真庭語

登録日:2011/01/05(水) 15:44:12
更新日:2022/09/13 Tue 08:37:06
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この世が戦国だったころ



異能にして異端の忍者集団


真庭忍軍の伝説はここから始まる



西尾維新作『刀語』に登場する真庭忍軍の十二頭領創世の小説。
本編では完全なかませ犬と化していたまにわにが輝いているお話。


【あらすじ】

この世が戦国だったころ、ある刀鍛冶と刀が出会い、大乱を収める以前から存在していた最強の忍者、『真庭忍軍』の頭領である真庭鳳凰が、頭領を十二人に増やすと提案し、真庭の里を古来から見守る里の観察者、『真庭狂犬』が頭領選抜に乗り出した。
選ばれるのは十二人とあり、それを巡って数々の問題課題を狂犬が強い、頭領が応えていく。


【主な登場人物】


二つ名は『伝染の狂犬』
里の中では最古参のくのいちであり、里の観察者と呼ばれている。
幼子の姿では有るが、問題無く頭領に抜擢され、他の頭領選抜を託される。
里の忍の生き死にに敏感で、義理人情も厚い事から数多くの忍に慕われている。
また、最古参である為に基本的に人を呼ぶ時は『○○ちゃん』。

《使用忍法》
  • 狂犬発動
刀語のそれと変わらない忍法。

  • 大嵐小枯
この体のみに使える忍法。
詳細不明。


  • 真庭蝙蝠
二つ名は『無頼の蝙蝠』
信条は『付和雷同』
蝙蝠の翼の様な横髷に無機質な瞳を持つ青年の様な出で立ち。
功名心、野心、虚栄心、協調性、等々色々な物を持たず、ただ任務のみを行うと言う忍らしい忍。
協同や増援の任務も、協調性を強くは持たないが行う様子。
本人曰わく『下っ端』。
だが実力者であるのは確かで、頭領候補にいち早く名が上がった。
が、本人は余り乗り気ではない。

《使用忍法》
  • 骨肉細工
刀語のそれと変わらない物。
変装ではなく変化なので、一目で見破るのはまず不可能。

  • 手裏剣砲
刀語の(ry


代表的な発言

「頭領には頭領に相応しい器ってのがあると思うんだよな―――おれはその器じゃねぇよ。おれは使われる側の人間だ」

「おれ達はしのびなんだ。誰が何と言ったところで、どこまでも卑怯卑劣が売りの、際物だ。命は自分で守るべきだろ。仲間殺しは大罪と言われるが―――おれはそれを裁くつもりはねえし、誰かにちくるつもりもねえよ」


二つ名は『涙の喰鮫』
信条は『一殺千生』
常に涙を瞳に湛えた白い長髪の美女。
真庭忍軍には珍しく平和主義者であり、争いを好まない。
が、その独善的平和主義は、『一殺千生』の元に成り立っており、無用な人死にを生む様であらば、味方すら殺すと言う狂気に満ちており、里の中では恐れられている。
そして自らを聖人と称し、そこに迷いすら持たない。

《使用忍法》
  • 渦刀
水分を操る忍法で、脳内にある水分をかき回し、頭を破裂させると言うトンデモ級の世紀末な忍法。
更に触れる必要も予備動作も必要ない忍法なので、実質最強。
どこであんなに弱くなったのか聞きたい。


代表的な発言

「わたくしは自らに聖者であることを課しています――わたくしは忍者である以前に聖者なのですよ、狂犬さん。ゆえに相場をまるっきり外してはおりません」

「これはなんと心外な。ご安心ください、わたくしは命だけしか奪いません。そして勿論助けます――あなた以外の千人を」

「悲しいですね、悲しいですね、悲しいですね、悲しいですね、悲しいですね―――」

「とても悲しいですね、人殺し」


  • 真庭蝶々
二つ名は『不遇の蝶々』
信条は『隠忍自重』
忍には向かないと言われる程の偉丈夫であり、背格好はたくましいの一言に尽きる。
それに加え、古くから伝わり、それ故に寂れて来た『真庭拳法』を主体とした忍の為、頭領の名にすら上がらなかった。
が、その実直な性格故に狂犬には気に入られており、なる気があるなら推すと言われている。
が、自信が無い為に辞退を選んでいる。
しかしある一本の『』に出会い、大きく心を変えていく。

《使用忍法》
  • 真庭拳法
対人戦を念頭に置いた独特の拳法。
しかしそれ故に多数戦には向かないと言われている。


代表的な発言

「狂犬さん、やめてください」
「あなたほどのしのびが、自分を殺しておれを生かすだなんて――下っ端のおれを生かすだなんて、それは忍者がやってはならないことでしょう」

「おれも――言葉で言うほど忍者ってわけではないな」

「……ああ。ならばおれは歴史を壊すしのびとなろう」


  • 真庭白鷺
蓋つ奈は『長槍の白鷺』
心情は『意味不明』
永鑓を瀬折った厨宍厨勢の偲び。
だが蓋つ奈とは地がって、永鑓は私用した琴を満た喪のはいない。
唐田銃にサラシを撒いて煎る。
斜辺理肩が毒得で、どこかお菓子く、利き鳥にくい初温の事場が芽発つ。
その斜辺理肩や井実腐盟な鯛努から興兼も懸擬羅いしている。
そのため、島漁にするのを判隊していたが、ある阿蘇びを私見として宇け、癒が王にも島漁にせざるを絵なかった。
また、偲びには芽津らしく、受妙でこの夜を差ったらしい。

《私用任砲》
  • 逆鱗探し
小才腐盟。

大豹敵な髪現

「折は問霊になどなるつもりは耗問ない。まったくもって場火げた亡し手だ――そんなことに折が今日見を模つわけがないだろう。もっと閑雅えてからものを意え」

「聡の完殺舎どの。常咳御望えて夜半くなるという核減を視っているか」
「問霊の撃羽を為すための志剣と意っていたな。だが、どうだ?減日として、折のことを名似も視らんお舞や崩王が鰓そうに、折の飢に断っているではないか」
「折が意いたいのは、問霊が武化のことを視っている櫃幼などないということだ」


二つ名は『神の鳳凰』
真庭忍軍を治めていた頭領。
彼の一言で頭領を十二人にする事になった。
常に戦場に在り、基本的に里には居ない。
が、どこからか話を聞けるらしく、鳳凰御殿と言う場所であらば話が出来る。
喋るのは掛け軸だが。
聞き取るのはこの際言うまい。
だが、本来生物を通じて行う忍法、『音飛ばし』を無機物にすら使えるお前って一体何者だ?


  • 真庭春蝉
頭領になるべく、自らの忍法を披露するが変死してしまい、その死を巡って多くの謎が生まれる。


  • 真庭松蝉
春蝉の友人。
共に忍法を切磋琢磨させた仲らしい。


  • 真庭人鳥
詳細不明。
狂犬の言からすれば、結界を行う忍らしい。




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最終更新:2022年09月13日 08:37