ビサイド・ペイン

登録日:2010/03/10(水) 22:39:53
更新日:2023/07/12 Wed 16:54:44
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機動戦士ガンダム00』の公式外伝『機動戦士ガンダム00P』及び『機動戦士ガンダム00I』に登場するキャラクター。
CV:小林ゆう(ゲーム『SDガンダムGジェネレーションシリーズ』)



リボンズ・アルマークの元腹心のイノベイドであり、2292年頃には疑似太陽炉の製造施設の管理等を任されていた。

その任務内容からMSによる戦闘も行うが、彼は純粋な戦闘用イノベイドではなく特殊能力型。
そのため外見に男性の性別が与えられている。

ちなみにリボンズとは塩基配列パターン(=DNA)が同タイプの0026。



『インストール』という特殊な権利を持ち、ヴェーダにリンクしているイノベイドに自分の人格を上書きすることができる。

これは自分の塩基配列パターンに近い者ほど強く影響し、全く異なる者にも短期間なら干渉できる。
ヒクサーの体を乗っ取りグラーベを射殺したのはこの能力による。

リボンズは、「この能力は絶対的な存在である自身にこそ相応しい」とし後に獲得。
本編でアニューを操作したのもこの能力による物。

リボンズが自分のパシリにすべくヴェーダに造ってもらったイノベイドのうちの一体だが、自分が不在でも仕事をちゃんとこなすよう
「有能であり、常にミスや計画が狂うことを許さない性格」
という仕様で発注した結果
「有能故に尊大かつ自信過剰で、主の意に逆らう。その癖、計画が狂うことを嫌い過ぎて、不測の事態に遭遇するとファビョって実力が殆ど出せない」
という果てしなく残念なスペックに成り果ててしまった。


先述のように、昔はリボンズに従って行動していたものの、CBの第3世代マイスターをイノベイド中心で運営してイノベイドが計画を実行すべきと考えて、実行部隊のリーダーを辞退して人間メインのチームの構成を推薦したリボンズとは袂を分かった。
それ以降は、第2世代を含む人間の第3世代候補達を次々暗殺してまわった。
インストールを利用して第三者を介して暗殺を続けた手口故に、リボンズも暗殺が戦場での事故ではないのに気付いたのはガンダムエクシアの候補者が2名程死んだ後だったが、ビサイドを敵と看做したリボンズに処断される前に事態には決着がついた。


自分と同じリボンズ製のヒクサー・フェルミを介して、マイスタースカウト担当のグラーベも手にかけた後、2機のGNキャノンに同タイプのイノベイドを乗せ、自身は1ガンダムを駆りガンダムマイスター874と交戦。
874のアルテミーを相手に優勢に戦ったが、計画が狂うことを極端に嫌う性格が災いし、蘇生してGNコンデンサーを搭載したガンダムラジエルで出撃したグラーベの挑発(実際は粒子消費を抑えるためにビームサーベル以外の武器を捨てただけだったのだが、勝手に挑発だと思い込み、ライフルを捨てた挙げ句GNキャノンも下がらせた)に乗ってしまった結果、相手が瀕死であるにもかかわらずグラ―ベとの一騎打ちで撃破された。

この時、全てのパーソナルデータを他のイノベイドに上書きする『セーブ』でGNキャノンのパイロットに乗り移ろうとしたが、間に合わず死亡した。







……と思われたが
ここで死んだビサイドはダミーで、実は本物がGNキャノンに搭乗していた。

その後、真のビサイドはパーソナルデータを1ガンダムに封印し、その肉体はレイヴ・レチタティーヴォという新たな人格を植え付けられていた。


00I中盤、1ガンダムの元に訪れたレイヴに、封印していたパーソナルデータをインストールし、復活を果たす。




……が、自身の目的のために利用しようとしたフォンとの戦闘で、機体と左腕を損傷。
ビサイドは、用意していたサブボディに人格データをインストールして逃げだす。
その後、機体を1.5ガンダムに改良し、一度はヒクサーを破る。

しかし、再戦時はヒクサーの策に嵌り直に討ち取られ、ビサイドの人格は封印された。







……と思われたが、
死亡直前に1.5ガンダムに人格データを移し、生き長らえていたしつこい

軌道エレベーター内の施設崩壊を防ぐために1.5ガンダムに搭乗したレイヴの体を再び奪取。
自身がヴェーダの計画の舵取りになるために、レイヴの仲間達を殺そうとする。

しかし、粒子残量が僅かだったこともあり、またしてもフォンにボコられ仲間達を守ろうとしたレイヴの精神力に敗北。今度は1.5ガンダム内に封印される。

その後、リヴァイヴヒリングに1.5ガンダムと共に押収される。

イノベイド主導の計画遂行を実現する為にプルトーネの惨劇を引き起こし、グラ―ベや多くのマイスター候補を手にかけた彼は、
本編においてはフェルトの両親の、イアン達にとっては友人の仇だったが、最期はそのままリボンズの肥やしと化したと思われる。


【ゲームでの活躍】
  • Gジェネレーションシリーズ
クロスレイズで登場。
作中で彼の欠点として作用していた傲慢かつ他者を侮る性格は プレイヤーが操作する分には関係ない ので
キャラとしては刹那やリボンズに引けを取らない素直な性能となっている。
ただしクロスレイズではビサイド本人と機体は登場するが彼が出撃するストーリーは 収録されていない ため
複数の外伝のラスボスで世界設定的にも色々やらかした宿敵・嫌われ役にもかかわらず ビサイドを味方として使うことはできるが敵として倒すことはできない。
酷い目に遭わされた原作キャラでボコボコにしたいという願いを直接叶えることはできず、あえてやるならショボい機体に乗せて敵に撃墜してもらうしかない。



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最終更新:2023年07月12日 16:54