李小狼

登録日:2011/12/16 (金) 15:20:21
更新日:2024/04/19 Fri 23:18:17
所要時間:約 8 分で読めます




李 小狼(リ シャオラン)は『カードキャプターさくら』の登場人物。

CV:くまいもとこ

年齢:9歳(初登場時)
誕生日:7月13日
血液型:O型
好きな科目:体育・算数
嫌いな科目:国語
好きな色:緑
好きな花:牡丹
好きな食べ物:チョコレート、点心
嫌いな食べ物:こんにゃく

香港の出身で、クロウカードを生み出した魔術師、クロウ・リードの母方の家系である李家の嫡男。
父は彼が幼い頃に亡くなっており、母・夜蘭(イェラン)と四人の姉が居る。
原作では一人で来日していたが、アニメでは幼い頃から世話になっている衛 望(ウェイ ワン)という初老の男と二人暮らし。

アニメ第8話にて初登場、主人公の木之本桜の通う友枝小学校の同じクラスに転入してくる。
クロウカードを集めるという使命を受けて来日したものの、カード集めは既にさくらが封印の獣・ケルベロスから任された後であり、
彼女を激しくライバル視しながらも、共にクロウカード探しを行っていく事になる。

年齢とは裏腹にクールかつ大人びており、物言いもかなりつっけんどんで無愛想な事が多々ある。
しかしその奥には、困った者や泣いている者を放っておくことができない優しさも持ち合わせている。

照れ屋さんでもあり、自分が好意を持っている相手との会話ではそれが顕著になる。
また、自分の関心のある事になると、子供っぽく熱中する一面も。

転入初日に、月城雪兎に出会った瞬間一目惚れしてしまい、彼に出会う度に真っ赤になっていた。
ちなみに一応言っておくと、月城雪兎は男である。

雪兎は男である。
大事なことなので(ry

ただしこれには彼自身の気持ちとは別の、ある要素が関係しており、後半でそれが明かされる。

当初はカード集めに対してまだ未熟なさくらに、上述の雪兎への好意ゆえの嫉妬もあってか、事あるごとに睨みつけたり、知識や力の無さを指摘したりと、
かなり刺々しい態度を取ることが多かった。
しかし、共にクロウカードを追う中で、彼女の真っ直ぐさや優しさ、強さに触れるうちに次第に打ち解けていく。
また、それと同時に、彼女の事を一人の女の子として意識するようになる。

話す相手への呼び方は苗字呼び捨てが基本だが、後にさくらと親しくなってからは『さくら』と名前で呼ぶようになる。
それと同時に、彼女からの呼び名も、『李くん』から、『小狼くん』となった。
ちなみに彼を名前で呼ぶのは、家族や親戚以外ではさくらが初めてだったらしい。


運動神経はさくらと同じく驚異的なレベルで、体育の授業などでも互角かそれ以上。
また、中国武術の心得もあり、それを駆使してカードとガチバトルを繰り広げたりもした。

劇場版では何と、カードも何も使わずに遊園地の観覧車の屋根から屋根へと飛び移りながら頂上へ辿り着くという荒技をやってのける。
どんな小学生だ…

李家に伝わる、緑を基調とした式服を持っていて、カードがある場所や時間が分かっている場合はこれに着替えていく事が多い。
他に、普段は小さな珠にして持ち運べる剣や、クロウカードの位置を調べる事のできる先祖伝来の羅針盤を所持している。ちなみに回らない。

もちろん、李家の一族として、魔術も習得しており、主に札を使用する中国魔術系統のものを使用する。
種類としては炎を呼び出す「火神」、風を呼び起こす「風華」、雷の力を使う「雷帝」などがある。
(水を操る「水龍」もあるが、これは一度しか使われなかった)
使用時には札及び、彼の「○○招来」の声と共に魔術が発動する。
序盤は「急々如律令」の呪文がこれに続いていたが、次第にめんどくさくなったのか省かれるようになった。

また、アニメ版ではこれに加えて、さくらだけでなく彼もクロウカードを封印・使用できる設定がある。
(正確に言えば、封印の決め手になったのが小狼であれば、さくらが杖で封印してもカードは彼のものになるということ)
彼が所持したカードは「時(タイム)」、「嵐(ストーム)」、「凍(フリーズ)」など、効果が大きいものや、攻撃性が高いものが多い。
しかし、1期終盤に「最後の審判」で月(ユエ)に敗れた事で、全て没収されてしまった。

さくらの親友である大道寺知世とは、カード集めを共にする中で、さくらと同様に次第に親しくなる。
さくらにはっきりと恋心を持つようになってからは、暖かく見守られる一方で、やんわりとからかわれて慌てる事も。

男子では何故かクラス委員の山崎と仲が良く、班活動などでは一緒に行動する事が多い。メタ的な話になるが、これは本編における名有りの小学生男子が小狼を除くと山崎しかいないので、必然的に関わることになったのだと思われる。
ちなみにさくらと並んで、彼の嘘八百な話を素直に信じる数少ない一人。
日本の習慣に不慣れだからと言えなくもないが、「走るイチゴ」のようなどう考えても嘘としか思えない話まで信じてしまう辺り、実はさくらと同じくらい天然なのかもしれない。

一方で、さくらの兄である桃矢とは犬猿の仲。
雪兎に好意を持っている者同士という事に加え、さくらに恋するようになってからは桃矢が重度のシスコンである事も加わって、会う度に火花を散らし合っている。
(実は霊感的な力のあった桃矢は妹を奪っていく男として当初から認識していたようである)

アニメ版では幼馴染で従姉妹の李苺鈴がおり、婚約者を自称されているが、彼自身にその気はなく、積極的すぎる好意に若干引き気味である。原作において厳格な母やミーハーな姉たちに囲まれたことに加えて彼女のプロポーズが中盤までのような女性嫌いに繋がっているとファンからは評されている。
(もっとも、一人の友人として彼女の事を好ましく思ってはいるようだが)



以下、ネタバレあり






「クロウカード編」において、最初こそさくらを認めて居なかった小狼も、共にクロウカードを追う中で、彼女の真っ直ぐさや優しさ、強さに触れるうちに次第に打ち解けていく。
またさくらの方も、そんな小狼を何かと頼りにする様になる。
中盤に入ってからはさくらがカード集めに慣れ、魔力も強くなってきた事もあってか、完全にサポート役に回る事も多くなり、
手に入れたカードを渡されても、「それはお前のだ」と返す事も幾度かあった。

物語が新たな展開に入った「さくらカード編」においても、変わらずさくらの傍らで、次々起こる事件の解決に尽力する。
この頃には完全に魔力もさくらの方が上になっており、自分が何も出来ず悔しがる事もあったが、それでも持ち前の冷静さと判断力で彼女を助けていく。

ただし、繰り返される事件の中で、さくらと同様に彼自身の力も上がっていたようで、
66話ではさくらが一般人をエリオルの悪戯から守る為に発動した『迷(メイズ)』&『イリュージョン(幻)』の鬼畜コンボを力技で破り、さくらの元へ駆けつけている。
また、終盤においてエリオルが街の人間全員を眠らせてしまった際にも、しっかりと持ち堪えており、エリオルから「強くなりましたね」と言われていた。


片や日常面ではと言うと、1期から持ち越したさくらへの恋心がいよいよ重症となっており、
ちょっと視線が合っただけで真っ赤になったり、何も無い所でたそがれていると自然に彼女の笑顔が浮かんできたりと、すっかり虜になってしまった。

雪兎への恋心が、実は本心ではなく彼の持つ月の魔力に惹かれていたのが原因だと言う事が明らかになり、それと同時にさくらへの想いを自分でもほぼ完全に自覚する。

それ以降のエピソードでも、留守電に入っていた彼女の声を何度もリピートしたり、体育の授業では彼女の声援を意識しすぎて自爆したりと、
見ているこちらが恥ずかしくなるほどの純情っぷりを見せてくれた。

また、転校してきた柊沢エリオルが、さくらに対して度々馴れ馴れしい態度を取った時には、はっきりと嫉妬の態度を見せており、
知世には「ライバル登場ですわね♪」などとからかわれていた。

知世の後押しもあり、何とか頑張って告白しようとする…ものの、肝心のさくらは超絶ふんわりでぽややんな天然さんである為、
友達としては全幅の信頼を置かれているのに好意には全く気付いてもらえない。

……ホントに罪な子である。

それでもめげずに頑張り、さくらが最後のカードを自分のものにする際にも、すぐ傍で彼女の支えとなる。
そしてその直後、ついに自分の想いを打ち明ける小狼。




「おれ…お前が、好きだ」



突然の告白に戸惑っていたさくらも、次第に自分の中の想いに気付いていく。

二人の恋はその後も様々な出来事を経て、劇場版『封印されたカード』でついにクライマックスを迎える事になるのである。



ちなみに作者たちがその後マガジンで連載したツバサの主人公も同名のキャラだが、これは並行世界での小狼であって、こちらのとは別人。
一時期、CCさくらの小狼がツバサの小狼の実父ではと思わせる描写があったけど、ただのミスリードでした。



「追記・修正、急々如律令!」

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最終更新:2024年04月19日 23:18