なんだよこの展開…

登録日: 2011/10/13(木) 01:13:35
更新日:2023/01/04 Wed 12:16:52
所要時間:約 7 分で読めます




なんだよこの展開…とは
2011年10月12日夜10時から始まったドラマ「家政婦のミタ」において次男・阿須田海斗によって発せられた台詞である。

なぜドラマの台詞で項目が建てられたのか?
そう思った人は多いかもしれない。


理解してもらう為にそこまでに起こったことと、このドラマのことを説明しておく。

このドラマは4人の親である母が亡くなったことで家庭崩壊寸前の家に住む父・長男・次男・長女・次女の5人と、
家政婦の三田灯、母の妹うらら達を主軸として話が進む。

このような説明では「どうせ家政婦が活躍して家族が家族の暖かさを取り戻していくんだろw」と、思うだろう。

たしかに言ってしまえばそうなのである。
ただこの家政婦、一歩間違えれば家庭崩壊以上の危機を与えかねない地雷どころか不発弾のような存在であった。

その家政婦というのは、サイボーグクラスの無表情と無感情、恐ろしいレベルの絶対遵守、ハイスペックと色んな意味で隙がない。

ここからは、この家政婦の危険性を説明したいと思う。


以下、ネタバレ注意

















その理由というのが、先ほど述べた『絶対遵守』にある。
その家政婦の派遣先曰く
「言われたことは何でもやっちゃうからw」

極端な話し人殺しだってやりかねないとのこと。

まさかそんな大袈裟な…とか思ってはいけない。

未遂ではあるがやったのである。

やったのである。



以下、さらにネタバレ注意





















次女の阿須田希衣の誕生日2日前、うららが「何が欲しい?なんでも言って!」という感じの台詞を放つ。
その時希衣は「お母さんに会いたい」と我が儘を言う。

その時の発言が原因で幼稚園の友達を泣かせてしまう。
その友達曰く「お前のお母さんは、もう死んだ。だから死ななきゃ会えない」

その為希衣は三田にこう聞いた。


「死んだら本当に会えるの?」


次のシーン、三田と希衣の2人は希衣の母が死んだ川までやってきた。
そのまま三田は希衣の手をひきながら表情一つ変えず川のド真ん中につき進んでいった

このとき希衣役の本田望結ちゃんはガチ泣き直前の表情であった。
…演技だよな?川はCGか何かだよな?

幸い希衣の肩まで行ったあたりで長男の翔がそれを発見、ただちにそれを止める。
翔曰く「あれは本当に死ぬ気だった」

因みにその時の三田さんの服装は漫画に出てきそうな工作員風のキャップ、ダウンジャケット、黒いパンツという格好であった。
普通の服装に思えるかもしれない。

しかし先述した無表情のせいで完全に不審者に見える。
怪しさMAX、というかもはやヒットマンか何か(ry
その怪しさはどこぞの白い淫獣に匹敵しかねない。

そして希依の誕生日。
うららが「母に会わせる」という約束を叶えようとする。

しかしこのうらら、善意の行動が決まって裏目に出るという特性を持つ(その特性は今後の話でも遺憾なく発揮されて、見るだけでうるさい)。

うららのしていた事は『昨年の誕生日の料理を、私1人で再現する』というもの。

まあもちろん上手くいくわけがなく、子供もガッカリ。
希衣に至っては「こんなのお母さんの料理じゃない」「お母さんの席に座るな」と泣き出す。

それにテンパったうららは料理の一部を誤って床に落とす。
それを片付けますの一言で黙々と片付ける三田。
そこに帰ってきた父・恵一は希衣を泣き止ませる為大きいパンダのぬいぐるみを渡す。

「それをいらない」「お母さんに会いたい」駄々をこねる希衣。
最初は「いい加減にしな」とやんわり怒る長女・結。
それでも泣き止まない希衣に結の思いは爆発する。

「私だって本当はお母さんに会いたいよ!!」


その後ヤケになった結は、いつまでも母さんのものがあるからダメなんだと思い、三田に命じる。




















「母さんのもの、全部捨てて」

さらに燃やしてとも…
そして三田は、それが当然であるかのように全てを庭に放り投げる。
途中、翔は止めるが参加するようにヤケになった結も全て捨てる。


そして、とうとう項目名が口走られる最大の原因が起こってしまう。






















三田はそこにポリタンクの中身の灯油をこれでもかとぶちまける。
どこから用意したと聞く余裕もない速さで。
そしてなんの躊躇いもなく着火した。


…お茶の間は絶句である。

三田はその行動を本当になんの躊躇いもなく行った。
普通この手のドラマでは捨てる直前や灯油をかける直前に「本当に良いのか?」と確認するだろう。
最悪灯油がかかった後でも意志の確認として遅くはない。

だが、そういう展開を望むお茶の間を裏切るように着火された。


そしてこの直後の翔の一言でさらにとんでもない事が起こる。

「どうせ全部燃やすならな!あれも燃やしてみろよ!!」

翔の指差した先にあったもの、それは簡易型の小さな仏壇であった。

そして、三田はそれを軽々と持ち上げ、これまた当然のようになんの躊躇いもなく火の中に投下。


お茶の間も登場人物も呆然とする中、項目名の台詞は静かに放たれた。



「なんだよこの展開…」


…まさにお茶の間の声を代弁したという言葉であろう。
誰がこの展開を予想出来ただろう?
誰がなんの躊躇いも無く家族の遺品を焼く家政婦を想像しただろう?
もはや救いようが無さ過ぎる。

この直後、翔は三田をぶん殴るがそれを責める者はいないと思われる(三田はこの時も無表情)。


しかし、この後なんやかんやが有り家族に笑顔は戻る。
三田も何事もなかったかのように家政婦としての業務を行う。
…さっき家族の遺品をなんの躊躇いもなく燃やした家政婦を簡単に家に上げ、しかも家政婦として頼る…どうかしてるだろこの家族。
本当に「なんだよこの展開…」である。

因みにこのあと、その一悶着で長居してしまった三田は、恵一にあるモノを渡す。


勤務時間超過分の請求書であった。


…その行為自体は普通のことであるが、良く考えてほしい。
いくら業務命令とはいえ、どこの世界に遺品を燃やした奴がこんな物を渡すのだろう。
神経が図太いとか感情が無いとかを通り越して完全に常軌を逸している。

というか、こんな奴を解雇しない責任者もどうかしている。



この直後、さらなるネタバレが恵一によって叫ばれる。

恵一の妻の死因が自殺であること。

が、三田は「それが何か?」と一蹴。


もはや人間らしさは皆無である。




なお次回予告では子供をマウントポジションで殴っていた
これは、このセリフの発言者が「こいつらを殺して」と依頼したために起こったのだが、なんでそういう事態になったのかは本編を参照。

類義語になんなんすかこれがある。

「その追記・修正は業務命令でしょうか?」

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最終更新:2023年01月04日 12:16