WWW(ロックマンエグゼ)

登録日:2011/10/07 Fri 00:00:44
更新日:2024/02/07 Wed 23:36:44
所要時間:約 8 分で読めます






下らぬ世の中は、デリートじゃ!



WWW(ワールドスリー)とはロックマンエグゼシリーズに登場する敵組織である。

ネットワーク社会に恨みを持っているワイリーが立ち上げた犯罪組織であり「1」「3」「6」と最も多くロックマン達と戦った。


所属している団員は世の中に何らかの恨みを持っている人間が多いが、単に高給料や愉快犯的な目的で入っている人間も多い。

組織内の合言葉はデリート(アニメの設定の逆輸入)。
アニメ版のWWWについてはこちら


メンバー

◆総帥


シリーズ通してのWWW総帥。
元々は優秀なロボット学者だったが、科学省は光熱斗の祖父でありワイリーの親友でもあった光正のネットワーク部門の研究に予算の大部分を振り分け、自分の居場所が科学省に無くなってしまい科学省を退職。
光正の技術によって発展したネットワーク社会を憎み、自分を受け入れなかった社会に復讐する為にWWWを結成した。
元ネタはロックマンシリーズのアルバート・W・ワイリーだが負けると土下座する滑稽な姿を見せたあちらとは違い、終始シリアスな悪人に徹している。
本業のロボット部門以外にネットワーク部門にも明るく非常に優秀なネットナビであるカーネルを作成したり、究極の防御プログラムであるドリームオーラ等を開発している。
科学省を去った後すぐに復讐を始めたわけではなく、アメロッパ軍のとある男に軍事ロボの製作者としてスカウトされた。
ワイリーは彼が戦地に赴いている間、息子の世話を託されるほど信頼を受けていたが、戦争で彼が殉職してしまい、
「自分の理解者が居なくなってしまった」という深い絶望が復讐を本格的に始動するきっかけとなった。
ワイリーがかつて作成した無人戦車は未だに現役で使用されている他、更にそれを発展させた警備ロボも作成している。


◆幹部


  • マハ・ジャラマ
「1」のWWW団員
インドの僧のような風貌をした、ヨガとプログラミングの達人。
ワイリーの片腕とされており、WWWのナンバーワンオペレーターになっている。
WWWに入った理由は不明。
持ちナビはマジックマン。


  • バレル
「6」のWWW司令官
かつてはアメロッパ軍の司令官であり不死身のバレルと呼ばれていた。
「5」ではリーガル率いるネビュラ打倒のために熱斗と共闘した。
ワイリーをスカウトした軍人の息子でありワイリーは育ての親。
育ての親であるワイリーの指令によりWWW団員を指揮していたが、内心ではワイリーに昔の優しい心を取り戻してくれることを願っていた。
最後は熱斗とともに反旗を翻し、電脳獣との最終決戦後に消息を絶つ。
持ちナビはカーネル。


◆主な構成員


「1」「3」のWWW団員
通称ヒノケン。燃えるような長い髪が特徴であり、激しいバトルを好む熱い性格。世の中をあっと言わせるようなことがしたくてWWWに入った。
ファイアマンヒートマンフレイムマンといった炎属性のナビを扱い、圧倒的な火力を誇る。
シリーズに何度も登場し、本家シリーズではエグゼ5以外の全ての作品に登場(5はヒートマンと共に登場予定だった。)
最終的に更正して教員の道を歩んだ。


「1」のWWW団員
ピンク色の髪の化粧の濃い女性であり自分の思い通りにならないとキレる非常にワガママな性格。自称23歳。
デンサンタウン中の信号を狂わせ、大混乱を起こした。更に偽の対策プログラムを人々に高値で売り付けるというマッチポンプを企てるも熱斗に妨害される。
その腹いせとして、熱斗の幼馴染である桜井メイルが乗っているバスのシステムをジャックすることで爆破しようとしたが、これすらも阻止されたため行方をくらます。
持ちナビはカラードマン。


「1」のWWW団員で通称エレキ伯爵。
エレキテル家の当主。全身に電極を着けた奇抜なファッションをしており、暗闇でも異常に目立つ。
電気と機械が主役の世界を取り戻そうと考えWWWに入り、科学省全体を大規模な停電にする事件を起こした。
その後逮捕されたらしく「6」の時点でまだ出所していない。
持ちナビはエレキマン
アニメでは常にハイテンションな片言口調になっているが、こちらでは普通の喋り方である。


  • 日暮闇太郎
「1」のWWW団員
レアチップが沢山手に入るという理由でWWWに入ったオタク青年であり、根っからの悪人ではない。
教育実習生として秋原小学校に入りスクールジャックをして生徒を洗脳するという事件を起こしたが、熱斗に諭され改心し事件後はチップショップ「ヒグレヤ」を開いた。
持ちナビはナンバーマン。


「3」のWWW団員
中国の雑技団のような風貌をしており、元々は売れっ子の催眠術師だったが、ネットナビを使った催眠術は邪道だと同業者に言われて失業し、その恨みからWWWに入った。
秋原小学校に侵入し、組織が作戦を実行する為に必要なプログラムを奪ったが、熱斗達に見つかり、対峙する。
持ちナビはフラッシュマン


「3」のWWW団員
片目に傷が付いた熊のような男。
サーカス団を経営していたが潰れてしまい、金儲けの為にWWWに入った。
動物園の園長に成り済まし動物を暴走させるという事件を起こしたが熱斗に敗北。その後「禁断のプログラム」確保のためウラランキングに参加していたがまたも敗北。ワイリーに見限られ処分される。
「依頼掲示板にとある依頼を出した少女の父親であり、娘に遺言状を遺していたのでは?」と一部で噂されている。
持ちナビはビーストマン


「3」のWWW団員
テンガロンハットを被った男性で表の顔はテレビ局DNN(デンサンニュースネットワーク)のディレクター。
一番強いナビを決める「N1グランプリ」を開催し、そこで「Q」という参加者の一人としてオフィシャルナビのブルースを倒すことでWWWの力を誇示しようとしていた。
その後オフィシャルに逮捕されたが後に脱獄し、再び熱斗の前に立ち塞がった。
持ちナビはデザートマン


「3」のWWW団員
南の島から来た自然を愛する少女であり、環境破壊はネットワーク社会のせいとワイリーに嘘を教えられ、WWWに入った。
ナース服のような服を着ているが、これは任務で病院に潜入していたから。
持ちナビはプラントマンだがワイリーから与えられたナビであり、ワイリーの指示で動いている。


  • キャプテン・クロヒゲ
「6」のWWW団員。本名は磯崎太平
水族館のショーのトレーナーだったが、ショーの過激な方針からクビになりその恨みからWWWに入った。
水族館の魚全てを解放するという事件を起こしたが熱斗に敗北し逮捕される。
見限られてそのままグリーンタウンのおしおき部屋に入れられていたが、終盤で脱獄しケイン市長の部下になった。
だがケインと密会していた現場を炎山に踏み込まれ再度逮捕された。
持ちナビはダイブマン。


  • チロル
「6」のWWW団員
ピエロのようなメイクをした女性で、退屈な日常にウンザリしてWWW入った。
電脳獣を復活させるという重要な任務を担当したがロックマンに敗れ、バレルに無能呼ばわりされたことに我慢できなくなり、六方・入道と共にWWWを抜けて独自行動を始める。
持ちナビはサーカスマン。


「6」のWWW団員
常に穏和な笑みを浮かべており、表の顔は裁判所の検事。
元々は悪を憎み裁いていた優秀な法律家だったが犯罪者の減らない世の中に絶望し、一度世の中は削除されるべきだと考える様になりWWWに入った。設定や行動原理がどことなく『DEATH NOTE』の魅上照に似ている。
グリーンタウンにある審判の木は学生時代の彼のアイデアが元になっており、逮捕されたあとは自分が考えたシステムに裁かれるという皮肉な結果になった。
後に脱獄し、チロル、入道と組む。
持ちナビはジャッジマン


  • 入道露晴
「6」のWWW団員
元々は気象予報士だったが新システムのウェザーくんに仕事を奪われ、その恨みからWWWに入った。
変装が得意でシナリオ中何度も熱斗を欺いた。
後にWWWを脱退しチロル、六方とチームを組んだ。チームのブレイン的なポジションになったが、チーム名はバラバラでお粗末であった。
持ちナビはエレメントマン。


  • 麻波剛
「6」のWWW団員
表の顔は才葉学園の体育会系教師であり熱斗の担任。通称はマッハ先生。
バレルとは知り合いで彼の頼みと病気の娘の手術代金を稼ぐ為に入った。そのため根は善人であり悪事をする事には胸を痛めていた。
空手・剣道・柔道合わせて十段という、一見微妙な言い回しだが冷静に考えるとスゴい実力の持ち主。
序盤は警備ロボットにあっさりのされていたがおそらくこれは演技。本気を出した時はヒールナビのコピーロイドをなぎ倒して見せた。
最後は自分の愛しい生徒を欺いてきたことに耐えきれなくなり、事件の収束後に自首する。
持ちナビはブラストマン

◆自律型ナビ


「1」に登場。
キューブ状の石でできた体を持つ超巨大ナビ。
インターネット上でメトロライン保安プログラムを妨害し、メトロライン開通の邪魔をした。


「1」に登場。
爆弾や地雷を操るナビで、言語プログラムに不備があるため言葉が訛っている。
ウラインターネットのWWWサーバーに近づくものを排除する役目を与えられている。


「2」に登場。
某国に墜落した未確認飛行物体から回収したプログラムを基に開発されたと言われている。
WWW再興のため、WWWエリアの最深部で次期幹部候補のスカウトを行っていた。


「3」に登場。
語尾に「~だプク」とつけて話す泡を操るナビ。
オペレーターが居ない事を理由に虐めた者たちを見返すため、ネットワーク接続型の食器洗浄機を使った泡爆弾事件を引き起こす。


「3」に登場。
全身にドリルを装備しているナビ。バブルマンの兄貴分。
ワイリーから授かった4つのテトラコードを使い、科学省エリアに保管されていたプロトを強奪した。

◆協力者


  • ケイン市長
「6」に登場したWWWのスポンサー的存在。
表の顔は才葉シティの市長であり、優れたカリスマ性から住人からの人望は高かった。
電脳獣ファルザーを開発した科学者の孫であり、祖父が作った物が間違いではないことを証明する為に行動していた。
WWWのスポンサーの顔以外にも電脳獣信者の教祖という顔も持っていた。
途中でWWWから離反し、電脳獣を手に入れようと画策していたが、炎山の誘導尋問でWWWとの関係を暴露した為、逮捕された。
報道が流れた際には、本気でショックを受ける民間人も多かった。


シリーズでの動向

「1」ではS県の北部の山奥に研究所を構え、軍事衛星をハッキングして終末戦争を起こすために最強のウイルス「ドリームウイルス」を開発したが、ハッキングロケット発射直前に熱斗に阻止され、研究所は大爆発した。
余談だが、我々の日本でいうとS県は埼玉県・佐賀県・滋賀県・静岡県・島根県が該当する。

「2」では表立って活動はしていなかったが、同作のネットマフィア「ゴスペル」の黒幕がワイリーであったことが後に明らかになる他、ウラインターネット奥で再建の準備を進めていた。

「3」ではデモンズ海域にワイリーステージ人工島を作り、怪物バグ「プロト」を解放して社会を大混乱に陥れようとしたが再び熱斗に阻止され、ワイリーも逮捕されたがバレルの手引きで脱獄していた。

「6」では才葉シティの万博会場に偽装したアジトを構え、電脳世界初期の災厄であった電脳獣に目をつけ、現実世界に電脳獣を解放して社会を破壊しようとした。

最終的にワイリーは、熱斗の必死の説得と電脳獣を倒す為に犠牲の道を選んだカーネル・アイリス兄妹の覚悟を見て改心して罪を償い、後年のインターネットの平和に大いに貢献した。

メディアミックス


鷹岬版の漫画ではドリームウイルス撃破時にワイリーが明らかに死亡している描写をしてしまった為か、「1」に相当する出番のみ。
後に鷹岬先生が語ったところによると、当時WWWに関しては担当から"巻き"が入っていたらしく、どうしても出したかったエレキマンだけ後のエピソードに登場させたとのこと。

バトルストーリーロックマンエグゼ」ではゴスペル編を除いて登場。様々な方法でネットワーク社会の崩壊を目論むが、「プロト復活」の頃には……

アニメではゴスペル編の途中でワイリーが姿を見せる為、実質無印全体で暗躍する。ワイリー自身はこの後改心するが、『Stream』ではテスラ・マグネッツらがネオWWWを旗揚げする。詳細は別項参照。






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