呪文(ハリー・ポッター)

登録日:2012/01/14 Sat 05:01:29
更新日:2023/09/03 Sun 20:42:40
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ハリー・ポッターシリーズに登場する呪文の一覧(ネタバレ含む)。


基本的に杖を振ると同時に呪文を唱えることで魔法が発動するが、訓練をすれば呪文を唱えずとも魔法を行使できる(詳しくは無言呪文を参照)。
ある程度熟練していたり、力の強い魔法使いであれば杖が無くても魔法を発動出来る。
が、強力な呪文の発動や、より効果的に扱いたい場合には杖があった方が当然ながら良い。
ホグワーツ魔法魔術学校で習うような一般的なものから、独自に開発されたもの、闇の魔術といった非合法なものなど幅広い呪文が登場する。

なお、詠唱の元ネタはラテン語。
カタカナ表記をよく読むと、見知った英単語に響きが似ているものがちらほらある。


【呪文一覧】

  • アグアメンティ(水よ)
杖先から水を出す。6年生で習う。
死喰い人に燃やされたルビウス・ハグリッドの小屋に向かってハリーが使用した。

呼び寄せ呪文。4年生で習う。
すごく便利。

  • アナプニオ(気道開け)
気管に詰まった食べ物等を取り除く。6巻でホラス・スラグホーンが使用。

  • アパレシウム(現れよ)
透明インクで書かれた文字を出現させる。

  • アラーニア・エグズメイ(蜘蛛よ、去れ)
「秘密の部屋」映画版オリジナル。対蜘蛛用の撃退魔法。
「リドルの日記」が見せた過去の記憶のなかで、トム・リドルが使用。
ハリーはこの魔法を一度見ただけで習得し、後にアラゴグの眷属に対して使用した。

  • アロホモーラ(開け)
扉の鍵を開けることができる。

  • いたずら完了
忍びの地図を休止させる呪文。

  • イモービラス(動くな)
対象の動きを封じる呪文。

  • インカーセラス(縛れ)
対象をロープで縛り上げるSM魔法。

  • インセンディオ(燃えよ)
対象を炎上させる。
6巻でソーフィン・ロウル(映画ではベラトリックス・レストレンジ)がこの呪文でハグリッドの小屋に火を放った。

  • インパービアス(防水せよ/防水・防火せよ)
防水や防火効果がある呪文。

  • インペディメンタ(妨害せよ)
妨害呪文。対象の動作を遅延(停止)させて妨害する。

  • ウィンガーディアム・レビオーサ(浮遊せよ)
1年生で習う浮遊術。発音がやや難しい。

  • エイビス(鳥よ)
杖から鳥を出す。

  • エクスパルソ(爆破)
対象を爆破する。
7巻でアントニン・ドロホフがハリー達との戦闘で使用。机を粉々に破壊した。

  • エクスペクト・パトローナム(守護霊よ来たれ)
守護霊の呪文(パトローナス・チャーム)吸魂鬼を追い払う「守護霊」を創り出す呪文。
吸魂鬼対策にしか使えない訳ではなく、守護霊に自分の声を乗せてメッセンジャー代わりにすることもできる。
映画版「アズカバンの囚人」のCMで一躍有名に。

武装解除術。ハリー・ポッターの得意技だが、七人のポッター作戦ではこの呪文を使ったことが仇になってしまう。

  • エネルベート(活きよ)
失神した者の意識を回復させる、気つけの呪文。

  • エバネスコ(消えよ)
消失呪文。対象物を消滅させる。

  • エピスキー(癒えよ)
対象に応急処置を施す。
映画でルーナ・ラブグッドが使用。ハリーの鼻をピキッと治して鼻血ブーにした。

  • エレクト(立て)
対象を立たせる。劇中ではテントを瞬時に組み立てるために使用。

  • エンゴージオ(肥大せよ)
対象を肥大させる。

  • オーキデウス(花よ)
花を咲かせる。

  • オパグノ(襲え)
6巻でハーマイオニー・グレンジャーが使用。ラベンダー・ブラウンとイチャつくウォンウォンを鳥に襲わせた。

  • オブスクーロ(目隠し)
対象の目を隠す。

  • オブリビエイト(忘れよ)
忘却呪文。対象の記憶を消去・修正する。
魔法省の『忘却術士』がマグルの記憶修正の為に使用する。
ギルデロイ・ロックハートが得意としていたが、『秘密の部屋』でハリーとロンに使おうとした際は暴発して自分にかかった。
『死の秘宝』ではハーマイオニーがこの呪文で一時的に、両親の記憶から自分の存在を消し去った。

  • カーベ イニミカム(敵を警戒せよ)
7巻でハリー一行がキャンプを張るときに使用した防衛呪文。

  • グリセオ(滑れ)
7巻でハーマイオニーが、階段を滑り台に変えた。

  • クワイエタス(静まれ)
「ソノーラス」の反対呪文。

  • コロポータス(扉よくっつけ)
扉を閉鎖する。

  • コンファンド(錯乱せよ)
錯乱呪文。7巻でハリーがグリンゴッツの小鬼に対して使用。

  • コンフリンゴ(爆発せよ)
対象物を爆発させる。

  • サーペンソーティア(ヘビよ出でよ)
蛇を出現させる。2巻でドラコ・マルフォイが使用。

  • サルビオ ヘクシア(呪いを避けよ)
7巻でハリー一行が使用した防衛呪文。

  • ジェミニオ(そっくり)
対象のダミーを作り出す。7巻でハーマイオニーが使用し、ロケットの偽物を作った。

  • シレンシオ(黙れ)
対象を黙らせる。

  • スコージファイ(清めよ)
対象を清める。

失神呪文。殺傷力の無い戦闘手段であり、正義の魔法使い勢のメインウェポン。
ハリーやその仲間達も多用する。

  • ソノーラス(響け)
自分の声を大きく響かせる。

  • セクタムセンプラ(切り裂け)
半純血のプリンスが開発した、対象者の身体を切り裂く闇の魔術。
6巻でハリーがこの呪文をドラコに命中させ重傷を与えた。
7巻ではセブルス・スネイプリーマス・ルーピンを狙う死喰い人に対して使うが、狙いが外れてジョージの片耳を削いでしまう。

  • スペシアリス・レベリオ(化けの皮 剥がれよ)
6巻でハーマイオニーが「半純血のプリンス蔵書」に向かって使用するも、何も起こらなかった。

  • タラントアレグラ(踊れ)
対象を踊らせる。
5巻でドロホフがネビルに対して使用。

  • ディセンド(落ちろ)
対象を落下させる。
「隻眼の魔女」の像のこぶにこの呪文を使うと、ホグズミート村への抜け道が出現する。

  • ディフィンド(裂けよ)
対象を引き裂く。人体に行使しても切り傷程度。

  • デイフォディオ(掘れ)
掘削呪文。7巻でハーマイオニーが使用。
グリンゴッツ魔法銀行から脱出するドラゴンの手助けをした。

  • デプリモ(沈め)
7巻でハーマイオニーが使用。二階の床を沈めてラブグッド邸を崩壊させた。

  • デューロ(固まれ)
7巻でハーマイオニーが使用。タペストリーを石に変え、グリセオ(滑れ)とのコンボで死喰い人を押し潰した。

  • デリトリウス(消えよ)
4巻でエイモス・ディゴリーが使用。空中に浮かぶ「闇の印」を消し去った。

  • テルジオ(拭え)
泥や血などの汚れを拭い去る。

  • デンソージオ(歯呪い)
4巻でドラコが使用。ハーマイオニーの歯がリスの前歯のように伸びてしまった。

  • ノックス(闇よ)
「ルーモス」で杖先に灯した明かりを消す。

  • パック(詰めろ)
トランク等に荷物を詰め込む。

  • ピエルトータム ロコモーター(すべての石よ動け)
7巻でミネルバ・マクゴナガルが使用。
ホグワーツ城内の石兵が動き出し、ヴォルデモート陣営と戦った。

  • ファーナンキュラス(鼻呪い)
4巻でハリーが使用。ゴイルの鼻にできものが出来た。

  • フィニート・インカンターテム(呪文よ終われ)
呪文を終わらせる。短縮系は「フィニート」。

  • フェルーラ(巻け)
対象に包帯を巻く。

  • フェラベルト(杯になれ)
対象をゴブレットに変身させる。
映画オリジナル呪文。

  • プライオミア・インカンタート(直前呪文)
杖が最後に使った呪文を再現させる。

  • フラグレート(焼印)
対象に焼印をつける。

  • フリペンド(回転せよ)
対象に衝撃を与えて吹き飛ばす。名前からして本来は転ばせる呪文のようだが、打撃の様に使える。
初出はゲーム版『賢者の石』。以降もゲーム作品では常連。
原作では8巻でマルフォイがハリーとの決闘(喧嘩)で使用。

  • プロテゴ(護れ)
  • プロテゴ・トタラム(万全の守り)
  • プロテゴ・ホリビリス(恐ろしきものから守れ)
魔法攻撃をバリアで防ぐ盾の呪文。大抵の攻撃を防げて自衛に便利だが、意外にも取得率はそう高くないため、「WWW」の盾の呪文グッズがバカ売れした。
「失神呪文」共々、後半の戦闘で大活躍した。
映画『死の秘宝PART2』には強化版のプロテゴ・マキシマ(最大の防御)が登場する。

  • プロテゴ・ディアボリカ(悪霊の護り)
周りに炎の壁を生み出す呪文。グリンデルバルトが使用。
炎は本人と心からの味方には無害だが、僅かでも疑いや敵意がある者は燃やす。
変形させて攻撃に転用することも可能。

  • ペスティス・インセンディウム(悪霊の火)
杖から猛火を発する呪文。炎は獣などの形をとりながら周囲を焼き尽くす。
鎮火や防御は困難で、魔法界でも最上級の火力を誇るが、使用者自身も正しい手順を踏まないと止められない高等呪文。
危険性からハーマイオニーもこれで分霊箱を壊すのは避け、クラッブ(映画ではゴイル)は使いこなせず自滅した。
一方で映画『不死鳥の騎士団』のヴォルデモートはこれらしき呪文を無言で操っている。

  • ペトリフィカス トタルス(石になれ)
全身金縛り術。ハリー達が多用し、随所で活躍。

  • ポイント・ミー(方角示せ)
杖の先が北を指す。
呪文や魔法生物の影響で方位磁針が当てにならなそうな魔法世界のサバイバルでは便利なのだろう。

  • ホメナム レベリオ(人現れよ)
隠れている人間がいないかどうかがわかる呪文。

  • ポータス
移動(ポート)キー」を作る呪文。
この呪文の使用は魔法省によって厳しく管理・制限されている。

  • マフリアート(耳塞ぎ)
半純血のプリンスが開発した呪文。周囲の人に雑音を聞かせ、授業中でもお喋りし放題。
ハーマイオニーは6巻当時は嫌っていたが7巻では有用性を認め使用している。

  • メテオロジンクス・レカント(気象呪い崩し)
魔法省の窓から見える天気を変える呪文。

  • モースモードル(闇の印を)
死喰い人が「闇の印」を空に打ち上げる時に唱える呪文。

  • モビリアーブス(木よ動け)
木を動かす。

  • モビリコーパス(体よ動け)
対象の身体を浮かせる。

  • ラングロック(舌縛り)
半純血のプリンスが開発した呪文。対象の舌を口蓋に貼り付ける。

  • リクタスセンプラ(笑い続けよ)
くすぐりの呪い。対象者をくすぐり、笑い転げさせる。
映画『秘密の部屋』では効果が変更され、ハリーが放ったこの呪文をくらったドラコが無様に宙を舞っている。

  • リディクラス(ばかばかしい)
まね妖怪ボガートを退治する呪文。

  • 汝の秘密を現せ
対象物に闇の魔術がかけられているかを調べる呪文。

  • リナベイト(蘇生せよ)
失神した生物を蘇生させる呪文。

  • リベラコーパス(身体自由)
「レビコーパス」の反対呪文。

  • ルーモス(光よ)
杖先に光を灯す呪文。探索シーンで大活躍。

  • レジリメンス(開心)
開心術。相手の記憶や思考を読み取る。閉心術を鍛えれば防ぐことができる。
ヴォルデモート卿が得意とする。

  • レダクト(粉々)
粉々呪文。対象物を粉々に破壊する。
ジニーのレダクト最強説。

  • レデュシオ(縮め)
対象を縮める。

  • レビコーパス(身体浮上)
対象者の踝を浮かせて空中に吊し上げる。ジェームズらの学生時代に流行った。
映画『不死鳥の騎士団』で何故かルーナが使用し死喰い人を吹っ飛ばした。ルーナ恐ろしい子。
実は半純血のプリンスが開発した呪文。

  • レペロ マグルタム(マグルを避けよ)
この呪文がかけられた建物や地域からマグルを遠ざけることができる。
「突然忘れ物を思い出して引き返す」など、某青い狸の道具を思わせる効果がある。

  • レラシオ(放せ)
追い払い呪文。

  • ロコモーター・○○
物を浮かせて杖を向けた方向に運ぶ呪文。
○○に運びたい物の名前が入る。

  • ロコモーター・モルティス
足縛りの呪い。

  • ワディワジ(逆詰め)
逆詰め呪文。何かに詰められた物を詰めた者に詰め返す。よくわからん。
3巻でルーピンがポルターガイストのピーブズに使用。

  • 我、良からぬ事を企む者なり
忍びの地図を動作させる呪文。


許されざる呪文
人に対して使用するだけでアズカバンで終身刑になる。
詳しくは項目を参照。




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  • アイノ・チカラジャ
ダンブルドアが使用。
愛に勝る力はない。

  • ヤァ・ポッター
マルフォイが使用。
挨拶が大事だということがわかる。

  • オジギヲ・スルノダ
ヴォルデモート卿が使用。
昨今忘れられがちな礼儀を重んじる心を感じさせ、ご褒美に磔の呪いをかけてくれる。




  • ツイキ・シュウセイ
wiki篭りが使用。
項目を充実させるのに必要。

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最終更新:2023年09月03日 20:42