ガンダムデュナメス

登録日:2009/05/27(水) 01:19:18
更新日:2023/12/28 Thu 15:44:18
所要時間:約 17 分で読めます






デュナメス、目標を狙い撃つ!




GUNDAM DYNAMES



ガンダムデュナメスとは『機動戦士ガンダム00』に登場するモビルスーツ(MS)。




機体緒元

型式番号:GN-002
頭頂高:18.2m
本体重量:59.1t
装甲材質:Eカーボン
動力機関:GNドライヴ
所属:私設武装組織 ソレスタルビーイング(チームプトレマイオス)

武装
GNスナイパーライフル
GNビームサーベル×2
GNビームピストル×2
GNミサイル×24
GNシールド×2
GNフルシールド×2



機体概要

西暦2307年にソレスタルビーイングが開発・運用した第三世代ガンダムの一機。
白い四肢と各部に配された緑の装甲が特徴。
機体名の「デュナメス」は「力天使」を意味する「デュナミス」に由来する。


索敵・情報収集能力に長けた第二世代ガンダムの一機・ガンダムサダルスードから発展した機体。
サダルスードの特徴だった高性能センサー系装備を継承し、それらを利用した射撃及び狙撃戦をメインとする遠距離戦用機として設計されている。
主武装であるGNスナイパーライフルを含めた数多くの銃をミッションに合わせて使い分け対応するスタイルとなっており、両肩部や脚部などには武装追加用のアタッチメントが設けられている。
遠距離戦をメインに想定しているのはガンダムヴァーチェと同じだが、ヴァーチェが大火力で多数又は大型目標の一撃破壊をメインとしているのに対し、デュナメスは精密射撃によるピンポイント攻撃をメインにしており、想定される戦闘シチュエーションが異なっている。

本体機能面の大きな特徴として、頭部のV字ブレードアンテナを両目と重なるようにスライドさせ、頭頂部に内蔵された高性能大型ガンカメラを展開。
同時にコックピット内に備えられた銃型コントローラーを用いることで生身での狙撃に近い使用感覚を追求しており、パイロットであるロックオンの卓越した狙撃能力を損なう事無く機体へと反映させる事が可能である。
また、メインパイロットであるロックオンと共に、コパイとしてコクピットにはハロが同乗。
戦闘中にロックオンが極力狙撃だけに集中出来るよう、シールド制御や狙撃時の回避運動等、一部機体操作をハロが担当している。

GNドライヴは胴体中央に配置され背部にはメインのコーンスラスター、後腰部には二基のGNバーニアユニットを装備。
コーンスラスターのみでも飛行は可能だが、腰部GNバーニアは空中狙撃時における姿勢制御に一役買っており、陸上においても補助脚のように接地させることで安定性を高めている。
また、腰部GNバーニアは取り外し可能で、必要に応じて他のオプションに換装することも可能。

機体特性上、上記の通り目標から距離を置いた狙撃や後方支援が主となる機体なのは確かである。
しかし出力やパワー、スピードなどの基本スペックは他の第三世代ガンダムにも劣らぬもので同時期の非太陽炉搭載機を凌駕しており、近接戦闘にも対応できるため遊撃戦も充分可能である。



武装・装備

遠距離射撃を得意とする本機の主武装。
機体全高の半分以上もある大型の狙撃用ビームライフル
大型のセンサーを内蔵し、前述の本体センサー類と連動することで驚異的な射程と精度を実現しており、目標の索敵エリア外から攻撃できる。
フォアグリップを用いての両手持ちが基本だが片手でも扱え、地上では銃身下部にバイポットを取り付けて精密射撃する姿も見られた。
非使用時は右肩のアタッチメントに接続されている。

両脹脛側面に取り付けたホルスター内に収納される片手用のビーム拳銃。
GNスナイパーライフルに比べて威力や射程は劣るものの、太陽炉非搭載機相手であれば十分な火力を持ち、多数のヘリオンやリアルドを撃墜せしめている。
小型で連射や小回りがきく為、近・中距離戦や多数を相手取る時に使用された。二丁拳銃も披露する時があった。

フロントスカートと両膝アーマーに内蔵された小型ミサイル。
着弾すると目標の装甲内に弾頭が食い込み、貯蔵されている大量のGN粒子を送り込み、目標を内部から破壊する。
複数着弾すればMSクラスは勿論、輸送艦クラスの目標にも致命打を与えられる。
フロントスカートの装甲四枚と両膝アーマーに4発ずつ格納されているが、膝アーマー内蔵のほうが若干大型。

腰部GNバーニアの側面に装備された本機唯一の格闘用装備。
デバイス自体は他の第3世代機と同型で性能も同等である。
だが近距離でもGNビームピストルを使用するロックオンはこの装備の使用を好まず、
「ビームサーベルは抜かない」と宣言したこともある他、本機やその発展機からのビームサーベルの撤廃も進言していた。
しかし、グラハムとの戦いでは狙撃を躱しての接近に対抗するため(を使うのは不本意であるとこぼしながら)これを使用して相手の攻撃を防ぎ、
サーシェス戦では感情の昂ぶりと片目で狙撃精度が落ちるハンデを補うために早々に使用するなど、ある意味でニールとデュナメスの物語を象徴する装備となっている。
ちなみに、ビームサーベル撤廃案は後に開発陣に採用され、後継機に当たるケルディムガンダムにはビームサーベルは装備されず、
その代わりとして、本機のGNビームピストルを近接格闘にも対応できるように改良*1したGNビームピストルⅡが事実上唯一の近接武器となっている。

Eカーボン製の小型シールド。
他のガンダム用のシールドとは異なり手持ちや腕部への装着ではなく、両肩アタッチメントへの装着を基本とする半固定タイプ。
アタッチメント基部が可動するためある程度の範囲はカバーできるが、元々敵に接近されないようにする機体のためか防御範囲はそれほど広くない。
通常戦闘時は左肩に装備するだけだが、後述のGNフルシールド装着時などには両肩に装備されることもある。

  • GNフルシールド
両肩アタッチメントに接続される2枚の大型装甲。
狙撃の隙を補うための盾で、機体正面を覆い隠すほど大きい。
それぞれが3枚の装甲で構成され接続箇所が開閉展開し、肩のアタッチメントによって正面・横・背後へ自由に可動するため、機体の動きを極力妨げずほぼ360度をカバーする。
既存のMS用リニアライフルやGN-XのGNビームライフル程度なら問題無く耐える高い防御力を発揮する。しかし、GNビームサーベル等ピンポイントでの破壊力に優れた武装が相手となると限界がある。
完成は機体の実戦投入後となり、本編途中にエクシアのGNブレイドと共に登場。以降は基本装備として扱われる。


オプション

  • 高高度狙撃銃
地表から成層圏の向こう、即ち宇宙空間まで狙撃出来る能力を持つ巨大なビームライフル。
デュナメス本体を超えるほどの大きさで、使用時にはライフルに装備されている大型センサーを頭頂部ガンカメラと直接接続する。
所謂メテオシャワー的なテロに備えた兵装で、まさに『ロックオン・ストラトス=成層圏の向こう側まで狙い撃つ男』の銃である。
しかし、巨大な固定砲台である扱いにくさに加え、発射の度に高濃度圧縮粒子をチャージせねばならず、そのための大型のGNコンデンサーを傍に設置するなど事前準備が必要。

狙撃に必須な周辺情報をリアルタイムで送信する管制塔の役割を果たすヴェーダが2308年には連邦政府に占有されてしまい、1stシーズン第5話やユニオンの資源衛星用アステロイドが地上に落下しようとした「流星の夜」事件以外で運用される事はなかった。

  • テールユニット
高高度狙撃銃を使用した時に、腰部GNバーニアの代わりに接続されていたコンテナ。
キュリオスと同様のものを使用しているが実際に発射するような描写は無く、あくまで狙撃中の姿勢維持のため用いられたものと思われる。
なお、装備中はバーニアと共に取り外されたビームサーベルをこちらに移している。

  • DGO14 トルペードユニット
水中狙撃用の魚雷発射ランチャー装備一式。
装備形態はガンダムデュナメストルペードと呼称される。「トルペード」はドイツ語で「魚雷」。
右腕に大型の魚雷発射砲「DG014」、頭部の両目にゴーグル、左肩に大型ソナーユニットなどを装着する。
本来、水中戦は機体が水中に入って行うものなのだが、トルペードは「陸地から魚雷を放ち、目標を撃破する」。

地上から水中のMA等を安全に狙撃出来る利点はあるものの、索敵能力は同じフィールド内で狙撃をする場合と比較して落ちてしまい、さらにジャミングをかけられると捕捉困難になってしまう欠点もある。

  • GNデヴァイズバックパック
ダブルドライヴシステム試験運用のため開発されたユニット。
背部にGNドライヴをもう1基搭載し、両側面にGN粒子貯蔵タンクとサブアームとGNビームピストルを追加装備する事で戦力の増強を想定している。
アザディスタン内紛への介入後、同じくデヴァイズ装備となったエクシアと模擬戦を行う。
サブアームにGNビームサーベルを掴ませて回転させる事で擬似的なバリアーを展開したり、GNビームピストルで弾幕を形成したりしていた。

本来はキュリオスやヴァーチェのGNドライヴを貸与されるべきだが、別ミッションの都合からGN粒子貯蔵タンクで代用されていた。

ガンダムの機能拡張用大型支援機。
デュナメス用は砲撃戦に特化したTYPE-Dとなっており、装備状態は「GNアーマー TYPE-D」と呼ばれる。


作中の活躍

西暦2307年~2308年(1stシーズン)

他の三機のガンダムと共にソレスタルビーイングの本格的武力介入を開始。
単独ミッションも複数行ったが、初陣のAEU軌道エレベーターへの武力介入をはじめ接近戦を得意とするガンダムエクシアのサポートに回る事も多かった。
グラハム・エーカーアリー・アル・サーシェスのようなごく一部のエースを除けばその狙撃をほとんど外すことはなく、驚異的な狙撃能力を見せつけた。

しかし、人革連のガンダム鹵獲作戦では唯一オーバーホール作業が終わっていなかったため右脚を作業用フレームで代用したり、
アザディスタン国内のテロ事件ではクラスター爆弾による太陽光発電施設の爆破に対し有力な迎撃ができないなど、機体特性を活かせない状況に立たせられるケースも多かった。

三陣営による合同軍事演習では、絶え間なく続く砲撃で動きを止められたエクシア、砲撃のタイムラグを狙われるヴァーチェ、脳量子波の影響で動く事もままならないキュリオスと違い、とりあえず狙撃だけは最後まで行えていたので若干マシではあった。

国連軍との決戦では、序盤でヴァーチェを庇ってパトリック・コーラサワーのGN-Xにコックピットが半壊させられ、大破こそ免れたものの、ロックオンは利き目である右目を負傷してしまい、戦力が大幅にダウンしてしまう。

しかし、コックピットを予備に交換し、ロックオンも応急措置で戦線に復帰。GNアームズ TYPE-Dと共に敵艦隊に奇襲を敢行。
艦隊に大ダメージを与えるが、ロックオンが家族を失う原因となった自爆テロを指示したアリー・アル・サーシェスの駆るガンダムスローネツヴァイが乱入。
GNアームズは大破し、そのままツヴァイと交戦状態に入る。
互角以上の戦いを繰り広げ、GNビームサーベルでツヴァイの片腕を斬り落とすまで追い詰めるが、ユニオンのダリル・ダッジが駆るGN-Xの特攻を受け右腕を損失。
更にサーシェスに右目の負傷を気付かれ形勢逆転。頭部と両脚にGNファングを受け大破した。

その後ロックオンは破壊されたGNアームズの砲身でサーシェスを狙撃するために本機から脱出し、機体はハロの操縦でプトレマイオスに帰還。直後、ロックオンはツヴァイと相討ちになる形で戦死した。
回収されたデュナメスはそのまま終戦を迎え、本機のデータは新型ガンダムの開発に活かされることとなった。

チームプトレマイオス所属のガンダムでは、本編で唯一トランザムを使用しなかったが、スペシャルエディションの新規カットでトランザム使用シーンが追加され、GNアームズでの対艦戦は丸ごと差し替えられている。
とはいえ、ロックオンの体調の問題もあって、例えトランザムを使用したとしてもあの激戦を乗り切れたかは微妙なところ。


ちなみに

第三世代ガンダムの中で唯一対ガンダム戦を想定した装備が無い。
(エクシアはGNソード&GNブレイド、キュリオスはGNシールドのクロー、ヴァーチェはトライアルシステム)*2

これはニールのCB加入の動機が反テロリズムである為、その行動内容がテロリズムの一種であるCBにいずれ敵対する可能性もあると見做されていたから。
言い方を変えれば、デュナメスとニールは「対ガンダム装備を使う場合の最有力仮想敵」として考えられていたのである。







【以下、劇場版のネタバレ注意】









悪いな!休暇は終わりだそうだ。





GUNDAM DYNAMES REPAIR

GN-002RE ガンダムデュナメスリペア


劇場版に登場。
1stシーズンで大破したデュナメスを修復・改修した物。
2ndシーズン終了後、軌道エレベーターの監視強化に伴って容易に機体を運搬できなくなったことに伴い、ソレスタルビーイングの地上活動用に地上に隠されている機体の一つとなっている。

GNドライブは既にケルディムサバーニャへと渡っていたためドライヴの位置に装着された大型の粒子貯蔵タンクで稼動する。
基本的な機体構造はデュナメスからそれほど変わっていないが、後腰部GNバーニアが新型に換装されバーニアが2基から4基となり機動性が向上。
両肩には新型のGNフルシールドが装着され、前面の一部がクリアパーツに変更。このクリアパーツには周辺環境に合わせ色を変更する迷彩機能が備わっている。
武装面ではGNスナイパーライフルが肩部から後腰部GNバーニアユニット側面、GNビームサーベルがバーニアユニット前部へ、それぞれ接続箇所が変更されている。

劇中ではELSに襲われていたアレルヤ・ハプティズムマリー・パーファシーの救助と出迎えのためロックオンが操縦して登場するが、出番はこれで即終了した。
しかし、懐かしのデュナメス登場はファンには嬉しいサプライズだったに違いない。

本編の出番は短かったが、2013年に発売された『スーパーロボット大戦UX』では20話まで使用できる為、長く活躍している。




ロックオン、貴方の機体借り受ける。

GUNDAM DYNAMES REPAIR Ⅲ



GN-002REⅢ ガンダムデュナメスリペアⅢ

機体緒元(リペアⅢ)

型式番号:GN-002REⅢ
装甲材質:Eカーボン
動力機関:GNドライヴ[T]
所属:私設武装組織 ソレスタルビーイング

武装
GNバズーカ
GNシールド(2連装GNキャノン)×2
GNビームサーベル×2
GNミサイル×4

搭乗者
レティシア・アーデ


機体概要(リペアⅢ)

『ガンダム00 Festival 10 “Re:vision”』で公開されたガンダムデュナメスの新たな姿。
パイロットはティエリアの記憶データが移管された同塩基配列のイノベイド、レティシア・アーデ。また、それに合わせてカラーリングが緑から白黒へ変更されている。

ガンダムエクシアリペアⅣにグラハムが搭乗するにあたり、戦闘で無茶な行動をする彼のサポートを主目的とした運用を想定した機体となっている。
動力源は粒子貯蔵タンクではなく疑似太陽炉だが、発生するGN粒子はピンク色に調整され、技術革新によって粒子生産効率は大幅に向上。
武装類は狙撃系からヴァーチェの物に近い砲撃系の大型火器を揃えており、デュナメスを素体にヴァーチェの装備を施したような形になっている

なお、「リペアⅢ」ということは「リペアⅡ」もあるはずだが、どのような機体かは不明。


武装・装備

  • GNバズーカ
手持ち式の大型ビーム砲。
ヴァーチェのそれと比べてやや細身になったものの、疑似太陽炉とGNコンデンサーによる稼働でも高い破壊力を発揮出来るよう設計されている。
原型同様ガイドレールを展開し胸部に接続することで最大出力化するフルバーストモード機能は変わらず有している。サブアームを介して腰や肩に接続する事も可能。

  • GNシールド(GNキャノン内蔵シールド)
背部から伸びたアームで両肩付近に配置された複合兵装。
GNフィールドを展開して防御が可能な他、上部に展開して砲撃が可能。装甲を展開して腕部に保持する事もできる。
さながらナドレが装備したGNシールドのよう。
展開状態で肩部に装備すればサダルスードFのようなシルエットになり、両系列機の特徴を上手く取り入れたデザインと構造になっている。

  • GNビームサーベル
腰背部GNバーニアユニットの裏面に装備。

  • GNミサイル
脚部前面装甲に内蔵された装備。
フロントアーマーはGNバーニアに換装されたため、そちらはオミットされている。



関連機体

ガンダムサダルスード

第二世代ガンダムの一機でデュナメスの原型となった機体。
直接戦闘はほとんど考慮されておらず、高精度センサーを装備したデータ収集機となっている。

ケルディムガンダム

デュナメスの後継機として開発された第四世代ガンダム。
ニールの搭乗を想定し、彼の意向や能力を考慮した多数搭載されているが、1stシーズンでニールが戦死したため、彼の双子の弟であるライルが二代目ロックオン・ストラトスとして搭乗することとなった。
そのため狙撃主体のニールに対し速射や乱射を得意とするライルでは運用方法がだいぶ異なり、本来主眼に置いていたはずの遠距離狙撃よりも中距離射撃の方が多く行われていた。

ガンダムスローネアイン

第三世代ガンダムのデータなどから開発された機体。
デュナメスの狙撃能力とヴァーチェの砲撃能力を両立するために大型のGNランチャーを装備している。

Iガンダムデュナメス

「IガンダムTYPE-デュナメス」とも。舞台『-破壊による覚醒- Re:(in)novation』に登場。
イノベイド勢力が生産した第3世代ガンダムの複製機の1機でカラーリングが赤系統になりGN-X系の四つ目になっている。
パイロットはヒリング・ケア。
後に『Revealed Chronicle』のアストレアII回で登場。



立体化

ガンプラ

1/144 FG、HG00シリーズ、1/100、MGで発売。
HGはGNスナイパーライフルのみ付属で、GNビームピストルは後発のGNアームズTYPE-D、もしくはガンダムアストレアF2から持ってくる他に無い。
やるのなら価格などの面からアストレアが良いだろうが、小改造が必須になる事は忘れないでほしい。
1/100はピストルが標準で付属している。
ただ、HG、1/100どちらも劇中で披露前に発売されたためか、GNミサイル展開ギミックまで再現されていない

MGはピストルが付いている以外にも、GNドライヴが再現されていてLEDユニットによる発光ギミックが楽しめる。
さらに、各部のGNミサイルや臀部GNバーニアの展開が可能になっている。
劇中で披露した寝そべりながらの狙撃姿勢も再現可能で、幅広いポージングで狙撃姿勢を取らせることができる。
シールドも1/100とは違い、2枚貼り合わせで薄っぺらさや裏側のスカスカ感がない。
地味なところだが、コクピット内部の造型も、ハロがしっかり収まっている姿が見れるのは嬉しい。
ガンダムベース限定でクリアカラーVer.も発売。


◇フィギュア

ROBOT魂の他、METALBUILDではガンダムデュナメスRⅢが一般販売で発売。
それに大きく後れを取る形で通常デュナメスがデヴァイズユニット共々にMETALBUILDで立体化。GNフルシールドの可動域が従来より更に進化し、寝そべり状態での射撃姿勢で地面と干渉しないようなだらかな角度に配置できるようになった。


ゲームでの活躍

スーパーロボット大戦シリーズ

第2次Z破界篇』で初参戦。
遠距離特化のガンダムらしく、殆どの武器が長い射程を持つ。
パイロットであるロックオンのエースボーナスMAP兵器や射程1以外の全ての武器の射程+2」も合わさればどこからでも敵を狙い撃てる、高い射程を誇るユニットとなる。
その機体特性や『00』がストーリーの根幹に関わる作品の一つであるというシナリオの都合上、改造しておいて損の無いユニット。

また、ロックオンが右目を負傷するイベントの後、スペシャルエディションに準じてトランザムが武器に追加される。ロックオンの右目が見えない状態が確定している為か、この武器のみデュナメスが攻撃前にライフルを本来の右手から左手に持ち変える。何とも芸が細かい。

なお、原作で死ぬキャラが生き残る、所謂「スパロボ補正」をロックオン(ニール)に期待したプレイヤーもいたようだが、ニールが生き残ってしまうとライルがソレスタルビーイングに関わってこない為か、第2次Zでは確定で死亡し、デュナメスもそこで永久離脱となる。
改造に使った資金はちゃんとキャッシュバックされるのでご安心を。

UX』ではライルがデュナメスリペアに搭乗するが、サバーニャ登場までの繋ぎという側面が強く性能も控えめ。
その他『CC』『X-Ω』『DD』でも登場。


Extreme vs.シリーズ

家庭版にてコスト2000で参戦。
ケルディムと射撃性能を比較すると、メインは1発だとよろけるだけで弾速も遅め。サブのピストルも1発ではよろけすら取れず、更に体力は2000コスト最低クラス。

……と、ここまで書けば単なる劣化版ケルディムだが、実態はメインは常時リロードで二段階CS付き(CS2だと赤ロック無限)、ピストルの性能が低い代わりに格闘があり、おまけに低い耐久も特格のGNフルシールドでカバー出来、威力の高い照射ビームも使えるので、弟が搭乗しているケルディムとはまた違った仕様である。

また、格闘があるのでケルディムより自衛がやりやすいのは確かだが、過信できるほど自衛能力は高くないことにも注意が必要。
格闘があるということはコンボも出来るということでもあるので、それを狙ってみるのもいいかも。
有名なのは格>格>格>後格の通称「GNサッカー」というネタコン。

トライアルミッションにおいてスローネツヴァイとの戦いが再現されている。


FULL BOOSTでは射撃性能が格段に上昇して続投。
CPUコース及び家庭用では、GNアームズTYPE-Dに搭乗したボス機が登場。一定以上のダメージを受けるとGNフィールドを展開する。

MAXI BOOSTではドライブシステムとの相性が悪く不遇。
MAXI BOOST ONではドライブシステムが統合されE覚醒が生まれたため、そちらを選ぶ人が増えた。それほど修正を貰えた訳ではないのだが、メイン射撃周りの銃口補正強化が入っている。

Extreme vs. 2では大幅に修正された。
サブ射撃は一発に減少したが側転撃ちが追加され、よろけも1発でとれるようになった。特殊射撃のGNミサイルも弾数が1発になった代わりに発射数が大幅に増えた。
ただし、主力であるメイン射撃は弾数1発増加の代わりにダメージや補正値が悪化し、射撃CSも銃口と弾速が低下した。

X BOOSTでも参戦。
本作では下格闘にGNアームズ換装コマンドが追加。ドッキング後、射撃または格闘ボタン入力で、ビーム一斉射かGNミサイル一斉射を選べる。隙は大きいがリターンも大きめで、狙える時に撃っておきたい。特に前者は発生が強化されたので、追撃目的でも使いやすい。

一方、前作の下格闘は前格闘へ移行している。
旧前格闘は派生技としても残されていなかったが、アップデートで格闘前派生として復活した。サブ射撃は3連射から5連射へ強化、FS中格闘は追撃しやすくなっていたりと強化を受けた。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

ウォーズから参戦。
固有アビリティにGNフルシールドがあり、通常のシールド防御にプラス補正がかかっている。更にGNフィールドも搭載しているので、ヴァーチェほどではないが堅牢な機体。
攻撃面ではGNスナイパーライフルがメインの射撃機体。MAP兵器で狙撃があるが、固定ダメージ&行動終了のデメリットがある。

ワールドでは2ndシーズンが参戦したため、こだわりがない限りはケルディムへ開発するのが無難。以降この流れは定番となる。
オーバーワールドではミサイル系武装が弱体化し、中距離の火力が減少した。

クロスレイズでは、TRANS-AMが特殊射撃技になった。
テンションが超強気以上でなければ発動できないが、ロックオンのような射撃寄りパイロットと相性が良くなっている。
GNアームズTYPE-Dは、どのシリーズでもパージ機能か脱出機能があるので非常に強力。
ただし、自軍戦艦のMS搭載数を4枠もしくはマスター枠を圧迫してしまうので、重用できても2機の積載は連携などの点で不便になってしまうため注意。

また、リペアⅡまで出ているエクシア系統と違ってデュナメスリペアは一切参戦していない。劇場版のシナリオが完全収録されたクロスレイズでもこれは一貫しており、やや不遇。




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最終更新:2023年12月28日 15:44

*1 銃身の下部に対ビームコーティングを施したことで相手のビームサーベル等をいなせる他、強度も高められているので手斧のように扱うことが可能。

*2 高高度狙撃銃はあくまで特殊ミッション用の武装であり、対ガンダム戦装備ではない。GNフィールド突破もできず、GNドライヴ搭載機の制御権奪取など明確な優位性も無い。