鐘巻自斎(剣豪)

登録日: 2009/12/01(火) 22:04:39
更新日:2022/01/26 Wed 03:03:44
所要時間:約 2 分で読めます




生没年不詳。
戦国~安土桃山時代の剣豪。
一生涯に渡り謎の多い人物。



若い頃に富田勢源に中条流剣術(富田流)を学び、長い修業を経て免許皆伝となる。

やがて金沢の町で自らの流派『鐘巻流』を興す。

北条家の剣術師範も務め、この頃に出会った前原弥五郎という若者に鐘巻流の全てを教え、一刀斎という名前と鐘巻流の印可を与えた。
この若者が後の一刀流始祖・伊東一刀斎となるのである。



ちなみに、宮本武蔵と決闘した佐々木小次郎も鐘巻自斎に剣を学んだという。


【鐘巻流】

現代では失伝している為に詳しくは不明だが、
基本的には富田流と同じであったと見られる。


ただ一刀斎や佐々木小次郎が普通の太刀や長刀を得意としていた事から、小太刀ではなく長刀を使用する剣術だったのではないか、という説もある。
ちなみに鐘巻自斎が戦った記録は、

『伊東一刀斎が余りにも強くなったせいで慢心し、それを諌める為に仕合をした所、逆に負けてしまった』

というものしか無い。


この逸話のせいで鐘巻自斎は弱いというイメージを持つ人が多いが、それは誤りである。

一刀斎の才能を見抜いて育て上げた実績、そして富田流の奥義全てを伝授され、己の流派を興したという実績。


充分過ぎるほど評価に値する。


追記修正お願い致す。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • バガボンド
  • 剣豪
  • 戦国
  • ギアイ
  • 師匠
  • 鐘巻流
  • 鐘巻自斎

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年01月26日 03:03