ハマーン・カーン

登録日:2009/06/11 Thu 19:24:13
更新日:2024/03/13 Wed 08:07:38
所要時間:約 9 分で読めます





こんな所で朽ち果てる
己の身を呪うがいい!


機動戦士Ζガンダム』および『機動戦士ガンダムΖΖ』の登場人物。



小惑星要塞アクシズでドズル・ザビの娘ミネバ・ラオ・ザビを指導者に頂くネオ・ジオンの摂政。0067年1月生まれ。
……つまり初登場時はまだ20歳である。
まあシャアも初登場時に20歳だけどさあ。
ミネバはまだ幼いため、彼女に代わってハマーンがアクシズの実質的指導者となっている。

【人物】

まさに女傑と言える御方であり、その若さに似つかわしくない大胆不敵な性格。
優秀なMSパイロットかつNTであり、ファンネルを多数搭載したキュベレイを手足のように乗りこなす。
アクシズを束ねるだけあって非常にカリスマ性が高く、ZZのマシュマー・セロのように彼女に心酔する人物もいる。
また、高慢と見られるほどプライドが高く他者を寄せ付けないところがあるが、
実際の所は寂しがり屋であり、Z時は特に元恋人のシャア・アズナブルとの繋がりを求めていた。それこそ色々と酷いことをされているのに何度も許そうとするぐらい。

ただ本来アクシズ側の勢力だったはずのシャアからは、ミネバの教育方針の違い等から嫌悪感を抱かれ、徹底的に拒絶されたり何だったりされた。
というよりもそもそもシャアはアクシズに居たくなくなったらしく、エゥーゴに入ってからアクシズ側への攻撃などに逡巡する様子はほとんどなく、
後にアクシズを「忌まわしき記憶」とまで言ってのけるほどである。
そのためかZZにおいてジュドーと知り合った後は彼との繋がりを求めている。
全部が全部ではないが、思想といいZZでの行動といい、根本的な問題は大体シャアの悪影響な気がする。

アクシズという過酷で特異な環境は殊更にカリスマ指導者を求めていたはずであり、責任の重圧も大きかったのではないかと推測される。
小説版Ζにおいては「ミネバに世間を広く知って育って貰いたい」と会食に誘ったカミーユに悩みを打ち明けており、本来の教育観はシャアに近く、ミネバを傀儡として偏向教育を施すのは本意でなかった事が明示されている。
しかもアクシズ勢力は故郷を失っている身であり、更にジオン公国軍ティターンズと比べるとかなり小規模なため、
ZZガンダム作中ではサイド3の旧ジオン領を譲渡させる目的でコロニー落としを決行する…などの凶行を行っている。

その性格から怖いもの知らずに思われがちだが、
優れたNT能力からかリィナ(妹)が傷つけられた際のジュドーの怒りのプレッシャーには完全に圧倒され、取り乱していた。
また、TV版や映画版と比べてカミーユとの交流が多い小説版Ζでは、「もっと若い頃を知りたかった」と言うカミーユの為にお洒落をして自分の大好物を御馳走する、カミーユに親身になってアドバイスを送ったり、逆に前述のように育児の悩みを漏らしたりと年頃の女性や若ママらしい一面を見せている。
彼女も人の子なんです。


髪型はピンク髪のボブヘアーで、昔からミンキーモモに似ていると言われてきた。
目つきの鋭さは似ても似つかないが。

(一説にはハマーンを快く思わないアンチがシャアに気に入られようとセイラ・マスの髪型を真似た、と言うデマがあったが、彼女の名誉のために言うとこの髪形にしたのは、あくまで作戦上とシャアを守るために仕方なくカムフラージュしたものであって彼女の本意ではない)
ΖΖでは1話だけシャギーの入ったロングヘアーにしている。
ミンキーモモ「闇堕ちしてきた」


Z時代の服装は黒のタイトなワンピースとシンプル。
ΖΖ時代になるとザビ家の紋章をあしらった派手なスーツと特徴的な冠を着用しており、軍の指導者と言うよりは特撮の女ボスのような趣だった。
ジオンの将校はこんな人ばっかりである


MSの操縦技術も高く、滅多にノーマルスーツを着用しない。
シロッコ、レコア、サラを同時に相手にしても全く引けを取らず、ハイメガキャノンフルパワーすら受け止めた。
最強NT候補に名を連ねる御方でもある。
アムロ・レイが宇宙に上がっていたらどっちが勝ったのか。
ZZでは初めて搭乗したであろうアッガイで巧みな操縦技術を披露しており、キュベレイでなければ実力を発揮できないというわけではない所を見せ
ついでに初代では戦闘でいい所のなかった、アッガイの汚名返上も果たしている。


逆に、前線指揮官としての能力ではライバルの後塵を拝している感は否めず、グリプス戦役の最終決戦ではジュピトリス攻撃に狙いを絞ってエゥーゴへの警戒を怠った上に密集隊形で突撃させたために、シャアの不意打ちで虎の子の熟練兵部隊を壊滅させられている*1
一度の失敗ではあるが、小所帯のアクシズにおける熟練将兵壊滅は最期まで尾を引き、喪失したベテランの穴を埋める為に急遽抜擢した新人に反旗を翻させられて組織が崩壊する原因となった。
…と言われることも多いがTV版では熟練将兵を軒並み失ったという設定は出ておらず、グリプス戦役でエゥーゴやティターンズと比べれば大きな損失はなかった上に様々な勢力の引き抜きも出来ていて漁夫の利を得ることに成功したという設定である。
TV版Ζガンダム第49話では「モビルスーツ隊を全て出す、狙いはジュピトリスのみ!!」と明言して発艦させたMSの大部隊にメガバズーカランチャーを撃ち込まれて数十機が爆砕しているので、ハマーンの指示で直ぐに動かせ、尚且つティターンズ相手にも戦力になると認められたパイロットが大量に死んでいる点も劇中描写から明白である。
軒並みとは言わなくとも「子飼いの熟練兵部隊に大打撃を受けた」事は事実であるし、その悪影響の解釈は視聴者に委ねられると言う処だろう。


また、シャアカミーユ・ビダンジュドー・アーシタといったNTと惹かれ合ったが、共感することはなかった。
ジュドーとはそうでもなかったが、シャアやカミーユとの溝は特に深かった。
カミーユからはその凄まじいNT能力でずけずけと心に踏み込まれ、過去の胸に秘めた大切な思い出を見られたため激怒した。小説版によれば部下からの勧めにより、作戦上どうしてもカムフラージュとして恋人役、一説には婚約者役を一時の事としても、互いが望まずとも演じなければならなかったとされている。小説版によれば、ちょうど作戦上、少女時代にこの作戦上イメチェンを求められたためあの髪形になり、以来ずっとこの髪型を通して来ている。
(ハマーンはノリノリで浮かれまくっているがシャア当人の中では黒歴史になっている。またその頃は2人の関係はそこまで悪化していなかった。あの写真そのものはハマーンの自室のアルバムに厳重に保管されており過去に実際にあった出来事である)
胸に秘めた妄想まで覗かれたので凄く激怒した。怒るのは当然過ぎる。


【来歴】

ガンダムエース漫画『C.D.A. 若き彗星の肖像』の影響か、「少女時代は可憐で純真な性格であった」設定はほぼ公式化しつつある。
通称はにゃ〜ん
家族仲はとても良好。
シャアが居た頃までは顔つきも険しくない。
ただしストーリーが良く言っても癖が強い代物で、外見以外の設定については概ね扱いづらい代物で、内容はファンからもスルーされがちだったりする。


父はジオン公国高官マハラジャ・カーン。
妻とは6歳差で、C.D.A.にて姿が判明。

母のレイチェルは0073年に40歳の若さで死去(マハラジャ46歳、ハマーン6歳の時)。
妻の死に傷心したマハラジャを気遣い、デギン公王はザビ家主催の夜会に招待し数人の女性を紹介したりもした。

16歳でドズルの妾(妻子の世話係?)になった8歳上のマレーネは病弱で、1年戦争前に死去。

PCゲームやC.D.A.には4歳下のセラーナが登場。可愛い。
心優しく、ZZ時代後、ゲームにて穏健派外務次官として父の意志を継ぐ。
ゲームで対立することになる人物の若い頃は漫画にも登場する。

ちなみに父はダンディで母や三姉妹は美人である。


元々NT能力が高く、キシリアの要請で0073年に6歳で研究機関に編入された。
その間は噂で有名なシャアの存在が心の支えで、0081年に初めて出会ってからはそれが恋心に変わるが…


0081年頃、14、15歳のこの時は髪型がクェスと似ていた。
憧れの存在だったゼナ・ザビの病死後は、ミネバの世話係をする。
ゼナの死を含め様々なことで精神が不安になった彼女について、ララァはシャアに警鐘を鳴らしていた。
父の病死後、16歳の時に正室であるミネバの摂政に就任。

ちなみに、Ζに登場した侍女のラミアも本作でミネバのお世話をしている。


そして0083年10月、ある真実を聞き性格や瞳の色が豹変、ある事件でシャアとは距離を置く。

直前にはシャアとハマーンが2人で視察中、小説版によれば部下からの勧めにより、作戦上どうしてもカムフラージュとして恋人役、一説には婚約者役を一時の事としても、互いが望まずとも演じなければならなかったとされている。この時は2人の仲はそこまで悪化していなかった。
小説版によれば、ちょうど作戦上、少女時代にこの作戦上イメチェンを求められたためあの髪形になり、以来ずっとこの髪型を通して来ている。少女時代のはにゃ〜ん様から、我々の良く知るハマーン・カーンへと変化したのがこの時であるとされる。
これ以来、この思い出は彼女の中で非常に大切な思い出となったのだった。

ハマーンはその場を去るシャアに背中を向け、静かに涙を流していた…

0086年2月、19歳のハマーンはシャアへの未練を残したまま(事実、シャアには一緒に来るよう誘っていた)、アクシズを地球圏に発進させる。


同誌連載で、劇場版Zの裏側を描いた漫画『機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー カイ・シデンのレポートより』では、
初代でドズルの部下だったラコックがカイにハマーンの事を語っている。
ハマーンやマハラジャの姿はC.D.A.版準拠だが、ハマーンの人物像、父やザビ家への感情はやや異なる。

ハマーンには父に「娘」ではなく「軍人」として認められたいという思いがあり、父が描く未来像、「ジオン再興」を願っていた。

しかし、マハラジャがドズルへの忠誠の証に姉を側室に出した事を卑しく思い、ザビ家に怨みを抱くようになり、姉を売った父にも憤りを感じる。

マハラジャ自身も、C.D.A.にて「娘を生け贄にした卑劣な父親」と感じている。
マハラジャはC.D.A.では0083年8月に病死したが、こちらではハマーンの手によるものでは、と示唆されている。

父の死後は16歳でミネバの摂政に就任したが、ハマーンはミネバに少なからず歪んだ感情を抱いているらしい。

ラコックはドズルの心情を察し、ミネバを派閥争いの駒にしないよう嘆願書を出し、地球圏に追放されている。
アクシズにて、ラコックはシャアから「ザビ家への恨みは消えないが復讐に後悔の念が無い訳ではない、
ミネバ様には是が非にでも幸せに育っていただきたい」と聞き、ハマーンにはシャアと同じ不幸を繰り返して欲しくないと思っている。


とはいえ、TV版・劇場版ともにミネバを気遣っており、ミネバの方も特に劇場版ではとても感謝している。

ちなみに、カイレポの単行本のインタビューによると「C.D.A.はTV版、カイレポは新訳版での出来事」とのこと。
また、C.D.A.の続編として『Ζガンダム Define』が連載されており、TV版もしくはDefineに繋がることになる。


0088年2月、クワトロとの戦いに勝利したが、その時の思いは…

「私と共に来い!」
「シャア…私と来てくれれば…」


0089年1月、ジュドー・アーシタとの戦いで負けを認め、その短い生涯を終えた…
もう少し早く出会えていたなら…

「帰ってきて良かった…強い子に会えて…」



【主な搭乗機】


キュベレイ
ガザC(専用カラー)
アッガイ
エルメス3号機
チャイカ(漫画版Z)
白いリック・ドム(C.D.A.)
シュネー・ヴァイス(上の改修機)



【余談】

暗く寒いアステロイドベルトにいたので夏が好き。
0083(11月)では、宇宙を見て「寒い…ここにあと何年…」と呟いていた。
モウサ内は1年の大半が夏であり、よく宮殿で日光浴をしている。


よく険しい顔つきをしているせいで威圧感があるが、本来は美女にしてスタイルも抜群で、かなりの巨乳の持ち主。
ZZでは、美しくも悩ましい水着姿を堂々と晒していらっしゃる。
上下青白シマシマビキニを。
ハマーン様が動くたびに熟れに熟れ、大きく実ったアレはもう…


作中では主人公でNTのジュドーをくどきまくっている。
本音を隠さずにズバズバ言いまくるジュドーには安心して自分も本音を隠さない。
そしてそのジュドーに言い寄るもまるで相手にしてもらえず、失意の中で最期を迎えることとなってしまった。
後期OPのサイレント・ヴォイスはそんな道化芝居を演じる彼女の心情を歌っている。
しかし今まで男(というかシャア)に翻弄されていただけに、前向きな上に等身大の自分と向き合ってくれたジュドーのおかげで最後だけは少し満足出来た。


なお、素でナイーブな上に中途半端な知恵や駆け引きを身につけ始めた年頃で、しかもズケズケと心に踏み込んできたカミーユには容赦ゼロだったりする。
特に後者のせいで当然と言えば当然である。「他人の心を覗きすぎるな、身を滅ぼすぞ」とはシャリア・ブルギレンに言われたことだしね。
しかし、TV版や映画版と比べて交流が多い小説版では「カミーユはハマーンのお気に入り」とシャアに太鼓判を押されており、自分からカミーユに悩みを漏らしたり、先輩として真摯に助言したりしている。
心を覗かれた際も自分から悩みを漏らすほど親しくなっていたせいか怒りより寧ろ動揺が激しく、カミーユもハマーンの真摯な助言を素直に受け入れていたので、アクシズとエゥーゴの関係が破綻しなければカミーユの良き姉貴分になっていた可能性も高かった。


担当声優の榊原女史の好演もあり、カリスマあふれる人物としてファンからの支持は高いが、
当の榊原さんは戦争を美化したくないと思いながら悲哀を込めて演じたつもりであり、
ΖΖの収録終盤に「ハマーン様かっこいいと評判ですよ」とのファンの声を初めてスタッフから聞かされた際は喜ぶどころか逆に自分の演技力の低さを嘆いたそうな。

また富野監督は彼女を「漁夫の利を狙う小物」と語っている。
事実『Z』本編では、エゥーゴと地球連邦が相争う中で、目論み通り、独り勝ちに近い結末を迎えており、漁夫の利という表現は決して間違ってはいない。
それでも彼女の「大物」イメージが崩れないのは、その堂々たるリーダーシップと、卓越したパイロット能力の賜物といえよう。
対抗馬のシャアやシロッコ辺りは、パイロットとしては別だが人格的には何とも言い難い人物ということもある。
理想ばかりを見て奇行に走り、現実処理に嫌気がさして放浪する、大物ぶった(●●●)連中(byアムロよりも、小物でも堅実なだけマシかもしれんし

ガンダムEXA』では、とある場面で「はにゃーん様」が1コマ登場している。


また、ガンダムビルドファイターズとある回では彼女にそっくりなモブが登場。
これまたミネバにそっくりなモブとともに穏やかな日を過ごしており、往年のファンに安堵のため息をつかせてくれた。

いいぞもっとやれ。

ガンダムエースでは「アラサーOLハマーン様」というスピンオフ漫画も連載された。
作者はいわさきまさかず氏。
いわゆる現パロであり、会社員として部下や元カレに悩まされる日々を送るハマーン様が見られる。
なお、本来のハマーン様はアラサーには程遠いお年だが、本作では30歳の設定となっている。


名前の由来はアメリカの未来学者ハーマン・カーン。

生涯は木曽義仲と共通点が多々ある。
  • 幼少期に故郷を追われて辺境の地に匿われながら育つ
  • 敵対的な政権の混乱の乗じて主家の子女(ハマーンはミネバ、義仲は以仁王の息子)を神輿に挙兵する
  • 嘗ての同胞(ハマーンはシャア、義仲は頼朝)と複雑な関係になるも一旦は停戦する
  • 勢いに乗って政治中枢を抑えるも、其れまでの戦いで子飼いの精鋭を大きく削られてしまう
  • その為に外様の傭兵や慌てて抜擢した新人に頼らざるを得ず組織の統率が崩れる
  • 決戦に敗れ、せめてマシな最期を準備する為に最後に残った忠臣(ハマーンはキャラとニー、義仲は今井兼平・巴兄妹)が決死の奮戦をして強敵を足止めする
  • 清潔感溢れる美男美女



【SDガンダム外伝での活躍】

第三章「アルガス騎士団」にて、ユイリィ姫の侍女という立場で登場。
一応声は榊原氏であるが、敵国の王子カミーユの事を思うユイリィ姫に「いけません!」と連呼しながら制止しつつ、いざ敵が攻めてきたら助けを呼ぶ振りをして逃げるという、原作からは考えられないような情けない役柄であった。
ファミコンソフト「SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語2 光の騎士」ではカミーユ王子とユイリィ姫の仲の良さに嫉妬したこともあり敵として登場する…も、弱い。
こちらの能力を調べる「ハマーンのメガネ」を使用する以外は特に何もしてこない。また倒したらその眼鏡が手に入る。
……まぁこんなんでも2020年までSDガンダム外伝では全く出番がなかったシロッコよりある意味マシかもしれないが
同作には搭乗機のキュベレイも出ておりそちらはなかなかの強敵となっている。こちらの声優も榊原氏。原作のハマーンさながらの苛烈さはこちらが持っているというべきか。

原作の烈女と比べて流石に情けなさ過ぎたのか、ほしの竜一氏の漫画『騎士ガンダム物語外伝』では「王女ハマーン」として登場。
謎の魔物に襲われているこの国では、国王ロンメル(マハラジャではない)は娘であるハマーン可愛さに国中から少女を集め、更に似ている娘を王女に仕立てて魔物の生贄に捧げようとしていた。
だが自国の民を犠牲にする政策に我慢できない彼女は原作さながらの心の強さを見せ、騎士ガンダムと共に魔物を討伐。生贄にされそうだったハマーンのそっくりさんも無事救出された。
更にハマーンは捕えられたほかの少女達の解放と、その牢に父ロンメルを投獄する事を命じ、自らが新しい「女王」となるのであった。
と上記の侍女ハマーンとは雲泥の差である活躍を見せている。
ちなみにこの王女ハマーンは12歳である。
要するにこの国は12歳になる少女を集めるというロリコン政策をしていた事となる。そりゃロンメル王は投獄されるわ…。
ロリなハマーンといい、立ち上がる活躍といい、展開だけ見たらC.D.Aの先駆けとも言える


その他SDガンダム関連では基本的にキュベレイがハマーンの性格を受け継いでおり、声も榊原氏が演じる事が多い。


ゲームでの活躍】

原作での強さを反映してか、ゲームでもかなりの強さを誇る。

スーパーロボット大戦シリーズ
ほとんどの作品で技能含め女性キャラ最強のステータスを誇り、おぞましく性能の良いキュベレイを乗りこなし二百メートル級のロボットの亜光速の蹴りをはじめとする必殺技や必殺武器をビームサーベルで切り払うなど、プレイヤーを恐怖のどん底へと叩き落とすが、
作品によっては仲間にもなる。その時の嬉しさ頼もしさはかなりのもの。
場合によってはハマーン様無双もできるくらい強い方。

一部作品ではシャアにデレたり、ララァやナナイと修羅場を繰り広げたり、オバ(r呼ばわりされたり。あれでも21、22です

実は『第2次』~『第4次』までの旧シリーズではそんなに目立つ存在ではなかった。
というのも、DCの幹部と言う設定であったため、ビアンやザビ家などもっと上の立場の人間がいたため。強さ的にもそれらを食わないような中の上くらいの強さ。強いて言えば『第2次』でニコニコ顔でギルギルガンを繰り出してくるいまでは見られないようなポジションがあった程度。
同様の幹部ポジションのシロッコが滅茶苦茶目立っていたことも影の薄い理由。

『第4次』ではノイエDC(本作においてネオ・ジオンとデラーズ・フリートの混合組織)という新組織を立ち上げ、コロニー落としを仕掛けようとしたりジャミトフ暗殺するなど暗躍するも、終盤はゲストや本家DCとの小競り合いで戦力を失い、デラーズも戦死したためハマーンも雲隠れするという何とも言えない退場。
ただし、ルート次第でシリーズ最強のマップ兵器アトミックバズーカをくれるのでその点では印象深い。

本格的に目立つようになったのは『F』『F完結編』から。
DC宇宙軍のボスであり、前編となる『F』では実質ラスボス。2回行動してくる上に各種パラメータや特殊技能、キュベレイの性能と合わさって滅茶苦茶強い。
終盤DCルートではクワトロの説得で仲間にできるなどの地のシリーズの基本は今作でできたといえる。

D』ではジュドーとの戦いで死亡したと思われていたが、非常に厳しい条件を満たすと、
なんとエンジェル・ハイロゥの中でコールドスリープされている所を発見される。
ちなみにこのコールドスリープされているハマーン様は、ジュドー曰く

「憎しみを生むものを吐き出して、こんな穏やかな顔をしてるじゃないか!」

との事。どんな顔だったのか非常に気になる(アンソロジーコミックでもネタにされた)。

ニルファ』では後半でハマーンと協定を結ぶことで仲間にできる。
実はNPC時のハマーンが撃墜されると協定を結んでも仲間にならないのだが、HPが9万ある敵仕様のキュベレイを落とすのは味方のMAP兵器を故意に当て続けるぐらいしか方法が無い。特にメリットが無いやり込み要素になっている。
こちらでもアムロ達に並ぶ強さであり、仲間にするとドーベン・ウルフやキュベレイも手に入るなどかなり優遇されている。
しかも仲間にした場合はラスボスへの説得、会話ありと主役並みの扱い。
一方で拒絶した場合にはシャアと合流し、こちらに戦いを挑んでくる。プレイヤー側に利点の薄いので選ばれることが少ないルートだが、彼女にとっては幸せかもしれない。ちなみにαシリーズでは拒絶が正史扱いである。

Z』では割と味方に友好的で、ifルートで自軍に加入する。
ハマーン様曰くラクスは「危険な女」とのこと。影響力という意味に限れば言えてる。
が、当のハマーン自身がかなり危険な女であるというツッコミどころが。

第3次Z』では、時獄篇では残念ながらほぼ全編通して敵で、一度だけスポット参戦するのみだが、
続く天獄篇ではなんと歴代スパロボで初めて、それも中盤終わり頃から、完全無条件参戦してくれる。
シャアが期待した自軍部隊を見定める為に決戦を挑んできたり、シャアに対してケジメのタイマンを挑んだりと、今回綺麗なシャアに相当影響されている。あとデレる。
DLCでは地雷原でタップダンスを踊るが如きノノの無邪気さにタジタジになっていたり。

T』でも地球を賭けての戦いの末に、無条件で仲間入り。
それに至る前のちょっとしたルート分岐によってはさまざまな、しかし実のあるガールズトークの中心に立つ珍しい光景を見せてくれた。

数多くの作品が参戦した『クロスオメガ』でも当然のように登場。
以前から「汚いミンキーモモ」呼ばわりされていた彼女だが、今作でとうとうミンキーモモと共演がかなった
ただし、メインでからむのはどちらかと言うとミネバ様の方で、流石に髪型に言及もされなかった。

ヒーロー戦記』ではほぼチョイ役…と思ったらエンディングでたこ焼きにドライアイスをぶち込む奇行を見せてくれた。


Gジェネ
こちらでもトップクラスのステータスを誇りキュベレイの能力をフルに引き出せる。

ちなみにモノアイガンダムズとDSでは一年戦争期に少女時代のハマーン様が参戦。
自軍の数少ないニュータイプとして活躍される

その後、グリプス戦役に突入するといつものハマーン様が登場されるがルート次第では仲間になって下さる

ここまでは普通だが、仲間になった際に少女時代の顔グラ(当時、14、15歳)に戻るという離れ業を披露なさる。(直後の選択次第ではいつものハマーン様に戻られる)
人は、それを、若作r(爆発音

また、ハマーン様が加入していた場合、後々CCAシナリオでシャアを説得できるのだが、
その際通常の顔グラの方だとシャア(サザビー)のHPを30%以下にする必要があるのだが、ロリ顔だと50%以下で説得可能になる
シャアェ…

DSでは逆にクワトロの説得で仲間になり、こちらでも「髪型を戻してみた」と言う理由で少女顔に戻る。明らかに髪型だけではない
その後のクワトロの選択で顔グラが「似合っていない」でいつものハマーン、「ノーコメント」ではにゃーんになるようになっている。

『ガンダム無双』では、きれいなハマーン様となっており、カミーユと意気投合していた。
…シャアとはわかり合えなかったけど。


ギレンの野望シリーズ
アクシズの総大将として登場することが多く、パイロット能力も最上位に食い込む最強候補の1人。
敵に回った場合は理不尽な強さで自軍の艦船やMSを蹂躙するため、恐怖の対象として扱われる事も。
特に『ジオンの系譜』で「彼女がSランク+キュベレイに乗って専用機補正がかかっている」場合は、冗談抜きで攻撃が当たらない。
たとえアムロやカミーユのSランク+高性能機体をもってしても。
MSの物資切れや、疲労を溜めることによる回避値の低下を利用しなければまず撃破は不可能。

「アクシズの驚異」でも同様に、強敵として立ち塞がる。キュベレイに載せた際の無敵っぷりも健在。
ハマーン率いるアクシズ勢力も、ガルスJガザDを主力としており、苦戦必須。
一部のシナリオでは、イベントや自軍アライメント次第で協力関係になってくれる場合もある。
ティターンズ・シロッコでは、なんとΞガンダムに搭乗させることが可能。

アクシズの脅威でのアクシズは、地球圏帰還直後のハマーン様として戦うシナリオとなっている。
一年戦争直後に地球圏を離れていたこともあって、敵となるエゥーゴ・ティターンズと比べ兵力・技術共に大幅に劣っている。
ハマーン専用ガザCやノイエ・ジールといった、高性能機を駆使して激動のグリプス戦役を戦い抜く。
初期こそ貧弱に思えるが、最高峰のパイロットであるハマーン様に掛かれば進軍は難しくない。
条件を満たせば、ジュドーを加入させ、グレミーを離反させないというIF展開も実現できる。

連邦軍シナリオでは、ティターンズ及びエゥーゴの決起・開戦前に何故かアクシズが地球圏に戻ってくるため、デラーズ紛争直後にいきなりZZ時代のMSを相手取る事になる。
時系列もデラーズ紛争→第一次ネオ・ジオン抗争→グリプス戦役→第二次ネオ・ジオン抗争とZとZZが完全に逆転する珍現象が起きるため、技術レベルによっては正念場どころか修羅場になる。


機動戦士ガンダム Extreme vs.シリーズ
キュベレイに搭乗し参戦。
クロスオーバーが多い等作品においては相方であっても敵意剥き出しな掛け合いが多く、偽物の番犬と嘲る姿や、全般的に強化人間を唾棄する姿勢を崩さない。
アニメ同様にヤザン・ゲーブルとも嫌悪感をお互いに隠そうともせず、CCA時代のシャアからはアクシズの過去の支配者としか見做されておらず未練を断ち切られている。
ただレーン・エイムだけは気に入っているのか、若くまっすぐな性格を評価していたり、生きて帰ってくる事を切望するような台詞まで存在している。

EXVSFBEXVS2XBではアッガイ搭乗のハマーンも参戦。しっかり潜入中の装いになっている。
後者の方では新規収録する機会があったのか、同作品で復活参戦したルー・ルカとの掛け合いが存在する。



なお、某吸血鬼漫画の作者の夢は、マハラジャ・カーンとなって彼女を産む事らしい。
マハラジャ・カーンは父親であって母親ではないのだが。



よくもずけずけと人の中に入る!




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最終更新:2024年03月13日 08:07

*1 弁護しておくと、この時点でジュピトリス側で即座に迎撃に出る事が出来たのはシロッコとレコアの2機だけであり、2人を数の暴力で押し潰し、一気にジュピトリスを制圧するという作戦は対シロッコに絞るなら的を射たものであった