エンプラス/レグナント

登録日:2010/02/02(火) 02:14:23
更新日:2023/12/28 Thu 15:41:09
所要時間:約 6 分で読めます





更なる新型…。このモビルアーマーは…?

機体名“エンプラス”。何れあなたの物となる機体の…プロトタイプです。

……私の機体……。

リボンズ・アルマークからのささやかな贈り物です。



機動戦士ガンダム00』に登場する機体。


【エンプラス】



ブリングの…仇ッ!!





EMPRUSS


型式番号:GNMA-Y0001
全長:45.2m
全幅:82.0m(翼含む)
全高:11.9m
本体重量:614.5t
装甲材質:Eカーボン
動力機関:GNドライヴ[Τ]×?
所属:イノベイター勢力独立治安維持部隊アロウズ

武装
大型GNビーム砲
GNビーム砲×2
クローアーム×2
エグナーウィップ×2
対艦用GNソード×2
GNフィールド

搭乗者
デヴァイン・ノヴァ


イノベイター(イノベイド)勢力が開発した試作大型MA。
本機はレグナントのテストベッドとして開発され、新装備「エグナーウィップ」を搭載。アロウズに編入されソレスタルビーイングとの戦いに参加した。


〈武装〉
  • 大型GNビーム砲
機体全面に据えられた高出力ビーム砲。
前方向にスライドしたカバーが展開、砲身が伸び発射態勢となる。

  • GNビーム砲
頭部側面に備えられた対空用ビーム砲。
GNバーニアとしても機能する。

  • クローアーム
伸縮式の格闘用アーム。
射出したエグナーウィップをコントロールする目的も兼ねている。

  • エグナーウィップ
クローアーム内部に備えられた特殊電磁鞭。
ワイヤーで接続されたカプセルを射出し、更に4方向にワイヤーを発射する。射出範囲が広い為、広範囲の敵を捕縛可能。
GN粒子を利用した実体武器としての効用もあるのか、セラヴィーガンダムのGNフィールドも易々と貫通する。

  • 対艦用GNソード
機体両側の、翼状の巨大な実体剣。
擦れ違い様に艦船を切り裂く対艦用の武装だが、MSと接近戦を行う事も可能ではある。


【劇中の活躍】

第14話にて初登場。メメントモリ攻略戦直後のプトレマイオス2ガデッサ、ガラッゾと共に強襲。
トランザム終了直後で消耗していた彼らに甚大なダメージを与えたが、船体をスモークでカムフラージュし地球に降下された為取り逃がす。

その後、第15話にて30機程の中隊規模の作戦に参加し、地上で再びソレスタルビーイングと激突。迎撃に出たアリオスガンダムとセラヴィーをエグナーウィップで捕縛し動きを封じるが、アフリカタワーで起こったクーデターにより戦闘を中断して即撤退。

第17話でメメントモリ2号機破壊に出撃したダブルオーライザーと交戦。
メメントモリ阻止の為に焦る彼ら相手に優勢に戦い、エグナーウィップで捕縛。そのまま止めを刺そうとするが、ライザーソードでGNフィールドごと両断され撃墜された。

『00P スペシャルエディション』にも別個体の2機が登場。月面の基地に配備されていた。




【レグナント】




あれだ……あのガンダムだ……!

ママとパパを殺した……あの時のガンダムゥゥゥゥッ!!!!




REGNANT


型式番号:GNMA-0001V(1号機)
     GNMA-0001V2(2号機)
  • MS形態
頭頂高:32.3m
全長:38.5m(肩パーツを含む)
  • MA形態
全長:40.2m
全幅:72.0m(翼含む)
全高:11.2m
本体重量:586.1t
装甲材質:Eカーボン
動力機関:GNドライヴ[T]×?
所属:イノベイター勢力・独立治安維持部隊アロウズ

武装:
大型GNビーム砲(GNメガビーム)
GNビーム砲(キャノン)×10
GNバルカン×2
GNマイクロミサイル
GNファング×10
エグナーウィップ×2
対艦用GNソード×2
GNフィールド



エンプラスをベースに、MS形態への変形機構やMAのサイズを活かした特殊兵器を搭載した完全型。
それまでの機体とは段違いに粒子制御能力が高く、GNフィールドはセラヴィーのハイパーバーストすら真正面から難なく防ぐ。

1号機は青紫のカラーリング。ルイス・ハレヴィ専用機がこれであり、唯一実戦投入された機体。
2号機は濃紺と白のカラーリング。量産型の雛型として製造され、1号機から頭部が広範囲索敵タイプに変更されている。もう少しで完成というところだったが、最終決戦には間に合わず出撃はしなかった。
この2号機と同型のものが今後大量生産される予定だったが、イノベイター勢力が敗北した事で計画は頓挫した。

1号機に於いては、頭部のマスクの下には馴染深いガンダムフェイスが隠されている。
つまり、ルイスは「仇であるガンダムに乗せられていた」という皮肉。
リボンズの嫌がらせだったのか、単に粒子制御用センサーとしてガンダム型のヘッドが優れているからか、はたまたその両方か、理由は定かではない。


〈武装〉
  • 大型GNビーム砲(GNメガビーム)
頭部直下に備えられた大型ビーム砲。
3つの発射口から放たれる3本のビームをGNフィールドを応用した技術で一本に束ねている。その3本のビームをお互いに干渉、反発する事によりビームを湾曲させる事が可能
更にビームを曲げるタイミングや角度、回数までパイロットの任意で変更する事が出来る。

  • GNビーム砲(キャノン)
GNファングの内側に装備されたGNキャノン。
アーム接続時、分離時両方で使用可能。

  • GNバルカン
前面装甲の両脇(MS形態時は太股)に備えられたビームバルカン砲。

  • GNマイクロミサイル
アームに内蔵されたGNミサイル。
スペース的に装弾数は余り多くない。

お馴染みの遠隔操作武器。
アームに接続した状態で、クロー状の打突武器としても使用可能。
ガンダムスローネツヴァイアルケーガンダムのものとは違い、ビーム刃は形成しない。
牙なのに爪。
ネーナが搭乗するガンダムスローネドライを一瞬でダルマにする活躍を見せたが、刹那のダブルオーライザーには全く通用せず、GNソードで全てぶった斬られてしまった。
まぁ相手が悪かったね。何しろファング撃ちの名人だし…。

  • エグナーウィップ
エンプラスと同様の特殊電磁鞭。
掌に当たる部分に装備されており、射出した後4方向に子機を射出可能。
イノベイターに完全覚醒した刹那・F・セイエイ以外にこの武装を躱せた者は居らず、かなり強力な捕縛用兵器。

  • 対艦用GNソード
機体両側に装備された翼状の巨大な実体剣。
これもエンプラスと共通の武装。



【劇中の活躍】

第20話でガデッサ、ガラッゾ、ガッデスと共にプトレマイオス2を襲撃する。
セラヴィーのハイパーバーストを完全に防ぎ、圧倒的な性能でアリオス、セラヴィー、GNアーチャーを追い詰めた。
しかし駆けつけたダブルオーライザーに一蹴されフィールド発生装置を損傷した為撤退する。

第21話ではルイスが家族の仇であるネーナ・トリニティガンダムスローネドライを発見し、湾曲ビームとGNファングによる猛攻撃を加えてあっという間に達磨にした。
ネーナは兄を失った苦しみと死への拒絶を訴えたが、それはネーナの八つ当たりで両親を失ったルイスの逆鱗に触れることとなり、最後は残ったコックピットをGNファングで突き刺し撃破した。

第23話にてコロニー型外宇宙航行母艦ソレスタルビーイング外部でダブルオーライザーと対峙、奮戦の末ダブルオーライザーを抱え込み、複数のガガ特攻をわざと浴びてダブルオーライザー諸共消滅しようとする。
が、ダブルオーライザーにガガの機数を減らされた所為ででガガの自爆の威力が減り、本機の負ったダメージの方が多く目論見は失敗。
機体が中破、気絶したルイスを沙慈・クロスロードが救出し、本機はその場に放置された。
ソレスタルビーイングとイノベイター勢力の決戦後、デブリの処理をしていた連邦宇宙軍が本機の残骸を発見・回収したとされている。

2号機は機体が完成し最終調整を残すのみだったが、ロールアウト前に戦いが終わってしまいそのままソレスタルビーイング号の格納庫に放置された。後にソレスタルビーイング号内部の監視映像でその存在が判明したとのことだが、連邦が格納庫を発見できたのかどうかは不明。対ELS戦でも使われることはなかった。


作中では、GNZシリーズと比べ登場する度にソレスタルビーイングを追い詰めていた為、ポテンシャルはダブルオーライザー、リボーンズガンダムに続く最高クラスの性能である事が証明されている。


  • デザインを手掛けた海老川兼武氏としては1stシーズンで位置付けが不明だったアルヴァトーレを世界観に組み込む意図があったとか。


【ゲームでの活躍】


レグナントが中ボスとして登場。
劇中通りに曲がるビームや強力なGNフィールド、地味に性能の高い格闘やGNファングを使う強敵。

ボスの常として怯みがなく、スサノオ等の格闘機では割と苦戦する事請け合い。
ただ、ユニコーンガンダム等で高威力のビームを連続して当てるとダウンはする。

ただダウンしても攻撃当て放題とかではないので格闘機にとっては何の意味も無い。やっぱりきつい。
とはいえ、『00』や『Gガン』勢ならトランザムやハイパーモードで攻撃力を底上げして、強引に叩く事も可能。

デカい上に動きが単調なので(CPUなので仕方ないが)、実は覚醒技が結構当たる。
「普段覚醒技なんて使う余裕がない」という方は使ってみては如何だろうか。

なおダブルオーガンダムを使用している時に交戦すると、沙慈とルイスの特別な会話が聞けるものの、かなり長いので聞き終える頃にはタイムアップ寸前なんて事も。


レグナントは格闘武器は無いが、射撃武器は豊富である。
レグナントの代名詞とも言える湾曲GNビームは特殊射撃な為、防がれにくく、3機まで同時攻撃可能。

勿論MS形態に変形可能だが……MA時に比べ、
  • 機動力-2
  • 移動力-2
  • 空中適正がAからBに
  • 武装からGNバルカンが削除
  • 地上適正Cが追加
と、はっきり言って変形しても意味が無い。
地上適正追加以外全てデメリットなので変形はオススメしない。

エンプラスも登場するが、格闘武器を持っている事以外はレグナントの劣化版でしかなく、
さっさとレグナントに開発してしまった方が良い。

次作『OVER WORLD』では容量問題で可変機能が撤廃される機体が多く、レグナントも常時MSに。

性能面に関しては、二形態の強みを合わせた形に。
空適正もA。地上Cも残されているので前作ごっこも可能。
武装の消費ENが削減され、前作ほどのバカ食い機体では無くなった。
それでもガス欠を起こしやすく、擬似太陽炉の回復量は低いので何らかの補強は欲しい。
常時MS形態の為、かなりシュールな姿で飛び回る

アナザーガンダムにスポットを当てた『CROSSRAYS』でも当然登場。
本作ではかなり強力で、マスターユニットとしては頭一つ抜けた性能を持つ。

  • XXLサイズでありながら若干小さいサイズ(2×3)
  • GNドライヴ[T]複数搭載を持ち、毎ターンEN20%回復
  • MA形態では機動力が高く、特殊射撃・格闘持ち
  • 厄介なプラネイトディフェンサー、ナノラミネートアーマーを両方とも無視
  • GNファングは覚醒格闘、覚醒パイロットだと威力・射程上昇
  • 本作で強化されたアビリティ「ガンダムマイスター」に対応
  • MA形態では「戦闘機乗り」「大型機乗り」が適応、合わせれば常時攻撃力が30%上昇

以上の点から、小回りがきく上、どの時代でも大活躍できる汎用機となった。
特に~乗りが両方適応される機体は、レグナント・エンプラスとGNアームズに限られる。
ハシュマル、サイコ・ハロといった、大型機のライバルにはない利点である。

スーパーロボット大戦シリーズ
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』にて、敵として登場。
エンプラスは量産型イノベイドをパイロットとして量産もされる。
レグナントはトドメ演出のない武器で撃墜すると隠されたガンダムフェイスが見える芸コマな部分も。




冥殿の…仇ッ!!


止めるんだ!このままじゃルイスも…!!

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最終更新:2023年12月28日 15:41