緑葉樹(SHUFFLE!)

登録日: 2010/04/18(日) 13:05:48
更新日:2023/11/04 Sat 01:45:26
所要時間:約 6 分で読めます




シア「み、緑葉くん? ……えーと……た、楽しい人だよねっ」

ネリネ「わ、悪い人ではない……と思います……」

「稟くんの大切なお友達……ですよ?」

亜沙鬼畜眼鏡!

カレハ「まままぁ♪」

「なーんて言うか、みんなの引きつった笑顔から、緑葉くんの普段の行いがわかっちゃうわよねー」

稟「ロリコン。あっプリムラ、そいつの近くに行っちゃダメだぞ。変態がうつると大変だからな」

リム「よくわからないけど、りんがそういうならそうする」

樹「稟……殴っていいかい?命が尽きる程に激しく」

稟「……壁に向けてやってくれ」

樹「にしても、みんな何だか俺様の事を誤解してないかい?ここはひとつ、改めて俺様の魅力について語る必要がありそうだね」

稟「いや、いいから」



~緑葉樹とは~



稟「読み:りょくようじゅ。
意味:緑の葉っぱを生やす木の総称。以上」


樹「ふっ……いきなり出鼻を挫くとは、流石俺様が認めた生涯のライバル」

「り、稟くん……そろそろ説明させてあげないと可哀想かと……」

樹「楓ちゃんの優しさはまさに菩薩のようだね! さぁ楓ちゃん! 俺様の胸の中へようこそ!」

稟「させるか」
ムギュ
樹「……稟、俺様の無念の中へようこそ……」



麻弓「まぁこのままじゃ一向に進まないので、僭越ながら私、麻弓=タイムがざっと緑葉くんについて説明してあげるのですよ」



Itsuki Midoriba

CV:小池竹蔵(PC版)/荻原秀樹(CS版)

身長:178cm
誕生日:3月14日

バーベナ学園二年生。クラスは土見稟、芙蓉楓達と同じ。
一応、頭脳明晰・容姿端麗で、バーベナ学園では成績TOPに君臨。

でも『無意味な事はしない』とかなんとか言っちゃって小テストをサボったりするから時々補習を受けたりしてるのですよ。
で、その補習もサボるからなっちゃんの悩みの種になっているの。
あと、なんだかんだで顔だけは良いからバーベナ学園でも女子の人気が高いわ。


息をする位の間隔で女子にナンパしたり、お弁当は『日替わり弁当』とか言っちゃう、女からみたら最低な男。
ちなみに流石の緑葉くんもなっちゃんに手を出す、なんて愚かな真似はしないのですよ。

樹「いやいや麻弓、俺様を侮ってもらっては困るね。いつかは紅女史も俺様の魅力で……」

撫子「そうか。では、その勇気を讃えて後で特別授業をしてやろう。二人っきりでな」

樹「はぅあ!」

麻弓「あ~あ……」



~土見稟の親友~



シア「ん~とね、ちょっと気になってたんだけど、稟くんと緑葉くんってどうやって知り合ったのかな?」

ネリネ「確かに、お二人はかなりタイプが違いますし……」

稟「…………」

樹「ん~……これはあまり他人には話した事はなかったけど、まあ君たちならいいかな」

「稟と会ったのは本当に偶然さ。一度バーベナ学園に入る前に、下見でこの町に来たのさ。

その時に駅前でクラスに居た不良達と出会ってね。俺様が無視してたら、いつものように連中がキレて喧嘩を吹っかけて来た。
まあこんな頭の程度が低い連中、とっとと返り討ちにしてやろうかと思ってたんだけどさ、俺様よりももっと手の早い馬鹿がいたって訳さ」

亜沙「まさか……それが稟ちゃん?」

樹「ご明察。いや、流石の俺様も驚いたね。見ず知らずの他人のためにいきなり殴りかかるような奴がまだ居たとはね」

稟「まあ……な。今思うと少し無茶しすぎた気もする。
……でもあの時、連中が麻弓の事を馬鹿にしていたのがどうしても許せなかったんだよな。お前達の関係が俺達と似ていたような気がしたから」

「稟くん……」

樹「ま、それが稟とのファーストコンタクトってわけさ。まさかそいつが一緒の学園に入ってくるとは夢にも思わなかったけどね。
ひとつ納得いかないのは、俺様が覚えていてやったのに、稟はすっかり忘れてたって事かな」


稟「それは……悪かったな。
……まあ何だかんだでお前にはいつも助けられてばかりだよな。
シアとキキョウ、2人を分離する時や、プリムラが人間界に残れるように取り計らってくれたのもお前だしな。本当、感謝してる」

樹「……稟、悪いけど俺様はそっちの趣味は無いからね」

稟「なんでそうなる」

カレハ「ままままままぁ♪」

亜沙「あ……スイッチ入っちゃった」

プリムラ「……?」



~麻弓とは友達以上恋人未満?~



亜沙「いつもはどつき漫才やってる2人だけど~傍から見てると恋人同士に見えない事もないんだけど、そこの所どうなのかしら!?」

麻弓「んなっ!?」

カレハ「まぁ♪ 亜沙ちゃんはいつも直球ですわね♪」

樹「ん~麻弓か。まあ顔だけで判断するなら申し分ないんだけどね」

麻弓「あら、光栄ね緑葉くん」

樹「もう少し体に凹凸がはっきりと現れてきたら、俺様の恋人候補として考えてやってもいいかな」


麻弓「ふふん、この貧乳こそがこの麻弓=タイムの魅力なのですよ。
偉い人にはそれがわからないのですよ」

「……麻弓ちゃんのこの前向きさは見習わないといけませんね」



樹「実際の所は何も無い、ってのが質問の答えかな。
俺様達は小学生の頃からの知り合いだから、大体十年来の付き合いになるね。
みんなはその頃の麻弓を知らないだろうけど、魔族と人間のハーフという理由だけでひどいイジメに遭っていてね。
俺様は他の馬鹿共と馴れ合う気なんて無かったし、はみ出し者同士がつるんでいたってだけさ。

まぁ、麻弓はその頃からデジカメ持って連中の弱みを握ったりして逞しく生きてたけどね。
まぁ俺様にとっての麻弓は1人の女の子、というより仲間と呼ぶほうがしっくりくるかな」

麻弓「……なんか今日の緑葉くん、随分饒舌ね。悪い物でも食べたの?」

樹「……自分でもらしくないと思ってるよ。もうこの話題は終わりで良いかな」


シア「そっかー、それが2人の馴れ初めなんだねぇ」

ネリネ「シアちゃん……ちゃんと聞いていました?」






樹「どうだったかな、2人とも。俺様の過去を知れたお陰で、俺様の魅力を再確認できたんじゃないかな?」

シア「んー……ごめんなさい。私はやっぱり稟くん一筋だから」

ネリネ「はい、私も稟様にこの心を捧げてますので」

樹「憎しみで人が殺せたら…………!」

稟「聞こえてるから……」

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最終更新:2023年11月04日 01:45