トレイン=ハートネット

登録日:2011/04/27(水) 11:31:03
更新日:2024/03/07 Thu 19:11:32
所要時間:約 6 分で読めます








飼い猫でも野良猫でも…


猫は“自由”に生きるモンだぜ




トレイン=ハートネット
Trein=Hartnet




CV:近藤隆(スモール時・高山みなみ)
年齢:23歳
職業:掃除屋
武器:装飾銃《ハーディス》

漫画『BLACK CAT』の主人公。


ダークブラウンのぼさぼさ髪が特徴の青年。左の鎖骨のあたりに『XIII』と刺青が入っている。イケメン。好きな物は海鮮料理とミルク。
もともと左利きの両利き。

かつては秘密結社・クロノスが誇る最強戦闘集団、時の番人の特例No.XIIIであり、
裏の世界で黒猫(ブラックキャット)と呼ばれた伝説の殺し屋だった。

公式記録では本編開始の2年前にクロノスに反逆したとして処刑されたとあるが、
現在では相棒のスヴェン=ボルフィードと共に各地を転々としながら掃除屋稼業を営んでいる。
殺し屋時代は配給されたコートを着ていたが、今はドーナツに見えるでかいボタンらしき物が6つついたような上着を羽織る。
池面だから様になるが、ぶっちゃけ奇天烈な服。

明朗快活、直情的で自分の気持ちに素直な性格。決して自身の信念は曲げず自由奔放。まさに猫のよう。

仕事の時にも面白さを優先させる傾向にあり、標的にわざわざ逃走の機会を与えたり独断専行したり器物損壊したりとやりたい放題。

それらがたたり二人はかなりの借金に負われている。しかしそれでもなんとかなるとマイペース。


しかしその実力は本物。というか本編開始の時点ですでに作中トップクラス。

銃技に関しては、敵の二丁の銃の銃口を同時に撃ち抜く。複数の弾丸の横腹を撃ち軌道を逸らす。100m先の物体を拳銃で狙撃。
人混みの中で逃げる標的の顔面を狙撃。連射が速すぎて銃声が一発にしか聴こえない。
と、人外級の所業をたやすくやってのける。

銃の方が付いていけないのでオリハルコンの装飾銃《ハーディス》以外だと簡単に壊れるというレベル。

単純な身体能力も凄まじくまず視力は左右6.0。
垂直跳びで7mは「ちょろい」。
暗殺武術の使い手と素手で渡り合うetc.
装飾銃の腹の部分で銃弾を叩き落とすなんて芸当も出来る。集団から自動小銃の射撃やマシンガンの雨を受けても一発も当たらない。
避けた本人の口からは「いい準備運動になったぜ」の一言。

猫なんてかわいいもんじゃねえよ。

ジャンプ三大原則の一つ“努力”はすでに修了したようなキャラなので心境の変化はあっても成長はしない(これ以上してたまるか)。
そこらへんはイヴのお話。

当時一番仕事が出来たからか時の番人最強と言われていた。が、No.Iセフィリアとか、実力自体は上な存在が皆無な訳ではない。

ちなみにシューティングゲームはガンコンでも外しまくる。


物語中盤でナノマシン『LUCIFER(ルシフェル)』を撃ち込まれた時にはショタ化した。イヴより背が低くなる。
見た目は子供! 頭脳は大人! だからか声はバーロー。多分スタッフが意識してやった。
射撃技術はそのままだが反動や連射に体が追いつかなくなる。

ショタから戻った時にはLUCIFERの副作用で細胞放電現象というのが起こるように。
オリハルコンで出来た装飾銃と組み合わせることで新たな技『電磁銃《レールガン》』が使えるようになった。

え? 銃を帯電させてもレールガンは出来ない?
アレだ、オリハルコンがすげえんだよきっと。


劇中では恋愛事に反応が薄い。
リンスのほのかな好意には気づかず、キョウコに惚れられた時には邪険にしていた。サヤとは親友。

ちなみに好みのタイプは「自分の意見をしっかり持っている女性」だそうな。そういうデータがあるということは恋愛感情がないわけではないらしい。

イヴの心はスヴェンより分かってやれていて、なんだかんだでイヴのためになることをしている。
理解した上でおちょくることもあるが。


嫌いなものは女の涙に害虫。
リンスには嘘泣きで騙され、スヴェンには情けないと言われる。しかし実はサヤに死に際に初めて涙を見せられた、という事情があるので笑えない。
どうでもいいが猫は平気でGとかを狩って食う。


飼い猫時代の相棒、クリード=ディスケンスの行方を追っている。


黒猫《ブラックキャット》
その黒コート姿、不吉を示すXIIIの刻印を見た者は不吉を届けられる(=抹殺される)という噂から自然発生的に付けられた悪名。

その通り名を自分で皮肉り「不吉を届けに来た」と標的に言い放つ時も。
受け取り拒否はできないらしい。

当時のトレインは現在とは性格が異なり、ダークで冷酷。クロノスの命令のままに標的を抹殺する日々を送っていた。
しかしたとえ任務でも女・子供は殺さなかったという。

クリードの事などになると飼い猫時代のトレインが顔をのぞかせる。
しかし一晩ぐらいの時間その状態だとテンションの上げ方が分からなくなりテンション青天井に。



幼い頃に殺し屋のザギーネ=アクセロークに両親を殺され、育てられるという過去を持つ。

凄腕のザギーネから銃や殺人の技術を仕込まれながら過ごすが、ザギーネが別の殺し屋に殺され、生きるか死ぬかの世界に放り出される。

その後、クロノスの幹部、カール=ウォーケンに拾われクロノスに。この時まだ10歳。

クロノスの抹殺者として戦い、その功績が認められ18歳にして時の番人の特例、No.XIIIに。
クリードともこの頃知り合う。

21歳。任務に失敗して深手を負い、危険な状態にある処を掃除屋、ミナツキ サヤに救われる。

自由に、自分の気持ちに素直に生きるサヤのその生き様に惹かれるトレイン。
この頃から掃除屋のサヤの流儀を意識し、標的を殺さないようにする。

しかしそれをサヤの『呪い』としたクリードに、サヤを殺害される。

それをきっかけに、クロノスを脱走。
その約3か月後、スヴェンと出会いコンビを組むことに。
スヴェン曰わく「どーしよーもなくベタな出会いだった」。

「メ…メシ… ハラ減った…」

そして本編へ――


アニメ版ではクロノス所属時代から物語が始まっており、掃除屋になるまでしばらく掛かる。



武器、技
  • 装飾銃《ハーディス》
XIIIと刻まれたゴツい銃。オリハルコン製。
そのゴツさとオリハルコンの強度を生かしたもんのすごく凶悪な鈍器であり、ゴツいので使い手さえ上手ければ盾代わりに使えたりもする。
ついでに遠距離攻撃まで出来ちゃうとんでもない攻防一体の武器。

創作の6連装回転式弾倉の銃だが、絵を見る限りかなりの大口径。とても手加減なぞ出来ぬ。
原作では最終決戦で銃身が破裂して盛大に壊れてしまう。その後リンスの手引きによって修復されたが、
オリハルコンが手に入らなかったため破裂した部分の修理には普通の銃の部品を使っている。
銃身以外はオリハルコン製なので、防御や打撃ではオリハルコンの恩恵を受けられるものの、後述のレールガンは使えなくなった。。

アニメ版ではオリハルコン製の銃弾が登場。そしてそれをこの銃で撃つと対象を分子レベルで分解するという設定が追加。
ちなみに破損はしなかった。

  • スヴェン特製の弾丸
スヴェンが自主製作した特殊な弾丸。
着弾すると爆発する『炸裂弾(バーストブレッド)』、液体窒素で凍らせる『冷凍弾(フリーズブレッド)』などがある。
もちろんこんなお手製の仕様絶対無視してるだろ!とつっこみたくなる代物も、ハーディスがオリハルコン製なおかげで問題無く撃てる。

  • 電磁銃(レールガン)
帯電させた装飾銃から超高速の弾丸を撃つ。ほぼ回避不可能の強力な一撃を撃てる。1日4発が限度。
最終決戦後、装飾銃が破損し肝心の銃身部分がオリハルコン製でなくなったことと、細胞放電ができなくなったため使用できなくなった。
アニメ版では習得せず。

  • 反射ショット(リフレク-)
跳弾を利用し様々な角度から弾丸を当てる。もともとはサヤの技術。


  • 黒爪(ブラッククロウ)
装飾銃での高速連続打撃。グレネード弾を無効化するアーマーを破壊する程の威力がある。
別バリエーションに『黒十字(ブラッククロス)』がある。

弾丸とは比較するまでもない程に遥かに強力な殴打というのはガンマンとして矛盾した技に思える。
が、銃弾なぞ軽々弾く超人バトル漫画のガンマンキャラは、並の拳銃以上の何かを求められる。
銃火器を扱う漫画のジレンマと帰結を端的に現した技と言えなくもない。


  • 炸裂電磁銃(バーストレールガン)
炸裂弾と電磁銃の複合技。最終決戦にて使用。
オリハルコンでも耐えられない程の過剰な負荷がかかったようで、これが原因でハーディスが破裂してしまった。
アニメ版では代わりにオリハルコン製の銃弾を撃った。


人気投票は3回あったが全てにおいて1位。さすが主人公。


矢吹健太朗の次回作、『To LOVEる』にパラレル出演したことがある。
名前は「クロ」。異星人で殺し屋を営んでいる。性格は飼い猫時代のモノに近いが、自分の意思で依頼を一部破棄したりと結構“自由”。
ハーディスは生命力を変換した氣を撃ち出す道銃(読み切り版に近い設定)へと変化。デザインも割と変更された。
宇宙一硬い金属オリハルコン製のハーディスを活かした攻防一体の戦法はトレインと似ているが、作中最強キャラのデビルーク王に迫る氣を自動追尾や電撃等、多種多様な性質を弾に与えて戦う。

イヴのパラレルキャラ、金色の闇(以下ヤミ)や、クリードのパラレルキャラ、ザスティンとは浅からぬ縁。
イヴとの出会いは何年も昔のこと。
究極のナノマシン兵器によるデビルーク王制の転覆と宇宙大戦再燃を目指す犯罪組織に対抗する勢力にクロが雇われ、『BLACK CAT』同様に彼女のいた研究所や組織を襲撃して壊滅させた。
その際にイヴや彼女とは別の並行プロジェクトで産まれたネメシスと邂逅している。ヤミには自由に生きるように諭したようだが、当時の彼女にはそれが受け入れられず、軽く一戦交えたらしい。
その時点では、もしかしたら兵器として以外、普通の女の子としての生き方も選べるかも知れないと考えて、敢えてヤミを見逃した。

ヤミや妹分のメア等のトランス兵器達でも一対一ではまるで歯が立たず、本作でも三指に入る相当な実力者という位置づけ。
ザスティンとは、デビルーク王家やその関連者を守護する関係で、幾度も刃を交えたり共闘したり、時としてザスティン自身に雇われたり。付き合いは長い。
情報のやり取りは金銭必須のビジネスライクなものだが
コメディリリーフとして幾度も電車に轢かれている場面が読者の脳裏に焼き付いているザスティンだが、一応デビルーク王に次ぐ実力者とされる新人漫画家デビルーク王家親衛隊長である彼の実力が確かであることが窺える。


えっちぃ出来事に赤面するなど、BLACK CATでは観られないリアクションが観られる。
ギャグ方面以外にも、
「望めば殺し屋だろうが兵器だろうが、信じる人間が居ればそいつは変われる」という信条で実際に殺し屋を辞めたトレインとは異なり、
「生体兵器も所詮は兵器。変われないのなら消すしかない」という心積もりでヤミとの本格的な敵対を覚悟しており、元のキャラとの根の部分が大きく違うことが窺える。







ま…


俺の生き方は もう決まってるけどなっ






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最終更新:2024年03月07日 19:11