レブラプター(ゾイド)

登録日:2013/02/16 Sat 01:33:14
更新日:2024/02/18 Sun 09:00:44
所要時間:約 4 分で読めます




レブラプターとは、トミー(現:タカラトミー)の展開する『ZOIDS』に登場する金属生命体・ゾイドの一種。




【機体データ】

番号:EZ-027
所属:ガイロス帝国
分類:ベロキラプトル型
全長:11.4m
全高:7.56m
重量:23.5t
最高速度:210km/h

武装・装備
キラーファング
ハイパークロー×2(前脚)
ストライクハーケンクロー×2(後脚)
カウンターサイズ×2
イオンチャージャー


【機体解説】

ガイロス帝国軍が西方大陸戦争中期にジェノザウラーと共に開発したベロキラプトル型ゾイド。

ジェノザウラー同様、オーガノイドシステム(以下OS)を搭載している。
ジェノザウラーに比べ、OSの出力を限定的に抑えた事で操縦性は良好。
小型ゾイドとしては従来型を凌ぐスペックを獲得し、戦闘力でコマンドウルフをも凌駕、数が揃えばゴジュラスすらも撃墜可能な程。


OSを搭載したゾイドは狂暴性が増すというデメリットがあるが、本機はそれを逆手に取り武装を格闘用の物のみにすることで、その狂暴性を最大限活かす方法を取った。
また、ガンスナイパー同様にイオンチャージャーを搭載しており、これをオンにする事でコアを活性化させ戦闘力を増強させる*1

運用面ではジェノザウラーとの連携が想定されており、充実した火器の持つ同機とは相互補完の関係にある。
主任務はその機動性と格闘能力を生かした突撃戦となるが、肘部にはハードポイントが存在するため、ここに小型のビーム砲を搭載する事も可能。
格闘性能や運動性を中心として、基本スペックは高いものの、全体的には火力不足という問題がある。そのため開発時期が近いガンスナイパーには”並みの小型機の火器なら被弾してもごり押せる生命力を持つレブラプターをあちらはあっという間にハチの巣にできるため運よく近づけるシチュエーションでないとこちらが不利”という状況になりやすい。また、上空から一方的に爆弾やらミサイルで攻撃してくるプテラスやハンマーヘッドも苦手。ダブルソーダの機銃程度ならなんとか耐久力で耐えられるので、あちらが近接攻撃を挑んでくれば勝機はある。


コロコロコミックで掲載されたテストバージョンでは、全身が毒々しい赤一色に染め上がり、カウンターサイズが真っ白、という一風変わったカラーリングだった。
同時期に掲載されたジェノザウラーのテストカラー(黒い外装と、赤い内部パーツ)はアニメに登場するなどして割と知られているが、
けばけばしい赤色が浮いたからか、レブラプターのテストカラーが登場することはほとんどない。


【漫画】

◇『機獣新世紀ZOIDS

コミックス三巻に登場。
城壁都市「ミュール」周辺の畑地帯にてバン・フライハイト一行の前に二機が出現。内一機にはキルシェ・ハルトリーゲルが搭乗。
この時はミュールへの嫌がらせの一環として「暴走したヘルディガンナーを捕獲する」という口実の下、畑を踏み荒らしていた。
しかしブレードライガーのシールドリフレクトによりヘルディガンナーを吹き飛ばされ、ヘリック共和国大統領・ルイーズの一喝により撤退した。
ちなみになぜか口の中に機銃が搭載されている。



【アニメでの活躍】

◇『ゾイド -ZOIDS-

いわゆる量産型雑魚ゾイド。描写的な必要もあり基本的に火器付き。
原作設定通りの出自かどうかは不明だが数の暴力という点は完全再現。
様々な勢力で使われたが、ブレードライガーに切り裂かれたりデスザウラーに踏み潰されたりと基本やられ役なため、大きな活躍は少ない。


GF編で一度だけバンが搭乗。
なんと全く同じ性能の同型機複数相手に無双してみせた。
しかもバン自身も
なかなかいいゾイドだな。レブラプターも
と、かなり高評価している。

レブラプターやっぱ強ェ……!!

ただし村人が人質にされていたこともあり、最終的に複数からの射撃に敗北したが、原作通りの格闘オンリーならば多分勝ってた。


◇『ZOIDS新世紀/0

BD団のポルタが30体くらいの大群を引き連れて使用。もちろんポルタ自身もレブラプターに乗って登場。
ビット・クラウドとレオン・トロスのバトルに乱入し、威勢よく「ぶっ潰してやるぜ!!」と口を酸っぱくして意気込む。(なぜそのタイミングで攻め込むのだ……)
だが、せっかくかき集めた30機はブレードライガーとライガーゼロシュナイダーのブレードコンビに瞬く間に蹴散らされ、ポルタ機は逃げようとしたところをナオミ・フリューゲルガンスナイパーによって宙へ吹っ飛ばされる。
この時の飛び具合はギャグ調そのものでユニークである。

ガンスナイパーとは同じ種類のベロキラプトルらしく、鳴き声が一緒。


余談だが、レブラプターの鳴き声は他の作品にも使われており、遊戯王青眼の白龍ぴちぴちピッチの水竜、トトリのアトリエの荒野の魔獣にも使用されている。



【バリエーション】


●レブラプターPB

パイルバンカーを装備した格闘戦と攻城戦用の仕様。
ちなみに、このパイルバンカーはゴドスイグアンに搭載される事もある。


●レブラプターWPB

漢のロマンが2倍になった。
しかし、運動性の方は……。


●レイヴェンラプター

『ZOIDS妄想戦記』に登場した強化機体。
キットは上記のレブラプターPBの色換え。
設定ではパイルバンカーの重量増に対応するため、俊敏性を高める改造が施されている。
ガイロス帝国の黒騎士「ハインケル・サーベラー」の愛機で、なんとバーサークフューラーのバリエーション機、シュトゥルムトゥランと互角の戦いを繰り広げた。



【キット】

小型ゾイドらしく、ゼンマイ動力。
しかし他のゼンマイゾイドとの違いとして、ゼンマイの竜頭が着脱可能で目立たないと言う特徴がある。
その竜頭はイオンチャージャーとして背中に接続出来る。また、ドライバーを使って巻く事も可能。
この機構は同型のガンスナイパーにも搭載されている。

この竜頭方式は好評だった為、後の新規のゼンマイ駆動ゾイドにも受け継がれた。




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最終更新:2024年02月18日 09:00

*1 HMMシリーズではガンスナイパーのイオンチャージャーが抹消され、スコープへの改変されてしまったが