白銀武

登録日:2010/09/09(木) 15:04:17
更新日:2023/09/24 Sun 16:31:01
所要時間:約 6 分で読めます




俺は、純夏を愛しています!


白銀(しろがね) (たける)
CV:保志総一朗
マブラヴシリーズ本編の主人公。物語開始時点では17歳。誕生日は12月16日。

(注)この項目は、マブラヴおよびマブラヴ オルタネイティヴのネタバレを含みます。


【マブラヴ(エクストラ編)】

大してやる気のないゲームの好きないたって普通の高校生。
隣家に住む幼馴染・鑑純夏にはよく朝起こされている。小さい子供の頃から親交があったためか、純夏の事を中々異性として意識しにくいようだ。
お互いの関係がこのまま続いていくのだろうと思っていた矢先、ある少女との出会いが物語を大きく動かすことになる。

「そなたと私は絶対運命のもと結ばれる運命にあるのだ」

世界的大富豪御剣財閥の次期頭首、御剣冥夜
見知らぬ自分を生涯の伴侶としてはばからない彼女と、それを見過ごせない純夏と、答えをださなければならない自分の物語が。

10月22日

始まった。
何気ない毎日、料理対決、球技大会、騒がしくも楽しい学園生活は過ぎていき…


【マブラヴ(アンリミテッド編)】


10月22日

目を覚ますとそこは、武の知らない世界だった。
宇宙人に侵略され、大地は荒れ人類は滅亡の淵に立たされている世界。
非現実的な現実、戦術機という巨大ロボットを駆ってBETAという存在と戦い続けるその世界には冥夜やまりもちゃん、委員長や綾峰、タマや尊人すらいるのに。

純夏だけが、いない世界。

そんな世界の常識と悪戦苦闘し、戦友達と絆を深めていく中で特別な関係を築いていくが…

来たる12月24日、物語は最悪の形で終焉を迎える。
生き残った人々を乗せて、宇宙へと旅立ち新たな星へと移住する計画「オルタネィティヴ5」の発動。それは今を生きる10億人の中からたった10万にしか助けられない絶望にも似た希望。

残った人々は特攻と同義の反抗作戦に駆り出される。そして、大切な人との永遠の別れが武を待っていた。
公式設定によると敗北した白銀は脳髄にされ、シリンダーに入れられている。コミック版のエピローグ後のシリンダーは…


【マブラヴ オルタネィティヴ】


10月22日

また、この時間に戻ってきた。なにもかもがあの時と同じこの時間に。
人類敗北、オルタネィティヴ計画の移行、宇宙に逃げのびた人類はどうなったのか、大切な人々はどうなったのか、答えを武は知らない。その先の未来が果たして有り得たのか…。
二度とあんな思いをしたくない。決意を胸に彼は未来を変えるため歩き出した。


【人物】

基本的にガキっぽくやんちゃな性格だが、随所で根の優しさや正義感の強さ、純粋さを見せる。
他にも恋愛に鈍感、勉強も運動も苦手ではないがガチではやってない、ヘタレだが決める所は決める等、特にエクストラ編の時点では、良くも悪くも日常系ギャルゲー主人公にありがちな人となりをしている。
そんな彼がSFでバトルな世界観に転生して通用するはずもなく、アンリミテッド編では中盤まで仲間の足を引っ張りまくる。
しかし、皆に迷惑をかけまいと真摯に訓練に取り組み、少しずつ部隊の一員として認められるようになる。

またエクストラ世界で対戦型ロボットゲーム「バルジャーノン」(リアルだと戦場の絆に近い)をやり込んでいたことが幸いし、戦術機の操縦訓練が始まってからはエース候補として頭角を現す。
が、結局実戦で戦う機会が無いままアンリミテッド編は終了してしまう。

オルタでは、アンリミテッド編で身に着けた能力と、喪失の記憶を受け継いだ所謂「つよくてニューゲーム」状態で10月22日に戻って来る。
序盤は引き継いだ記憶と能力を駆使して無双する。特に、バルジャーノンの機動(コンボやキャンセルなど)を現実の戦術機で実現可能にする新OS「XM3」の開発は、武ちゃんのオルタ世界への貢献の中でも指折りの物。
どれ位かというと、このOSが世界中に普及すれば、戦死者が半減するという予測が出るほど(実際には夕呼先生に外交カードとして扱われたため、オルタ本編で普及することは無かった)。
その完成度は新しい物嫌いのベテランパイロット達すら狂喜させた。

しかし干渉のし過ぎで未来が変わり、予測が通用しなくなった中盤以降は徐々にメッキが剥がれていき、様々な思惑が渦巻くクーデター事件に関わる中で自分の覚悟に自信が持てなくなるなど、雲行きが怪しくなっていく。
そして、ある事件で死にかけたことで自分の精神的な弱さを痛感させられ、さらに直後に大切な人を凄惨な形(プレイヤー間でこの作品最大のトラウマシーンとされている)で喪ったことで心に大きな傷を負い、とうとうエクストラ世界に逃げ帰ってしまう。
いわば敵前逃亡だが、武ちゃんはこの直前に夕呼先生の任務を通して、帰ろうと思えば元の世界に帰れると思い込まされ(半ば事実だが)、いわば何時でも逃げられる場所を用意されていた状態であり、
加えてこの時の彼の精神状態を思えば、この選択を責めるのは酷というものである。

実際は彼の逃避すらも夕呼先生の計画の内であった。彼は逃げた先でも立て続けに絶望を味合わされ、遂に自殺を考える程に追い詰められる。

しかし、エクストラ世界の夕呼先生に失ったものを取り戻す方法を聞かされ、他人事ではない、自分自身のための戦う理由を見つけ出し、精神的に大きく成長してオルタ世界に帰還する。
この辺りの武ちゃんの意識の変化は、オルタ序盤の冥夜との会話と、甲21号作戦前夜の伊隅大尉との会話を比べると分かり易い。

絶望を乗り越え、「ガキ」から「男」に成長した姿は、夕呼先生に彼を利用する駒としてではなく、対等の立場の相手として認めさせるに至る。そんな彼に与えられた、更なる任務とは…


【衛士として】

武ちゃんの実績として最も有名なものとして、エースパイロットとしての活躍が挙げられる。
実際、彼はオルタ世界最強クラスの衛士。具体的な戦績をざっと羅列しただけでも
  • 新鋭機に乗った敵エース・沙霧大尉の攻撃を、練習機で、しかも護衛対象を同乗させた状態で凌ぐ。
  • ラリパッパ状態(実はPTSDも併発していた)で、BETAをペイント弾と機動のみで翻弄。
  • 計測不能になるほどのBETAの群れの中、単機で囮を務め要塞級(一つとってもウルトラマンよりでかい)を30近く刺身にする(尚、その間に小物もしっかり駆除し、道を開く)。通称スーパー武ちゃん無双
  • 戦術機にとってはクソ狭いシャフトを落下しながらレーザー級にミサイルを全弾ぶち込み、反転ブーストから横の通路にブーストダッシュ。
  • レーザー警報が出ても回避は手動(自動じゃないと普通は死ぬ)etc…
あれ?なんか主人公にしては地味じゃね?と思った方、その感想は決して間違っていない。

上記の戦績は、実際オルタ世界においては非現実的なレベルの偉業であることに間違いないのだが、ロボットアニメの主人公の多くは、中の人が同じ某ガンダムパイロットを筆頭に一人軍隊と言わんばかりに無双することが多いため、比較して武ちゃんの戦績が地味に見えるのは無理からぬことである。

これはオルタ世界が、どれだけ強いパイロットが一人いた所で、連携無しでは出来ることに限りがあるし、圧倒的な物量の前では大した意味を成さないという、戦略>>戦術なシビアでミリタリー寄りの世界観であることによるもの。
実際武ちゃんがアンリミテッド編でエース専用機云々の話をした時は、温厚なたまにすら「そんな意味の無いことしない」とばっさり切り捨てられている(なお、作られた理由は異なるものの、専用機自体はオルタ世界にも存在する)。
そもそも、人類反攻の切札であるオルタネイティブ4の目的からして、敵の情報収集という戦略重視の地味なものだったりする。
人によって評価が割れる原因は、この辺りにあるのかもしれない。


【主な搭乗機】


【ポジション】

  • 横浜基地207B分隊:コード20706
  • 伊隅ヴァルキリーズ:
    B小隊 突撃前衛 ヴァルキリー10
    →B小隊 突撃前衛長 ヴァルキリー2
    →ヴァルキリー0(桜花作戦時)


【名台詞】

「ただそこにいるだけで、自分でそれを勝ち取ったわけでもないのに、権利や平等を主張する…守られていることも知らないで。それを…ガキっていうんだ。」
「あやとりしたこと、忘れるな。ぶたれたこと、忘れるな。仲直りしたこと、忘れるな…楽しいことも悲しいことも、全部忘れるな…それが『思い出』になって行くんだ。」
「所詮おまえは純夏なんだよ!オレ程度が丁度お似合いなんだよ!!」
「それ以上バカになりようがないから安心しろ。おまえは人類科学の粋を結集した、最も贅沢なバカだからな!」
「ただ理想を口にするだけじゃなくそれに向かって努力して、精一杯行動すれば…理想論も悪いもんじゃないって思うぜ。」


【白銀武恋愛原始核説】

「白銀武は恋愛における原子核のような働きをもち、周囲の女性は電子が原子核に引き寄せられるように恋に落ちる」

作中の女性陣ほぼ全員に好意をよせられている武を見て興味を持った夕呼が立てた仮説。
ぶっちゃけ主人公補正なのだが、解明されれば全世界の喪男・喪女を救うことがてきる夢のような話。
…早急に解明されることを切に願う。

コンシューマ版やハルールート付(現在は諸事情により凍結中)のマブラヴの発売によってこれからも武の恋愛原始核は成長していくことだろう………武爆発し………………やっぱり幸せになれよこの野郎!


【二次創作小説作品】

マブラヴの二次創作において、ほとんどがアンリミ・オルタに続く三周目である。求められる設定は
  • 武ちゃん無双チート
  • 恋愛原子核爆発
  • True END
で、あぁぁぁぁぁぁぁるぅぅっ!!

武ちゃんもう一周頑張ってくれ、読者の為に!!
彼の理想郷では、今も武ちゃんが奮闘している。



追記・修正は、因果導体になって、確率時空に分岐する世界を全て救ってからお願いします。

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最終更新:2023年09月24日 16:31