神的な部分でも多くのキャラに影響を与えている。
後に亡き母がテレビで語った言葉や室江高の面々の「タマちゃんのようになりたい」という言葉で「コジロー先生のような先生になりたい」という考えを抱き、
剣道に対する意志を固めた。


【アニメ】

アニメでは原作の設定よりも身長が更に低い145cmになっている。
まあ原作でもどんどん小さく可愛くなってたから仕方ない。
原作よりも美少女剣道という点が前面に出ていることもあり、より主役化が進んでいる。
終盤のオリジナルエピソードでは愛するブレイドブレイバーが10年ぶりに復活することになって喜んでたり。
ブレイバーのイベントで出会った少女、鈴木凛(リン)とはヲタ友達になり、
一緒にブレイドブレイバーの映画の撮影に参加しながらも試合で対決することに。
上段を使うリンに動揺し、アトミックファイアーブレードすら通じず敗北。初めての敗北と挫折を経験する。
一時は剣道を辞めようとするもユージに諭され初めての敗北と悔しさから立ち直り、
「実は上段使いだった」と唐突に新設定がついたコジローの指導で上段に対する苦手意識を克服。
そしてアトミックファイアーブレードではなく剣道としての「突き」でもって鈴木に勝利した。
その後、エピローグでは2年になっており、リンと一緒に映画見に行ったりしていた。


【BAMBOO BLADE C&D】
BAMBOO BLADE CとDでは晴れて2年生となっており、
飛鈴中から進学してきたBAMBOO BLADE Bの宮本竜美(タツミ)、菊川紗里子(サリ)、谷崎繭(マユ)からは、
「タマちゃん先輩」と呼び慕われている。しかも初対面の時から。
本人は先輩になれると張り切っていたが、タツミとサリから速攻で「ちゃん」づけされる現実にショックを受けていた。
仕方ないね、タマちゃん小さくて可愛いから。
とはいえ後輩たちとは上手くやっており、特にタツミとは同レベルの漫画好きというのもあって可愛がっている。
また同じく趣味の合うマユを、その深い考察力から「宿敵」認定しているとか…アニヲタとしての話ですょ?
BAMBOO BLADE Cの主要人物の鍋山沙美(サミ)の姉、鍋山一花(イツカ)が室江高校の新顧問となった関係で、
サミが所属する亀之宮高校と練習試合することとなり、一線は退いたとはいえ中学女子個人全国ベスト8だったサミとの戦いでは、
他キャラから「漫画が違う」と突っ込まれるほど激しく戦った。
その後、キリノについて行く形で飛鈴中へ出向いてBの主人公大城戸優(ユウ)と対戦。彼女の素質を感じとる。
しかしユウの紹介で出会った斎村香久耶(カグヤ)のド天然ぶりには戸惑いまくっていた。
他キャラにも言えることだが、作画がBの作画担当の亜積沙紀なのでちょっと雰囲気が違う。まあ仕方ない。

C本編ではIH神奈川県個人戦予選で勝ち進み、決勝で剣道小町の一角、そしてBでユウを下した実績を持つ柳沼粋恋を打倒して1位で本戦出場を決めた。
IHでは並いる強豪選手を寄せ付けない強さを発揮。
アニメでのライバルだったリンや、中学時代は宮崎No.2だった近藤静流にストレート勝利するなど最強組の世界へ近づきつつある様子。
近藤の見立てでは「静かな構えから、力・気合が一瞬で爆発する」「緩急の切り替えが激しい」「技の出所が読めない」とのこと。
そしてCのヒロイン兼主人公朝比奈希輝(キキ)と対決。
一進一退の激闘を繰り広げるも、幼い頃より最強を目指してきた「競技者」のキキとのあり方の差か、惜敗する。

その後キキがカグヤに手も足も出ず瞬殺された事から、やはり最強組の世界からはまだ劣っているようである。

↓だいたいこんなん

最強組(榊・山田・末野・斎村・佐藤)>>努力で越えられない壁>>タマ・キキ>全国レベル・剣道小町

才能だけでは最強組に劣るわけではないのだが、結局のところ現在に至るまでの剣道に欠ける熱意と努力の差
ライバルや目標となる者の不在という環境が良くも悪くもタマちゃんの剣道に大きな影響を与えている。
本人も自覚しており、同じく天性の素質を持つユウがカグヤという目標のために全力を注ぐ姿に
自分にもそういう存在が入れば違ったのだろうかと考えたりもしている。



ちなみにタマには原作者の土塚による設定画が存在するのだが…
当時の土塚の絵が絵なので、何というか、作画が五十嵐あぐり(A)や高尾じんぐ(C)で本当に良かったと。

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最終更新:2024年02月05日 21:05