初音ミク -Project DIVA-シリーズ

登録日:2011/06/02(木) 20:49:16
更新日:2024/02/22 Thu 13:57:09
所要時間:約 9 分で読めます




『初音ミク -Project DIVA-』はセガから発売されているリズムゲーム。通称『DIVA』。

シリーズのラインナップとしては
PSPから『初音ミク-Project DIVA-』『2nd』『extend』
PSVitaとPS3の『f(F)』『F-2nd』
PSPシリーズをPS3で出来るオンライン配信ソフト『ドリーミーシアター』『ドリーミーシアター2nd』『ドリーミーシアターextend』
PSVitaとPS4の『X』『X HD』
SwitchとSteamの『MEGA39's』『MEGA39's+』

アーケード版の『Arcade』『Arcade Future Tone』が登場している。



【システム】

特殊なのは何と言ってもキー配置。
リズムゲームと言えば、×などの配置は決まっていて、
そこに上から降ってきたキーが重なった瞬間に対応するボタンを押すのが普通だろう。
しかし、このゲームは常に配置が動きそこに向かって上下左右からキーがやってくる形になっている。

一見難しく見えるが、左上→右下のように極端ではなく、時計回りor反時計回りに表示されていくので、慣れるとそこまで難しくはない。

他にはプレイのバックでその曲々のPVが流れてミクが踊ったりするのを観賞出来たり、自分でPV・キー配置などをエディットしたりと音ゲー要素とキャラゲー要素を両立している希有なシリーズ。


【登場キャラクター】

 初音ミク
 鏡音リン
 鏡音レン
 巡音ルカ
 KAITO
 MEIKO
 亞北ネル
 弱音ハク
 咲音メイコ 
 重音テト(2nd以降)

【シリーズ】

初音ミク-Project DIVA-
2009年7月発売。記念すべき第一作目。キャラゲーと思いきや、リズムゲーのところもかなりしっかり作られていて高い評価を獲得。
初週で10.1万本を売り上げた。
しかし一作目だけあり、様々な指摘もあった。

 オートセーブがない
 ロードが長い
 PVによっては処理落ちで僅かにずれる
 チャンスタイムがあるが、そのボーナスポイントが100→200→300→400と一個押すごとに100プラスされていく(上の例なら1000ポイントプラス)が、
途中でミスると一気に100からやり直し
 採点方式が得点制なので、上のチャンスタイムでいかにとれるかで評価が全て決まる

などなど。特に処理落ちはかなり批判が出た。PVがダサいなどの批判もあった(個人差あり)。
しかし、総じて評価は高め。


初音ミク-Project DIVA-DREAMY THEATER
PS3でDIVAが出来るようになるオンライン配信ソフト。料金は3000円。
収録曲やPVは殆ど同じだが、単純にCGのクオリティが跳ね上がっている。
なので、普通に新作のような感覚で遊べる。

PVは殆ど同じだが、いくつかのPVはPSP版のPVから、新作PVに変更されている。
ただし、収録曲のうち「桜ノ雨 -standard edit-」のみ遊べなくなっている。
2011年夏に2nd版、2012年秋にextend版が配信された(いずれも3900円)。

専用コントローラーも完全受注生産ながら発売(現在終了)
¥29939


初音ミク-Project DIVA-2nd
2010年7月発売。DIVAシリーズ第二作目。前作が成功したため、かなり期待されていた。売り上げは初週で約30万本
その期待通り、前作の批判点を殆ど完璧に直してきた。セガ本気や……

 セーブ→オートセーブ
 ロード→メディアインストール
 処理落ち→大体大丈夫
 チャンスタイム→加算されず、常に同じポイント
 採点方式→COOLとFINEの総数

他には、長押しやボタンと方向キー同時押しが追加されたり、○と→、□と←のようにリンクしたり、PVもお洒落になったり(個人差あり)、
2人のデュエットが追加されたり、ピアプロで衣装(モジュール)などが募集されたりと、かなり気合いが入っており、前作よりも遥かにレベルアップしている。


初音ミク-Project DIVA-Arcade
2010年6月から正式稼働。1プレイ100円。
クオリティはDREAMY THEATER並なので、かなり綺麗。
PSP版のほうが親しみやすいという人もいるが。
PSP版未収録の楽曲も配信されている。

ボタンが大きくなり、配置が横並びになった。
基本的な操作は同じだが、ボタン配置による同時押しや長押しの追加でよりテクニカルな動きが求められるようになった。
端から見ればペチペチ押してるだけだが、紳士にはそんなの関係ないはず。
カード(一枚500円程度)を使いプレイすると、ポイントが貯まりモジュールの追加等が可能。
高水準のキャラゲー+そこそこの音ゲーといった感覚。
モジュールのクオリティはかなりのもの。あと曲によっては見える、ナニがとは言えないが。

2013年11月より「初音ミク-Project DIVA-Arcade Future Tone」として新登場。
グラフィックがより綺麗になり、PSVita版の曲の追加も開始。
4つのボタンに加え、新たにスライダーが追加された。

初音ミク-Project DIVA-extend
2011年11月発売。2ndをベースに新曲・新モジュールなどが追加されている。
それによりタイトルも3rdではなくextendとなっている。
初音ミクの消失などのDLコンテンツ曲や、忘却心中、千年の独奏歌なども復活しかなり充実した内容。
新作PVは前2作より凝ったものが多く評価が高い。
2ndからは7曲残留。
extendが発売するなら……と、売って後悔した者も多数いる模様。
難易度はクリアラインの引き上げ等もあって全体的に高めである。
新曲の難易度の高さに喜ぶプレイヤーが続出中。

ちなみにどの作品にも言えるがハマってしまうとPSPのボタンがぶっ壊れる可能性がある、っていうか結構高確率でぶっ壊れるので注意。
EXTREMEの超連打曲、初音ミクの激唱でボタンが逝ったもの多数。


初音ミク-Project DIVA-f
2012年8月発売。機種がPSVitaに移行したのに合わせ、楽曲・モジュール共に一新されている。
リズムゲームには新要素として『スクラッチ』(☆マークが出た時に画面をこする)、指定区間をノーミスでクリアすることでクリアポイントにボーナスが入る『テクニカルゾーン』が追加され、チャンスタイムも上手く打てたかどうかでクリアに大きく関わるようになった。
次世代ハードとなったことでグラフィックや演出はもはや別次元と言えるほどに超進化。
PVは3人同時表現が可能となり、チャンスタイム成功時には演出が分岐するように。
また、頭・顔・胸元・背中にアクセサリを付けてキャラの外見をカスタマイズできるようになった。
ただし亜種組はDLC送りの憂き目に……

初音ミク-Project DIVA-F
2013年3月発売。fのPS3版。
Vita版から新規楽曲6曲やモジュール、アクセサリ等が追加されており、スクラッチの代わりにアナログスティックを弾くフリップ操作を行うようになっている。
なお、PS3版の追加コンテンツはVita版でもDLCとして購入可能。


初音ミク-Project DIVA-F 2nd
2014年3月発売。PSVita版とPS3版が同時発売。
楽曲ラインナップは新曲と再録とで半々の40曲でモジュールも再録されている。
新曲のPVは前作以上に作り込まれており非常にクオリティが高く、再録曲もグラフィックや演出の強化や譜面の変化もあってそんなにマンネリ感は感じない。勿論演出分岐も完備。
ただし全体的な難易度の上昇が著しく初心者には少し厳しいかもしれない。

新たな操作としてはスクラッチが軌跡を描くリンクスクラッチ、書いて字の如くのダブルスクラッチが登場。
加えてVitaでもスクラッチをアナログスティックで出来るように。
また、リズムゲーム時のスキンを設定できるようにもなった。むしろ見辛いとか言わない。
エディットはピアプロから音源を持ってこれるようになるなど大幅に強化されたが容量の都合からかPSストアでエディット用データを追加でダウンロードする必要あり。
DLCとしては追加のスキンに加えて旧作の楽曲やモジュールなどが販売されている。

初音ミク -Project DIVA- X
2016年3月発売。ハードはPSVita。
コンセプトは「ライブ&プロデュース」で前作シリーズと違い楽曲ムービーはストーリー調のPV形式ではなくステージ上で歌って踊るライブ形式のPVとなり、ボーかロイド達のライブを鑑賞するような臨場感のある演出となった。

所謂ストーリーモードとなる「ライブクエストモード」や後述するメドレー楽曲、収録曲を3曲自由に組み合わせて1プレイ(組み合わせた楽曲はそれぞれ時間が短く調整される)として遊べる「スペシャルライブ」が追加されるなど前作までのただリズムゲームをするだけというマンネリ化を無くす試みが多くみられる。
収録楽曲は大ボリュームの51曲。とみせかけて、多くの曲がサビ等を短く繋いだメドレー楽曲となっており、メドレーを1プレイ1楽曲とした場合は実質30曲(DLCを除く)というシリーズ最少の楽曲数となってしまっている。
新たな操作としては特大の譜面にRUSHと表示されたラッシュノーツが追加。所謂太古の達人で言う所の連打譜面。
また前作が難易度高めといわれていた影響か、F 2ndにあったダブルスクラッチとリンクスクラッチは廃止されている。

初音ミク Project DIVA Future Tone Prelude
2016年6月発売。ハードはPS4版。『Arcade Future Tone』の移植。

初音ミク -Project DIVA- X HD
2016年8月発売。ハードはPS4版。
PSVRに対応。一部の楽曲やエディット曲を使ってライブステージとしてミク達を間近で鑑賞することが出来、PS4版最大の強みであり目玉要素。なお姿勢を低くして見上げようとするとキャラが暗転する。

初音ミク Project DIVA Future Tone Prelude
2017年11月発売。ハードはPS4版。『Arcade Future Tone』の移植。

初音ミク Project DIVA MEGA39's
2020年2月発売。ハードはSwitch版。PS4版『Future Tone』がベース。

初音ミク Project DIVA MEGA39's+
2022年5月発売。ハードはSteam。Switch版のDLC等を収録した移植。

追記・修正は「初音ミクの激唱」EXTREMEでパーフェクトを取ってからお願いします。

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最終更新:2024年02月22日 13:57