ラッキーマン

登録日:2012/11/10 Sat 19:31:06
更新日:2024/02/04 Sun 18:10:03
所要時間:約 4 分で読めます




実力はないが ついてついてつきまくる
それがこの私
ラッキーマン だ!!

●概要
CV:田中真弓

1993年から1997年まで週刊少年ジャンプで連載されていた『とっても!ラッキーマン』の主人公。
宇宙一ついている宇宙人・ラッキーマン(以下「元祖ラッキーマン」と表記)が、不慮の事故で死んだ洋一と合体して誕生した。
アニメでは少々事情が異なり、元祖ラッキーマンと合体しているわけではなく、洋一の人格のまま動き回っている。

日本一ついてない中学生、追手内洋一(ついてない よういち)が変身用らっきょを食べて変身する。
変身時間はジャスト1秒(単行本6巻参照)。
尚、変身していられるのは食べたらっきょを消化するまで。
中盤以降はずっと変身しっぱなしで物語が進むことが多かったため、洋一の影がどんどん薄くなっていった。

●容姿
体色は基本赤。手と足は白いが手袋なので脱げる。

  • ラッキースラッガー
額のアイスラッガー型のトサカ。これが取れるとマルコメくんみたいになってしまうので読み切り版でしか使っていない。

  • 湯呑
ラッキーマンの額に装着されている素焼きの湯飲み。ここから茶柱サーベルが突き立ってラッキースラッガーの先端にくっついている。
中のお茶は飲んでも額に当てればまたすぐ満杯になる。頭を下げるとものすごく熱いお茶が流れるので、ネコ舌な相手には有効打になる。
ちなみに味も上等の玉露で、みっちゃんも美味しいと言っている。
ただ、その割には作中でぶっ飛ばされたり横転したり逆さづりにされたりしても零れていない気がする。まあラッキーマンだから仕方ない。
ここからエメリウム光線のポーズでラッキービームが出るがあまりにも遅い。しかしだいたいラッキーで当たる。
上から落ちてきたバイクがビームの上を走って行くなど誰が思いつこうか。

  • 茶柱サーベル
ラッキーマンの唯一と言っても過言ではない武器。「伸びろ茶柱!」と言えばどんなにバラバラにされてもすぐ伸びていく。
振り回せば洋一の父(普通のおじさん)でもおっかけマンを粉々に切り裂くほどの切れ味。
コンクリートにめり込むだけの強度はあるが、天才マン戦で金魚鉢の中で逆様にされた時は
ガンジョーダX製の床の硬度と上に乗った重量にに耐えられずひん曲がっていた。
運気が下がるとヘロヘロになる。

超福耳。よく見るとピアス孔がある。

  • 足の裏
「サイコー」と書かれている今世紀最高の足相。


●能力
全宇宙1のラッキーの持ち主。
ハッキリ言って戦闘力はスーパースターマンと大して変わらず、世直しマンからも「お前なんか最初から相手にしてない」と言われる始末。*1
最終回までの戦い全てが、ラッキーによるまぐれ勝ちだった。

例:
  • 足元に落ちてる10円玉(ギザ10)を拾ったときに偶然敵の攻撃を避ける
  • 適当な方向にビームを撃ってもビルに反射して当たる
  • 命乞いの為に頭を下げて謝ったら偶然ジャイアント馬場の十六文キックが敵の顔面に炸裂
  • 適当に放り投げた栓抜きを拾った敵に雷が直撃
  • 雪山を転がり落ちたら雪だるま状になり敵を跳ね飛ばす
  • 敵の武器を受け止めたら重すぎてよろけて唐竹割りにしちゃう
  • サーフィンしてたら500万年に1度のビッグウェーブが発生、浜辺にいた裏宇宙を支配し惑星一つを簡単に消し去れる悪の大ボス頭にサーフボードの先端が直撃して大ダメージ
etc…

どんなにしょぼい攻撃をしてもラッキーでどうにかなり、どんな強力な攻撃が来てもラッキーでどうにかなる。
その見かけによらずチートレベルの強さ……もとい運の強さを持つ。ラッキーの過程でダメージを喰らったりすることはたまにあるが。

この運の良さは周りの人物(特に友好関係にある人物)にも影響するらしく、友情マンと組んだ際には彼のババ抜きの勝率を100%にした。
……そのせいで11日目の朝までババ抜きを続ける(友情マンの側に居る)ハメになったのだが。
ただ、ラッキーマン自身が基本的に私利私欲と保身のことしか考えていないため、戦いの勝敗そのものや他人の安全は二の次になることもある。

登場時のセリフは
「ラッキークッキー○○きー」
例:「ラッキークッキーケンタッキー」

ちなみに、これで言った物は出せる。
尻の文字が「き」限定ではあるが、物質創造能力を持っているのである(ラッキークッキーという際にもクッキーは必ず出る)。

実際、水着(パレオ付き)で無理矢理水着を出したことも。

因みに初登場時からヒーローを名乗っているものの、原作中盤まではヒーロー協会の認定を受けていなかったりする。
(手持ちの認定証は、世直しマンの手によって紛失させられた天才マンのモノを元祖ラッキーマンが勝手に持って行ったあと名前を書き換えたものである)

元祖ラッキーマンが地球に来る以前の活動については不明だが、一匹狼マンの回想にそれらしき人物が登場している。
(顔は出ていないが、断崖絶壁に囲まれた陸の孤島そのものの一匹狼マンの住居付近から水脈、石油、金銀財宝を掘り当てている)



そんなラッキーマンだが実は、『幸運の星』というラッキーの根源になっているものがある。
その幸運の星がラッキーマンを照らしていることでラッキーになっている(にもかかわらずラッキーマン本人は一時期その存在をすっかり忘れていた)。
作中で起こった理不尽な事にたいして「ご説明しましょう!」と語り出すのも決まってこの幸運の星であり、
自分が何をしたかわかっていないラッキーマン=洋一に対して何度も「おバカ!」と発言している。
ちなみにこの幸運の星はアニメでは元祖ラッキーマン役の松本保典が二役を演じていたため、
元祖ラッキーマン=幸運の星だと思っていた視聴者も多かったが、実際は全く別の存在である。

この幸運の星が雨雲などで隠れたりした途端、ラッキーマンは大凶となる。
だが大凶であるにもかかわらず、ピンチの時に偶然雨雲が晴れたりする場面を見る限りではラッキーは残っている模様。


最終編では幸運の星と合体し、∞大吉となった。

幸運の星と合体した為、雨雲など全く意味はなく、不可能を可能にするほどのラッキー(もはやラッキーと呼んでいいのか)になる。
これこそチート。



●胸のマーク

ラッキーマンは体の状態や運の強さの変動で胸のマークが変化する。

  • 大吉
標準で最も多く登場したマーク。標準ではあるがこれでも十分チート級。

  • 特吉
ラッキーマンの怒りが頂点に達したときにのみなる。どんなにショボそうな攻撃でも必殺技になってしまう。
会長のヒーローパワーを直に流し込まれたときも一瞬この状態になった。

  • 巨大吉
運が巨大になるのかと思いきやただラッキーマンがデカくなるだけ。ラッキー牛乳を飲むことで巨大になれる。
読み切り版では敵怪人が最初から巨大なので、ラッキーマンも変身後いきなり巨大な姿で現れている

  • 激吉
世直しマンにみっちゃんを殺された(ように見えた)ことにより、怒りが頂点に達しそれでもなお収まりがつかない怒りによりこれになった。
マークだけでなく全身プラチナボディになる。2万の金歯も合わせて、総価400億2万
相変わらず攻撃はフニャフニャなままだが、茶柱サーベルを伸ばした状態だとプラチナ化した茶柱で重みが増すため勢いが出る。
世直しマンを一方的にボロボロにしたので、後述の∞大吉の次に強いと思われる。

  • ∞大吉
ラッキーマンが自ら正義のために戦うことを誓ったときにのみなる姿。
幸運の星と合体し脳がリンクするため欠点だった頭脳の弱さが改善され尚且つ運動能力もUPした。
極めつけは破壊された約400の星と6兆の生命がラッキービームによりなぜか助かった。
天才マンはどのようなラッキーで助かったか理解したらしい。ふっ

かの有名な戦国大名と、お笑いマンガ道場のおじさん。ラッキーマンのおふざけで登場した

  • 凶~大凶、特凶
ラッキーパワーが失われた状態で、普段とは逆に何をやってもうまくいかなくなる。雨雲で弱体化するとこうなる。
ヒーロー神(のシンプル過ぎる容姿)を馬鹿にした際には、ヒーロー神により特凶にされた。
福耳はスピードマン(パシリ1号)を超える速さで引っ込み、頭部の茶柱はねじ曲がり、あげく金縛り状態になり全く動けなくなった。
ヒーロー神パネェ

  • 大吉圏外
幸運の星から遠く離れすぎてパワーが届かなくなるとこうなる。ラッキーは起こらず、むしろアンラッキーかもしれない状態。

  • 予告ホームラン
ミスターナカジマンのファンになってしまったみっちゃんの心を取り戻すため、ホームランを打つことを決意したラッキーマン。
大吉の文字が強引に「予告」に変化し、股間のファスナーを開くと「ホームラン」の文字が現れる。

  • 空吉、小吉、中吉
空吉はラッキーマンのラッキーが底をついた状態。凶や大凶と違い運は悪くならないが良くもならないので実力で戦うしかなくなる。
そこから間を置くと小吉、中吉とラッキーが徐々に回復していく。

  • 小苦~超苦、御臨終
ラッキーマンが真に苦しんでいることを表す。苦しみが続くにつれ超苦まで進んでいき、
ついに息絶えたとき胸のマークが「御臨終」となる。





逆に人間の時(追手内洋一)は日本一ついてない中学生と言われる程ついていない。

第1話からいきなり、墜落してきたUFOの下敷きになり死亡している程。



●出張出演
Jスターズ ビクトリーバーサス』では何故かプレイアブルに選ばれた。きっとルフィのついで撮りだ。
動きはトロい、攻撃力は低い、さりとてで威力は上昇するという何ともアレなキャラである。攻撃に失敗すると運が下がって「凶」になってしまう。
さすがに原作よりもラッキービームは強そうに描かれている。むしろアニメのオープニングのラッキービームである。


●余談
某掲示板などでちょくちょく、漫画・アニメキャラで最強のキャラは?という話題が出るが、ほぼ確実にラッキーマンの名が挙がる。

孫悟空が相手だろうとジョルノ・ジョバァーナ(GEレクイエム)が相手だろうと、全て「ラッキー」だけで勝利してしまう可能性があるからだ。


ちなみにはんにゃの金田やダウンタウンの松本人志も「ラッキーマンは最強」と言っていた。


なお、最強議論スレだと運は全く考慮されないため、大概全能アイテム(ビッグコスモスゴッドリング)持ちの大宇宙神の状態で出される。
そもそも「素」で光速パンチ見切れる連中のゴロゴロいる漫画だし…。




この作品の作者であるガモウひろしだが、デスノートの作者と同じだとウワサされている。
デスノートの作者の別作品である「BAKUMAN」という文字の下4分の1を隠すと…RAKIIMANになる。



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努「うぬぅぅ…私も努力していつかこの様な項目を建てたい!!」

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最終更新:2024年02月04日 18:10

*1 読切版では巨大化した時、相手のゴムマリを宇宙まで殴り飛ばしたりしているが。