シュークリーム

登録日:2010/02/25 Thu 23:23:14
更新日:2024/02/19 Mon 10:27:32
所要時間:約 6 分で読めます




――遠い昔 


――大地の何処かで現れた洋菓子が 


――世界を魅了した 


――その洋菓子にはいかなる 
  理性の力もかなわない  


――それが 


シュークリーム




CUSTARD!!


CHOCOLATE❤


ShuuuuuCreaaaaaaaam!!!



洋菓子のひとつ。
個人的には洋菓子の枠を超えている。

そう……あえて表現するならシュークリーム。これに尽きる。

シュークリームとはバター・卵・小麦粉等を混ぜて焼いた皮の中にクリームを詰めたフランスのお菓子である。

最近ではクリームにもカスタードやホイップなど様々なバリエーションがある。
中にアイスクリームが入っているシューアイスも売られている。 

名前の由来は、
フランス語でキャベツを表す「シュ」
と、英語の「クリーム」から。

バラバラである。どうみても和製です。

なぜ「シュ」なのかと言うと、皮の形がキャベツに似ているから。


フランス語では「シュ・ア・ラ・クレム」と言い、「クリーム入りキャベツ」みたいな意味合い。

英語圏だと「クリーム・パフ」(クリーム入りのふんわりしたものみたいな意味)または「プロフィトロール」(心付けの意味)と言う。

これは「shoe(靴)cream(クリーム)」、つまり靴磨きクリームと間違えない為。

だが実際は「shoe(靴)polish(磨き)」と言うちゃんとした言葉がある為、間違えないようになっている。
が、勘違いされたらしょうがない。


シュークリームは皮であるシュー、そして中のクリームによって善し悪しが決まる。

サクサクのシューに、まろやかでバニラの香りが仄かにするクリーム……。

しっとりとしたシューに、こってりと重量感溢れるクリーム……。

口の中で混ざりあい……とろけあう……。

それは……まるで恋人達の情事のように甘く、我々を堕としていく……。

そして後に切なく残る甘さ……終わってしまった恋を振り返るように……。

そしてもう一口、もう一口と、甘い世界に溺れていく……。

もはやこれは洋菓子ではない。

これは一口分に含まれたひとつの小宇宙。

つまりひとつのシュークリームの中には、無限の世界が広がっているのだ。



単体で完成された芸術品とも言える洋菓子……。

それ故に「牛乳をゴクリ……」とかする必要は皆無である。

そこにシュークリームがあり、それを食べる……。

宇宙史上最高に幸福な一時である。





と こ ろ で


あくまで勘違いしてはいけない。

シュークリームで一番大切なのは、

「最高のクリーム」と、

「最高のシュー」を組み合わせることではない。

あくまで大切なのはバランス!

バ ラ ン ス なのである!

大切なことなので2回言いましたが正直足りない。

シューとクリームはハーモニーを奏でなければならない。

「最高の組み合わせ」はただ「最高のパーツ」を組み合わせただけでは誕生しない。


たとえ少しランクを下げてでも、
完全に調和した
シューとクリームが
織りなすシュークリームは


ま さ に 神 ……

いや、神を越えている……。

食べた瞬間に、


「死んでる……」

となっても、


「 本 望 」

と死に際に言えるぐらい神……そう、神っ……。

ただ「最高」を組み合わせただけのシュークリームなど……。


ま さ に 外 道

いや、これでは外道に失礼だ……。

もはやシュークリームとは呼べない、ただの自己満足の固まりっ……。



ここで一つ注意してほしい。

シュークリームを愛でる時はシュークリームシュークリームうわぁぁぁぁんとかシュークWRYYYYYYYィムなどというように取り乱してはならない。

あくまで上品に!

我々はシュークリームに対して敬意を払わなければならないッ!

たとえ自分がキモメンピザだとしても、

シュークリームを食べるときだけは中世ヨーロッパの貴族のように上品に振る舞わなければならないのだ。

でなければシュークリームに……いや、天におわすシュークリームの神に対して失礼である。


因みにシュークリームが織りなす幻想はそげぶ出来ない。

何故ならこれは幻想とか魔法とかそんなチャチなもんじゃなく、もっと畏れ多い何か……世界の意思とかそんなもので出来ているからである。


某アメフトのお姉さん的マネージャーは、シュークリームを店頭で選ぶとき一瞬のみの眼が開眼し、人格が変わり、
シュークリームのレシピを熱く語ったりつまみ食いしたりと……。

某天然Wikiお嬢様は実際にシュークリームの食べ方を教えてくれたりもした。

「このサクサクな生地と濃厚なクリームが口の中で絡み合ってとってもおいしいです」

シュークリーム……This is 最高二チョウドイイシュークリーム。



■シュークリームの虜となったお前らのステータス

 スタンド名:お前達
 本体:シュークリーム

破壊力  :E(そっと優しく頬張るのだ)
スピード :E(あくまで優雅に)
射程距離 :A(全宇宙)
持続性  :B(飽きなんて来ません、多分)
精密動作性:A(クリームが漏れないように)
成長性  :E(完成)



■以下、某高校生のシュークリームの感想


「うまい!!」

「一体なんなんだこの食い物は!!!」

「ふわっとしていて今にもこの世から消え去りそうな程繊細で……こいつは俺が守ってやらなきゃ…
…俺がいなきゃこいつは駄目なんだ そう思わせといて 口に入れたら広がるその芳醇な味わいはこの宇宙に匹敵する存在感!!」

「どつきたいわ!!!」


追記・修正はシュークリーム分を補給し、清村をシュークリーム議論で打ち負かし、オヤシロ様にシュークリームをお供えしてフィーナ様に極上のシュークリームを献上してからお願いします。

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最終更新:2024年02月19日 10:27