美少女戦士セーラームーン

登録日:2010/01/21 Thu 16:20:32
更新日:2024/03/09 Sat 14:13:14
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月に代わって、おしおきよ!


概要

美少女戦士セーラームーン』とは、講談社の月刊少女誌『なかよし』で1992年~1997年まで連載されていた武内直子の漫画作品。『美少女仮面ポワトリン』と『スーパー戦隊シリーズ』を元に美少女版戦隊ヒーローとして制作された。
同作者の『コードネームはセーラーV』を原案にしたメディアミックス企画で、TVアニメ(1992〜1997年)、ミュージカル(1993〜2005年)、実写ドラマ(2003年)も制作され、それ以降もリブート版が製作されている。

主に「星の戦士+セーラー服の美少女」のセーラー戦士と「怪盗+花婿」のタキシード仮面が、宇宙最強の宝石『幻の銀水晶』を持つ月の王女と地球の存亡を賭けて闇の組織と戦うストーリーだが、原作漫画とTVアニメは基本設定が共通する別作品
世界中で大ヒットした90年代前半を代表する創作作品の一つで、当時の子供たちの頭に太陽系惑星の名前を叩き込んだ。「大きなお友達」というパワーワードも生み出し、アニメ・声優・漫画・コスプレ・ライトノベル・同人業界等、あらゆる方面でその後のサブカルチャーに与えた影響は計り知れない。


メディアミックス

原作漫画(1992年1月〜1997年2月)

美少女戦隊の皮を被った少女漫画。第四部から第五部の間の「受験戦争編」や「ちびうさ絵日記」という番外編があり、『亜美ちゃんの初恋』と『ちびうさ絵日記』の吸血鬼の話はアニメ化された。
地球人に転生したの姫と地球の王子の恋愛、月の姫の守護戦士の主従百合を交え、恋する乙女が世界を救う力に目覚めていくというラブロマンス作品。男性向けヒーローのフォーマットを女性向けに置き換え、神話・占星術・天文学をモチーフにしたクトゥルフ風の設定を持つ。

作者の「直子姫」こと武内直子は理系出身で元天文学部員。『デビルマン』の影響を公言しており、「破壊と再生」がキーワードに登場する。
母と娘のライバル意識や、女を消費してきた男社会へのアンチテーゼとして「男の子を守ってあげる強い女の子/ノブレスオブリージュ下の"戦う女"と"支える男"」「トロフィーハズバンド全肯定」「王子様を待つ女の子と父親への期待を失った女の子のシスターフッド/異性を必要としてもしなくてもいい女の子の自己実現」「男女の主導権争い」も描いている。
『なかよし』掲載作品なのに『少コミ』並みに性的で、戦闘シーンでは女体美を強調して朝チュンもある。いわく、直子姫はエッチな漫画と人がいっぱい死ぬ漫画を描きたかったとのこと。さらにホラー漫画ばりの描写も多く、多くの幼女トラウマを残したとか。

全編を通して主人公の月野うさぎ/セーラームーンと「幻の銀水晶」が最強の存在として君臨し、第五期ではエターナルセーラームーンが最強キャラの上位に一時期君臨したほどのインフレを起こすが、それは鬱展開の伏線でもあった。
セーラークリスタルはあの作品の某宝石と似た部分がある……というか、元ネタではないかと思われるレベルであるえげつない設定。*1

直子姫の実家は宝石店で、高価な宝石がゴロゴロ転がっていたような家で育ったガチお嬢様(現在でのキラキラ女子)。直子姫自身も宝石・鉱石に関心を持つ。登場人物の多くも裕福な家の子である。作品から当時の富裕層のリアルな生活を垣間見たり、本物の宝石を貼り付けたカラーページを見たりすることができる。
優れた美的センスに裏打ちされた色彩バランスと、フィギュアスケートやハイブランドのファッションに影響されたデザインは今でも評価が高い。80~90年代初期の少女漫画の雰囲気が色濃く反映され、テレビアニメとは作風がかなり異なる。
後に作者と結婚する冨樫義博の『HUNTER×HUNTER』を彷彿とさせる描写も多く、直子姫自身はビスケット=クルーガー、ネオン=ノストラードのモデルでもあると噂される。

キャラクターやストーリー、変身呪文「メイク・アップ」のアイデアは原作者だが、後述のテレビアニメのスタッフからの認識は原案者に近く、作品のヒットによっていろいろ揉めたらしい。

テレビアニメ(1992年3月〜1997年2月)

90年代版のテレビアニメは無印、『R』、『S』、『SuperS』、『セーラースターズ』の順で放映。
一応「転生もの」だが、普通の学生として生きる少女達の恋と友情と戦いを描いたアクションコメディ。
前番組『きんぎょ注意報』のギャグ路線を継承した上で内容も少年漫画風の「友情・努力・勝利」に置き換え、『ドラゴンボール』と並ぶ国民的アニメに成長した。
テーマは「仲間の大切さ」「友愛・恋愛・家族愛」*2「(『スーパー戦隊シリーズ』+『水戸黄門』)÷2」*3
月刊連載である原作との同時進行(ストックが無い)と四クール放送の都合上、原作に合わせるのはスケジュール的に不可能な事情も関係するが、シナリオをアニメオリジナルエピソードで肉付けし、それに伴い原作の諸設定を改変した

主人公たちが前世の力で正義のヒーローとして成長する作風になり、原作の「悲壮な運命」や「幻の銀水晶の無敵の力」なども削られて尺の大半を日常パートに割いた。
R以降は「"運命を切り拓く少女"あるいは"白馬に乗ったお姫様”の愛と優しさ」がテーマになり、タキシード仮面(月影の騎士)の父性とギャグ要素も増し、対する敵サイドも会話の中に生活感が盛り込まれる。うさぎ=プリンセス・セレニティと仲間の主従関係はオミットされ、「現世で出会った友人達」として描かれる。
原作レイプと批判されることもあるが、独自の世界観を確立している。

若手時代の佐藤順一(第一期)、幾原邦彦(『R』〜『SS』)、五十嵐卓哉(『スターズ』)がシリーズディレクターを担当。キャラクターデザインは只野和子(第一期〜『R』)、伊藤郁子(『S』〜『SuperS』)、為我井克己(『スターズ』)。
劇伴の有澤孝紀による、ジャズオーケストラやコーラスなどを盛り込んだキャッチーかつドラマチックなメロディーはJASRAC国際賞を受賞した。只野和子のレトロ少女漫画なキャラデザと、伊藤郁子のキラキラしたキャラデザはファンが多い。キャラクターごとに異なる目の模様は原作者の要望。現在の版権イラストはイタリア人のトレス職人マルコ・アルビレオが担当する。

本作のヒットは広い層向きの調整に長けるサトジュンこと佐藤順一(少女の心理描写は業界でも高評価)と、イケメンすぎる天才演出家のイクニこと幾原邦彦(降板後の『スターズ』は失速感も拭えず)の功績も大きいという声も聞かれる。
シリーズ構成はノリと勢い重視の富田祐弘(第一期〜『S』)、ウラネプ担当脚本家の榎戸洋司(『SuperS』)、『亜美ちゃんの初恋』の山口亮太(『スターズ』)が担当。
イクニの趣味なのかゲイやレズビアン、トランスジェンダーなどが必ず登場。「男がスカートをはくのが気にならなくなる」という現象が起きる。海外で「世界一ゲイなテレビ番組」と取り上げられたこともあった。
当時「ブルセラムーン」「キャバクラアニメ」だのとバカにされまくったらしいが、ニュートラルな作風で男女の人気を獲得。原作に引きずられる形で、性に奔放な路線に突っ走っていった。

変身シーンには全裸のシルエットが登場するが、芸術性が高く凛々しさの印象が勝つ(服を描かないのは作画コストを減らすためであり、どんな服装からでもバンクに繋げられる利点もある)。カメラワークも全体的にシームレスで極端なズームやパースの使用もなく、作画技術の高さも際立つ。
「戦隊もののパロディ」を言い訳に視聴する大きなお友達が大量発生したと言われるが、オタクに人気があっても主人公サイドの露出は控えている。代わりに敵の女怪人は過激化していったが。
オタク受け狙いなのかスタッフの趣味なのか、健康的なお色気とかリョナとか、妙に性的な女怪人にも力を入れたとかいなかったとか。
セーラー戦士が「恋愛ボケ」化したこと、原作で高校生ヒーローだったタキシード仮面がズルい大人として描かれたことも相まってか、作者の手記には「男性主導で好き勝手されたのがストレスだった」とある。

その後『ウェディングピーチ』らの後発作品が多数登場し、より女児向けにブラッシュアップされた『プリキュア』など同一ジャンル作品の誕生に大きな影響をもたらした。
本作からイクニの毒と哲学を内包した作家性が強く現れるようになり、降板と独立を経て「トロフィーワイフ」を否定する『少女革命ウテナ』へと繋がっていく。

ちなみに『劇場版R』に感動して3周したという庵野秀明はセーラーウラヌスとセーラーネプチューンの変身バンクの演出を担当。さらに『新世紀エヴァンゲリオン』は『セーラームーン』を研究して制作され、碇シンジ役の緒方恵美の抜擢や、綾波レイ(水野亜美+土萠ほたる、火野レイ推しのイクニを呼ぶためにレイの名前を拝借)・葛城ミサト(収録に来た三石琴乃がモデル)・渚カヲル(イクニがモデル説あり)・惣流・アスカ・ラングレー(愛野美奈子+火野レイ)の元ネタにもなっている。

バンダイ版ミュージカル(1993〜2005年)

『セラミュ』か『セラミュー』と略されていたが、ネルケ版登場後は『バンミュ』と呼ばれる。
SMAPの『聖闘士星矢』を参考にアイドルグループの桜っ子クラブさくら組主演で開始され、主演女優が4代に入れ替わりながら12年間上演。オリジナル版と改訂版の年2作が上演され、90年代版アニメをベースに原作漫画の設定の一部も使用された。2.5次元と呼ばれる実写化の成功例の一つ。
1993年の開始当初は「学芸会」と揶揄されたが、1994年に平光琢也が脚本に加わって完成度が格段に上がり、専門雑誌にも取り上げられるようになる。

90年代版テレビアニメのイメージを踏襲した小坂明子のフルオーケストラの音楽と、原作漫画の神話めいた世界観と女性観を言語化した冬杜花代子の歌詞は、テレビアニメと原作の設定を融合させたミュージカルの作風を象徴している。
テーマ曲の『La Soldier』がイクニに気に入られ、『劇場版R』制作に繋がっていった。音響監督も担当した小坂は400曲以上を提供している。
殺陣、ワイヤー、火薬等のヒーローショー要素を取り入れ、衣装も舞台映えを意識してかスパンコール、ラインストーン、二重スカートが追加されている。

常に打ち切りの危機に晒されながら原作終了の五年間を超え、初代キャストの卒業公演が追加制作される。その後原史奈主演で制作続投が発表され、四代目の黒木マリナまで12年間上演された。

テレビドラマ版(2003〜2004年)

CBCテレビ制作・TBS系で放送。
脚本を小林靖子が全話執筆し、『仮面ライダー電王』や『仮面ライダーOOO』、『烈車戦隊トッキュウジャー』でも見られない純度100%の靖子にゃんを堪能できる。
原作第一期に沿った内容だがテーマは「贖罪と選択」。月と地球を破滅させたセレニティとエンディミオンの恋を登場人物がどう受け止めるかが描かれた(本作に限っては、ダーク・キングダムも月と地球の滅亡に直接関与していない)。
制作前に白倉伸一郎Pが「原作至上主義でやる」と発言してテレビアニメ派にはバッシングされたが、原作を尊重しつつテレビアニメの要素も取り入れている。

前世・現世・仲間への思想の違いによる葛藤や思春期少女のリアルな心情描写、アニメや原作でも描かれなかった衛とダーク・キングダム四天王の主従関係の掘り下げなど、ドラマ性の高い脚本面や力の入ったアクション面が評価されている。
しかし、シリアスな展開からおもちゃを買わないハイティーン層に人気が出てしまい、図らずも同時期の『プリキュア』に世代交代した感があったようではある。
白倉Pによると実写化の発案者はあの那須博之監督で、モー娘主演の映画化が頓挫した後でドラマ化決定した代わりに、かの実写版『デビルマン』を作ることになった……らしい。
ミュージカル版とはウィッグの色彩が異なり、衣装はシンプルになった。時代を反映してゲーセンのクラウンはカラオケ店になり、変身ブローチはペンダントに、変身ペンはブレスレットに、通信機は携帯電話に変更され、オリジナルセーラー戦士が登場。

原作重視の設定から作者はアニメより気に入っているそうだが、ファンタジー作品の実写化でありがちな「衣装や必殺技などがどうにもチープに見えてしまう」「(前述の事柄とある程度被るが)戦闘シーンが女の子の反応を意識してかチープ」等々の問題を解決できなかった点から、多くのアニヲタたちには黒歴史となった。というかが人気過ぎたのだった。

美少女戦士セーラームーンCrystal(2014〜2016年)

2014年には原作漫画のシナリオをアニメ化した『Crystal』がニコニコ動画で先行公開され、2015年に作画修正版がテレビ放送された。
通称は『セラクリ』で、90年代版アニメと区別されている。月野うさぎ役の三石琴乃以外の声優が全員入れ替わり、以降の媒体(90年代版アニメの玩具音声を除く)では『セラクリ』版声優に交代している。

第1期と第2期のキャラクターデザインは佐光幸恵だが、「原作のデザイン」と「アニメとして作画しやすいデザイン」の間を上手く取れなかったのか、先行公開は隔週更新なのに作画崩壊が多発、キャラデザも似せきれない状態だった*4
佐光はインタビューで「アニメ(として作画しやすい絵柄)と漫画の中間点を探ったが、やはり漫画寄りにするようにとの変更要請が多かった。現場の方々にとっては動かしにくくて申し訳ない」とコメントしている。
第2期では一番の見せ場のセーラーちびムーン覚醒を描いた25話の一部場面(恐らく作画監督が直接担当したカット)が他の場面と比べると異様に描き込まれ、作画面も原作に近付けようとした結果難易度が跳ね上がり、スタッフの体制やその他諸々が追い付かずにクオリティを保てなかったと推察できる。

原作が月間連載のために飛ばし気味で、原作者が入れ切らなかったという新展開が期待されたが、実際は四天王を生存させたかと思えば雑にボッシュートするなどだった。残念。
ストーリーもギリギリの尺にオリジナル展開まで捻じこんでしまい、細かなシーンだけでなくギャグがカットされたためにテンポは悪化、登場人物は極端に単純思考・恋愛脳化されてしまう。旧作の友情路線まで入れようとしたのでもうgdgd……結果、リアル『ソードマスターヤマト』と揶揄され、漫画・90年代版アニメのファン双方の非難を浴びてしまった。
第2期ではだいぶ持ち直したものの汚名返上とは行かず、堺監督は東映を退社に追い込まれてしまう。ニコニコでは第1期先行配信直前に90年代版アニメを一挙配信したのもまずかった。先行配信動画のコメントは破綻した作画と脚本を冷やかして90年代版と比較するもので埋め尽くされ、結局第2期を最後に配信中止される。

第3期では担当監督は今千明、キャラクターデザインは『プリキュア』の高橋晃に交代した。
キャラデザは原作を意識し過ぎて作画難易度が跳ね上がった反省を踏まえてか、2期までの雰囲気を崩し過ぎない程度に90年代版アニメに寄せたデフォルメが加えられ、「プリキュアそっくり」という揶揄もあるが作画自体は安定した。脚本も原作の改変を最低限に留めて一定の評価を得ている。
しかし、ニコニコ配信を第2期で中止した事と、地上波放送の少ない環境や宣伝の乏しさで認知度向上には至らず、2018年現在のタイアップ商品は90年代版アニメのデザインが殆どを占めている。

2018年夏に劇場公開予定であった第4期は延期、キャラクターデザイナーは90年代版の只野和子が務めると発表された。

美少女戦士セーラームーンEternal(2021年)

新型コロナウイルス感染拡大の煽りで何度か延期されるも、2021年に劇場公開された。原作第4期を前後編に分けた長編アニメ映画。
前述で不安視された只野和子のキャラデザは、90年代版アニメの特徴的な目の描き方に原作のすらっとした体型をミックスし、アニメ・原作ファン双方の好評を博した。

コロナ禍真っ只中の世情や、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』や同日公開の『銀魂 THE FINAL』を筆頭に強力なライバルが出現しただけではなく、原作未読者置いてけぼりの構成などでライト層に敬遠されてしまい、残念ながら同時期公開のアニメ映画で下位の興行収入となってしまった。
特に興行収入一位の『鬼滅の刃』は売れ方も90年代版アニメと類似するだけに、世代交代を象徴するような気がしないでもない。

美少女戦士セーラームーンCosmos(2023年)

最終章にあたる原作第5期のアニメ映画。2023年に前後編形式で公開予定。

ネルケ版ミュージカル(2013〜2017年)

通称「ネルミュ」。20周年プロジェクトで『Crystal』と同時進行する予定だったが、同作の放送延期で1年早くスタートし、ダークキングダム編からシャドウ・ギャラクティカ編までの5作が上演された。
原作をベースに90年代版アニメの設定も使用され、キャストはオール女性の宝塚歌劇団スタイル。

タキシード仮面役の大和悠河、セーラーウラヌス役の汐月ゆう、セーラーネプチューン役の藤岡沙也加を筆頭に宝塚出身女優の出演率が高く、演出も少しヅカっぽいのが特徴。 
主役5戦士は第3作までの大久保聡美チーム(諸事情で交代を繰り返したセーラーマーキュリー役を除く)、第5作までの野本ほたるチームに入れ替わりながら公演された。
脚本・演出はバンダイ版の平光琢也が続投し、劇伴は佐橋俊彦が担当。バンダイ版のセルフオマージュ要素を盛り込みながら、原作をなるべく再現する姿勢で高評価を受けている。

バンダイ版よりもウィッグの完成度が格段にアップし、実写版とバンダイ版を足して割ったようなシンプルな衣装にレースやラインストーンがあしらわれている。
ちびうさ役の子役だった竹中夏海が振り付けを担当したり、初代セーラームーン役の大久保聡美がセーラーコスモス役で復帰したりするサプライズもあった。

乃木坂46版ミュージカル(2018~2019年)

通称「乃木ミュ」。25周年プロジェクトの一環として乃木坂46主演のミュージカルが制作。構成・演出・振り付けはTAKAHIROが担当することが発表され、ダークキングダム編の内容で上演された。
主役5戦士は山下美月主演のTeam Moon、井上小百合主演のTeam Starのダブルキャスト制。タキシード仮面役はネルケ版セーラープルート役の石井美絵子、クンツァイト役はネルケ版タイガーズ・アイ役の安藤千尋が演じている。

スパンコールがちりばめられた、ややバンダイ版を思わせる派手な衣装が特徴。マペットとしてルナがミュージカルでは25年ぶりに登場し、大阪なると海野ぐりかずがミュージカル初出演した。

2019年には久保史緒里を主演に、5戦士を入れ替える形で再演が行われた。

スーパーライブ版ミュージカル(2018年〜)

フランス・パリジャポニズム2018の公式企画のパフォーマンスショーとして企画され、ワシントンやニューヨークのブロードウェイでも公演された。
演出・振り付けは乃木坂46版のTAKAHIROが続投し、楽曲はヒャダインが担当している。
主役5戦士はトリプルキャスト制で、衣装やウィッグは実写版に近い。ネルケ版で悪役やセーラースターメイカーを演じた立道梨緒奈がタキシード仮面役として出演している。

2021年現在、新型コロナウイルス感染拡大を受けて上演停止中。

アイスショー

タイトルは『美少女戦士セーラームーン Prism On Ice』。
セーラームーン/月野うさぎ役を、本作の大ファンとしても知られるロシアのフィギュアスケート選手エフゲニア・メドベージェワが務める予定。そのほかのキャストに宮原知子、長洲未来、アリッサ・シズニー、ベッキー・ベレスウィル、アンドリュー・ジェイソン・ブラウン、無良崇人、ディラン・モスコビッチ、橋本誠也が名を連ねている。
2020年6月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、2021年6月4日から6月6日にかけて振替公演が行われることになっていたが、2022年6月3日から5日に再延期された。

登場人物

(以下92年~97年までのCV/Crystal/実写版担当女優とする。

太陽系の守護戦士と仲間たち

★月野うさぎ/セーラームーン三石琴乃/三石琴乃(続投)/沢井美優)
金髪のお団子ツインテールの少女。月を守護に持つ愛と正義のセーラー服美少女戦士・セーラームーンに変身する。決め台詞は「月に代わっておしおきよ!」
初登場時は十番中学2年生の14歳。ドジで泣き虫で頭も悪いが、社交的で正義感が強い。恋に恋する年頃だが衛一筋。原作では恋と使命に生きるしっかり者で、旧アニメ版では仲間を信じる超能天気なコミュ力お化け。
実は古代の月の王女プリンセス・セレニティの生まれ変わり。なんと30世紀では地球の女王のネオ・クイーン・セレニティに!おしとやかに成長したが、相変わらずのムードの手紙を送っているのだった……。
スターズ最終回では全裸になるが、そのせいで現在スターズがテレビ放送できないという事態に。
実写版では地球を滅亡させた世界の破壊者。おのれ!セーラームーン!演じた沢井美優氏は現在声優もやっており、騎士竜戦隊師匠のひとりでもある。

★地場衛/タキシード仮面古谷徹/野島健児/渋江譲二)
本作のヒロイn……ヒーローにしてうさぎの恋人。黒服の怪紳士・タキシード仮面に変身してセーラー戦士をサポートする。天涯孤独・拉致・洗脳・呪われる・殺されるとロクな目に遭っていない。
原作では超進学校・元麻布高校2年生で、旧アニメでは東西大学1年生*5。実写版では高校3年生で後見人の援助を受けている。
前世は太陽の守護を持つ地球の王子エンディミオン。セレニティと禁断の恋に落ち、実写版では「地球を見捨て滅びの要因を作った」とクンツァイトに憎まれた。
原作によると地球の命とリンクしているサイコメトラー。旧アニメ版ではスタッフや古谷氏が遊びに遊んでネタキャラ化し、薔薇を手裏剣代わりに投げて一言アドバイスしては帰ったり、ロリコン疑惑とダサい私服でついたあだ名が「変態仮面」。
セラクリでは演出のまずさで原作での不審な行動が目立ってしまい*6、某所でやはり「変態仮面」呼ばわりされてしまう。

★ちびうさ/セーラーちびムーン(荒木香恵/福圓美里/登場せず)
ピンク髪の謎の幼女で、実は未来から来たうさぎと衛の娘。未来の月を守護に持つ愛と正義のセーラー服美少女戦士見習い・セーラーちびムーンに変身する。決め台詞は「未来の月に代わっておしおきよ!」
衛譲りのしっかり者だがうさぎ譲りのドジ。90年代版アニメでは見た目通りの年つきだが、原作は900歳*7
衛とネオ・クイーン・セレニティに憧れるが、うさぎとの関係は姉妹に近い。第3期では親友を助けようと奔走した。エロ可愛い女幹部ブラック・レディに急成長&闇堕ちしたことがあり、その時は「見た目は大人、頭脳は子供」の逆コナン状態だった。

★内部陽系セーラ戦士★

★水野亜美/セーラーマーキュリー久川綾/金元寿子/浜千咲(現:泉里香))
青髪ショートの天才少女。水星を守護に持つ水と知の戦士・セーラーマーキュリーに変身する。決め台詞は「水でもかぶって反省しなさい!」
初登場時は十番中学2年生。IQ300で心優しく、内気だが冷静沈着な理論派。全国模試で常に上位をキープ。母親と同じ女医を目指している。チェスと水泳も得意。原作漫画とセラクリでは肩にプロテクターがない。
ちなみに綾波レイの元ネタ。おしとやかな性格で男性視聴者から圧倒的な人気を誇り、子供を泣かせた声豚に対する中の人の皮肉で『大きなお友達』という言葉が生まれた。
主に後方支援系で攻撃力は低いが、その分頭脳戦では活躍する(四期(SS)で攻撃力が大幅アップ)。
実写版ではダークマーキュリーに悪堕ちしてしまった。

★火野レイ/セーラーマーズ(富沢美智恵/佐藤利奈/北川景子)
黒髪ロングの霊感少女。火星を守護に持つ炎と戦い(アニメでは情熱)の戦士・セーラーマーズに変身する。決め台詞は「火星に代わって折檻よ!」。戦闘では攻撃の要として活躍し、必殺技では梵字が浮き上がる。
初登場時はカトリック系のT.A女学園中等部2年生。火川神社の孫娘で巫女もしている。自作の護符による「悪霊退散」や占いが得意。
原作では男嫌いで各種占いに精通したクールビューティー。旧アニメではちょっとオタクなうさぎの喧嘩友達。
実写版では「マーズレイ子」でアイドルデビュー。北川景子の事務所の黒歴史だが、本人はこの事実を隠すどころか、"自身が役者として演技を学んだ作品"と語っている。

★木野まこと/セーラージュピター(篠原恵美/小清水亜美/安座間美優)
茶髪ポニテと薔薇のピアスの怪力少女。木星を守護に持つ雷と保護(アニメは勇気)の戦士・セーラージュピターに変身する。決め台詞は「痺れるくらい後悔させるよ!」「木星に代わってヤキ入れてやるよ!」
初登場時は十番中学の転校生。喧嘩が強い姉御肌だが、家庭的で心優しく女子力も高い。実は両親を飛行機事故で亡くし、天涯孤独の身である。
付き合っていた先輩に振られたショックで他人より大きい体と怪力にコンプレックスを持つ。特に旧作アニメでは先輩に部分的に似ているだけで「センパイ病」を発症する。
雷と植物を操るのは、ジュピターが異名のユピテルと同一視されるゼウス由来だとか。

★愛野美奈子/セーラーヴィーナス(深見梨加/伊藤静/小松彩夏)
赤いリボンをつけた金髪ロングの残念な美少女。金星を守護に持つ愛と美の戦士・セーラーヴィーナスに変身する。決め台詞は「愛の天罰、落とさせて頂きます!」
初登場時は芝公園中学2年生。スピンオフ「コードネームはセーラーV」の出身。見た目もスペックもうさぎにそっくりだが、運動神経は超人的でアイドル志望。
前世は内部太陽系戦士のリーダー。「伝説の聖剣」を持つセレニティの影武者として初登場した原作では、ガサツなドルオタだが実はうさぎ(というかセレニティ)至上主義者。銀髪のイケメンとの間に因縁がある。
初登場のアニメ無印では渡英中の失恋で落ち込んでいたが、R以降は金メッキが剥がれて間違ったことわざを連発するおバカキャラ化する*8
実写版は本当にトップアイドルになっている。性格もおバカキャラとは真逆で、外部戦士のスタンスに近い。不治の病を患っており、なんと最終話直前に病死した。

月の猫

★ルナ(潘恵子/広橋涼/潘恵子(人間態:小池里奈))
うさぎのパートナーの黒猫。機械開発でセーラー戦士をサポートする。
額の三日月ハゲを塞がれると喋れなくなる。時々美少女化する。
アルテミスと結婚予定。原作ではアルテミスと相思相愛だが、旧アニメ版では異性として興味を持っていない。人間のイケメンが好きだが、旧アニメ版無印31話ではバラではなく魚の骨を投げるデブ猫に言い寄られる。
実写版では動く猫のぬいぐるみという設定で、くしゃみをすると幼女に変身し、セーラールナに二段変身した。セラミュではバンダイ版の初演で登場したきり。乃木ミュで25年ぶりにパペットとして出演。

★アルテミス(高戸靖広/山口勝平/大林洋平)
美奈子のパートナーの白猫で、ルナとお揃いの三日月ハゲがある。美奈子の兄貴分でこちらも苦労人。
美奈子のシャワーシーンをさり気なく覗く淫獣。ルナに好意を持っているが、劇場版SSやスターズではイケメンの人間にルナを取られかけてしまう。原作第四期で変身した人間態は長髪のイケメン。
実写版では孤独な美奈子を案じるぬいぐるみの猫として登場した。セラミュでは初演に唯一出演したが衝撃的なビジュアルだった。
余談だが、Crystal版でアルテミスを演じた山口勝平は、『まじっく快斗』の主人公でタキシード仮面のモデルである怪盗キッドを演じている。

★外部太陽ーラー戦士★

★天王はるか/セーラーウラヌス緒方恵美/皆川純子/登場せず) 
天才高校生レーサー。天王星を守護に持つセーラーウラヌスに変身する。風の力を持つ剣のタリスマン『スペースソード』を持つ。
決め台詞は「天王星の風騒ぐ新たな時代に誘われて、セーラーウラヌス華麗に活躍」「天空の星、天王星を守護に持つ飛翔の戦士、セーラーウラヌス」
中性的な容姿と爽やかな振る舞いで女子にモテる。初登場時は私立無限学園高等部1年生。実はうさぎたちと1歳しか離れていない。
原作およびCrystalでは女でも男でもある戦士で、男としてうさぎを恋慕う。男性時と女性時で骨格そのものが違い、一人称や言葉遣いも変わる。
旧アニメ版では「百合界のカリスマ」の片割れでみちるを愛する男装の麗人。理想主義者のうさぎと対立するが、汚れた手を気にしている*9。モテる男が嫌いらしく、衛の名前を一度も呼んだことがない。カセコレでは人気と出番を喰われた衛にイビられた。ウラネプ変身シーンのコンテを切ったのは庵野秀明。緒方恵美は劇場版Rで演じた幼少期の衛を評価されて碇シンジ役に抜擢された。

★海王みちる/セーラーネプチューン(勝生真沙子/大原さやか/登場せず)
はるかと行動を共にする天才高校生バイオリニスト。海王星を守護に持つセーラーネプチューンに変身する。深海の力で真実を暴く手鏡のタリスマン『ディープアクアミラー』を持つ。
決め台詞は「海王星の潮騒ぐ新たな時代に誘われて、セーラーネプチューン優雅に活躍」「深海の星、海王星を守護に持つ抱擁の戦士、セーラーネプチューン」
緑髪の美少女。抱擁の戦士ゆえか母性的で、おしとやかな上流階級のお嬢様だが、性格はむしろ勝ち気で男前。
原作によると海の汐や手鏡を介した感知能力に優れる。夜天光に化粧をこき下ろされ、ブチ切れてはるかに「こわいよ、みちる」とツッコまれた。
旧アニメ版では「百合界のカリスマ」の片割れで、どっしり構えてはるかを精神的にサポート。ギャグシーンでさえ動じずにエレガントに振る舞う。「はるかのいない世界なんて守ってもしょうがないじゃない」という名言がある。

★冥王せつな/セーラープルート(川島千代子/前田愛/登場せず)
黒髪ロングの褐色美女。時を司る冥府の扉『時空の扉』の侵入者を消去する冥界の番人・セーラープルートに変身する。時空を操る宝珠のタリスマン『ガーネットオーブ』を装備したガーネットロッドを持つ。決め台詞は「時空の星、冥王星を守護に持つ変革の戦士、セーラープルート」
時空の扉に侵入したちびうさと親しくなり、紆余曲折で時の扉のフリーパス『時空の鍵』を貸し出す。大学の理学部生から社会人デビューした成人戦士。そこBBAって言うなよ。セラミュでは何度もおばさん扱いされてるけど…
武内直子お気に入りキャラ。原作では未来の衛のキング・エンディミオンを恋慕い、ちびうさに「遠くからそっと思うだけの見守る愛の形だってあるの」と答えている。旧作アニメでは不倫を連想させるせいなのか、前述の下りは全カットされて門番の仕事とちびうさとの友情をフューチャー。ミュージカルでは原作設定が使われた。
冥王星が惑星から準惑星に降格されたせいでネタにされたが、モチーフが占星術とするとあまり関係がない。そもそも主人公が惑星どころか衛星だし。

★土萠ほたる/セーラーサターン皆口裕子/藤井ゆきよ/登場せず)
ちびうさの親友。黒髪おかっぱの病弱少女で、破滅と誕生の戦士・セーラーサターンに変身する。決め台詞は「沈黙の星、土星を守護に持つ破滅と誕生の戦士、セーラーサターン」
沈黙の鎌『サイレンス・グレイブ』を振り下ろし、滅亡間近の世界を無に還して新世界を創る使命を持つが、その破滅の力は自らも滅ぼす両刃の剣である。
ほたる自身は私立無限学園の小学6年生。幼少期の火災事故によって波乱万丈な人生を歩み、ちびうさの魂を奪ったミストレス9に体を奪われて急成長&闇堕ちした。
旧アニメ版では唯一変身バンクが存在せずゲームで作られたのみだったが、セラクリでは初めて変身シーンができた。
余談だが、新旧アニメの担当声優の皆口裕子と藤井ゆきよは後に某アニメ親子役で共演している

その他のセーラー戦士

★セラーカルット★

★セーラーセレス/花使いセレセレ(天野由梨/上田麗奈/登場せず)
★セーラーパラス/玉使いパラパラ(豊嶋真千子/諸星すみれ/登場せず)
★セーラージュノー/軽業師ジュンジュン(渡辺久美子/原優子/登場せず)
★セーラーベスタ/猛獣使いベスベス(萩森侚子/高橋李依/登場せず)
原作に登場するちびムーンの守護戦士で、小惑星の守護を持つ四姉妹のセーラー戦士。第四部(Supers)に登場したデッドムーンサーカスのアマゾネス・カルテットの正体。ただし旧アニメ版では不思議な力を持つ謎の少女ということになっている。初登場時の姿は幼女のくせにビキニというとんでもない格好だった。
原作第五部では過去の世界に戻ったちびうさと合流し、最終決戦の結末を見届ける重要ポジションに位置する。
漫画以外ではバンダイ版ミュージカルに唯一登場し、ネルケ版にはアマゾントリオが優先されて出演せず。劇場版Eternalに登場予定。

★セーラースターライツ★

★星野光/セーラースターファイター(新山志保/井上麻里奈/登場せず)
★大気光/セーラースターメイカー(津野田なるみ/早見沙織/登場せず)
★夜天光/セーラースターヒーラー(坂本千夏/佐倉綾音/登場せず)
テクノ系少年アイドル「スリーライツ」だが、正体は母星を滅ぼされ、行方知れずのプリンセスを探すキンモク星のセーラー戦士。決め台詞は「夜の暗闇貫いて、自由の大気駆け抜ける、3つの聖なる流れ星、セーラースターライツ、ステージ・オン!」*10
原作では男装して地球に隠れ、うさぎにギャラクシアの危機を知らせて宇宙に案内する。
旧アニメ版では身を隠すために男に変身し、女から男に性転換する(元に戻る)前代未聞の変身シーンを持つ。星野がうさぎに惚れて白泉社作品っぽい三角関係ラブコメ化したり、大気は成績トップを争った亜美と、夜天はドルオタの美奈子と交流した。
旧アニメ版では純主役級の扱いだったが、原作では中盤で途中退場しラストのうさぎと衛の結婚式シーンにいないと扱いが不遇。
ミュージカル版ではコント・スリーライツを結成して好評だったため(言い出しっぺは大気役の小野妃香里)、ネルケ版に変わってまでもコントが継承された。

十番街の市民

★月野育子(高木早苗/水谷優子/森若香織)
うさぎの母。料理上手な専業主婦。得意料理はレモンパイ。普段は優しいが、うさぎが赤点テストを持ち帰ると家から締め出す。

★月野謙之(真地勇志/真殿光昭/田辺竜太)
うさぎの父。雑誌編集者。

★月野進悟(川島千代子/劉セイラ/武子直輝)
うさぎの生意気な弟。セーラームーンの大ファン。

★大阪なる(柿沼紫乃/佐藤聡美/河辺千恵子)
うさぎの親友。宝石店の娘でしっかり者の優等生(さすがに亜美には及ばないが)。1月1日生まれの山羊座。妖魔に何度も襲われてセーラームーンに助けられた。
旧アニメ無印では「三条院正人」ことダーク・キングダムの四天王・ネフライトに恋をするが悲恋に終わり、その後うさぎの応援で海野と付き合い始めた。ネフライトをどこかで覚えているのか、看護師を目指している。
セーラームーンの謎本では、6人目の仲間のセーラーサターンになる予定だった説が書かれていた。
旧アニメの中の人はホークス・アイの嫁でほたるの親友。実写版の女優さんは、バンダイ版ミュージカルでかなりはっちゃけたセーラーマーキュリーを演じていた。

★海野ぐりお(難波圭一/山下大輝/登場せず)
うさぎのクラスメイトで情報通。情報源はパソコンである。お金持ちの天野ぐりかずというそっくりな従兄弟(美奈子の同級生)がいる。
瓶底眼鏡をかけた気弱なオタク少年。うさぎの事が好きだったが、アニメではなるちゃんとくっついた。
旧アニメの中の人は無印のオカマゾイサイトも演じ、やたらゾイサイトの出番が多かったのはギャラの関係である。
カリスマ登場までは海野ぐりおがセーラーネプチューン、天野ぐりかずがセーラーウラヌスになるんじゃないかとネタ混じりに囁かれていた。

★古幡元基(佐藤浩之/岡本寛志/黄川田将也)
ゲームセンター「クラウン」のアルバイト。うさぎ、レイ(アニメ)、まこと、美奈子の憧れのお兄さん。恋人に西村レイカがいる。
旧アニメ版では衛の親友で麻布工業大学の生徒。レイカは海外留学しており、いつも元基は彼女の帰りを待っている。
原作第二期でクラウン地下の秘密基地がバレてしまい、セーラー戦士の正体を知って協力者になる。しかし終盤にもなると忘れ去られた。
実写版ではイケメンなのにモテない天然キャラで、ペットのカメ吉を溺愛するカメオタク。まことに惚れており、拾ってきたネフライトをネフ吉と名付けて雇った。special actで晴れてまことと結婚した。

★桜田春奈(川島千代子/神田朱未/大寶智子)
うさぎの担任教師で、問題児のうさぎに苦労させられっぱなし。
春っぽい名前から、うさぎに「春だ」というあだ名を付けられてしまった。可愛い名前なのにね。
「コードネームはセーラーV」に登場する桜田夏菜警視総監の妹である。


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最終更新:2024年03月09日 14:13

*1 セーラークリスタルは星の力を秘めた石のことで、セーラー戦士の魂と一体化している。これが存在する限り何度でも転生し、肉体は器でしかない。

*2 幾原監督は「世界を救うのは、力でもなく、精神力でもなく、誰も切り捨てない万人を思いやるピュアな優しさ」を個人的テーマとした。

*3 ただし、幾原監督は初めて企画書を見た時は「そんな『特撮戦隊もののパロディ』な同人誌で抑えとくべき発想が通ったのかよ……」と絶句したという……。

*4 目だけは原作者の監修らしいが、作画とのバランスが取れていないのか、顔の大きさに反して異様に目が大きい。

*5 サトジュンは直子姫に渡された設定に年齢指定がなかったと釈明している。諸設定変更理由には当時新人の三石琴乃の指導を兼ねてベテラン声優の古谷徹を配役したことと、尺が増えるので進学校生の代わりに日中に町中をうろつかせても違和感がない大学生にした説、車を運転させたかった説が出ていた。

*6 深夜にうさぎの部屋の窓に現れる不法侵入未遂やら、戦闘の疲労でぶっ倒れたうさぎをお持ち帰りした上、付き合ってもないのに突然愛称を付けて馴れ馴れしくする

*7 全成人の外見年齢20歳&平均寿命1000歳超えの30世紀でも肉体・精神が子供のままは珍しいらしい

*8 Sではカオリナイトとの決戦回、はるかとみちるに正体がバレる重要回、更にSSの主役回でも盛大なギャグをブチ込んだ

*9 同名のサルトルの戯曲がモチーフの可能性も

*10 一部のエピソードでは「ステージ・オン」でなく「見参」だったことがある。