衾(うしおととら)

登録日:2012/03/10 Sat 22:46:08
更新日:2024/04/02 Tue 06:37:52
所要時間:約 2 分で読めます





うまかったぜぇ~~~~~~

一気に二百人をよォ~~~~~~~~



衾(ふすま)とはうしおととらに登場する妖怪。



▽目次

●概要●

はるか上空を飛び、時折人を食うために降りてくる飛行機を覆う程の巨大で凶悪な妖怪。

昔はたまに人里を襲って人をまとめて喰らっていたが、現代では人が大勢乗る飛行機を襲うようになっており、潮と遭遇前に、同じ飛行機に乗った少女、桧山勇の父が乗る飛行機を落とし、たった一人を除いて皆殺しにしていた
体は半透明で、生物の肉以外のモノ(貴金属など)はなかなか消化できないらしい。

飛行機を襲う事に完全に味を占めており、初期のとらにさえも「欲張りすぎなんだよ!!」と言わしめ、普段めったに怒らない潮もガチギレさせた

お歯黒の歯と大量の炎が弱点。
しかしそれ以外にはめっぽう強く、とらを退散させたこともあるほどの強者。



●主な活躍●

第七章「ヤツは空にいる」に登場。
潮の乗る北海道行きの飛行機を襲撃し、飛行機の上でとらと戦闘になるがとらの炎では火力が足りず苦戦。
だが、偶然とらにくっついていた勇の父である檜山機長の遺品の写真を見た潮は大激怒。

とらに何とか機体に押さえつけさせ、機内から首を潮が獣の槍で貫き致命傷を与える。

それでも、しぶとく飛行機を道連れにしようと纏わり付く(しかもこの際、ご丁寧にノーズギアのハッチに自分の肉片を付け、ランディングギアーをも壊していた)ものの、獣の槍で両手両足を切り裂かれて飛行機から引き剥がされ、結界が切れたことで異常事態にかけつけた自衛隊のF-15戦闘機の空対空ミサイルを受けて焼き尽くされた。

だが、今回の事件で潮は後に強力な味方となる自衛隊員の厚沢と運命的な出会いを果たし、邪悪なだけの妖怪として認識されていたとらを正義の妖怪として見直されるきっかけを作ったなど、後々に多大な影響を及ぼしている。

初期の妖怪ながらも紅煉にも匹敵しうるトップクラスの外道妖怪だったが、断末魔から白面の者に対しては会わずに死ねたことを幸運に思うほどに恐れていた模様。



……だっ、だけどその槍が世にでたってことァ…
は…白面の者も…でてくるってことかよ…

ひひ…ひひひ あいつに…あわずにすんで…へひひ

よ…よかったのかもなアアア…




●余談●

元ネタは同名の一反木綿の一種で弱点のお歯黒もそれに由来する。
とても特徴的な顔と、つぶらな瞳をしており、初登場シーンでは1ページの4分の3を使ってその顔をお披露目。多くの読者に衝撃を与えた。
コイツのせいで飛行機が苦手になった読者も少なくない。


藤田和日郎がキャラクターデザイン・原案を担当した『妖逆門』のアニメ版にも登場。
木属性の妖怪でレギュラーぷれい屋のひとり、ミックこと川口 幹春のエース撃符である。
うしおととら程ではないが巨大な妖で、それに見合ったパワーを持ちパンチを得意としている。
一方で柔軟な体を活かしてあやかし野球でホームランを打ったりと、コミカルな描写も存在する。
うしおととらで弱点であったためか、火で燃やされることが多い。




追記修正は空の上でお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • うしおととら
  • 藤田和日郎
  • 妖怪
  • 高木渉
  • トラウマ
  • もしかして
  • もしかして←森泉←衾さんに失礼だろ
  • 天駆けるヒョロナガ野郎
  • 外道
  • 飛行機
  • ヤツは空にいる

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月02日 06:37