ブルック(ONE PIECE)

登録日:2009/08/01 Sat 07:52:16
更新日:2024/01/31 Wed 00:07:46
所要時間:約 12 分で読めますよ~!


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(変態)紳士 90歳 ONE PIECE ONE PIECE登場人物項目 がいこつ アフロ エロジジイ オープンスケベ カナヅチ カレー好き ガイコツ ギター サタン ジジイ無理すんな スケルトン スーパースター セクハラ セクハラガイコツ ソウルキング チョー バイオリン パンツ見せて貰ってよろしいですか? ビンクスの酒 ピアノ フェンシング ブルック ミュージシャン ヨホホホ! ヨミヨミの実 ラブーン リューマ ルンバー海賊団 ワンピース 一宿一パンツ 不死 仕込み杖 全世界人気投票26位 初登場がスリラーバーク編~デュバル編まで 剣士 四皇幹部 女好き 復活 復活人間 悪魔の実 意外と謎が多い 懸賞金3億越え 数奇な運命を背負った男 死んで骨だけ 死体男爵 氷属性 海賊 犯罪者 第二の人生を歩む男 能力者 船長代理 西の海 賞金首 超人系 陽気 音属性 音楽家 騎士 魂の喪剣 麦わらの一味 麦わら大船団 鼻唄 鼻唄のブルック


ホラ音楽は 味方です!!!

漫画ONE PIECE』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

本名:ブルック
異名:鼻唄のブルック→ソウルキング
所属:ルンバー海賊団→麦わらの一味
役職:音楽家兼剣士→船長代理→音楽家
悪魔の実:ヨミヨミの実(超人系(パラミシア))
懸賞金:3300万ベリー→8300万ベリー(ドフラミンゴ討伐後)→3億8300万ベリー(カイドウ討伐後)
身長:266cm→277cm
実年齢:88歳→90歳(52年前38歳で一度死亡)
誕生日:4月3日(ヨ(4)ミ(3)ヨミの実)
星座:牡羊座
血液型:X型(現実だとA型)
初登場:単行本46巻・第442話・『魔の海の冒険』
出身:西の海
弱点:海・オバケ
好きな食べ物:カレー
嫌いな食べ物:レモン(「すっぱい」という顔ができないから)
イメージナンバー:09
イメージカラー:白と黒
CV:チョー
動物に例えると、
麦わらの一味を家族に例えるとおじいちゃん。
笑い方は「ヨホホホ」。


【概要】

モンキー・D・ルフィの8人目の仲間で麦わらの一味の音楽家。
魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)でさ迷っている所でルフィ達に出会い、勧誘を受ける。
ちなみにルフィは海賊団結成初期から音楽家を求めており、ブルックは長い時間を掛けてやっと見つけた「仲間にしたい音楽家」だったりする。
まさかこのジョークと思われていたシーンが重大な伏線だと気付いた読者は億に1人もおるまいよ。

見た目はアフロガイコツ。知らない人からはホラーマンと呼ばれる。
これは彼が食べた悪魔の実「ヨミヨミの実」の能力により、死後に黄泉の世界から一度だけ舞い戻り復活したため。
解りやすく言うとFFのリレイズや、ドラクエのリザオラルみたいな物。
能力が発動するまではただの泳げない人間であり、蘇生後の現在も引き続きカナヅチ。
にもかかわらずに落ちたルフィを助けようとチョッパー共々海に飛び込む。そしてナミに怒られる。

「白骨体の姿で蘇生する」能力ではなく、魔の三角海域(フロリアン・トライアングル)の霧で自分の遺体の発見が遅れてしまい、ようやく見つけた時には白骨化してしまっていたのが原因。
曰く、どんな傷でもカルシウムがあれば復活するとか。ルフィにも同じ現象が起きており、欠けた歯が牛乳を飲んだだけで治っていた。
アフロが残ってたのは毛根が強かったから。
ただし生前から額にあった縫い傷跡は現在もひび割れとして残っている。
なお、ただの傷口として残っている訳でもなく、この傷を境にして頭が開く。空っぽなのをいいことに物入れとして利用している。

ちなみに、血も涙も屁やウ〇コもしっかり出る。


【人物】

性格はかなりポジティブでユーモア溢れる…が溢れ過ぎて若干ウザ気味?

見た目は完全にバケモノなのにオバケが怖い。
鏡に映った自分にビビったこともある。
絶叫マシンも苦手。

そして変態という名の紳士で、初対面のナミやロビンにパンツを見せてくれと頼んだ。

紳士っぽい服装とは裏腹に下品。食事中にゲップや屁などをしてサンジに呆れられている。
サンジからは「こいつにマナーってもんを叩きこんでやりてえ」
ナミからは「汚い!何もかも!」と言われていた。

ガイコツ関係のギャグ(スカルジョーク)を言う。
が、真面目なシーンの最中に空気を読まずにこれを繰り返すので読者からも麦わらの一味からも次第に辛辣な扱いを受けるようになっていき、
ついにはあのギャグも顔芸も読者サービスもやらない女*1、ロビンをイラッとさせ「もうシバいたらいいわ」のお言葉を貰うまでになる。

スカルジョーク例
  • 「お腹の皮も背中の皮も、ガイコツだから無いんですけども!」
  • 「骨身に染みました!ガイコツだけに!」
  • 「目を疑いました!って私目玉ないんですけど!」
  • 「ほ〜ね〜だ〜け〜に〜

    ボーン!」

自身が骨だけであることには誇りを持っている(?)らしく、凶暴な肉食獣から「食べる肉が無い」と言う事でシカトされると激怒する。(映画『STRONG WORLD』の軍隊蟻やパンクハザードの小型竜など)
何故か(後述)アフロだけは死守しようとしている……が、割とアフロを粗末に扱っているのは気のせいです。

一方でその特殊な境遇ゆえに、命や死に対してはかなりシビアな考えの持ち主。特に命を粗末にする人間を殊の外嫌う。
自分以上の猛者でもそうそう成し得ないであろう無理難題をやってのけた後でも成果を誇示せず、(双方合意だったとはいえ)囮にしたペドロの無事を喜ぶあたりにもその考えが表れている。*2

海賊団正式加入の際もルフィに自分の命を預けるのだから、と自分の手配書をメンバーに見せて膝をついて頭を下げ、男らしく挨拶をした。
自分が遥かに年上であるにもかかわらず、ルフィのことをれっきとしたチームリーダーとして扱い敬意を払ったのである。
加入の際にちゃんとした挨拶を行ったのは今のところブルックとジンベエの2人だけ。
ホールケーキアイランド編でサンジの優しさを理解した上でサンジには事情があるゆえに一味を脱退した事を責めたりしない、エッグヘッド編で船番のゾロだと心配だからなのか自分も残ると立ち回りをする。

尚、彼のみ書き文字が「どーん」ではなく「ボーン」と、それも骨っぽく描かれる。

音楽家としての腕はかなりのもので、ほぼ全ての楽器を網羅している。作中ではバイオリンとピアノ、ギターを使用した。

一味どころか全キャラを通してもかなりの高齢キャラなため、海の古い伝承や海流などについて詳しい。
何気に、「エルフなどの長命種ではない普通の人間キャラの老人」でありながら、「主人公に同行する仲間」というのは少年漫画としては割と異色の設定である(サポートメンバーとしての老人キャラは多いが)。
一方で外界と何十年も隔てられた環境であったため、世間の情勢については疎く、ロジャーについても昔のルーキー時代を少々知る程度の認識だった。

陽気な振舞いのため意識されにくいが、文字通りの死線をさ迷い、語っていないところでも数々の修羅場をくぐってきたと目される経験からか、
ときに老獪な手法を採り、土壇場での覚悟の据わり方には目を見張るものがある。ま、目、ないんですけど!
魔の海域をたった一人で漂っていたせいか自他ともに認める臆病だが、あのビッグ・マムに一歩も譲らない啖呵を切り挑みかかる胆力はさすがといったところ。
おまけに仲間入りする前は 50年間霧の中で孤独に「仲間の全滅が夢だったらいいのに」と毎日幻覚に苛まれていたらしく、精神攻撃に対しても素で高い耐性を持っている。

なお、麦わらの一味の中では唯一若かりしころのエピソードが描写されておらず、王国護衛戦団団長というそれなり以上の地位にあったはずの彼がなぜ海賊に身をやつしたのかは現時点では不明。
国を裏切るような真似をする人物ではないはずだが……?

ちなみに担当声優のチョー氏は、原作でのブルックと同じ目線に立つことを意識し、ラブーンのエピソードを除きあえてブルックが登場する以前のストーリーは読んでいないという。


【戦闘能力】

元王国護衛戦団団長にして奇襲部隊の一員という経験を持ち、仕込み杖のレイピアで突きメインの技を駆使する剣士でもある。
SBSにて作者がフェンシングの技を参考にした、と述べている。
同じ剣士のゾロと比べた場合、ゾロは怪力と三刀流を生かして戦うのに対し、ブルックは突き技と速さを生かして戦う。
筋肉がない骨だけの体で、悪魔の実の力だけで動いているようなものなので、単純なパワーでは流石にゾロには大きく劣るが、
かと言って弱いわけでもなく、身軽さを活かして大ジャンプを披露したり、飄々と振る舞いながら目にも留まらぬ一瞬の速斬りで敵を仕留める奇襲戦法に長けている。
因みに作者によると、ブルックは50m走ならばサンジをも凌ぐ一味最速の脚の持ち主である。

一味最年長で場数も踏んでおり、強さよりも立ち回りの上手さを見せる場面が多く、総合的な実力は一味の中でも高い部類に入る。
大物を倒した場面こそ少ない一方、「前線にブルックがいなければどうにもならなかった」という場面は多いため、ここぞというところでの貢献度は高い。

初登場のスリラーバーク編では、ワノ国の侍・リューマにブルックの影が入っていたため、リューマも同様の技が使える。

新世界編で使用する手長族に研いでもらった仕込み杖は、黄泉の冷気も相まってより強力な「魂の喪剣(ソウルソリッド)」へと昇華した。


◆悪魔の実

上述の通り、ヨミヨミの実は「ただ蘇る」というだけの力であり、能力特有の攻撃手段は特になかった。
とは言え完全な白骨死体であってもこの世に“実体”として残っていればきっちり蘇るあたりは、“悪魔の実”という総称の最たる例と言える。
また、骨だけで軽い(骨は死体の1/5の重量しかない)ため能力者なのに水上を沈む事なく短距離なら駆け抜けられたりジャンプで途轍もない高度を飛び上がったり、
や水分吸収攻撃が効かなかったりといったアドバンテージはある。
もっともこれらの利点は偶然の産物であるが。

ちなみに描写から骨だけの状態であれば恐らく食事も食べる必要はない、が、ブルックの性格もあって普通に食事はする。どこぞの呪われた海賊みたいな食べたり飲んだものが垂れ流れない永遠の謎
ルフィたちと遭遇した際、「ここ何十年もろくなものを食べていない」と語っているほか、空腹は普通に感じる模様。
言われた内容こそ違うが、骨だけでも蘇生し空腹・眠気は普通に感じるうえカナヅチの特徴だけ残し生きる最中の苦しみを味わってもそうそう死ねない状態はまさしくそりゃもう半分呪いじゃねぇかの領域に入っていると言って差し支えないだろう。

シャボンディ諸島での離散からルフィ達と合流するまでの2年間で、
本来死んでいるはずのブルックの(テャマスィー)は、現世にしがみ付くために非常なエネルギーを持っているというヨミヨミの実の本質に気付き、
それにより以下のような様々な隠れた力を引き出す事が可能となった。
  • 肉体が骨になっても魂をそこに結び付けることが出来るため、骨自体が無事なら何度でも再生する。
  • 幽体離脱により魂だけの姿で動く事が出来、壁などをすり抜けて諜報が可能。どんなことをしていたかはとても少年誌では書けない。
  • 音楽を奏でることで、人の感性を刺激する力がより強化され、幻覚を見せる程にまでパワーアップ。
  • 黄泉の冷気を引き出す事で、斬り付けた対象を凍結させる技を身に付ける事ができるようになる。
  • 魂を後入れされているビッグ・マム海賊団の「ホーミーズ」に対して属性的に相性が良い。


◆使用技

ボンナバン、ルミーズ、オフエル等、一部の技名にはフェンシング用語が使われている他、音楽用語と組み合わせた技名が特徴。

  • 鼻唄三丁矢筈斬り(はなうたさんちょうやはずぎり)
ブルックの十八番の速斬り。
あまりの速さ故に敵は斬られた事すら気付かず、鼻唄混じりに三丁歩いてようやく斬られた事に気付くとされる。
なお、「矢筈斬り」は奇襲部隊の頃に仲間がつけてくれたあだ名であり、正式名称は「鎮魂歌(レクイエム)ラバンドゥロル」。
ちなみに「三丁」は約300m。
ダメージの発生までにタイムラグが発生することから、この技の本来の用途は奇襲や暗殺と思われる。

  • 夜明歌(オーバード)クー・ドロア
鋭い突きを繰り出す。
リューマが放った時はあまりのパワーに斬撃が飛んだが、2年後の新世界篇ではブルックも飛ばせるようになった。

  • 前奏曲(プレリュード)オフエル
相手の武器を連続で攻撃し、武器を叩き折る技。
作中ではリューマのみが使用。

  • 革命舞曲(ガボット)ボンナバン
強烈な突進から放たれる突き技。
オーズ戦ではナミの「雷雲(ダーククラウド)テンポ」を纏い、ウソップの「クワガタ」で射出された状態で放つ「雷骨剣」なるバリエーションを披露。

  • 酒樽舞曲(ポルカ)ルミーズ
目にも止まらぬ速さで繰り出される連続突き。
作中ではリューマのみが使用。

  • 眠り歌・フラン
バイオリンで奏でた曲を聴いた者を眠らせる
ヨミヨミの実とも剣術とも関係がない、地味に優秀な催眠術。単純なルフィやチョッパーは一緒に眠ってしまうが、『STRONG WORLD』での討ち入りの際はルフィは眠らなかった(意識がシキの方に集中していたから?)。

  • 飛燕(スワロー)ボンナバン
上空から落下しつつ放つ「革命舞曲ボンナバン」。

  • パーティーミュージック
仕込み杖による演奏とヨミヨミの力の併用で、敵を幻覚世界に落とし込む。基本的に剣術へのつなぎ。
新世界でみせた新技。

  • キントーティアス幻想曲(ファンタジア)
「パーティーミュージック」で眠らせた相手を瞬時に斬り捨てる。

  • 掠り唄 吹雪斬り(かすりうた ふぶきぎり)
「魂の喪剣」に黄泉の冷気をまとわせた斬撃を放ち、切り口を凍結させる。

  • 絵描き唄 一節斬り(えかきうた ひとよぎり)
ジョーラを油断させてから放った速斬り。
名前の由来は古楽器「一節切(ひとよぎり)」。

  • 魂の(ソウル)パラード
剣で切りつけた箇所を凍結させる。
相手の武器などを凍結させて防御するといった使い方も可能。
また、地面を凍らせて相手を転ばせる「アイスバーン」というバージョンもある。

  • 飛燕(スワロー)バンドゥロル
相手の頭上に飛び上がり、「吹雪斬り」を放って切り口を凍結させる。

  • (テャマスィー)の叫び
背後にソウルキングの幻影を出現させ、自身の執念を込めた激しい音楽を奏でる。
格下のホーミーズであれば聞くだけで魂が剥がれ、無力化されてしまう。

  • 鼻唄三丁 (テャマスィー)の矢筈斬り
「矢筈斬り」に魂の力を上乗せした強化版。実体のないもの、固体でないものすらも両断する。
速さも上がっているらしく、食いわずらいで本調子でなかったとはいえあのビッグ・マムも見切れなかった。
ゼウスを真っ二つにし、捕獲に一役買った。

  • コールド(ソウル)
自身の霊魂を飛ばし、霊魂がすり抜けた相手の身体を凍り付かせ行動不能にする。

  • フラーズダルム管弦楽(オーケストラ)
ト音記号を宙に描きながら縦に一刀両断する斬撃。
作中ではあらかじめ氷の壁を作り出して複数の相手を一直線に並べ、まとめて切り捨てている。





【過去と活躍】

彼の正体は50年前(新世界編より52年前)にラブーンに再会すると約束した音楽好きの海賊団・ルンバー海賊団のクルー(船長代理)。
ジンベエ加入前は麦わらの一味の船員で唯一、一味加入前も海賊団に所属していた船員だった。

ラブーンや船長・ヨーキとの別れを乗り越え偉大なる航路制覇を目指していたが、
魔の三角地帯で他の海賊との戦いに破れルンバー海賊団は敵の使用した毒により全滅、彼もこの世を去った。
その際に海賊団メンバーが文字通り命尽きるまで行った最期の大合唱「ビンクスの酒」を音貝(トーンダイアル)に録音し、ラブーンに届ける事を仲間に誓う。

それから一年後に悪魔の実の能力で復活するも、船の破損により、その後49年海域でさ迷う事しか出来ず、
更にはゲッコー・モリアに影を奪われ日の光の下に出る事が出来なくなった為、ラブーンとの再会を絶望視していた。

やたらとジョークばかり飛ばすようになったのもこの頃から。
長らく海をさ迷う過程で1人ギャグに走っては気を紛らわし、自殺を選ぶことも発狂することもなく、仲間から託された歌やラブーンとの再会を思ってなんとか正気を保ち続けていた。
罪の意識と使命感で夢を諦め長年贖罪に徹していたフランキーでさえ、「おれがお前なら……とうに命なんて断ってる!」と断言する境遇は、想像するに恐ろしい。
(一味の前でやたらとジョークを飛ばすのも、このような境遇ゆえ人と一緒にいられるのが嬉しくてたまらないからなのかもしれない。)


そんな中、麦わらの一味の活躍で影を取り戻し、ルフィからラブーンが生きて、未だ彼らを待ち続けていることを聞かされ麦わらの一味に仲間入りする。
アフロを死守しようとするのは、ラブーンが骸骨となってしまった自分を判断出来る、唯一の要素と考えているため。
(しかし、それは理由の半分。後の半分は、死んで肉体の成長が止まってしまい、2度と髪の毛が伸びないから。)

ちなみに、彼の影が入っていた「侍・リューマ」の正体は、作者の短編漫画集「WANTED!!」収録の漫画『MONSTERS』の主人公で、龍殺しの侍「リューマ・ド・キング」。
この時代では病気で死亡した伝説の剣豪として名を馳せているらしい。
作中で実際に空飛ぶの首を斬り飛ばしている。


  • シャボンディ諸島編
シャボンディ諸島において、かつての旧友・クロッカスの話を“冥王”シルバーズ・レイリーから聞かされ感銘を受ける。
一味を護るべく奮起するブルックであったが、海軍の襲撃を受け、王下七武海の“暴君”バーソロミュー・くまによってシャボンディ諸島から追放されてしまう。
三日三晩飛ばされ続けた(推測)ブルックは貧困の国「ハラヘッターニャ」に落下、人間を連れ去る手長族をこらしめようとしていた村人の黒魔術の儀式中に飛び込む。
その異形の姿から「悪魔サタン」と勘違いされた。

そこで村娘の御嬢さんからパンツを見せてもらったことと一晩泊めてもらったお礼に彼らを苦しめていた手長族を懲らしめる。
ちなみにアニメや扉絵連載では多数の男たちのトランクスを見せつけられた。
何か作曲した様子で、その音楽を聴いた村人は躍起になり、手長族を捕縛。

手長族を釈放した途端その異形さ故に自分が連れ去られてしまった。
そこで見世物にされていたが、ルフィの記事を見て出来ることから始めようと、ギター片手に音楽に走る…。



◆【2年後】

  • 魚人島編
これが大当たりしてそのままメジャーデビューし、手長族をマネージャーとして2年後には大スター『ソウルキング』になっていた。
シャボンディ諸島でのライブで海軍の乱入を受けるも、ルフィの生存を高らかに宣言し「NEW WORLD」を熱唱した後
トビウオライダーズに連れられて一味に合流。

魚人島新魚人海賊団にゾロ達と共に捕まるが、ヨミヨミの実の力で城内にいたパッパグに救援を求めて無事に脱出。
ギョンコルド広場で「魂のコントロール」と手長族製の仕込み杖「魂の喪剣(ソウル・ソリッド)」による「凍える剣術」を武器に立ち回り、
幹部のゼオを見事に撃破した。


  • パンクハザード編
ナミ達とサニー号に残っていたが、シーザー・クラウンの手下たちの催眠ガスで仲間が誘拐される中、白骨死体として扱われて一人取り残された。
単身で上陸した後は茶ひげ達の攻撃を妨害してルフィ達の危機を救った。
一味と合流した後は錦えもんの胴体探しにゾロとサンジと同行し、錦えもんの体が元に戻ると毒ガス『シノクニ』から逃げながら研究所に突入。
仲間たちと再合流を果たしたが、研究所内で暴れる小型竜に襲われてしまう…かに思えたが、
食う所が無かったため目の前でガッカリされるという屈辱に憤慨。
ナミ、ウソップ、ロビンの協力も得て、なぜか竜を憎む錦えもんと共に合体技を発揮。撃破に成功した。


  • ドレスローザ編
サニー号の安全確保としてナミ達と残るが、ドンキホーテファミリーの幹部ジョーラに襲撃されてしまい、彼女の能力で全員がほぼ無力化される。
しかし寝返ったふりでジョーラを欺き撃破する。
(この時ジョーラを木の棒で叩いたモモの助に対しては「スジがいいですね」と王国騎士らしい大人な褒め方をしていた)

それを追ってきた、ドンキホーテ・ドフラミンゴの猛攻の最中、シーザーをサニー号に乗せ逃亡するが逃亡先でビッグ・マム海賊団の海賊船と遭遇してしまい、
一足先に次の目的地である「ゾウ」へと向かった。
そして話の終盤では「ゾウ」に上陸して、島を荒らしまわっていた百獣海賊団のシープスヘッド達を撃退した…のはいいのだが、
洪水で押し流され、モモの助共々ナミに助けられる。


  • ゾウ編
ジャックが使用した毒ガス兵器で壊滅状態になったモコモ公国の惨状を目の当たりにし、ナミ達の指示でミンク族を助ける。
これによりミンク族から「恩人」と感謝され、特にのミンク族から「死体男爵」という愛称で、しゃぶられる程の高い人気を得たが、
ブルックはこの行為は相当嫌がっていた(当たり前である)。
ルフィ達が到着した後は、「モコモ公国の悲劇」「サンジがビッグ・マムの傘下のベッジに連行された」「ミンク族が侍を毛嫌いしてる」ことを伝えた。
宴の後はロビン、フランキーと共に遅れてくる錦えもんとカン十郎の侍が上陸するのを阻止しようと入口を警備していたが3人とも眠ってしまい、
錦えもん達はその間にモコモ公国に入ってしまった。

そしてイヌアラシ伯爵とネコマムシの旦那の和解を経て、一行は4チームに分かれサンジ奪還とカイドウ撃滅を目指すことを決定。
サンジを救えなかった責任を感じたブルックは、ナミやチョッパーと共にルフィ率いる「万国」潜入組へと入るのだった。

余談であるが、「ネコマムシの旦那」の元ネタはブルック役のチョー氏とその細君の作った歌「ネコマムシの旦那に会いに行こう」が元ネタである。
そのためブルックも作中でこの歌を披露している(ただし旦那の実態は歌詞とは程遠く、「あくまでイメージですからね」とブルックも弁解している)。


  • ホールケーキアイランド編
年季を積んでいたこともあり、海上でヴィンスモーク家の船と遭遇した際にナミ達に「北の海を制圧した武力国家」と話す。

その後はサンジ奪還に同行したミンク族のペドロと共にナミ達とは別行動でホールケーキアイランドに上陸。
巡回していたビスケット兵の中に入り込み、城の中に潜入する。
潜入には成功したが、城内の警備が厳重になっており、"ロード歴史の本文(ポーネグリフ)"が保管してる宝物庫には将星をはじめとした実力者だらけ。
真正面からいっても無謀とわかった2人はペドロが囮になり、その間に宝物庫の出入り口を封鎖。
更に自身の能力でチェス戎兵を圧倒し、他の戦闘員を剣術で撃破する。
歴史の本文を紙で写す中、ついに四皇"ビッグ・マム"ことシャーロット・リンリンと邂逅。
ソルソルの実の能力を自身のヨミヨミの実が打ち消せるというアドバンテージを生かして善戦したが、如何せん地力が違い過ぎて完敗した。
珍獣コレクションとして捕獲されていたがジンベエらに救出され、一味に合流した(なお、翌朝目覚めたリンリンはすり替えられたことに気付かず嘆いていたが、あっさり興味を失った)。

救出後、囮になってくれたペドロに詫びながら…

 「はいコレ"写し"ですね。いやーそんな事より…」

赤い石を含めた3個の"歴史の本文"を短時間で全て複写しており、ナミに普通に渡した。
なんだかんだで実力の高さをうかがわせる一面であり、ナミ達は驚きのリアクションをした。

その後はジンベエの提案で、ルフィらは「サンジとジャッジヴィンスモーク家の救出」の為にベッジのビッグマム暗殺計画に加担。
ブルックはルフィの顔を模した風船で変装して、ルフィによる陽動でビッグマムや息子たちの隙をついて「マザーカルメルの顔写真」をハンマーで破壊することに成功。
アニメでは、ルフィが割れたマザーカルメルの顔写真をビッグマムに見せようとしたがオーブンに阻止され、顔写真を奪われたがブルックが得意の早業でオーブンに攻撃と同時に写真を強奪に成功という活躍シーンが追加。そのままオーブンと交戦。
しかし暗殺計画はビッグマムの予想以上のパワーでランチャーが破壊されて失敗してしまった。

紆余曲折をへて、茶会から脱出した後はチョッパーと共にサブマージを回収にルフィとは別行動をとる。
サニー号には既にカタクリペロスペローが率いる部隊によって占領され、チョッパーと共に兵たちを撃退するも、ペロスペローの実力に完敗し、全身を飴でコーティングされる処刑を受けてしまう。
そのまま窒息死しかけるが、ペドロの自爆によってペロスペローの能力が解除されて命拾いをする。
そしてペドロの壮絶な最期に己の無力さに涙を流すが、ジンベエの一喝で立ち直り、ホールケーキアイランドからの脱出にコーラの補充などのサポートに徹する。
ビッグ・マム海賊団の追撃から逃げる中、船を両断しようとするビッグ・マムに対して「パンツ、見せていただいてもよろしいですか?」と彼女を動揺に誘い、鼻唄三丁“(テャマスィー)の”矢筈斬りで足場にしていたゼウスを真っ二つに斬り落とし、追い討ちのナミの一撃でゼウスを戦闘不能にさせる事に成功。
そしてカカオ島でサンジ、ルフィと合流を果たして無事にビッグ・マム海賊団から逃げきった。


  • ワノ国編
九里にて錦えもん達と合流し、彼の指示でオバケ役として鈴後でお供え物という形で食糧調達を行う。
ロビンがオロチ城へと向かう時は、霊化能力で″歴史の本文″捜索を行う、彼女がオロチお庭番衆に襲撃をうけた際には亡霊と称しておどかしてサポートに徹した。
康イエの処刑でも同様の手口で一味のサポートに回った。

鬼ヶ島ではブラックマリアに捕まったサンジをロビンと共に救出し、そのまま対決。
火炎攻撃で火の海になった戦場を冷却能力で消火し、ブラックマリアの部下を能力で翻弄して勝利を収めた。
重傷を受けたロビンを捕縛しにきたCP0の追撃を共に逃れつつ城内を逃げ回り、ロビンの護衛を果たした。
ワノ国の宴では、日和と共に演奏をして民衆を盛り上げていた。

  • エッグヘッド編
ベガパンクがつくりあげた分身体の1人リリスによってエッグヘッド島に案内されるも彼女を信用していないようでゾロと共に船番として待機。
その間にCP-0のカクの襲撃にあい、ゾロと迎撃にあたるも、スティーシーの裏切りでカク達は気絶に追い込まれた。
CP-0たちを取り押さえた後、ベガパンクの依頼をきいて島の脱出の手引きをする準備をすすめていたが突如とセラフィムが襲いかかり、ナミと遅れて駆けつけたサンジと共に対決ふる。

【名言】


「あ、ナミさん、パンツ見せてもらってもよろしいですか?」

「長生きはするものですね!! 人は『喜び』!! 私にとってはあなた達は『喜び』です!!」

「ヨホホホ!! 海賊は歌うんです」

「身勝手な約束をして声も届かない遠い空から死んでごめんじゃないでしょうに…!!男が一度…!!必ず帰ると言ったのだから!!」

「そうですか……彼は…生きていたのですか。これほど嬉しい日はありません。」

「私にも……海賊の意地がある!!! 壁に向かって待つお前とは約束通り“正面”から再会したい!!!」

「あ、私仲間になっていいですか?」
「いいよ〜」

「死んで骨だけ!ブルックです!」

「あ、私もう死んでました」

「45度!!」

「今さら私とラブーンに時間などさしたる問題じゃありません。“生きて”“会う”これが大事!!」

「今日より麦わらのルフィ船長にこの命!! お預かり頂きます!! 皆さんのお荷物にならぬ様に!! 骨身を惜しまず 頑張りますっ!!!」

「あなたねえ、死んだこともない癖に偉そうに! 死んで恨みを残す? バカバカしい、何も残りませんよ! 生物皆! 死んだら骨だけ!!」

「私、命を粗末にする人大嫌いなんです! 鼻持ちなりませんね~! 私持つ鼻ないんですけど~! ヨホホホホホ!」

「我らが“麦わらのルフィ”船長はいずれ海賊王になられるお方! それを信じていれば何をジタバタすることがあるでしょうか!」

「死ぬことを計画に入れる馬鹿がどこにいますか、お嬢さん」


【初期設定】

実はフランキーやウソップよりも先から原型は考えられていたキャラだったりする。
ただしアフロになったのは登場直前になってからで、初期設定ではイブシ銀のシブい男の中の男や、泣き虫キャラになる予定もあったとか。
また、ゾロと同じくバギー海賊団の幹部として登場するという案もあった。

【余談】

  • 20年後と40年後
SBSにおける恒例となった未来の姿だが……順当な未来も何かあった未来も20年後も40年後も全て変わらないガイコツであった。当たり前といえば当たり前だが
……とはいえ、130歳になってるはずの40年後ですら何の変わりもないというこの描写からすると、通常の肉体を失った関係で「老化」からは無縁な体になっているのかもしれない。



ブルック「追記・修正よろしくお願いしますよ、ヨホホホホホ! ……あ、その前にパンツ見せて貰ってもよろしいですか?」
「見せるかっっっ!!!(怒)」

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最終更新:2024年01月31日 00:07

*1 新世界編からは普通にするようになりました。

*2 後述の前歴も含め、「為すべきことを成し遂げて当然、賞賛されることではない」という価値観が根付いていることが読み取れる。