コピー(能力)

登録日:2012/10/16 Tue 18:25:44
更新日:2024/03/12 Tue 10:16:00
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『コピー能力」』、それは多くの創作物・能力バトルに登場する能力で、誰もが一度は憧れるもの。


◆概要

語源は当然、英単語のCopy(コピー)で、「複製」「同じ物を作る」という意味。

転じて、
①相手と同じ能力を使う
②相手の道具や武器と同じ物体を作る(≒ 立体コピー)
③相手と同じ容姿になる(≒ 生体コピー)
というような能力。
本項目では主に①を説明する。
能力バトル以外でもスポーツものや料理バトルものにも度々登場する。
「ラーニング」等と呼ばれることもある。
能力などによる複製ではなく、「模倣」を極めた結果、相手のそれと同質に至った、というケースも存在する。

また、コピー=複製ということで、複製元に影響を与えないという点も重要である*1
ロックマンエックスの特殊武器もシステム的にはともかく、設定上はコピーとは言えないため、本項目では取り上げない。

◇利点・メリット

コピー能力の最大の特徴は「相手のどんな技でも使える」「全ての技が使える」という点だろう。
例外はあるが、それでも「ほぼ全て」を使えるので十二分に強力な能力。

大抵は個人で使える能力は限られるが、コピーは様々な方向/属性から攻撃・防御可能なので、弱点を防ぎながら相手の弱点をつける。

更に、習得困難・不可能な技も簡単に使える。
相手が修行を重ねて磨き上げた必殺技を、ドヤ顔で簡単に使いこなす姿は精神的に大きなダメージを与えるだろう。

コピーした複数の能力を組み合わせてオリジナルの必殺技を生み出す、なんて芸当をする場合も。

そして一番厄介なのは何処から攻めて来るか解らないということ。
例え、格下だろうとコピー能力と気付こうと「全ての戦略を使える」為、相手からしたら忌々しい。


◇弱点・デメリット

所詮は「偽物」「劣化」ということで、能力そのものを使いこなせていないことが多く、コピー元と戦うと負けることは多い。
格下相手なら素の戦闘力の差でごり押し出来るが、同格・格上相手ならアッサリ負ける。
但し、例外的に『能力を完璧にコピーし、その上で性能を上げる』事もあり、容易に本家越えするタイプもある。

そもそも「コピー能力」自体を封殺すれば無力化される。
とはいえ、相手に「コピー能力」と気付かせなければ予想外の方向からの攻撃で格上相手にも無双出来る。
どちらかというと、奇襲向きの能力だったり。

その他、課される制約も色々あり、コピーの方法(見る・触るなど)、一度コピーしたものはいつでも使えるか否か、複数同時発動可能かなど、
それぞれ使い勝手には大きな違いがある。

コピー能力者の中でも「コピーなしでも十分な強さを持ち、余技としてコピーを使える」タイプは、
弱点のカバー、隠し札による奇襲、窮地を打破するための新技など、
技の幅広さによるメリットは享受しつつ、コピーの制約や必ず劣化になるデメリットを打ち消せるため隙がない。

一見するとチートに見えるが、利点以上に欠点も多い癖の強さを持つ玄人向けの戦術と言える。


◆類似項目

  • ドレイン技 … 「能力を奪う」系の技は、「相手の能力をそのまま使用」という意味では似ているが、「複製元に影響を与えない」という点で差異化*2
  • 反撃(カウンター)反射 … 相手の技をそのまま返すという意味では似ているが、特殊な例を除いて、本項目では扱わない。
  • コピーロボットドッペルゲンガー偽者キャラ … ③の容姿のみの複製に当たる例。クローン等も基本的には扱わない。


◆有名なコピー能力

【ゲーム】

コピー能力(星のカービィ)

吸い込んで飲み込んだものに対応する能力をコピーする。
詳細はリンクから。

上記の「オリジナルには勝てない」というコピー能力のジンクスを真っ向から否定する存在の代表格
特に彼がコピーしてきた能力は基本的にコピー元の雑魚敵よりも強くなる事が多く、実際に技のバリエーションが増えたり、「スマブラSP」ではオリジナルよりも攻撃力が上がる事もある。まさに上位互換。
スマブラだと体格差の都合でリーチが減ることも多いが
また、コピー能力を得るための『コピー』というコピー能力や、能力ドロボウの『タック』『ドロッピー』といった敵も存在する。
食えないものはコピーできないという欠点があるが、基本食い意地が張ってるやつで竜巻や爆発物や毒などの危険物すら丸呑みできるこいつの対象外なんざクソ不味いやつら(毛虫とか)の他には、ゲーム上でそもそも吸い込みが通じないボス級やゴルドーといった障害物ぐらいといっていい。
ただ、吸い込めても能力もコピーできない相手も多めで、そういう場合は「スカ」と呼ばれる。

まぁ「SDX(USDX含む)」「スターアライズ」などのヘルパーを含めると多少事情は変わってくるが(カービィが水中で使えない能力だが、同じ能力のヘルパーには水中でも技が使えるものがいる、カービィとヘルパーで技の性能が微妙に違うなど)
ヘルパーはいったんカービィに吸収されてから能力の化身として分離したものなので元の敵キャラと同一の存在なのかは不明。

…が、本項目の定義(複製元に影響を与えない)からすると、実態はコピーではなく、「(捕食による)スキルドレイン」に近い。
ただ、マンガスマブラでは口の中にそのままいたり、直後に無ダメージで排出したりしているため、字義通りの「コピー」として扱われていたりもする。
また「コピー」という能力があったりもする。

無限の剣製(アンミリテッドブレイドワークス)(Fateシリーズ)

術者の心象風景を映し出す異界の結界を張る『固有結界』という大魔術で、これを展開することで目にしたことのあるを複製・使用することが出来る。
こちらも詳細はリンクから。

これだけなら②の立体コピーのように思えるが、この能力で複製された武具には、蓄積された元の使い手の経験・技能も複製されている。
そのため、自身に反映させる形で自己を強化することも可能。
しかし、それだけでは自分の『宝具』という「究極の一」を持つ英雄からすれば「多少厄介」程度の能力に過ぎない、というコピー能力が持つ欠点も抱えている。
だが、使い手であるアーチャーは、そこに血のにじむような努力や実戦で磨いた戦闘技術を組み合わせ、敵・状況に応じて複製宝具を使い分けることで、その並み居る英雄たちと渡り合っているため、設定の割に作中ではやたら強い


・ジョーカー(カミカゼ☆エクスプローラー!)

速瀬慶司のメティス。
対象者または対象者のメティスに一定時間触れると対象者のメティスをコピーできる。
ルートによってはラブラブパワーになったりワープしたり。

・double(skullgirls)

格ゲーのコピー枠。
不定形かつ正体不明の生命体、という名状し難いキャラの設定故、攻撃アクションはそれぞれ同ゲーム内の他のキャラの動きをアレンジしたものになっている。

・スケッチ(ポケモン)

ドーブルのみが習得する技で、対象が最後に使った技をコピーする。
コピーした場合はスケッチは消えてコピーした技を習得する為、スケッチを再習得させない限りコピーは一度きり。
伝説のポケモンの専用技であろうと、問答無用でコピーしてしまえる。

類似の技、特性として
  • ものまね … その戦闘中限定で技をコピーする
  • なりきり … 技ではなく特性をコピー
  • オウムがえし … 相手が最後に使った技を一度だけそのまま使用する
  • さきどり … 相手が繰り出そうとした技をそのまま先に繰り出す
  • テクスチャー … タイプをコピーする
  • トレース … 相手の特性をコピーする。これのみ、技ではなく特性
などがある。

・へんしん(〃)

メタモンミュウのみが習得する技で、戦っている相手の姿、HPとPP(一律で5)以外の能力値と技をコピーする。
メガシンカ積み技の能力アップに対応することが強み。
ただ基本的にはこの発動のため一手遅れ、技の手数も少ないことになる。
メタモンに関しては隠れ特性によりこのデメリットをカバーできるようになった。

青魔法(ファイナルファンタジーシリーズ)

初出はⅤ、青魔導師や一部キャラクターが使用。
「敵モンスターの魔法や特技をラーニングしてコピーする」という、珍しい性質を持つ。

ホンフー(パワプロクンポケットシリーズ)

パワポケシリーズに登場した殺し屋。
しあわせ草」の効能で「他者の超能力を劣化コピーする超能力」を得た後天の超能力者
だが本人が元々能力関係なく模倣の天才で、オリジナル以上の機転と工夫で劣化コピーを使いこなしてしまう人物というのがミソ。
ただでさえ強いのに本人に適正がありチート能力と化したという面白い例である。
ちなみにホンフー本人が能力抜きでも世界トップクラスの戦闘能力を持つ拳法家なのがさらに厄介。
能力使用時には「ドゥームチェンジ・○○(オリジナルのコードネームなど)」と発言するが、発言しなくても使用できる。
野球ゲームでなんでそんな戦闘力が必要なのかは気にしないでおこう。

アクセルロックマンXシリーズ

ロックマンX7以降に登場するプレイヤーキャラクター。
自分と同じ体型のレプリロイドに変身することができる。
しかし変身できるのは一部の雑魚敵に限られる上、コピーショットでトドメをさす必要がある・変身には時間制限がある・使えるのはそのステージ限りなど不便な点が多く、ぶっちゃけアイテム回収ぐらいしか使い道がない。
一応、外伝のRPGロックマンXコマンドミッションでは設定を無視して倒したボスに変身して強力な攻撃を繰り出すことができる。

ロックマン・モデルAロックマンゼクスアドベント)

ロックマンゼクスアドベントの主人公。
倒したボスのDNAデータをコピーすることで彼らの姿に変身できる「トランスオン」の能力を持つ。
変身することでボスの姿や挙動をそのまま再現できるため、飛行型のカイゼミーネで空中を自由に飛び回ったり、
巨大なバイフロストで雑魚敵を踏み潰すといった従来のロックマンシリーズとは一味違ったプレイが可能。
ちなみに姿や能力がアクセルに酷似している点やゼクスシリーズがXシリーズの遥か未来にあたることなどから、
アクセルと何らかの関係があるのでは?と発売前は期待されていた。

フォルテロックマンエグゼ

特殊能力「ゲットアビリティプログラム」で、戦った相手の能力を永久的にコピーして強くなる。
あくまでシナリオ用の設定でありゲーム上の戦闘中でロックマンの能力をコピーすることはないが、漫画版ではサイトスタイルをコピーしたりファルザーを取り込んだりしている。

ファントム・オブ・カオス(遊戯王OCG)

1ターンに1度、自分の墓地のモンスターを除外する代わりにエンドフェイズまでその名前・効果・攻撃力を得る能力を持つ。
普通に使用するには召喚条件が厳しいカードの効果を再現して使用したり、
墓地に落としたカードの名前を得る事で融合素材等にするといった応用法があり、
これを利用して強力な効果と厳しい効果を併せ持つ《天魔神ノーレラス》と組み合わせる【ファンカスノーレ】というデッキもある。
また、「元々のカード名」を参照するというこのカードではカバーできない(=ファンカス対策をした)カードも出ている。

邪神アバター(〃)

場で最も攻撃力の高いモンスターの攻撃力+100の攻撃力になる効果を持つ。
普段の見た目は「ただの黒い玉」だが、アバター(化身)の名の通り、原作に於いては対象としたモンスターと同じ姿を取る(但しカラーリングだけは真っ黒)という演出が為されている。
場にモンスターが存在しない時は対戦相手に化けた。

The tyrant NEPTUNE(遊戯王OCG)

モンスターを2体リリースして召喚し、その2体の攻守の合計とどちらかのモンスター効果を得る効果を持っている。
わかりやすく言うと自分のモンスターをコピーすることができる。(相手モンスターのコントロールを得れば相手モンスターのコピーも可能)
レベル、種族、属性などはコピーできないのだが、レベル10というこのモンスター本来のレベルが災いし、
あるレベル1モンスターの効果をコピーしてしまうととんでもないぶっ壊れ性能になることが問題視され、禁止カードにまでなった。
詳しくは項目参照。

古明地 さとり(東方Project)

心を読む妖怪で、相手の心の中にある「トラウマになっている弾幕」を再現してくる。
コピー先が特殊だが本人は戦闘は不得手と言ってるので、劣化コピーの類いか。
まあ裏ボスのゆかりんの弾幕なんぞ完全再現されたら詰むし。

・セス(ストリートファイターⅣ

本作のラスボス。あらゆる格闘家のデータを収めた人造人間
ソニックブーム、昇龍拳、スクリューパイルドライバーなど、有名な技の数々をコピーして使う。
性質がオリジナルと別物かつ劣化している物が多いが、コピーしている技の数が多く手数に優れる。
これら豊富なコピー技、そして相手を強制的に自分の側へ引き寄せるオリジナル技「丹田エンジン」を組み合わせれば、元の使い手では到底真似できない怒涛のラッシュが可能。
遠距離も得意で、ザンギエフのようなデクの棒が相手なら、ヨガテレポートやバルログばりの三角飛びで逃げ回りながら、ソニックブームやズームパンチで削り殺す事も容易い。
プレイアブルボスキャラのお約束として体力・気絶値が最低クラスという致命的な弱点を抱えるが、相手に隙を与えないプレイングさえできれば紙装甲を気にせず一方的に相手を封殺できる玄人向けのキャラ。

・モシャス(DQ)

戦闘中に味方一人に変身する呪文。初出はⅢ。
変身したキャラの特技、呪文を使える。ステータスは据え置きだったり対象と同じになったりとシリーズによって異なる。
FC版Ⅳでは勇者以外のキャラはAIで行動するため、勇者がモシャスを使うことでのみ味方が覚えている呪文を確実に使うことができる。
Ⅴ以降は敵専用呪文となり、こちらの味方キャラクターに変身してくる。
呪文の効果なので「いてつくはどう」でかき消される他、シリーズによっては「ラーのかがみ」でも解除できる。

・ンフー(不思議のダンジョン 風来のシレンGB2 砂漠の魔城)、おコン(風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス)

シレンの仲間キャラクター。ンフーはモンスターの肉を食べることで能力を覚える。
おコンはレベルアップで決められたモンスターの能力を覚える。

・あくまだんしゃく系(不思議のダンジョン 風来のシレンGB2 砂漠の魔城)

近くのモンスターに変身して技を使う。
特技系の能力しか真似できないが、あくまだんしゃくの周りにモンスターがたくさんいると何に変身するかわからないので厄介。

・ウロボロスシンドローム(ダブルクロス)

作中の能力の根源であるレネゲイトウィルスのシンドローム(ジョブにあたる用語)の内、最も新しい13番目のシンドローム。
ウロボロスが発見される前に確認されている12のシンドロームの影響を受けることで強化及び模倣する性質を有する。
また、レネゲイトを「喰う」性質を有する能力者も確認されており、前述の通り「能力干渉能力」であるため、コピー能力でありながら無効化の性質をも兼ね備えている
更に言えば、完全スタンドアローンでも「影を操る能力」として使用可能。
こうして纏めると恐ろしく多芸に見えるが、ダブルクロスのシンドロームは一芸特化の方が少ないのでそこまで極端な例ではない。

・ドミトリー(悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架)

魔王候補者の1人であり、触れた力をコピーする能力を持つことから裏社会では「鏡のドミトリー」の通り名で呼ばれていた。
ボスとして登場した際はバレットソウルとガーディアンソウルを当てると「覚えたぞ」と言って同じ攻撃をしてくる。
わざと弱いソウルを当てるだけにしておけばどうという事はないが、色気を出して迂闊に変なソウルをコピーさせると物によっては手が付けられなくなる。
4コマではカレーライスを投げるソウルをコピーしていた
ユリウスの聖なる力やアルカードの暗黒魔法もコピーが可能で、展開次第では主人公蒼真の魂に触れる事で彼の「支配の力」すらものにするが、その力を扱うには相応の「器」が必要で…

・森アイアイ(世界樹の迷宮Ⅴ 長き神話の果て)

ただの攻撃ならともかく、同時に出現するローパーたちが合体してギガントローパーに変身するのも真似して自分がギガントローパーに変身するという「猿真似」の意味を真剣に考えてしまう驚異のコピー性能の持ち主。

・エオラプトル(古代王者恐竜キング)

秘属性以外の恐竜に変身して、秘属性専用の超わざ以外のわざカードをすべて使う事が出来る。
ただし、属性は全て秘属性のわざとして扱われる。
「7つのかけら」では超わざ使用時以外は本来の姿だが、超わざ使用時にそれぞれの属性の恐竜に変身する。
アーケード版では戦闘開始前にフォームが決まり、その属性の超わざを使える。

・妖術(もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPG)

中章v2.40より実装された職業「妖術師」で使用可能なスキルで、早いが話上述した『ファイナルファンタジー』における「青魔法」のオマージュ。
概ねの要素はオマージュ元と重なっているが、特筆すべきは中章時点で習得可能数が108種類という数の多さだろう。
ここら辺はインディーズ故の自由さか。
また、習得可能な技の一つ「デスクロー」は、対象となる敵のHP数割の固定ダメージを与える効果の技なのだが、
実装当初は他スキルで威力を上乗せ可能、隠し要素「混沌の迷宮」に登場するものも含むボス敵にも有効という控え目に言って恐ろしいバランスブレイカーであり、
特に混沌の迷宮では高難度のボス敵に対する裏技としてユーザー間で活用され、億を越えて京や垓、無量大数と言った桁が飛び交うカオスな戦いに拍車をかけていた。
流石にこれは製作側としても想定外のミスだったようで、次のアップデートで即刻修正されている。


【漫画】

・遊真の(ブラック)トリガー(ワールドトリガー)

他のトリガーの特性を「印」としてコピーすることができる。
「印」はトリオンが続く限り無尽蔵に使用でき、出力はコピー元の数倍以上になり、更に「印」同士を組み合わせて新たな能力を生み出すことも可能。
ただしコピーには触れて解析するという工程が必要であるため、触れられないほどの速度と斬れ味を持つブレードなどはコピーできない。

写輪眼(NARUTO)

ものすごい動体視力と洞察力で相手の術の印を読み取り、そっくりそのまま真似することが可能。
これのおかげでナルトの上司・先生であるはたけカカシは多彩な忍術を使い分け、「コピー忍者」の異名を持つ。
…が、作中で上記のシーンを見せたのはごく僅かな上に本来の力(万華鏡写輪眼)の幻術空間移動etcのほうがぶっちゃけ強いので影が薄い。

物間寧人(僕のヒーローアカデミア)

そのまま「コピー」という名の“個性”を持つ。
触れた相手の個性をコピーして一定時間使えるようになる。複数人からコピーして使い分けることもできるが、二つ以上の同時使用は不可。
また、再現されるのは能力のみなので、「OFA」や「脂肪吸着」「巻き戻し」など事前に何かをストックする必要がある個性はコピーしても事実上使用不可。

・完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)(黒子のバスケ)

黄瀬涼太の技術。最新話でキセキの世代すらコピー出来るようになった。

・ZERO(NEEDLESS)

アダム・ブレイドを初めとするアダムシリーズのフラグメント。
能力の体感か額の白毫での頭突きが模倣に必要だが、能力同士のかけあわせも可能。
アダム・アークライトのポジティブフィードバック・ZEROはフラグメントをさらに強化させるチート。

・ブラックプレート(エム×ゼロ)

相手の魔法をコピーする。
「コピーする魔法をプレートに当てる」「一度しか使えない」と条件は痛いが、消費0で魔法を使える。

・四閃三獄(マテリアル・パズル)

女神の三十指・五本の指の一人コルクマリーが使う魔法。敵の剣術を打ち破る事でその剣術を完全コピー出来る。ストックは最大12本。
だが超達人の剣術コピーを安定させるため一流派ごとに一人気に入った女性を斬殺しており、『彩光少年』ラストでは最後の標的殺害を完遂し世界滅亡の危機を呼ぶことに…。

・シンク(X-MEN)

マーベルコミックスにおいて、X-MEN系列のジェネレーションX所属のミュータント。
体の周りのオーラによって近くにいるミュータントやミューテイトの能力をシンクロし強化までできる。
一度爆殺され、ネクローシャ事件で闇堕ち気味に復活した。

・ホープ・サマーズ(〃)

近くにいるミュータントの能力を模倣し、最大限の力を発揮する。
他のミュータントに同様の能力覚醒を与えることもできる。

・ミミック(〃)

ヴィランだが更生願望はある人。
コピー元の見た目も再現するスタイルで、特にX-MENの初期メンバー五人の能力をコピーしたことで知られる。
覚えられる能力にはある程度数も質も制限があるようだが、それを利用して下記のアダプトイドを撃破したこともある。

・タスクマスター(アメコミ)

一度見た技なら訓練すれば自分の肉体に合わせた上で完全にコピーできる。
ただしあくまで体の動かし方等をコピーできるだけなので、超能力を使ったり、体を変形させたりといった自分ではそもそもその行為が行えない物はコピーできない。
が、スパイダーマンの真似をするのにワイヤーを利用したりと、代わりになる物を用意出来ればそれを使ったコピーは可能。
後に新しい技をコピーすると記憶の一部が消えてしまうというデメリットが発覚した。

また、教育能力も高く、コピー能力で覚えた体の動かし方を他者へ教える事もしている。
本人が使えない特殊能力でもOKで、炎使いの技を別の炎使いに教える事なんかもできる。
「ヒーローより儲かるから」という理由でヴィランだが、次第でヒーローチームにも協力して、ヒーローに技を教えてくれる。

クラート(スーパースクラル)(アメコミ)

元々変身能力を持つスクラル人の強化兵士の中でもファンタスティック・フォーの能力全部をコピーした強敵。

・スーパーアダプトイド(アメコミ)

緑色のアンドロイド。能力だけでなく武器兵器も模倣するアベンジャーズの強敵。
コズミックキューブの欠片を持つために、キャップ本体社長装備はおろかムジョルニアクラスの超アイテムも模倣できる。ずるくね?

・水影心(北斗の拳)

北斗神拳の奥義の一つ。一度戦った相手の拳技を己の分身(コピー技)とできる。
劇中ではケンシロウが「伝衝裂波」「天将奔烈」、ラオウがアニメ限定で「伝衝裂波」「七星点心」をコピーしている。
しかしケンシロウの「伝衝裂波」は本来の使用者であるユダと戦っていないし、使用する場面に居なかったという不自然な点もある。
アニメでラオウがケンシロウに「伝衝裂波」を使ったのはその埋め合わせだろう。
「七星点心」は(イチゴ味)でケンシロウもやっている。ハゲから二度も受けたからね。

模写(コピー)(幽☆遊☆白書)

柳沢光成の能力。触れた相手の姿形や記憶をコピーし、その人間になりきることができる。
戦闘能力もコピーできるのかは不明だが、海藤優の頭脳はコピーできた。

完成(ジエンド)(めだかボックス)

主人公黒神めだか異常(スキル)
相手の異常を観察し、自分の能力として最適化、文字通り本来の持ち主よりも完成して身につけてしまう。
但し、視認できないものは再現できない(例えば透明化など)ことが難点。また、過負荷はコピーできないか、できたとしてもデメリットスキルにしかならない。
さらに、「心・魂をこめる」といった要素も対象外。
その為、創作・表現関連を複製すると、「技術だけはすごいが、心に全く響かない」という結果になる。
例えば、おそらく彼女は「おふくろの味」というものは作れない。
はずだった。
15巻では又聞きした伝言ゲームレベルの情報から過負荷をコピーすることに成功し、前述の欠点すら失われた。
しかし、最後の欠点として、完璧すぎるがゆえに他人の心を理解していない(故に他人との共感を根底に持つスタイルはコピーできない)。
まあ、スキルを作るスキルとか持ってる時点でもう要らないんですけどね!

・ロックの超能力(超人ロック)

主人公である超能力者、ロックの持つ最大の強み。
膨大な数のエスパーとの戦いから、多数の強力な能力を盗んd…もとい習得している。
だが、相手の能力をそのままコピーするというよりは使う現場を見て徐々に自分も使いこなせるようになるといった感じ。
どちらかといえば「コピー能力を持っている」というよりは「ラーニングの才能が凄まじい」といったほうが正しいかもしれない。
なお、自前の超能力は代謝の調節による若返りのみ。テレポートやら透視やら割とありがちな超能力ですら他人からコピーしたものである。

・樺地崇弘(テニスの王子様)

相手の技を完全コピー。
純粋ゆえに相手の技をそっくりそのままコピーできるという無茶苦茶な理論だがテニヌではよくある事。
忘れっぽいのか試合中の相手の技しかコピーしないが、元々体格やパワーに優れる樺地なので、
そのまま持久戦に持ち込めば大抵の相手に対しては大幅有利という脅威になる。
ただ互角のパワーのタカさんには引き分けに持ち込まれ、手塚も追い詰めたが突然の雨に樺地だけ対応できずに負け、
ジローは技の肝である手首の柔らかさをコピーできずに負けと、弱点もありいまいち勝ちきれない。

仁王雅治(〃)

樺地とは違い任意の選手に化けるイリュージョンを使う。
技だけでなく姿も相手と同じになると最早テニスの域を越えているが気にするな。

テニプリのコピーキャラといえば上記の二人になるが、そもそも主人公であるリョーマを始め天性のテニスセンスで他人の技を使うキャラは多い。
無意識のうちに他人の技を使う「無我の境地」の存在もあり、コピーキャラは地味に多い。

・超人大全集(キン肉マン)

ウォークマンの姿をした悪魔超人ステカセキングの技。
背中に常備しているカセットを自身に装備することであらゆる超人の技をコピーできる。しかも劣化という事もない。
しかし、ステカセキングはこの手のキャラには珍しく、団体戦の先鋒を務めたザコキャラだったりする。
ドラゴンボールグルドと同じく、キャラの登場当時にその能力の強さがあまり認識されていなかったいい例と言えるだろう。
ただ作中描写からすると基本的な身体能力やタフネスはあまり高くないようなので評価が低いのはそのためかもしれない。
反面、完璧超人編では過去に登場した強力な超人の技をコピーして猛威を振るった。

・Ωメタモルフォーゼ(〃)

オメガケンタウリ星団から来たジ・オメガマンの技。ビームを当てたものを体に取り込む。
また、相手の思い描いた超人に変身することもできる。

・急成長能力(〃)

完璧・無量大数軍の『完恐』ピーク・ア・ブーの能力。
戦っている間に相手のテクニックや技を吸収し、より精度と威力を上げて身に着けるだけでなく、その情報を元にして相手がまだ披露していない技まで会得することができる。
これによりピークと戦うとどんな相手も出せる技が無くなって自滅していくことから『完恐』の二つ名がつけられた。
ただし、上記のステカセキングと違ってこの能力を使うためには思考がまっさらな赤ん坊状態でなければならず、試合ごとにピークは完璧・無量大数軍のボスであるストロング・ザ・武道に精神年齢をリセットされて心を赤ん坊の状態に戻されていた。
急成長能力の都合上、試合開始の際には必ず何のテクニックもない赤ん坊の状態で相手の技を受けなければならないためにリスクも大きいと思われるが作中では赤ん坊状態でキン肉マンの技を何発も食らってもほとんどダメージを受けている様子がなかったため肉体強度は相当なものと思われる。
なお、同じ無量大数軍のネメシスシルバーマンのアロガントスパークを繰り出しているが、これは見た技を技術で模倣しただけで、他の多くの超人もやっているためコピーとは違う。

・変化の術(封神演義)

楊戩による仙人界で唯一無比の術。上位互換に如意羽衣があるが、あれは宝貝を使ったものなので、「術」としては唯一。
スーパー宝貝など格上の力は完全には再現できないが、知ってる相手なら見た目のみならずほとんどの能力・技能・宝貝を再現できる。
成長につれ、部分変身を駆使して様々な宝貝を組み合わせつつ使うことすら可能になった。ついでに本人の宝貝も普通に強い。
蝉玉「何でもありじゃないの…(ドン引き」
なお漫画版のコピーっぷりも相当だが、原作古典や安能版の楊戩もかなりえげつない変化っぷりを見せている。
さらに西遊記では孫悟空が顕聖二郎真君=楊戩に変化し、真君の屋敷を乗っ取ったことがある。

貴方自身(ジ・ユアセルフ)(The Yourself)(BLEACH)

星十字騎士団に所属する“L"と“R"のロイド・ロイドの持つ聖文字"Y"の変身の能力。
外見の模倣に加えて“L”は相手の力と技術を、“R”は相手の記憶と精神をコピーする。
前者は相手並に「弱く」なる(加えて相手の戦闘中の成長に対応できない)可能性、後者は頭の中身以外の実力はそのままという弱点がある。

・相打ちマン(とっても!ラッキーマン)

H-1グランプリ編にて絶対に負けないヒーローとの名目でクッキーマンと戦ったヒーロー。
クッキーマンのクッキー缶パンチに対し相打ちパンチで相打ちとなった。
僅か数コマの出番だがガモウの事だからおそらくどんな相手の能力もコピーして必ず相打ちに持ち込むのだろう。
あのラッキーマンの登場人物だし

・ハンプティダンプティ(ARMS)

キース・ブラック(後のキース・ホワイト)が持つARMSで、その体で受け止めた他のARMSの能力を再現できる。
ただし、あらゆる攻撃を無効にする「黒い力場」があってこその強さだったため、能力コピー自体はそれほど強力に見えないのが玉に瑕。

紫蘭(魁!!男塾)

対戦相手の技をそっくり真似る奥義『千日颮鏡』を使う。
相手を動きを真似続けることで焦りや怒りを誘う心理攻撃である。相手の力を逆利用し、自分の技の威力を倍増させる事もできる。
しかし「技」はコピーできても「技を繰り出す意図」まではコピーできない弱点があり、
劇中で繰り広げた伊達臣人との闘いでは伊達が咄嗟に繰り出した秘儀「ウロヤケヌマ」の本質が「武器を投げ捨てた様に見せつつ、隠していた武器で追撃」である事を見抜けず、
結果的には無意味に自らの武器を投げ捨ててしまった事で敗北した。

朱雀るろうに剣心

るろ剣のコピーキャラ枠。自分の技をコピーされて倒される相手の顔を見るのが好きなゲス。
  • 技の速さが互角なら、初見で模倣してから返した分自分の方が剣速が上」
  • 全ての武芸は始祖の模倣を繰り返して完成した。模倣>始祖であり、その模倣を極めた我に敵は無し
という理論の下、蒼紫を追い詰めるが……どうも素手の武芸は極めてなかったらしい。
更に「自分の剣故に太刀筋は百も承知」と素手で軽々と得物を止められて圧し折られてしまう。
「オリジナル相手には最初から手の内が全てバレている」という、ある意味コピー能力の限界を示している。
だったらそれ以前にコピーした技を使えばいいじゃんとも思うが上記の悪癖が完全に仇になっている。

・カルパッチョ(うえきの法則)

ロベルト十団の参謀司令官。
「相手の能力を自分の能力に変える能力」を持ち文字通り相手の能力をそっくりそのまま自分が使うことができるが、“対象の半径10m範囲内に連続24時間以上いる事”という高難易度の条件をクリアした後でしか使うことができない。
しかし十団のメンバーと一緒にいることでそれをクリア。一人で十団全ての能力を使うことができる。
さらにもう2つの能力を隠し持っている。

・ライア(ブラッククローバー)

主人公と敵対する犯罪組織『白夜の魔眼』の幹部『三魔眼(サードアイ)』の一人で、『不実』を司る自称嘘つき。
他人の魔導書(グリモワール)に触れることでその魔法を使うことが出来る『模倣魔法』の使い手。
魔法のコントロールまではコピーできないが、一度コピーすれば最強クラスの技も使用可能であり、更には本人がエルフ族であることもあって凄まじいパワーを発揮する。
物語の後半では魔眼を開眼することで同じ属性の物限定で同時発動が可能になるというチートぶりを発揮し、更には転生魔法発動後は異なる属性の魔法でも同時に発動できるようになった。ラスボスよりもチート過ぎると言わざるを得ない。

・高橋涼介、藤原拓海(頭文字D)

高い技量で相手の走りをコピーした。
だが車も習熟度も違うために無理な走りになってしまい、結果として相手より先にタイヤを消耗してしまう。

乙骨憂太(呪術廻戦)

日本に4人しかいない特級呪術師の1人にして、前日譚では主人公を務めた少年。
「他人の術式を模倣(コピー)する」術式の使い手。
加えて彼自身が「生まれ持った呪力量(=MPのようなもの)が膨大」という天性の才能を持つため、
コピー元を上回る出力で能力を使いこなすことが可能。
しかし、その能力を全開にして行動できるのは5分間だけという制約が存在する。

UNFAIR-不公平-(アンデッドアンラック)

敵組織UNDERのボスの保有する否定能力。『能力は1人1つという公平性』を否定することによる能力のコピーと無制限の複数所持。
発動条件がコピー対象から憎悪されることであるため、嫌われ役を徹底的に強いられる能力。

・アシュクロフト・サラゼン(ライジングインパクト)

他者のスイングを体の動きや重心移動だけでなく、骨格や筋肉の動きに至るまで精密に観察・分析するギフト誇りの略奪(プライドスナッチ)を持つ。
欠点があればそれを修正してより完成度の高いスイングを習得する事も可能で、作中ではキャメロット学院英国校のモブ2名を圧倒し、
キャメロット学園全体でも最強を誇るトリスタンのアプローチショットさえも模倣した。
しかし分析・模倣できるのはスイングそのものだけであるため、トリスタンのギフト風の流星群(フォーリングスター)を見抜けず敗北した。
ちなみにアシュクロフトはギフト抜きでもキャメロット学院の生徒と張り合えるほどの高い実力を持つ。

・全姿全能(忍者と極道)

帝都八忍の長・神賽惨蔵の特異体質を応用した異能。
固有の特異体質も含めて元々の身体の体積すら無視して他人の姿・能力を完璧に模倣し再現できる能力。
惨蔵本人の技量と合わせて、味方だけでなく敵の持つ技能すらも分析し終われば完コピできる。
ただし脳だけはこの能力を以てしても操作することはできないのが欠点。

・複写衣、技鼓(新キテレツ大百科)

前者は指先で触れた生物の特徴をコピーできる全身タイツ。
後者は叩くとシャボン玉が出てくる鼓。そのシャボン玉を割ることで叩いた人の技術を使用できるようになる。

【アニメ】

・楓のNEXT能力(TIGER&BUNNY)

主人公鏑木・T・虎徹の愛娘・楓の能力。
一度触れたNEXTの能力をコピー出来る。ただし、他の能力を持ったNEXTに触れた途端にその能力に変わってしまう。

アンチ(SSSS.GRIDMAN)

打倒グリッドマンのために新条アカネが作り出した怪獣。
相手の力をコピーする能力を持っており、グリッドマンキャリバーを基に鉤爪を生成し、バスターボラーミサイルスカイヴィッター飛行能力をもコピーするが、
いずれもグリッドマンを倒すには至らなかった。
彼の「グリッドマンを倒す」という目的は最終的に「グリッドマンを倒すために共に戦う」へと変化し、
グリッドマンの姿を完全にコピーしグリッドナイトへと変身した。

・エクスオン(THE REFLECTION)

他のリフに3秒触れることで能力をコピーする事が出来る。
能力は複数ストックが可能で、特に負担も無く任意で使用できる。
作中の他のリフとは明らかに異質な能力であるが、これは本作の超能力者が、
主に大災厄「リフレクション」によって後天的に超常的力を得た「リフレクティッド」(リフ)と呼ばれる存在であるのに対し、
エクスオンは唯一それ以前から能力を持っていた「生まれつきの超能力者」のためである。


【特撮・ドラマ】

・コピーベント(仮面ライダー龍騎)

仮面ライダーライア仮面ライダーベルデの持つ特殊カード。
ライアの物は対象に取ったライダーの武器をコピー。龍騎と共同で必殺技を発動したことから、武器依存の技ならほぼ使用可能と思われる。
ベルデの物は相手ライダーの姿ごとコピーする。
不意打ちの為の短時間しかコピーしていなかった為、能力が使用できるかは不明。

カメンライド(仮面ライダーディケイド)

そのカードに対応するライダーに変身する。
が、戦闘センスはに依存している上、一部特殊能力はアタックライドやフォームライドがないと使えない為、オリジナルに勝てるわけではなさそうである。

完全生命体イフ(ウルトラマンマックス)

単純に外部から受けた刺激を反射し、劇中ではウルトラマンの必殺技すらコピーした恐るべき怪獣(物体?)。
そして本当に恐ろしいのはイフには意志というものが無く、ただひたすら受けた刺激を周辺に撒き散らす性質があり、
結果として自分たちの持つ力の恐ろしさを人々に思い知らしめることである。

ババルウ星人(ウルトラマンレオ他)

ウルトラシリーズにおける変身能力を持つ宇宙人の中でもトップクラスの種族。
その実力は個体によってかなり差があり、単に姿を模倣するだけのものから、相手の能力を完全コピーするものまでまさにピンキリ。
特にstory0に登場したババルウのコピー能力は、一度コピーしてしまえば変身解除してもそのまま使い続けられて覚えられる上限もなしというチート。

デスギドラ(平成モスラ)

実はギドラ族ではなく、液体生命体がキングギドラをコピーして変身した怪獣。
しかし劇中の描写を見る限りキングギドラには遠く及ばない実力しかない。むしろ封印するしか倒しようのない不死性のほうが強み。

・コレクション(SPEC 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿)

『翔』に登場した久遠望のSPEC。
SPEC HOLDERのDNAを摂取することで、そのSPECを使用できるようになる。
数に制限はないようで、劇中時間停止(一十一)、瞬間移動(神戸明)、読心(サトリ)、念動力(古戸久子)、治癒(不明)を使用している。
但しSPECとは人間の想いに応じて発現するものであるため、オリジナルには劣る。

・エンパス/複製(HEROES)

ピーター・ペトレリの持つ能力。
他者の感覚を体感する能力であるが、その延長として近くにいる能力者の能力をコピーすることができる。
不安定な能力は制御しきれないこともあるが、単純な能力なら同時使用も可能。
後に父・アーサーにコピーした能力ごと能力を「吸収」され、触れた能力者の能力を「借り」るレベルに下がった。その場合上記の楓同様一度に一つまでしかコピーできない。


【小説・ラノベ・文字作品】

・見稽古(刀語)

鑢七実の能力で一度見た技を完全にコピーする技術。しかし実際はコピーしない方が強い。
だが自身の全力には躯が耐えられないため、弱くあるために使っている。

・想影真心(戯言シリーズ)

人類最終とも言われる存在。一度見た技をコピーする。しかし本人の身体能力的に普通に素手で戦った方が強い。
因みに西尾維新作のバトル有り物語では最上級クラスの強者にコピー能力者がいることが多い。

幻想片影(イマジンシャドウ)(とある魔術の禁書目録 頂上決戦)

能力、魔術関係なく複製する能力。
正しく言えば「事象を再現する能力」らしい。
作中で与えられた補助装置無しでは発動できない。
しかしそれを上回る拡張性を持ち、オリジナルの持つ技術や特性なども複製し、また複製すればするほど再現できる事象の規模も大きくなる能力であるため、本来ならレベル5の第一位にもなれると予測出来る。
なお、能力者が魔術を使う際に出てくる体への負担は見られていない。
頂上決戦の黒幕に操られ、登場人物に猛威を振るうチートと化したが、最終的には頂上決戦の黒幕を倒している。

・悪魔使い(ウィザーズ・ブレイン)

作中世界で天樹錬とサクラのみが保有する能力。本来書き換えのできないI-ブレインの領域を自前で書き換えできることにより、無限に学習し能力を増やすことができる。
ただし、この二人のI-ブレイン性能が非常に高いとはいえ、要はエミュレーターなので自前の能力を動かすより負担が大きく本来の能力者より劣化してしまう。
また、錬とサクラは悪魔使い同士ではあってもI-ブレインのデザインが違うためそれぞれ違う能力を発揮する。
錬は脳内領域が許す範囲で「並列」処理を行い、同時に別々の能力を行使できる。
サクラは本来別個の能力を「合成」し、他のどの魔法士にも真似できない技を扱う。
基本的にこの世界ではじゃんけんのように相性が絶対的なところがあるので、どんな相手でも弱点を突ける、突かれないということで対魔法士戦においては劣化コピーであれど非常に強力なものとなっている。

・XYZ(戦闘破壊学園ダンゲロス)

「転校生」化した「魔人」黒蜜の魔人能力。
魔人の死体に対して漫画化不可能な程のグロ行為を行うことで「排泄」・「嘔吐」・「別能力の取得」のいずれかを行うまで相手の能力を完コピする、いわばリアルカービィ
未読の読者に対してその行為を分かりやすく説明すると、漫画版でのコピー条件が「『脳が無事な頭部』を激マズで毒々しい『プリン』と交換しそれを完食する」と言えば…分かるな?(原作では挿絵化されているのだが)。
黒蜜がプリンを食べながらゾンビ映画のグロシーンを見ている時に覚醒した力で、本人もこんなグロ行為(漫画版では激マズ『プリン』の味)への嫌悪感に耐えながら行使していた。

複写眼(アルファ・スティグマ)(伝説の勇者の伝説)

ライナ・リュートを始めとして数人が確認される、見ただけでどんな魔法であれ解析・使用可能とする瞳。
暴走して周りを破壊する危険性があるため忌み嫌われる。

・賢者イヴの血統(BLACK BLOOD BROTHERS)

望月ジローの血統で血を吸った吸血鬼の血統の能力弱点を得るというもの。
他の血統の固有能力も獲得している反面、吸血鬼の弱点と呼ばれる全ての弱点を持っている。
本編では能力よりも弱点の方が日常生活に支障をきたすレベルで悪目立ちしている。
ある意味ではコピー能力へのアンチテーゼ的側面を持つ。

・サラマンダー(ニンジャスレイヤー

グランドマスターの一人。
ジツ(特殊能力の総称)は一切持たないカラテ特化のニンジャで、カラテ学習能力においても非凡さを見せる。
一度でも受けた技は全て記憶しており、目の前の相手から受けたばかりの技すら即座に学習して自分の技のレパートリーに加えてしまう。
作中でフジキドと戦った際はかつてフジキドと戦ったニンジャの奥義を次々と繰り出し、
さらにはフジキドが繰り出した「アラバマ落とし」「タツマキケン」「アラシノケン」さえも即座に学習して使用。フジキドだけでなく読者をも驚愕させた。
「なんたる恐るべきインガオホーカラテか!」と地の文さえも驚くほど。

SCP-682 不死身の爬虫類(SCP Foundation)

財団に収容されている、強くて賢くて大きくて再生能力もある、生命全てを憎悪するクソトカゲ。
確保・収容・保護を理念とする財団が例外的に殺害を試みている超危険生物。
他のオブジェクトをぶつけるクロステストも行われているが、このクソトカゲが自身への攻撃を数時間の間コピーし、周囲への攻撃に用いてくる特性を持っているため、
あまり強力な攻撃を行うと、殺しきれなかった場合コピーされて大暴れで大損害が確定するため、単純な力押しが困難になっている。


【その他】

・学習( 日本人 )

日本人は振り返ってみれば、遥かな昔から 「他者の能力のコピーと進化」 の繰り返しで成長しているといえる。
我々が用いる文字、ひらがなカタカナ漢字は全て元々は中国語の文字で、
当初はそのまま使っていたそれを変形させて生まれたのがひらがなとカタカナである。
また種子島に2丁の火縄銃が持ち込まれた時、各地の鍛冶師達はこれを分析の後に量産化に成功、
数十年後にはヨーロッパより高性能な火縄銃を、日本一国だけでヨーロッパ全体よりも多く保有していたとされる。
また戦後の自動車産業を牽引したアメリカのビッグ3と呼ばれた自動車メーカーが徐々に弱体化して行く中で日本企業は大きく成長して行き、
今や自動車の販売台数世界一はトヨタとなっていた。他トップ10にも日産、ホンダなど日本企業が4社もある。
アメリカ映画のクラッシュシーンで破壊される車に日本車が多いのはこの辺が関係している。
他にもアンパン、たらこスパゲッティ、日本式カレーetc……一度他国の文化を丸呑みし、その上で自分達好みに魔改造・高性能化するという例は枚挙に暇がない。
そしてそれは 「日本人に見つかった結果」 という形で現在もなお息づいている。

『世の中に新製品が出回るには3つの段階がある』
『アメリカ人が新製品を考案し、ロシア人が同じものを30年以上前に考案していたと主張し、日本人がそれらよりハイクオリティなものを開発する』
というエスニックジョークはこの点を端的に表している。
更なる発展系で、
『イタリア人がデザインし、フランス人がデザインを具現化し、ドイツ人が組み立て、イギリス人が発売し、アメリカ人が宣伝し、日本が小型化に成功し、中国が模倣して韓国が起源を主張する』
なんてネタもあるという。








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最終更新:2024年03月12日 10:16

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*2 これをコピーに含めるかについては意見が分かれがち