水曜どうでしょう

登録日:2009/05/28 Thu 23:31:18
更新日:2024/02/04 Sun 08:41:27
所要時間:約 7 分で読めます





How do you like Wednesday?


チャーンチャッチャッチャッチャラチャララー
チャラララチャララー チャーン
ジャーン ジャーン ジャジャジャジャジャーン


(推奨BGM:水曜どうでしょうタイトルテーマ)




『水曜どうでしょう』とは北海道テレビ放送(HTB)が制作している深夜番組である。
主な略称は“どうでしょう”、“水どう”。番組内での通称は“どうでしょう”である。

本項の放送日は全て、HTBでの放送基準で記す。

いいから概要書け概要!

主な番組形態は、出演者2名+スタッフ2名の計4名(+α)が、無謀とも思える目的が設定された旅を、道中で罵り合い・愚痴り・みみっちい小競り合い等、本筋から逸れた行為を行いつつ達成していくものである。
最初期には著名ミュージシャンへの「アーティスト・インタビュー」や「ビシバシステム」*1のコントも並行して放送されていたが、旅企画が人気になったため消滅し、現在はビシバシステムのコントのみオンデマンド配信されている。
また名言が多いのもこの番組の特徴で、某動画サイトでは、それを纏めたMAD等もUPされている。

なお、HTBの放送時間は以下のような変遷を遂げているが、当然ながら曜日の移動はない。
本放送の放映期間
第一期 1996年10月10日~1998年3月26日
 0:50-1:20
第二期 1998年4月1日~2002年9月25日
 23:25-23:55
 23:09-23:39
 23:15-23:45

その内容から口コミで人気を博し、更にテレビ朝日の系列局による「自社制作番組研究会」で他県のプロデューサーにも絶賛され、1998年8月に秋田朝日テレビでお試し期間を経て放送が開始されて以降じわじわと放送局を増やし、更には普及し始めていたインターネットを通じて詳細なファンサイト等も作られていたことから全国に評判が広がる*2
2007年には、遂に全国47都道府県での放送を達成した。
勿論、ローカル局の制作番組としては前代未聞である。

レギュラー放送は2002年9月25日まで放送され、その後は数年に1度のペースで新作が放送されている。
無論この間も藤村・嬉野両Dを主軸にトークイベントや地方巡業などを実施しているほか、頻繁な再放送に加え大泉さんが全国区のタレントになったこともありリアルタイムじゃなくても本番組を知る世代も増えつつある。

ちなみに、新作の収録ペースが開いたのは大泉さんが東京進出して忙しくなったから…ではなく、藤村・嬉野の両Dが他にやりたいことが多数あるため、それを考慮してのことだという。
そのため、「どうでしょう」収録に際しては大泉さんを拉致するのスケジュールを開ける権利を持っているとのこと。

放送の内容自体も時には新作が挟まれるものの、過去放送の再編集版である『どうでしょうリターンズ』や『どうでしょうクラシック』が延々と再放送を続けている。
2022年春からはさらにリマスターを加えた『水曜どうでしょうプレミア』の放送が開始された。
このように同じ内容を初めから最後まで放映し、終わったらまた最初に戻る形式を用いている放送局が多いのもローカル局どころか、テレビ番組としては前代未聞。
こうした形態を許せてしまう番組も『どうでしょう』が唯一無二と言ってもいいだろう。

また、観光・グルメ情報のないローカル番組というのも当時としては珍しく*3、他の地方局でも『どうでしょう』を明らかに意識した番組が多数登場するようになった。
その中でもテレビ西日本(フジテレビ系列)制作の『ゴリパラ見聞録』は『どうでしょう』陣との交流があり*4、トークイベントや『ゴリパラどうでしょう』『水曜見聞録』なるコラボ作品も存在する。

番組は業界関係者からの評判も高く、HTBのキー局であるテレビ朝日が行った「テレ朝社員が好きな番組ランキング」では、『タモリ倶楽部』に次いで2位に輝いている。
また、全国放送のドラマやアニメ(特に大泉洋出演作品)で本作のパロディやオマージュと思しき演出も多々登場するようになった。

『どうでしょう』が単独のコンテンツとして人気になるだけでなく、本作のレギュラーである大泉、準レギュラーの安田の他にも他のTEAM NACSメンバーもちょいちょい出演しており、後番組『ドラバラ鈴井の巣』でのレギュラーを切っ掛けとして道内を代表するローカルタレントに、00年代からは全員が全国区に進出してドラマでの活躍をしていくことになった。また、本作を皮切りに大泉およびTEAM NACSメンバーが出演している北海道ローカルの番組が全国各地で放送されるようになった。
TEAM NACSがアマチュア演劇集団からプロとなる足掛かりを得たのも、大泉が『どうでしょう』で得た知名度により舞台に足を運ぶ人間が増えたのが切っ掛けで、そこでチーム自体にもファンの注目が集まったことからである。

タイトルは出演者のミスター(鈴井貴之)の発案で『水曜ロードショー』*5のダジャレである。

DVD化も本放送終了から10年以上かけて『水曜どうでしょうDVD全集』として進行中で、2017年10月25日に、実に15年かけて本放送時の企画はほぼコンプリート。2010年以降の新作についても、2022年4月13日に「初めてのアフリカ」までソフト化されている。
だが視聴者参加企画『第1回水曜どうでしょうカルトクイズ世界大会』は未だにDVD化されておらず(再放送・オンデマンド配信はされている)、合間に放送された『四国R-14』は再放送もあまりされていない。*6
またDVD版およびオンデマンド配信版ではテレビ放送とBGMが異なっていたり、未収録映像がふんだんに収録される一方でテレビ版の一部シーン*7がカットされていたりするため注意が必要である。




「おいパイ食わねえか」



主な出演者

「日本の土をね…踏ませてやりたかったんだよ………」
「まぁ、ずっと浮いてるから踏むことは無いんだけれども」

  • 鈴井貴之(ミスター、社長、鈴井さん、駄目人間、インキーマン、みすた君)
大泉らが所属する芸能事務所「オフィスCUE」*8の社長(現・会長)。番組の企画・構成も担当。
元は道内の演劇界隈で伝説的な観客動員数を記録した「劇団OOPARTS」を率いていた演劇人である。
92年からローカルタレントとして仕事をしており、元妻で現「オフィスCUE」社長の伊藤(鈴井)亜由美と共に会社を設立したのも、自身が仕事をしながら北海道に於けるローカルタレントの地位向上を目指すためだったと語っている。
この願いは図らずも『どうでしょう』にて、自社の所属タレントとして共演もした大泉と仲間のTEAM NACSにより果たされることとなる。
番組内での持ちキャラクターが豊富で、前枠・後枠等でその独創性が爆発する*9
アンコ系の甘いものが嫌いなのに、サイコロ2できびだんごを大量に食べさせられて以来、各地で名物の甘い物を大量に食べさせられるのがお約束となっている。
このリアクション芸は「ミスター生き地獄」として定番の流れとなっており、ベルギーではチョコレートばかりかマジパンも短期間で詰め込まれて思わず座り込んでいた。
一気に血糖値が上がった証拠なのか、延髄の辺りが痛いと訴えることが多い。
ただし、アイスやスイカ等の好物やフルーツの様に得意な物もあり、喜界島での白熊対決に勝利してしまったことが対決列島に繋がってしまった。
その後も、原付横断企画での疲労による交替や、定番の積み荷としてデッドウェイトになるマルシン出前機を外してもらう為に、藤村との甘いもの対決に挑まされている。
『ユーコン川160km』では自然が嫌いと話していたのが一転、後半では普通に楽しんでいるが、これを機にキャンプや自然の中での暮らしにハマり、以降は出身地の赤平市に移住、森を開拓して生きている。
ダジャレ好きであり、頼まれていなくてもダジャレを連発する。カブシリーズではダジャレを言った後、満足してスピードを上げるのがお約束。

意外にも社会人としては人一倍折り目正しく、高いプロ意識の持ち主。元々は経験の浅いスタッフを侮り、素人である大泉の起用にも難色を示していた。また、番組中盤過ぎまでは過去の失敗の経験からくる番組作りへのポリシーもあり「自分たちが視聴者に見せられるのは必死で頑張っている姿だけだ」という考えのもと、旅程の遅れなどには厳しい態度を取り、長旅の中で『合宿』や『会議』を強行するなどして大泉とD陣を締め上げていたが、番組中期以降(特にアメリカ横断でのやらかしにより一転してだらしない姿を晒してから)は、作風に染まった緩い姿勢を見せるようになった。
『どうでしょう』は自分の出演する多くの番組の一つという程度の認識だったというが、後に色々な面で意識の変化が起きたとのこと。
番組初期は自分がプロとして番組を引っ張るという意識があったが、大泉のトークの面白さとカメラ外にもかかわらず大泉に絡む藤村Dを見て、一歩退いた立ち位置で他のTVのように頑張らないスタイルへと移行していった。
映画を撮る為に半年間の休養に入った際には、D陣との埋められないギャップから漠然と辞める気でいたが、復帰作となった『リヤカーで喜界島一周』の際に、どうでしょうは番組ではないという悟りに達し、だから自分は続けられる、と思えたという。
アメリカ横断でのやる気の無い様子や、番組後半の夕方4時には宿に入る「企画より宿」の緩いスタイルは反対に大泉とD陣を戸惑わせる程で、これが反対にやる気に繋がり企画を成功させた原動力にもなったとのこと。
この、やる気のないミスターは『プチ復活』にて“いいじゃないか運動”*10と評され、名物の一つとなっている。
一方、他の番組については厳しいままで、大泉は「あんなに怖い人ははじめて」と評して締切(脚本、作曲)に遅れまくる大泉への最後の切り札として社長(ミスター)への報告が使われていた。

『サイコロの旅』や『カントリーサインの旅』での目の引きの悪さに定評があり、堪りかねた大泉からダメ人間と罵倒されたのは有名な話。Thank you!
ミスターという通称も、遠い町のカントリーサインを出してしまい、ヤケ気味に移動を開始した中で大泉に皮肉混じりに“ミスターどうでしょう”と呼ばれたのが最初である。
ちなみに『どうでしょう』の企画のほとんどはミスターの何気ない思いつきをD陣がなんとなく実現させて通った物が多く、実質的な番組スタイルの発案者と言っていい。



「動かないからアレと思って、ギアいじったっけ、ロー入っちゃって、もうウィリーさ!」
「藤村くんその100ドルよこしなさいよ!娘に靴買ってやるよ君の!いつも裸足で歩いてかわいそうだから!」

  • 大泉洋(大泉さん、洋さん、酔うさん、すずむし、ウナギイヌ、シェフ大泉、にょういずみにょう)
今でこそ全国区の知名度を誇る人気俳優であり北海道の星だが、放送当時は現役の大学生(23歳)であった。
前番組の『モザイクの夜V3』にて、引き継がれてきた素人アシスタントの新“元気くん”としてTVに初登場。
一介の素人ながら、仕事を通してその抜群の存在感と面白さを気に入っていた藤村Dが強烈に推して、ミスターの反対を押しきって『どうでしょう』に起用したのが伝説の始まりとなった。
基本的にロケの目的・場所・持ち物等に関して何も教えられず、また企画会議にも参加させられることはない。強引に拉致されたり、あげく痔を告白したり、事故ったり、ヘリや船で吐く等、醜態をカメラの前で曝しまくる。
藤村曰く「地図も読めないバカ」だが、父親は校長先生まで務めた教員一家で、自身も高等学校の地理歴史科(および公民科)の教員免許を持っている。教員実習の帰りを強引に連れ出されたことも。
『試験に出るどうでしょう』では第二回以降、校長として登場しており、天才的な語呂の数々を生み出している。
「歌うように喋る」と評されるように、単なる愚痴やホラ話でも番組を成立させてしまう程に口数が多く、バカっぽくも他者の追随を許さない程の豊富な語彙と話題のパターンを誇り、独特の巧みなトークで番組の骨子を担う実質的な主役とも呼べる存在。ディレクターとの丁々発止の罵り合いはもはやお家芸の域である。ごく初期には遠慮があったものの、本人が意識するより前に周囲が面白さを確信して大泉を中心に置いた番組作りをするようになった。
よくキレている印象があるが、これは番組の方向性に合わせた大泉なりの演出であったとのこと。
モノマネや料理下手*11でも知られ、渡辺篤史の「小林製薬の糸ようじ」のモノマネは、実際にはそんなCMが無かったにもかかわらず話題となり、小林製薬からはHTBに糸ようじが、大泉には渡辺からのビデオレターが届けられ、実際に渡辺本人による「小林製薬の糸ようじ」のCMとナレーションが実現した
前述のように、放送当時から道外にじわじわと知名度を広げており、今や幾つもの主演作が存在し、NHK大河ドラマへの出演をも果たす程の俳優となったのはご存知の通りだが、出世作である『どうでしょう』内では永遠に若手扱いのままである。
ちなみに藤村D曰く、どんなに多忙であっても『どうでしょう』の出演については最優先で空けるようにスケジュールを組めるとのこと。



「すずむしぐらいの脳味噌しかないからそんなことしか言えないんだよ。チリンチリン言ってなさいよ」
「よく言ってくれた。ありがとう!大泉くん」

  • 藤村忠寿(ヒゲ、魔神、藤やん、カブトムシ、ゲンゴロウ)
ヒゲと太った体型がチャームポイントのディレクター。ナレーションも担当*12
放送当時は甘いもの好きのデブという感じだったが、後にマラソンにハマり健康的な生活を送るようになっている。
名古屋出身で、HTBには大学時代*13のアルバイトを経て入社。東京支社勤務を経て関わった『モザイクな夜』で、嬉野や鈴井、大泉と出会った。
実家の喫茶店「ラディッシュ」は現在は閉店したものの、対決列島での登場もあってファンの聖地となっていたのは有名な話。
ただの一スタッフでありながら大泉にも劣らぬトークスキルを誇り、時には出演者を食う程の存在感を発揮する。
前述のように鈴井が大泉と藤村のやり取りを敢えてメインになる画面作りを仕向けるようになったこともあってか、中盤以降は視聴者の耳に残りまくるのは大泉に絡みまくる藤村Dの声ということも。
これについては、半ば視聴者の代弁者という思いも建前上は持ちながらやってたらしい。
流石に故意に顔を出すことはないが、余りにもよく喋り絡むので、度々カメラに姿が納められる。
特技は甘い物の早食い。そのあまりの凄さから『魔神』の称号を持つ。
自分の趣味丸出しで羽目を外したと評された『対決列島』でのきりたんぽ対決で丸飲みしたきりたんぽを飲む様は中国の鉄の球を飲むおじさんに例えられた。
道外出身の為に『モザイクな夜』の頃からローカル番組らしくない番組作りを心掛けており、これがローカル番組であるにもかかわらず地元企業とのタイアップを行わず、低予算ながら時に海外まで飛び出していく『どうでしょう』へと繋がった。
前述のように大泉洋のタレントとしての資質を見出だして開花させたのは藤村である。
大泉もそれを知った上で藤村だけが自分を見て笑ってくれているのではないか?という疑問を『どうでしょう』内でも度々口にしている。
“公式”ホームページの管理人としてもファンには有難い存在。
このように、元は“繋ぎ”の番組、中継がやれない“潰しの効かない奴等”の番組と自虐したり、噂されていた『どうでしょう』で、年間24億を越える収益をHTBにもたらしたのは藤村の慧眼と才覚あってこそ、と言える。
レギュラー番組終了後は顔出ししており、忙しい鈴井と大泉に替わって『どうでしょう』を伝える人間として露出が増えている。
最近は自らも役者として舞台に出演したり、「藤村源五郎一座」なる劇団を立ち上げたり、嬉野Dと共にあちこちのトークショーに招かれたりしている他、2019年からは新作発表を見越しててか、2人でYouTubeチャンネルを開設して当時の思い出を語ったり視聴者から寄せられた疑問に応えており、これまでには出てきていなかった裏話が聞けることも。



「お前が人の金で勝つ訳ねえんだよ!四国でクリームパン食ったろお前!」
「なんでそんなに増えたんだよぉ…」

  • ☆嬉野雅道(嬉野くん、嬉野さん、うれしー)
佐賀出身のカメラ担当。そのため、藤村D程は前面に出る事はない。
元は東京でフリーのディレクターとして企業PRのビデオ等を制作していたが北海道に移住。
そこで仕事をした藤村Dよりデジカムを使った番組作りをしたいと言われ、なら自分で回すと引き受けたことがカメラマンとしてのデビューとなった。
撮影方針は演者やスタッフと同じ視点なので、車中の場合等は殆ど風景ばかり撮って、演者の顔が映らないこともままある。
藤村Dと違い基本的には喋らないが、視聴者も大泉らによって「うれしー」*14と呼ばれて、弄られる彼の存在を感じとっている。
また、視聴者にとっても“どうでしょう”と同じ景色が見られる、普通は名物紹介で終わる他の地域の生の姿を感じられると好評。
旅(移動)番組としての『どうでしょう』人気を決定付けたのにはうれしーのカメラの力も大きかったと思われる。
しかしその分、稀に発する言葉には威力があり彼の名言も少なくない……と言うか、大泉やミスターに対して一番辛辣なことを言ってるのはうれしーという場合も少なくない。
時折聞こえる「カッカッカッ」というあの喉を鳴らすような独特の笑い声は、実は彼が発しているものだったりする。
趣味は写真で前枠後枠での鈴井・大泉両名の仮装を写真に残しており、めでたく写真集を出版するまでになった。
藤村D曰く「もう一人の地図の読めないバカ」。



「いや実際問題ね、この社長のとこじゃ食えないんですよ。」

大泉と同じTEAM NACSのメンバーであり、上記4人以外ではトップの出演数を誇る。実質的な準レギュラー。
その多くはonちゃんの中の人としての登場だが、原付ベトナム縦断・最終夜で流されたスタッフロールでは、鈴井・大泉と同じ扱いで過去の顔出し出演シーンが流された。
素の形体ではダジャレを連発しても同情の笑いさえ起らないが、onちゃんに変身すると、車へ乗り込むだけで全国を爆笑の渦に引き込む事が出来る。
牛乳の早飲みが得意…なのだが、対決列島及び別番組での披露時、限界を超えリバースした。
他番組ではすぐに脱ぎだす変態。地上波初の包茎手術放送(通称:皮オペ)を敢行したことも。
因みに、あくまでも開設30周年を記念した一年限りのマスコットとなるはずだったonちゃんが延命し、現在でもHTBのシンボルとなる程の出世を遂げたのは安田が着ぐるみを着て大泉にボコボコにされたのが切っ掛けであると、当人達も自覚している*15


「待たせたな大泉! お前はもう一人じゃないぞ!!」

  • ☆音尾琢真(音尾さん、noちゃん)
眼と眼の間は離れているが、ファンの心は離さないという粋な文句を持った男。
第三回釣りバカ対決・氷上でのわかさぎ釣り対決の際にはnoちゃんの中の人として参戦。
荒々しい山賊の食卓を地上波に流した。
第四回釣りバカ対決・屋久島24時間耐久魚捕りにも参加。ラジオ終了後の参加だったため1人で札幌から屋久島に来る羽目に。


「50番繁多寺!! ファンタジーーーー!!!」

TEAM NACSのリーダー。
大きな顔が特徴のうどん大好きっ子。四国八十八ヵ所の旅3では、50番札所・繁多寺にて待ち伏せし、大泉の心臓を停止させるべく暗躍した。
「どうでしょうリターンズ」では、鈴井と共に構成作家を務めている。

本編への出演経験はなく、四国R-14(&関連企画)と対決列島の前枠・後枠に出演している。
事ある毎に何かしらの残念な失敗やハプニングを起こす事から、「ミスター残念」という不名誉な呼称をされるが、容姿は端麗である。


その主な企画、栗生んじゃね?

サイコロの旅

初期のメイン企画。記念すべきどうでしょう最初の企画でもある。現在までに6回行われている。
6つのサイコロの目それぞれに移動手段と行き先を割り当て、〇治製菓のサイコロを振って出た目によって次の行き先を決定する。宿泊できるかどうかも含めて完全に運任せのため、交通手段がある限り不眠不休で長時間移動を強いられ続けるという大変過酷な企画。ダメ人間が最も華々しい活躍を見せる企画でもある。
その過酷さから様々なドラマが生まれた。(壇ノ浦レポート、大泉リバース、バレンチノ、はかた号)


★釣りバカ対決

全4回行われており、名前の通り釣りをする。ただそれだけの企画で低予算の為、海外企画の帳尻合わせと言われる。
釣果に応じた点数を稼ぎ、最終的に総合点数で勝者を決めるという方式。だが点数を与えるのは藤村Dや現地民で、かなり適当な加点とあまりに理不尽な減点による点数落差の激しさから、最後の一瞬まで勝者が誰なのか決まらない対決もあるのが魅力。

グランドチャンピオン 屋久島24時間耐久魚捕り

シェフ大泉シリーズ

アラスカの旅で出現した、大泉扮するシェフを中央に置いた企画。全2回。
初回は1998年12月08日に局駐車場にてお粗末なクリスマスパーティーが開催された。同日、安田が海老アレルギーを発症。

2回目は夏野菜を題材としてシェフが料理を振る舞った。通称日本一長い料理番組。
過程は省略するが、あまりの仕打ちに耐えかねた大泉が、藤村Dのご家族・ご両親を脅迫するという事件が発生した。


「おい、パイ食わねぇか?」

★試験に出るどうでしょう

大泉が講師となり、実際の入試問題対策として出演陣と共に現地へ赴き実習する企画。全3回。
1回目はクイズ形式で行われ、2・3回目は特定の分野に応じた場所へ実際に出向き学習する。
また企画終了時には試験が行われ、生徒の成績が振るわなかった場合には、四国八十八ヵ所を4〜5日で巡拝しなければならない。


四国八十八ヶ所シリーズ

全3回。番組を見ている受験生の合格を祈願して八十八箇所を回る。
3回目は通常のルートとは逆周りに巡拝する逆打ち形式で行われた。
また本企画の1・2回目にはミスターは参加しておらず、大泉・藤村・嬉野の3人で進行される企画となっている。
第2回目の79番札所・天皇寺にて、どうでしょう班はついに、あちらの世界の方々との交流を果たす。
以後、どうでしょう班の発言がおかしくなる。
四国R-14は、第2回目のこの出来事を元に制作された。


★原付ラリー編

ミスターの考案企画のひとつであり、国内では今のところ3回行なわれている。
ホンダの原動機付自転車「スーパーカブ」に乗車し、目的地を目指す企画。
ライダーはお馴染み鈴井・大泉両名。その後ろを車に乗ったスタッフが追走するという形をとる。
第1回目は東京都中央区〜札幌市豊平区。なおこの時は「カブを買ってあげる」という名目だったのだが、企画後カブはHTBに接収された。
第2回目は京都市金閣寺〜鹿児島県佐多岬がルートとなる。
第3回目が大泉さんが大河ドラマ「龍馬伝」に出演が決まったことから、羽田空港〜高知県桂浜のルートとなった。
第2回目での魔神襲来による鈴井の思考回路停止。第1回目、国道345号の悲劇(通称:だるま屋ウィリー事件)等目を覆いたくなるような描写が多い。
なお、西日本編は鳥取砂丘事件の為再放送はされていない。(DVD第20弾に収録された)
第3回目で登場したやり取りを吹き込んだ目覚まし時計が製品化されている。
また、第2回目以降は大泉のピンチヒッターとして赤いヘルメットを被った藤村D(通称赤ヘル)が登場するシーンがある。


対決列島

藤村Dと安田のチームびっくり人間と、ミスターと大泉のミスターチームが、立ち寄った県の名物で早食い勝負を行い、手にした都道府県の面積を合計した数値を争う企画である。
出発地は北海道、終着地は鹿児島県西郷公園。
端から見てると『何じゃコレ』となるが、本人達はいたって本気。
名物は大体甘い物が選択されるが、前述した通り、ミスターは甘い物が大嫌いである。


★海外編

番組中期~レギュラー放送終了後のメイン企画。数か月分の製作費を前借りし、ローカル番組としては異例の一週間前後にも及ぶ長期ロケを行う。たいがい無茶なスケジュールだったり国内以上に過酷な環境に放り込まれるため、出演者がカメラ前で脱糞したり精神崩壊するなど、ハプニングという名の見所が多い。

主な企画としては
オーストラリアを車で縦断
アラスカにオーロラを見にいく(実際は見れずじまい)
韓国でサイコロ振って飯を食う(実際はほとんど食えない)
マレーシアジャングル巡り
マレーシアジャングルリベンジ
ヨーロッパ21ヶ国制覇(1週間で結局13ヶ国しか制覇できず)
ヨーロッパリベンジ(21ヶ国制覇で積み残した北欧4ヶ国を制覇)
ヨーロッパ20ヶ国完全制覇完結編(なぜか1ヶ国減った)
21年目のヨーロッパ21ヶ国完全制覇(なんやかんや全部制覇)
アメリカ大陸を七日間で横断
バズーカ持ってコスタリカに鳥撮りに行く
(ミスター、大泉に600ミリで撃たれる)
ユーコン川カヌー下り
ベトナムをカブで縦断(レギュラー放送最後の企画)
初めてのアフリカ

がある。









「大泉くん、加筆しなさいよ」
「あぁ?藤村くんやりなさいよ。僕はやりたくなかったのにキミ達が
 やれ、項目だあ〜 やれ、リンク張りだあ〜って」
「つべこべ言わずに直せって言ってんだ!」
「あぁ!?」


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最終更新:2024年02月04日 08:41

*1 『開運!なんでも鑑定団』のリポーターで有名な住田隆と『有言実行三姉妹シュシュトリアン』で猫姫役を演じたふせえりのコンビ。

*2 この為、放送終了後から藤村、嬉野の両Dにより立ち上げれたホームページは“公式”と呼ばれる。

*3よしもと新喜劇』のようなバラエティ番組を制作する局も存在したが、それらも制作するのは大都市圏の系列局に限られていた。ちなみにHTBも1980年代に高田純次をMCにした深夜番組を制作・放送していたことがある。

*4 交流は両作のファンでもある映画監督・本広克之氏の尽力が大きく、イベントにも登場している。

*5 日テレの『金曜ロードショー』の前身番組、またはTBSの同名番組。

*6 こちらは後にDVD・Blu-ray化はされた。

*7 写真集には掲載された『ヨーロッパ・リベンジ』の「ムーミン登場」や『西日本完全制覇』で問題になった「鳥取砂丘への番組名落書き及び砂採取」等。

*8 Creative Office CUE。

*9 この時に見せる細かな演技について嬉野Dは「まだまだ大泉が及ぶ域ではない」と評価している。

*10 大泉「いいじゃないか主義」藤村「いいじゃないか運動」のやり取りで命名。団扇を手に「いいじゃないかいいじゃないかヨイヨイヨイ」と踊るミスターのアニメーションが挿入された。

*11 料理のスキル自体はあるのだが、壊滅的に段取りが悪く味付けを極端に辛くするのを好む傾向がある。

*12 無駄にいい声で抑揚や発音も完璧なので、事情を知らなかった嬉野Dが最初はプロがやっていると思っていた程。

*13 作中で大泉から「おまえホントに大学出たのか?」と罵倒されているが、実は北海道大学法学部卒という高学歴の持ち主。

*14 子供の頃からのアダ名らしい。

*15 より正確には道外にも人気が波及していた『どうでしょう』でやったことであろう。