マルハーゲ帝国(三世世代)

登録日:2009/12/06 Sun 00:57:20
更新日:2022/08/30 Tue 17:43:27
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ここでは漫画ボボボーボ・ボーボボの世界で、100年前のマルハーゲ帝国を担った世代に関して記載する。

概要

当時弱小だったマルハーゲ帝国を僅か4日足らずで世界を征服する巨大帝国までのしあげた世代。
その実力は隊長クラスなら数時間で500万人以上の毛を狩れる程の実力を持つ。
あくまで「毛を狩る」事に特化している。
現在は毛の王国に所属しているシゲキXはかつてはシゲキ帝国を率いて三世世代相手に屈さずに渡り合っていたらしい。

しかし、征服しきった三世代は何故か突然コールドスリープ装置により自ら永い眠りについてしまった。
そして二度と目覚めないよう四世の側近であるオクトパスカルによって(ガムテープで)封印されていた。
ただし普通に復活したところを見ると効果は無かった模様。


そして現在。
ギガを含む幹部クラスが全滅してマルハーゲ帝国が壊滅的状況に陥った時、突然目覚め再び世界征服を狙う。
その第一の目的は毛の王国出身のものが持つとされる「毛玉」の獲得。


組織図は毛狩り隊A〜Gブロック隊長が最高幹部で、内A・Bブロック隊長と皇帝で三強の存在。
他も基本的にA~Zの順で強いとのことだが、明らかに戦闘要員ではない水着ガールが最高幹部、
及びハンペンの弟子であるチクワン、GAY坊を除くと最強である筈のJブロック隊長だったり、
その一方で下位の隊長には「俺は実力も本格派」という言葉と共に、破天荒にさえ「面白え」と言わしめたOブロック隊長三千年や、
同じく破天荒に手痛い一撃を浴びせたPブロック隊長スターセイバーが居るなど、割と最高幹部以外のブロックの並びは適当だったりする。
また、「3狩リア」と呼ばれる独特の戦いをする。


「現世代の毛狩り隊では手も足も出ない程強い」と言われているが、
「次期皇帝決定戦」における毛狩り隊のランクを決める金・銀・銅のバッチシステムでは金バッチが誰一人としていなかった。
コレはただ単に作者が忘れたのか、インフレなのか、ボーボボに負けた事が原因かは不明。

ただ金バッチを無数に狩れていたハロンオニを旧Aブロック隊長であるハンペンが格闘で圧倒できていたり*1
そもそも作中で「強者の候補」とされた次期皇帝決定戦の決勝進出者が銀や銅のバッチの連中ばかりなためバッチのランク自体が純粋な強さだけが基準ではない節がある。
「今年のバッチのデザイン」という台詞もあって毎年バッチは変わっているようで、おそらくは年度の実績や立場も加味したものであると思われる。

つーか、現毛狩り隊が酷いだけで、幹部クラスは普通に強い。


皇帝

ツル・ツルリーナ3世
声:置鮎龍太郎
三世世代のマルハーゲ帝国の皇帝にして、この漫画のラスボス的存在。

無印終盤でボーボボたちに敗れたビビビービ・ビービビから「毛玉」を奪って完全復活する。
人類を異常に嫌っていたり、機械のような表皮を有した「真の姿」を持っていたりと正体は人間ではないようだが、結局本来はどういう存在なのかは不明なままだった。
なぜかEブロック隊長のコンバット・ブルースを重用し続けている。

肉体を破壊する「真紅の手品(レッド・マジック)真拳」と、精神を破壊する「青藍の手品(ブルー・マジック)真拳」の二つを使用する。とってもお徳。
尚、後者は限定的な状況下でないと使用出来ない。


旧毛狩り隊


隊長


ハンペン
Aブロック隊長。

ランバダ
声:菅沼久義
Bブロック隊長
プライドの高いエリート思考の持ち主。
基本一匹狼だがレムや宇治金TOKOなど旧隊長勢とはよく行動を共にしている。ゲームも一緒にしていたりと結構打ち解けていた様子。
闇勢力編では一度レムと共に裏マルハーゲ四天王に敗れるものの自らを囮にして闇の世界からレムを逃がすなど仲間想いなようだ。

「ポリゴン真拳」
対象物をポリゴンにしたり、ポリゴンで攻撃する。
前者は実質防ぐ手段が無いチート技。
また、ポリゴンにより他人に変身する事も出来るが全然似てない(本人の自覚なし)。*2ただし、首領パッチや天の助の様なキャラは割と似ている。最もボーボボの前では意味ないけど。


風神のジェダ
声:平井啓二
Cブロック隊長
口癖は「悲しいねぇ」。たまに「ダッフンダ」と言う
3狩リアでは終盤まで後ろで控えて出てこなかった。
覇凱王と融合して珍妙な生物になり、作り出す鎌もモジャモジャになって天の助を不快にできる程度まで戦力を奪われる。
後に闇勢力が復活した際にも再登場していたが、特に見せ場なくさっさと生贄になっていた。
たまたまだが決勝では3狩リアで組んでいた覇凱王の子孫である覇王と隣あっていた。
ちなみに、現Cブロック隊長「疾風のゲハ」のご先祖様。

「風鎌真拳」
ボーボボキャラには珍しい殺傷能力に特化した真拳。風を生む鎌を操る。
割と無差別に色んな対象を切断できているため、斬りかかることさえできれば相当物を切り刻めると思われる。
大鎌は「首領パッチソード」と「魔剣だいこんブレード」を切断する切れ味を誇り、本人も鎌には相当自身がある。


レム
声:白石涼子
他の隊長が目覚める中唯一寝続けた寝坊助。美少女に見えるが実は布団人間。
攻撃的なキャラだったが「聖鼻毛悪夢領域(ボーボボワールド・ナイトメア)」で改心して以降は丸くなった。
布団の子でありながら眠らせられない(両親と違い完全な人型のため)と言う種族的なコンプレックスを抱えていた。

「爆睡真拳」
眠りに関した能力を持つ真拳。
「レム・スリープワールド」という領域展開型の奥義を持ち、そこで眠ると死ぬというなかなか凶悪な性能を持つ。
夢の中だとバーサーカーモードとなり、人格が狂暴化する代わりに起きている世界の20倍の攻撃力を有する。
また、身体の一部を眠らせる事で行動不能することも可能。しかし眠ったことがない(本気かは不明だが)ボーボボには通用しなかった。

「ふわり!どんぱっち」でまさかの再登場。野郎口調に磨きがかかっているが親切な人。あと早起きが出来る。

余談だが、レムを演じた白石涼子はのちに某ゲーム同じ名前のキャラを演じている。


コンバット・ブルース
声:竹本英史
Eブロック隊長
作者も認めた見た目が滅茶苦茶クールなキャラ。だが、変態紳士。またの名をエマキトカゲ
唯一最後まで三世に付いていった人物。
なんだかんだ言いつつも「配下に弱者は不要」と、あのハンペンまで切り捨てた三世が最後まで側近として侍ることを許し、
倒された際も「ブルースを一撃…」と感嘆していたことからも実力は認められていた模様。
そもそも再登場していない菊之丞を除くと彼だけ最高幹部の中で皇帝決定戦に参加していなかったり、
ボーボボと共闘したりしてなかったのでその忠誠心が評価されたのかもしれない。

「トラップ真拳」
罠や軍事関係の技を使用する。
プールをステージとして選択してしまったことで手榴弾が機能していない。
しかし魚雷ガールを召喚してしまったことで…


宇治金TOKIO
声:浜田賢二
Fブロック隊長
関西弁を話す宇治金?。でも原材料がコーヒー豆。要塞にもなれる。
天の助に似た境遇を持つが天の助の方がより過酷な境遇だったために叶わなかった。
闇勢力編でハレクラニに媚を売って追いかけていったものの、結局生贄になっていた。
なぜか自分より圧倒的に強い上司であるはずのハンペンに対し異常に反応が冷たい。まるで氷のように

「夏真拳」
毒入りのかき氷を操ったり、太陽を生み出したり、夏っぽい1シーンに引き込んだりと多芸な真拳。
硬度100の氷の壁も作れる。


薔薇百合菊之丞
声:千葉進歩
Gブロック隊長
ボーボボ達を最初に襲ったロン毛グラサン。戦いながら他の人物の毛を狩るなど残虐な性格。
「薔薇薔薇にするぞ」と花にかけた台詞を喋る。
ボーボボと首領パッチ以外の一行を一度は捕縛するなどの活躍をしたが最後は砂漠に咲く一輪の花になった。ちなみに、唯一再登場しなかった隊長。
ボーボボに負けたことを「菊之丞はんが!?」と宇治金TOKIOに驚かれていたため、実力は上の隊長にも認められていたようである。

「百花繚乱真拳」
花を操って攻撃する。強酸を生む花や自立して戦う百合などこちらも多芸で、より戦闘に特化した能力。


〇チクワン
声:白石稔
Hブロック隊長
竹輪。
ハンペンと共に3狩リアに参戦。ハンペンの弟子らしく、彼を「マスターハンペン」と呼ぶ。
空洞部分で相手を飲み込み締め上げる「スプリングマンクラッシュ」が必殺技。ハンペンの応援をしてはよく叱られる。
真説ではハンペンが率いる「おでんの軍」が出てきたが関係は不明。
「オナラでちゃった♡」


〇GUY坊
声:遠近孝一
Hブロック隊長
一人称は「GUY」。3狩リアでは主に破天荒にターゲットを絞る。
水中戦が特異だったようだが特に能力を発揮できなかった。


〇水着ガール
声:斎木美帆
Jブロック隊長
競泳水着ポニテ
最高幹部とハンペンの弟子らを除けば最強の隊長の筈なのだがほとんど活躍はなかった。


〇チスイスイ
声:岡本寛志
Kブロック隊長
吸血鬼。自称最速。
3狩リアでは触角でステージギミックを操作するなどして活躍していた。
絵は上手く無いけどあだ名が「画伯」。どんだけ個性的な絵なのか。

真拳は使わないが「吸血殺法」と言う戦闘術を駆使する。
アダ名はチスイっちでとある事情から宇治金時に殺意を覚えた。


〇ラパラパ
声:土田大
Nブロック隊長
褐色半裸でタトゥーとアメリカの湾岸でサーフィンとかしてそうな男。
ジェダの配下としてロボに乗り込むも、覇凱王ともどもボーボボたちに翻弄されいいとこなし。


〇三千年
声:金子英彦
Oブロック隊長。
曰く「俺は実力も本格派」らしく破天荒の攻撃を防ぐ一面もあった。
闇皇帝編に登場したメンマの先祖だったりするのだろうか?

「ラーメン真拳」
メンマとは違いラーメンで防御したりする。ちなみに、滅茶苦茶不味い。


〇スターセイバー
声:竹本英史
Pブロック隊長
遊園地の遊具のようなテレビのような珍妙な姿を持つ、7人兄弟の末っ子。
身体を捻っての「メガトンパンチ」で破天荒にダメージを与えたものの、攻撃での活躍はそのくらい。
一方、「SFチェンジ」でチーム全体をパワーアップさせるなどサポート要員もこなした。


〇覇凱王
声:沼田祐介
Qブロック隊長
ハレクラニの配下だった覇王の先祖。
ただし子孫の方が強いらしい。無表情な彼と違い表情豊か。


〇イシカワ・ゴエモン
声:三宅健太
Rブロック隊長
最初は浪漫貴公という偽名だったが、首領パッチによって正体をあばかれた。
天の助を一度は3狩リアから脱落させる実力の持ち主(?)。
「がんばれゴエモン」が大好きで全クリ出来る。

「幻獣真拳」
幻獣を召喚して操る…が劇中ではロクなのが来なかったうえに首領パッチに手なづけられていた。
スコープで相手を分析することもできるが首領パッチという生き物がデータで推し測れるはずもなく...


〇やぎゅう
声:藤本たかひろ
Vブロック隊長
額に傷のあるちょんまげの侍。
相手が悪かったせいで特にいいとこなし。


〇水着ギャル
声:鎌田梢
Wブロック隊長。
ツーピース水着ショートカット。
水着ガールと同じくコンバット・ブルースがはべらせていたが特に戦闘シーンもなく、彼女ともども実力は不明。


〇モーデル
声:山本圭一郎
Xブロック隊長
メリーゴーランドでファッションショーを開くファッションリーダー。
後に闇皇帝編でチームザコとして湯のみ達と一緒に再登場している。
「そゆこと」←うわ殺してえコイツ


カンチョー君
声:岡本寛志
Yブロック隊長
別名「おしりの革命児」

この漫画最大にして最高の
カンチョーをするために全エネルギーを集中させ、カンチョーが成功すると死ぬ。
自らの命すらかけてまでカンチョーをする……正に漢である。

闇皇帝編で再登場し、まさかのボーボボチーム入り。
リーダー面していたがカンチョーを恐れていたからか誰も異議を唱えなかった。
さらにはハイドレード戦で絶体絶命の状況でカンチョー攻撃を決め仮にも章ボス相手にダメージを与えた。
そして田楽メンコパワーで蘇ると再びカンチョーを食らわし、致命的ダメージを与えるなどかなり大貢献をしている。
実は量産型。


泡玉のルブバ
声:近藤孝行
Zブロック隊長
複数のゴーグルをかけたチャラいノリの男。
くわえタバコをしているように見えるがおそらくストロー。
真説では旧隊長の最高幹部とまとめて敵に負けていたり、ブルースと笑顔で仲良く会話をしている回想があったりと、それなりにA~Gの最高幹部と交流があった様子。
戦闘ではやっぱりボーボボにやられっぱなしだったものの、ランバダ達を呼び寄せるなど負けながらも割と貢献はしている方。
速攻で倒すためにはボーボボ、首領パッチ、ライスの協力奥義が必要だった辺り、実力も下位隊長としては中々高い。

「バブル真拳」
泡を操る能力。バブルマンを生み出したり自身が泡になって弾むほか、泡を遠くまで飛ばし他の仲間を呼び寄せることもできる。
触っただけで死ぬ「毒泡」に普通に触れてるけど気にしてはいけない。


なお未登場のブロック*3いつのまにか魚雷ガールに撃破されていた。(該当コマでちょうど人数分のモブがそろっている)


その他

側近1
声:橋本たかひろ
三世の側近で一番最初に登場した三世代。バンダナ。
四世に気取られずに近付いたり「時期皇帝決定戦」に然り気無く残る程の実力を持つ。
でも空気。ファンブックに寄ると「滅茶苦茶強い」らしい。

側近2
声:岡本寛志
見た目は可愛いが滅茶苦茶強いらしい。ハイドレードへの生贄候補に挙がっていた。
でも空気。側近1と共に「ワザと生贄になった」らしいが、真説以降は出番なし。

ラスト・ワン
大勢で襲撃してきた旧毛狩り隊最後の一人。ラストーラストーと叫んでいた。
どの派閥にするか決める為に倒された人。結局田楽マンが倒した。
箱根Love

ニヒル
声:金子英彦
名前通りニヒルだが段々ヘタレ化する。
得意技は「音速ニヒル拳」

ゴルゴン
声:白石稔
変な髪形のヒゲデブ。
火を吐いて戦うが得意なのは水中戦。しかしその真価は一切発揮されなかった。

十兵衛
声:竹本英史
無駄にかっこよく出てきた割に、ソフトンに一撃で倒された眼帯剣士。

シャイナ
声:今野宏美
蜘蛛系の能力を持つボディコン女戦士。
バビナラ首領パッチバビロンオナラパピロンオナラソフトン首領パッチでダウン。

ラッコ
声:岸尾大輔
態度は隊員ぽいがヒッチハイクで乗り合わせただけのラッコ。
最終的には水族館に売り飛ばされた。田楽マンも巻き添え

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最終更新:2022年08月30日 17:43

*1 もっともハンペンはたまたまその場に居合わせただけで大会には参加しておらず、バッジも持っていない(=ランク付けされていないので、そこだけで判別はできないが

*2 誰からも変装が下手であることを指摘してもらえないらしい

*3 アルファベットからして「L、M、S、T、Uブロックの隊長」