仮面ライダー剣

登録日:2009/12/30(水) 20:29:02
更新日:2019/04/23 Tue 11:06:35
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  人
ヽ( 0w0)ノ ウェーーーーーーーーイ!
 (  ヘ)
  \






画像出典:仮面ライダー剣
(C)2004 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映




【概要】


2004年から2005年にかけて放映された、第5作目の平成ライダー
剣は「ブレイド」と読む。

モチーフはトランプと昆虫。

バトルシステムは龍騎で好評だったカードをトランプにアレンジしたものとなり、様々なコンボを駆使して戦う。あれ、何枚か使ってなくね?

序盤の迷走っぷりは凄まじく、第一話から主人公が所属する組織が壊滅
その後は極端に話が進まないグダグダ展開が続き、ネット上では役者の滑舌の悪さからオンドゥル語が生みだされるなど完全にネタ番組扱いされていた。
制作側やライダー関係者からも苦言や批判が述べられたりと、内情も結構荒れていた模様。
視聴率や玩具売上も大きく苦戦し、結果的に平成一期初期のライダーブームを止めてしまう形となった。

本作のシリーズ構成に抜擢された脚本家の今井詔二氏だが、彼自身は特撮作品の脚本執筆経験がなく、本作が初だった。
特撮慣れをしていない脚本家をシリーズ構成に採用したという事も、良くも悪くも本作の作風に影響したと指摘する意見も出ている。

しかし後半からメインライターが會川昇に変わり、役者陣の演技力も慣れてきた影響か向上。
熱い盛り上がりと秀逸な伏線回収によって評価が∨字回復し、根強いファンを獲得するに至った。
当初はゲストライターであったにも関わらず、シリーズ構成のバトンパスという急な事態にも対応して本作を描き切った會川昇の手腕を評価する声も多い。

前半のメインライターだった今井は本作以降、法医学教室の事件ファイルなどの脚本を書いているが、再度仮面ライダーシリーズの脚本や特撮作品の執筆を行う事はなかった。
また、會川に交代した以降も今井が降板したことによる脚本や設定への影響が見られると主張する声もある。


なお、前述のとおり役者陣の滑舌の悪さからセリフが聞き取りにくいと判断されたのか、歴代ライダーのTVシリーズの中では唯一全編のDVDに日本語字幕が入っている。
ちなみに555のDVDにも剣の放送中に発売された分、つまり後半のものには字幕があるが、結局後のシリーズには字幕が入ることはなかったようだ。



【あらすじ】


BOARD(人類基盤史研究所)では、「ヒトが地球を制した背景に進化論だけでは説明出来ない理由がある」との仮定のもと研究し、不死の生命体を発見、これを様々な生物の祖であるとし“アンデッド”と名付けた。

しかし、ある出来事によりアンデッドが封印から解かれてしまい、人類を襲い始めたアンデッドに対抗するためBOARDは“ライダーシステム”を開発させる。
そのライダーの一人、剣崎一真は終わることのない戦いへと身を投じていくことになる。



【登場人物】(括弧内は演じた役者)


剣崎一真/仮面ライダーブレイド (椿隆之)
(0w0)
主人公。オンドゥル。
やや短気な面があるが、正義感は人一倍な青年。
後のキュアソードのお兄さん…ではない。


相川始仮面ライダーカリス (森本亮治)
(<:V:>)
ヒロイン。ムッコロ。
栗原家に突然現れた居候。色々謎が多い。
ヘタレ刑事のお父さんではない。


橘朔也/仮面ライダーギャレン (天野浩成)
(0M0)
先輩。ダディ。
肝心な時しか頼りにならない男。
ヘタレ校長との関係性は不明。


上城睦月/仮面ライダーレンゲル (北条隆博)
(0H0)
後輩。ムッキー。
最初は気弱なただの高校生だったが…。


広瀬栞 (江川有未)
 _ _ _,,
〃,ν、ヽ
ノリ゚∀゚ル
ヒロシザン。
BOARDのオペレーターで壊滅から唯一生き残り、ライダーたちの戦いをサポートする。
一応ヒロイン枠だがヒロインらしくはない。
いっつもぶかぶかの服を着てるので解りづらいが結構な巨乳。
怪力。


白井虎太郎 (竹財輝之助)
マンジュウコワーイ。
仮面ライダーの都市伝説を追う自称ノンフィクションライター。
ライダーの情報と引き換えに実家の白井牧場を基地代わりにするが、主導権を握られている。
能天気だがたまに良いことを言ったりする。
好きなものは牛乳。


◆栗原遥香 (山口香緒里)
虎太郎の姉で喫茶店ハカランダを女手一つで切り盛りしている。
カメラマンの夫を山の遭難で亡くしている(実際はアンデッド同士の戦いに巻き込まれた)。


◆栗原天音 (梶原ひかり)
アバレチャン。
遥香の娘。始に懐いているロリ。
年齢特有の生意気盛りで虎太郎のことも小馬鹿にしているが、嫌っているわけではない。
7年後には天ノ川学園高校に進学し、ダウナー系女子になってしまったという噂が…。


烏丸啓 (山路和弘)
プラズマチョチョン。
BOARDの所長でライダーシステムの考案者。
色々気の毒なお人。
9年後にはジコチュー三幹部の一人としてプリキュアと戦うことになった。
だが私は謝らない


◆深沢小夜子 (栗田麗)
ザヨゴ。
橘の恋人に近い存在であり、橘が恐怖心に侵されていた時、彼女の病院が安らかに眠れる場所となっていた。
豹変した橘を救う為に行動するが…。


◆山中望美 (宮澤亜理沙)
睦月の幼なじみ。


◆桐生豪 (増沢望)
元BOARDの研究員。
橘さんの前にギャレンの適格者として選ばれるが、実験中の事故で右腕を失う。


三上了 (森本亮冶)
たこ焼き屋いろは組の息子。
始と瓜二つだが性格はお調子者で臆病。
自分の立場とライバルだが付き合っていたほへと組の娘、未知を自業自得とはいえ始に奪われそうになりたいやき名人・アルティメットフォームで戦いに臨む。


◆広瀬義人 (春田純一)
広瀬栞の父親。
BOARDでアンデッドの不死の秘密を研究していたが、妻の死を前に心が揺れ動きアンデッドを解放してしまった元凶。
実は……
黒い忍者ではない。


天王路博史 (森次晃嗣)
BOARDの理事長。
莫大な財力でBOARDを創立するが、実はアンデッドから万能の力を得て意のままに従う新人類を生み出すのが目的。
カクタスオルフェノク似の男に化けたり一体化した事のある息子持ちの光の巨人ではない。

余談だがこれでキャプテンウルトラ(ゼロ大帝)・ハヤタ隊員(ゴルゴムメンバー)と合わせ、「タケダアワー」ウルトラシリーズ主役がライダーに対したことになる。



アンデッド


多くの生物の始祖にあたる不死生物。
一万年前に行われたアンデッド同士のバトルロイヤルで地球上の覇者を決めるための存在で、殺すことはできず無力化にはラウズカードに封印するしかない。
強い闘争心を持ち、常に戦いを求め破壊衝動のままに人を襲う。
カテゴリーによっては人の姿をとることができる。


◆伊坂 (本宮泰風)
マインドコントロールで人を操り新たなライダーシステムを作りだそうとしている怪しい男。
正体は序盤のボス的存在・ピーコックアンデッド。


◆高原 (林泰文)
理知的なリーマンぽい男。
正体はイーグルアンデッドでかつてカリスと呼ばれたマンティスアンデッドと再戦の約束をしていた。
しかし現在のカリスは…


◆矢沢 (是近敦之)
(0∀0)
派手な変人。
正体はカプリコーンアンデッドで、狡猾なやり方でライダーたちを追い詰めようとする。
フォーーーーーーーーーーウ!!と叫ぶのが癖。
これは中の人がブレイク前のHGの先輩でありネタを借りたとか。


◆吉永みゆき (肘井美佳)
清楚な女性だが本当は狡猾で残忍な性格のオーキッドアンデッド。
虎太郎を利用しようとして近づき、彼の優しさに触れて変わっていくが…


◆大地 (成田浬)
風来坊っぽい男。
正体はエレファントアンデッドで、実力者ながらライダーや他のアンデッドの能力を推し量ってから戦おうとする慎重な性格。


◆嶋 昇 (相澤一成)
チベットの烏丸所長からラウズアブゾーバーを届けにきた落ち着いた男。
正体はタランチュラアンデッドだが、戦う気がない変わり者。
かつては梅干を食べてバージョンアップしていた。


◆新名 (加々美正史)
特殊戦闘部隊アンデッドハンターを指揮する男。
ブラックファングの修復を剣崎と橘さんに依頼する。
正体はウルフアンデッド。


◆あずみ (福澄美緒)
派手で高笑いが趣味の女。
正体はサーペントアンデッドでジョーカーを倒そうとするが、すごくかっこ悪い負け方をする。


◆キング (上條誠)
いかにもDQNなガキ。
正体はコーカサスビートルアンデッド。
ネット掲示板でライダーの悪評を広めようとするが、実力も本物でかなり強い。
超古代には彼そっくりの少年がティガに変身していたかもしれない。


◆城 光 (浜崎茜)
ストリートファイターぽい女性。
正体はタイガーアンデッド。
誇り高き戦士だが、戦いがまやかしであることを知り、睦月を戦士として覚醒させるために自ら封印された。
そのかっこよさから人気が高く、ファンの間では虎姐と呼ばれる。


◆金居 (窪寺昭)
ギラファアンデッド。
理知的な性格だが、地球の平和に人間は不要と滅ぼそうとしている。
砂糖水ウマー
あと劇中、さりげなく無銭飲食した。


◆ジョーカー
勝者となると世界を滅ぼす存在。
相川始の正体。


ナレーション (小杉十郎太)



【主題歌】


  • 前期OP
Round ZERO~BLADE BRAVE
ウェーイ
なぜか歌い手である相川七瀬サイドのアルバムには未収録となっている。

  • 後期OP
ELEMENTS
タカラミ剣



【挿入歌】


覚醒
小錦LOVE

◆Rebirth
辛味噌

◆take it a try
敵裸体



【後日談】


平成ライダーの中ではおそらく最も多く描かれている。


劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE
2004年夏に公開。
本編から分岐した4年後。
前日談に『NEW GENERATION』がある。


たそがれ
『仮面ライダーブレイド 超全集』に掲載された、後半メインライター會川昇氏による短編小説。
10歳だった天音が老衰しているので、60~80年後と思われる。
2015年発売の書籍『永遠の平成仮面ライダーシリーズ 語ろう!555・剣・響鬼』にも多少尺増しで再録された。


MASKED RIDER BLADE EDITION -DAY AFTER TOMORROW-
月刊ホビージャパンで連載されている『HERO SAGA』の一編。
「S.I.C. HERO SAGA VOL.2」に収録。
睦月と望美が大学受験を終えた後なので、1~2年後と思われる。


仮面ライダーディケイド
終盤に剣崎がゲスト出演。本編から数年後とされている。
世界の破壊者である門矢士の前に立ち塞がる。


◆小説 仮面ライダーブレイド
講談社キャラクター文庫の一冊。著者は本編サブライターとして参加した宮下隼一。
300年後の未来を舞台とした『バイオレンスジャック』や『北斗の拳』を彷彿とさせるポストアポカリプス風味の内容で、
TVシリーズから継続して登場するのも剣崎と始だけだったりと、物語の雰囲気がまるで異なる。


◆ドラマCD 仮面ライダー剣 -切り札の行方-
2015年1月23日発売のドラマCDで、本編最終回からおよそ10年後の世界を描いている。
ライダー4人はもちろん椿、森本、天野、北条らが担当。更に鈴村健一が修理工の青年役で出演する。


仮面戦隊ゴライダー
仮面ライダーエグゼイド』とのクロスオーバー作品であるネットムービー。
剣崎ほか他作品のライダー達が登場。本作では「死者」として扱われているが…?


仮面ライダージオウ
平成ライダーシリーズの最終作。
「ブレイド編」で剣崎や始、天音がレジェンドキャストとして出演。
「ブレイド編」は実質、『剣』最終回から14年後の続編とでも言うべき内容となっている。


【余談】


主役ライダー四人の役者同士の仲が非常に良く、作品を非常に愛していることも割と有名。
特に剣崎一真役を演じていた椿隆之と相川始役を演じていた森本亮二は仲が良く、ブログでは自らオンドゥル語をネタにする様子が見られる。
また他二人も現場で自分の台詞がネタにされてるのが嬉しかったり、マウンドの上で変身ポーズを披露したりしている。
なんなんだアンタら。

また、同時期にプリキュアシリーズが始まり、9年後には本作と共通点が多く烏丸所長の演者も出演した『ドキドキ!プリキュア』が放送された。



\(0w0)/\(<:V:>)/

修正 切り札は追記だけ!

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