工学部

登録日:2012/07/23(月) 09:17:35
更新日:2022/09/01 Thu 12:54:21
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工学部とは、大学に設置されている学部の一つ。
理学部と合わせて理工学部とまとめられることが多い。
工学部は基本的に応用を目的とした学門を修める学部であり、現象の解明を目的とする理学部とは対照的。
そのせいか互いに見下しあったりするが、実際は理学部の成果を工学部が応用する、という共生関係にある。

カリキュラムの傾向としては、1~2年で基礎となる数学や物理を学び、以降に専門的な内容に入るのが一般的。
必修科目が多く、他学部と異なり自由度が低いのが特徴。
その分授業を受けるメンバーが固定化されるので、ぼっちにとっては嬉しかったり悲しかったりする仕様だったりする。

理系の学部の中では就職が有利なことで有名。
しかしながら、実際には格差が存在し、一概に工学部に入ったから安心、とはいえないのが実態である。

単に学部名で就職が良い訳ではなく、実験や講義の厳しさがあってこそ就職が良いのである。

理系全般に言えることだが、文系に比べ、研究設備や教育体制が偏差値に依り難い。(勿論、国公立・上位私学の方が良い環境の場合が多いが)


~主な学科~

  • 機械工学科
ガチムチ体育会系の行動派が多い。
筆者が知る限り、バリバリスポーツ野郎と独り遊園地も余裕なぼっちを極めしファンシーマンも混在する、割とカオスな学科。
就職有利学科の筆頭。
CADによる機構設計など、企業での実際の業務に通じる部分が大きい。
ただし、近年必要なプログラミングに関しては得手不得手が大きく分かれる。
当学科の派生として精密機械工学科や航空宇宙工学科が存在、あるいはそれに準ずるコースが設けられている場合が多い。
一般に思い浮かぶ工業製品の大体はここか電電の管轄。

  • 電気(電子)工学科
文武両道のオールラウンダー。
機械と合わせて機電系とも。やはり就職有利。
回路設計など、専門性を極めて活かし易くその性質上プログラミングにも通じ易いので、幅広く対応し得る学科である。

  • 応用物理学科
我が道を進む求道者。
かなりざっくり言うと材料系。
工学部でありながら理学寄りな学科である。
そのため、超電導や新素材開発などロマンのある研究が多い。
就職は良くも悪くもないが、半導体系の研究はそこそこ活かし易く需要がある。
しかし近年のパワー半導体開発の盛り上がりも手伝って、学生人気もあるので研究室に入るのが大変。
半導体の他にはレーザーや金属材料や磁性材料、誘電体などを扱う。

  • 応用化学、工業化学科
仕事も遊びもこなすリア充。
いわゆるバケガク系。
とにかく実験の数をこなすことが重要になる忙しい学科。
就職はそこそこだが、化粧品や食品会社を目指すと圧倒的競争率に地獄を見る。
比較的女の子が多い。

  • 情報工学科
自由な発想と確かな実行力を併せ持つクリエイター。
情報系。工学部外に設置されることも。
即戦力になりやすいので就職は有利、かと思いきや……。
コミュ障も多い。

  • 建築学科
職人気質なアーティスト。
建築士の資格を習得するので、ルートは異なるものの就職に関してはある程度安定感がある。
似たような学科に土木科があるが、こちらはよりマクロな構造物を取り扱う。
デザインに通じる部分があるためか女の子がとても多く、理系にあるまじき均等な男女比を誇る。


~工学で有名な大学・学校~

工科大学では難易度・就職・実績ともにブッチギリトップのエリート校。
……なのだが、一般的な知名度は何故か低い。
東工大メンバー(といわれている)数人がキャラ物の抱き枕を抱えたとある画像は有名。

材料系の雄。
様々な材料の研究開発で成果を上げている。
例として磁気記録に用いる磁性材料の開発によって、ハードディスクの記録密度が飛躍的に向上した。

研究学園で有名な大学。
産業技術総合研究所や物質・材料研究機構など、外部の研究機関が豊富。
校舎が巨大ロボに変形するとか地下に秘密の学郡(他大学で言う所の学部)があるとか妙な噂の絶えない秘境スポットである。

留年で有名な大学。
留年以外だと知名度は低いが、腐っても名前に「理科」を含んでいるだけのことはある。
一部学科に至っては一浪三留なんて猛者までいる始末。

  • イレブン工科大学
押しも押されもせぬ名門。
勉強会で野球部に所属する学生が栄養ドリンクを作ったり、練習機材を開発したりと創作力に富んだ学生が多い。
また、サッカーの試合では60mからのロングシュートを決める驚異的な身体能力を持つ学生も多々存在し、まさに文武両道大学である。

  • ブロードバンドハイスクール
野球部は試合直前まで携帯電話等の電子機器を取り扱う。
高校生でありながらその研究熱心さは感服するばかりである。


余談だが、軽度の社会性発達障害(要はコミュ障)が統計的に学部別で3番目に多い。
1,2番目は教育学部、心理学部だが、これは自らと同じ境遇の人を救おうとする人が多いからである。

つまり……



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最終更新:2022年09月01日 12:54