煉骨(犬夜叉)

登録日:2011/06/23 Thu 16:05:52
更新日:2024/02/07 Wed 08:01:55
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「冗談じゃねえ!あんなガキのために…」




四魂のかけらを使い奈落が蘇らせた傭兵集団、七人隊の一人。
七人隊の副将で、蛮骨の参謀役。火をよく使う頭脳派。
公式設定で七人隊のナンバー2であり副将とされているが、作中では「兄貴」と呼ばれている以外、副将と明確に語られる場面はない。
その為、七人隊は蛮骨以外は全員同列と思い込んでいる人も多いようだ。

享年24歳でその実、睡骨より二つ年下だったりする。
頭髪が一切無いがハゲなのか剃ってるのかは不明。

蛮骨との会話から、おそらく七人隊の中で唯一、当時としては珍しく字を書ける。
また非常に優秀な技術者でもあり、銀骨の改造を手掛けたのも彼。
砲筒(バズーカ)や爆雷筒(ダイナマイト)、そして銀骨を見る限り、生まれる時代を間違えたことは明らかである。

鋼牙に苦戦したり蛮骨に瞬殺されたりと、あまり強いイメージがないが、
作中では犬夜叉一行を一瞬にして火の海で包みこみ、火が効かない犬夜叉を除き完全に動きを封じ込めた。
火が通用する相手ならその戦闘力は圧倒的である。
また、蛮骨合流までは彼が七人隊を指揮して犬夜叉たちの討伐を狙っていた。
頭脳派だけあって弟分たちを的確に采配、自身も自分が殺した僧侶の死体を周囲に埋め、生きた僧侶からはぎ取った袈裟を纏うことで自分の死人と墓土の匂いをごまかし生者を装う事で、犬夜叉一行を機能的かつ徹底的に追い詰める。
蛮骨のような圧倒的な強さこそないものの、七人隊が最も強敵だったのは、彼が指揮していた時点であるとする見方も多い。

他の仲間よりかけらの力が弱かったのか、他の仲間に比べて傷が治りづらい。というかぶっちゃけ治らない。
凶骨は腕がとれても首を捻じ曲げられても即座に復活できる。
蛇骨は手足が千切れても全く痛みを感じていない。
銀骨もあれだけ体を失っても平然としている。
蛮骨は腕が骨になっても痛みを感じておらず、短期間で修復。
なのに煉骨は鋼牙の引っ掻き傷が全く治らず、激痛に苦しむ様子を見せており、
亡霊として復活し人間離れした力を得た七人隊の中では文字通り人間並みの回復力しか持っていない。


自分より年下である蛮骨が頭目であることに少なからず反感を持っている。
しかしアニメで追加された生前のシーンでは蛮骨の「頭がいいんだし傭兵辞めて、何処かの城に仕えないか?」という問いに対し、
「大兄貴を差し置いてそんなことできねぇよ」と断り、意外にも笑顔を多く見せていた。
おそらく一度死亡したことがトラウマになって生への執着が強まり、生き延びる術を考えて孤立し蛮骨を信用しきれなくなっていたのだろう。

犬夜叉一行を欺くため、寺の人間を皆殺しにし、
そこの坊主になりすまして犬夜叉から奈落の素性を聞き出し(奈落に会ったのは蛮骨だけ)、四魂のかけらを手に入れることに成功。

この時に奪ったかけらの事は他の仲間に黙っていたが、蛮骨には気付かれ没収された。
この時蛮骨から「二度目はないと思え」と警告された。
蛮骨からすればこの警告は仲間を裏切るような真似はするなと釘を刺したつもりだったが、煉骨からはそうはみえていなかった。


白霊山の麓で銀骨と共に鋼牙を襲撃するが、逆に重症を負わされた上、銀骨は死亡してしまう。

銀骨が死亡した後、なんとかその場から逃げ出したが鋼牙から受けた傷の痛みが限界に達し、傷を癒すために銀骨の四魂のかけらを使ってしまう。
このことから「蛮骨にバレたら殺される」と判断し、自分が生き延びるには蛮骨を殺すしかないと考え、
装備を新調した後、鋼牙の持つかけらを奪うため、フル武装で襲いかかったが犬夜叉の妨害を受け失敗。

途方に暮れていたところで蛮骨と合流してしまったが、蛮骨は銀骨の死に触れたものの、四魂のかけらに関しては何も聞かなかった。
蛮骨が「煉骨が銀骨の四魂のかけらを使ったことを知らなかった」のか、
「煉骨が傷を癒すために銀骨の四魂のかけらを使ったのならやむなし」と判断していたのかは不明。

その後蛇骨を犬夜叉にけしかけ、風の傷を受けて瀕死となった彼から四魂のかけらを奪い、死亡させた。
流石の蛮骨にも、警告を無視した上に気に入っていた蛇骨を見殺しにしたということで許されず、
あっさり四魂のかけらを奪われ呆気ない最期を迎えることになった。


アニメでは一旦取られたかけらを返され、蛮竜抜きで戦うと言った蛮骨と戦ったが、返り討ちにあい死亡した。

蛮骨は煉骨が敗北した要因は「仲間を裏切った」からだと評した。

妙に馴れ馴れしい蛇骨とそれに素っ気ない対応を返す煉骨のやり取りは好評で、
蛇骨を手にかけた人物だが、蛇骨が好きな人からもあまり嫌われていない、この手のキャラクターには珍しい存在。
蛮骨のワンマンっぷりからくる同情や、超然とした人物が多い中で数少ない人間臭さを持った人物である事も評価されている様子。

ドラマCD「地獄で待ってた七人隊!」では、なんと蛮骨との和解に成功している。
だがその一方で苦労人としての側面が更にクローズアップされ、まわりに振り回されまくり、声優が声優なので面白発言を連発してしまった。
以下、ほんの一例。

蛮骨「(煉骨仲間にしたの)間違いだったかな」
煉骨「うるせぇ!」

「改造ってのはな…改造ってのはな…男のロマンなんだよ!」
「俺の銀骨で遊ぶんじゃねー!」
「中華も真っ青この火力!外はパリパリ、中はジューシー!」

蛮骨「煉骨、問題だ!」
煉骨「天分十二年、種子島に鉄砲が伝来したのはご存じの通りでしょうが…」
蛮骨「ご存じじゃねー!」
煉骨「ギャー!兄貴、何をする…」

また、下記のオーバーテクノロジーの数々は、すべて「南蛮渡来の爆薬術」の一言で済まされた。


★煉骨の装備及び発明品

  • 鋼の糸(ワイヤー)
手甲の指先部分に仕込んであり、相手を拘束する。
油がつけてあるらしく着火して炎の糸にする等応用がきく。

  • 油瓢箪
腰にさげている油の入った瓢箪。
口に含んで火炎放射をする。

  • 着火装置
どういう仕組みか不明だが、指パッチンをするだけで指先から炎がでる。
アニメではライターのようなものを携帯しており、それで爆雷筒に着火していた。

  • 砲筒
いわゆるバズーカ砲。
蘇った後に蛇骨が持ち帰った火縄銃の技術を元に開発したらしい。
その威力は絶大で弾は三発まで充填できる。
アニメではさらにガトリングタイプのものや、火炎放射器のようなものも登場した。

いわゆるダイナマイト。
指に仕込んであると思われる着火装置で着火して使う。
爆雷筒は爆雷筒以外の何者でもない。それ以上でもそれ以下でもない。

七人隊の一人にしてサイボーグ。おそらく煉骨の最高傑作。
肩に取り付けた銀骨砲、背中から発射される円盤型ノコギリ、左手のロボットアーム等、時代背景完全無視の代物。
一度犬夜叉に破壊された後は更なる改造を施し、戦車のような姿になり、
全身に搭載された銀骨砲及びミサイルポッド、上半身を切り離しバーニアで飛行する等、現代技術でも再現不可能なハイスペックを誇った。  




「ふっ、なにのんきに追記・修正してやがる」

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最終更新:2024年02月07日 08:01