かがみっく痛車転落事故

登録日:2012/02/19(日) 21:18:29
更新日:2024/01/25 Thu 15:07:28
所要時間:約 4 分で読めます




2009年12月31日に起きた事故。


兵庫県にある国道428号線。
夜9時頃、車が川沿いの崖に転落する事故が発生した。当日は雪道で、道路が滑りやすい状態であり、運転中に後輪がスリップし、転落。
警察が駆け付ける程の事故で、車は全損してしまったが幸い運転手に怪我は無かった。


と、こう書いたら普通の交通事故である。
しかし、この事故は普通とは少し違った。




痛車が事故ったのである。





要するに、アニメの絵がプリントされた車だったわけである。

イラストは、運転手側と助手席側のドアにかがみっく(初音ミクの格好をした柊かがみ)、
右後ろドアには柊かがみと柊つかさの巫女姿が描かれていた。
後ろには『LUCKY☆STAR』のロゴがあった。

なお、運転手は東京で行われたイベント(コミケ)帰りであった。
無事に脱出した運転手は警察に連絡。
駆け付けた警察から事情聴取されるのだが…


警察官「ちょwwwこれ初音ミクだろwww」
運転手「いえ、かがみっくです…」


何故か警察が初音ミクを知っていた。
普通、警察がこのような車を見たら「アニメの絵が描かれた車」だと言うだろう。
しかし、事情聴取を担当した警察は何故か妙な感じだった。


運転手「コミケの帰りで、油断してたらスリップしてしまい…」
警察官「マジかよwww俺もコミケ行きたかったしwww」


…(゚Д゚)


なんと、駆け付けた警察官が痛かったのである。
事故った運転手もオタク、駆け付けた警察官もオタクという、何ともカオスな状況となってしまった。


その後、数点の質問(主に痛車関係)をして事情聴取は終了。帰り際、警察官は


警察官「じゃwww戦利品を大切になwww」
運転手「あ、はい…」


最後まで凄かった警察官であった。


因みに、この痛車はイベント用ではなく普段から乗っていた様子。
また、たまたま事故った場所の近くに親戚が住んでいた為、車を引き上げる際に協力してもらったようだ。

その日は親戚にお世話になり、翌日にレッカー車を呼び、車を引き上げた。


車は全損してしまい、被害総額(修理費)は160万円。
ちゃんと保険に入っていた為、金銭面では何とかなったようだ。

運転手は相当ショックだったようで、上の画像のように引き上げられる前の車に抱きつき、うなだれていた。


因みに『交通事故が起こる→その車が痛車→駆け付けた警察官がオタク』の確率

交通事故が起こる確率が1%(1年間の事故件数÷免許所有者)
日本の車で痛車の確率は0.001%
警察がオタクの確率は1%

全部かけると10億分の1。

つまり単純計算で10億分の1ということになる。


痛車だけじゃなく、車を運転する時は十分注意しましょう。特に雪道は危険です。
1速2速でスノータイヤだから大丈夫という事はあり得ません。

これを見ているアニヲタの皆さんも、安全運転を心がけましょう。


余談

自分が普段使う乗用車を痛車にするオタクは年々増えており、とても田舎のスーパーに突然萌え絵の描かれた車が出現することも増えている。
しかしそれと同時に事故や事件に巻き込まれる事も比例して増加している。



かがみ「追記・修正しないなんて納得いかねぇ!」

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最終更新:2024年01月25日 15:07