ゲイツ(MS)

登録日:2012/02/22 (水) 22:28:04
更新日:2024/04/05 Fri 21:54:27
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機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場するモビルスーツ(MS)。


目次





ゲイツ
GuAIZ

基礎データ


型式番号:ZGMF-600
全高:20.24m
重量:80.20t
動力:内蔵バッテリー
装甲材質:不明
武装:MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲×2
MA-M21G ビームライフル
対ビームシールド
エクステンショナル・アレスターEEQ7R×2

パイロット:叢雲劾


機体解説


C.E.70から始まった第1次連合・プラント大戦中にザフトが開発した次期主力量産機
頭部にモノアイやトサカ状のセンサーアレイ、背面の大型スラスターパックなど従来のザフト系MSに通じる特徴を持つ。
一方全体的にややスマートなプロポーションとなり、一般機はモスグリーンに塗装されているなど独自のデザインも散見される。


これまでザフトでは機体特性ごとにハインライン、アシモフ、クラーク、ヴェルヌなどの各設計局が別々に開発を行っていたが、
本機はそれらを一つにした統合設計局と兵器製造会社マイウス・ミリタリー・インダストリー社が共同で開発を担当している。
更にヘリオポリスでクルーゼ隊が奪取した地球連合軍のGAT-Xシリーズの四機(デュエルバスターブリッツイージス)を解析し得た連合軍の技術も投入されている。

最大の特徴はザフトの量産機では初めて小型ビーム兵器を標準装備したことで、これによって高い攻撃力を獲得している。
この武装は連合の量産機がフェイズシフト装甲を搭載している可能性を視野に入れた結果でもある。結局、搭載されていなかったが。
機体の基本性能も高く、現行の主力機であるジンや指揮官機のシグーはもちろん、連合のストライクダガーよりも優れている。
ジンの後継として地上・宇宙を問わず活動可能な汎用性も備えている。


本機はジンの後継となる次期主力機として大戦前半から既に設計が始まっており*1、C.E.71の1月頃には一応完成していたという。
ところが丁度この時期に先述のGAT-Xシリーズ奪取が成功したことに伴い、主力機としての性能向上などを目指して本機に小型ビーム兵器の搭載が急遽決定。
元々搭載予定に無かったビーム兵器類を装備するために完成していた設計全体に大幅な変更が必要となってしまい生産開始も遅れ、結果実戦配備開始は半年近く経ったC.E.71の7月頃にまでズレ込んでしまった。

ただビームサーベルを追加したバクゥ後期型やビームサーベルとビームキャノンを積んだラゴゥバルトフェルドの元へ補充されていたことを考えると、汎用MSと陸上用の四足MSで単純比較出来るモノでもないとはいえ随分遅い。
そのラゴゥとゲイツは水陸両用MSのゾノと共にカオシュン陥落*2記念としてザフトが公表したとする資料もある。が、後述するように本編での登場とかなりズレるため、なんとも胡散臭い話である。

また、配備が始まった後も依然ジンやそのマイナーチェンジ機であるジンハイマニューバの使用を継続するパイロットも多く、戦後になっても機種転換はあまり進まなかったようである。

なお、設計変更以前にどのような機体になっていたのかは不明であるが、ビーム兵器以外にも機体全体にGAT-Xシリーズの影響が窺えることから、設計変更前後での差異はかなり多いと思われる。



武装


  • MMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲
頭部に2門内蔵。主に牽制やミサイルの迎撃などに使われる。
所謂「頭部バルカン」であり、ここにもGシリーズの影響が見て取れる。
同時期に建造されていた試作MSなどにも採用されている。

  • MA-M21G ビームライフル
メインウェポン。
性能は連合のGシリーズで採用された物とほとんど変わらないが、バルルス改など従来のザフト機が使用していた携行ビーム兵器に比べると取り回しなどが大幅に改善されている。
エネルギーは機体本体から供給する点もGシリーズと同じ。
マティウス・アーセナリー社製。

  • 対ビームシールド
対ビームコーティングされた実体式の盾。片腕を覆う程度とサイズは小さめ。
先端には「MA-MV03 2連装ビームクロー」を装備している。
近接戦への迅速な移行を可能にしているが、盾と一体になっているせいで若干取り回しに難がある。

  • エクステンショナル・アレスターEEQ7R
両腰に装備されている有線式アンカー。ビーム砲も内蔵している。
先端部を開いた状態のアンカーを発射し敵機を補足し、そのまま内蔵されているビーム発生器から零距離でビームをブチ込むという代物。
ただし作中ではビームスパイクを発生させアンカー直撃時の衝撃でそのまま貫くという使い方が多かった。
アンカー自体は腰部アーマーに装着されているが、伸び代となるワイヤー部分はバックパックと一体になった左右のタンクに収納されている。
相手の意表を突くややトリッキーな性質の武装であるが、その分使いこなすには相応の技量が要求される。
なお、同時期に連合もレイダーガンダムに実体クローとビームを合わせた「アフラマズダ」を搭載しているがこちらは非射出式である。

実の所やはり使い辛かった様で、後継機のゲイツRではよりシンプルなレールガンに変更される事となった。



劇中の活躍


□『SEED』

前述のように大戦終盤に配備され始める。
まずはデータ取りも兼ねて先行生産された機体をエースパイロットや指揮官らが受領し、その後、本格的な配備が開始。
ボアズ防衛部隊やジュール隊をはじめとするヤキン・ドゥーエの部隊などに配備されていった。

戦場で量産仕様が登場するのはC.E.71年9月のボアズ防衛戦から。
しかし、いきなり両軍のモビルスーツ、モビルアーマーが撃ち合いながら交差した結果、本機が真っ先に撃ち落とされ爆散(しかもぶっ飛ばされた首がアップで映る)したりしたため、いきなり悪い意味で印象に残りやすい。
連合の三馬鹿ガンダムに瞬殺されたり、複数のストライクダガーから集中砲火を浴びて爆散。
続くヤキン・ドゥーエ攻防戦でも多数が投入されるが、アストレイの三娘と刺し違えたりするシーン以外に目立った活躍などは無い。


□『ASTRAY

量産化されて間もない時期であるがゴールドフレーム天に首チョンパの上輪切りにされたりとやはりやられメカ扱い。
『X ASTRAY』ではドレッドノートの模擬戦依頼でが乗っているがドラグーンを受けて敗北している。


□『ASTRAY R

複数機が登場するがレッドフレームから150ガーベラで「どぅぶれあ!!」される始末…。



バリエーション


◇クルーゼ専用ゲイツ


ラウ・ル・クルーゼが受領した先行生産機の1機。本編で最初に登場したゲイツ。
クルーゼ専用ディン同様カラーリングがシグーっぽくなっているが、通常機から特に仕様変更もされておらず基本的に性能差は無い。


エターナル追撃任務の際、ヴェサリウスに搭載されイザークと整備兵が本機に関して会話するシーンで初登場する。
その後、クルーゼが搭乗してイザークのデュエルと共にコロニー・メンデルに潜入し、そこへやって来たムウストライクと交戦。
対MS戦に不向きなランチャー装備だったことやムウがMSに乗って日が浅いことなどからストライクを中破させ、後一歩で撃破できるところまで追い詰める。
……が、そこへキラフリーダムが介入。不意の会敵と性能差もあり瞬時に頭部と両足を破壊され墜落。
機体は行動不能となったがイザークがクルーゼと共に回収しヴェサリウスへと搬送した。
直後にクルーゼはシグーに乗り換え再出撃、ヴェサリウスは三隻同盟に沈められ、格納庫にあった本機の残骸も同時に失われた。

本編での登場はこの一戦だけだが、第四期OPではムウのエールストライクとの対決シーンが描かれている。
ただしHDリマスター版ではプロヴィデンスに変更された。



◇火器運用試験型ゲイツ改

型式番号:YFX-600R
全高:20.24m
重量:不明
動力:内蔵バッテリー
装甲材質:フェイズシフト装甲
武装:MMI-GAU2ピクウス 76mm近接防御機関砲×2
MA-M20ルプス ビームライフル
MA-M01ラケルタ ビームサーベル×2
MMI-M15クスィフィアス レール砲×2
リフター(ファトゥム-00原型タイプ)
GAU5フォルクリス 機関砲×4
MA-4Bフォルティス ビーム砲×2


フリーダムやジャスティスに採用予定の武装をテストするためゲイツに改造を加えた機体。
外装はPS装甲に変更され、フェイズシフト起動時には装甲が黄色くなる。
背部にはスラスターの代わりにファトゥム-00のプロトタイプに当たる大型リフターを装着しており、ここに補助バッテリーが内蔵されている。
まだNジャマーキャンセラーが完成しておらずバッテリー稼働であるが、高出力のビームやレールガンといった武装、PS装甲などのせいで戦闘中に想定される電力消費がかなり激しく、本体バッテリーのみで5分、リフター付きでも10分程しか稼働出来ない。

本来なら実戦を想定していない機体だが、現場の独断で第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦に実戦投入される。
ヤキンの偵察を行っていたバリー・ホーのM1Aアストレイと交戦したが叩きのめされている。
SEEDのスペシャルエディションやHDリマスターにも登場し、ヤキンの防衛を行っていたがジャスティスに瞬殺される。ちなみにどちらもパワーケーブルを接続しっ放しで戦っていた。
漫画版DESTINYでもモーガンのガンバレルダガーと激戦を繰り広げた。



ドレッドノートガンダム

ゲイツをベースとしたプロト・ザフト・ガンダム。
詳細は項目を参照。



◇ゲイツR

型式番号:ZGMF-601R
全高:20.24m
重量:77.30t
武装:MMI-GAU2ピクウス 76mm近接防御機関砲×2
MA-M21G ビームライフル
MA-MV05 複合兵装防盾システム
MMI-M20SポルクスIV レールガン×2

パイロット: ショーン
      デイル


SEED DESTINY』に登場。
ユニウス条約締結後、次期主力MSの完成までの期間を埋めるため製作されたゲイツの改装機。Rは「Reinforce(強化する)」の意。
使用に難のあった腰部のエクステンショナル・アレスターを、シンプルなポルクスⅣレールガンに換装している。
シールドは大型タイプになり、先端の内蔵ビームサーベルは単装型で刀身もクローではなく直線タイプに変更となった。
武装以外にスラスターもバックパックの側面にあった物がオミットされ、代わりに腰部に追加されている。
C.E.73年時の主力機だったが、ブレイク・ザ・ワールド事件後にニューミレニアムシリーズの本格配備が始まると徐々に数を減らしていった。

作中では序盤から登場し、ミネルバの艦載機としてインパルスと共に戦う場面もあった。
しかし、既に型落ちしつつあったこともありカオスガイアアビスに全く歯が立たず、更には奇襲とはいえファントムペインの少数しかないダガーL部隊にも圧倒され、ネオ・ロアノークのエグザスに複数の機体が瞬殺される、デストロイに他の量産機もろとも一方的に殺戮されるなど、
曲りなりにも見せ場のあったゲイツとは違いこちらはほぼ良い所無しであった。

そのためか、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY OFFICIAL FILE メカ01』で出撃したら還って来ないモビルスーツランキングで堂々の1位を獲得してしまった



デザイン


「ガンダムの影響でビーム兵器を搭載」「配備時期の遅れ」など設定はゲルググが元ネタ。
そしてデザインは『SEED』放映中に行われたメカデザインコンテストの最優秀賞を大河原氏がリファインしたもの。
応募時の名前は「アラウクネ」。ブリッツを参考にした機体で黒を基調にしたカラーリングであり、ヒートネット射出機能や格闘用クロー、バルカンを搭載している。
全体に手を加えているが、クモの糸をモチーフとしたギミックはエクステンショナル・アレスターへと姿を変え引き継いでいる。



立体化


ガンプラ

コレクションシリーズでのみ発売。
このキットでの名義は「モビルスーツゲイツ」となっているが、これはジンなどのように名前の前にモビルをつける(商標対策の為)と、
「モビル・ゲイツ
になって自分の名前まで登録商標している然るべき所から怒られる可能性があったためである。

2024年現在でプラモが発売したのは上記一個のみで、ガチャ景品のSDサイズや食玩系でならある程度発売した実績はある。
SEEDシリーズ20周年記念以降はSEED系キットの発売が盛んとなり、MGでもモビルジンが発売された際に紹介されたザフトフレームなる規格で展開が期待されてはいるが……。

ゲームでの活躍


『入手までに時間はかかるが性能は期待値より低く代替機がいる』という原作同様の扱いを大体受けている。
そのためゲームで登場してもパッとしないかコレクション程度の役割しか無い事が多い。

◇ガンダムVSガンダムNEXT PLUS

プロヴィデンスガンダムのアシストとして一般機が登場。
エクステンショナル・アレスターを放ち、ヒットすると敵機をスタンさせる。
射程が短く威力・補正値も悪いため、メイン射撃の代わりに撃つのが主な利用方法。追撃は格闘で締めるのが吉。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II

無印からゲイツ(一般機)と指揮官用ゲイツが参戦。ⅡからはゲイツRも参戦している。
低コストの割には接近戦主体の装備で、唯一の射撃装備であるビームライフルの弾数も心持たない。
抜刀モーションが無いため格闘の出だしは悪くなく、距離を詰めている状況を継続させればエクステンショナル・アレスターと併せてコスト相応に戦えるかもしれない。
指揮官機はビームライフルの弾数が1発増え、ブースト周りの性能がエールストライク相応に上がっている。

ゲイツRは耐久値とサーチ範囲に優れているが、レールガンの硬直や格闘の伸びの悪さが欠点。
特殊格闘はダメージこそ良いが暴発してしまうと隙が大きく危険なため注意。
こちらは指揮官機がいないため、一般機のみとなっている。

◇機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.

ゲイツ、ゲイツRどちらも参戦。武装の少なさが利点となって、全武装が使用できる。
とはいえ出てくるタイミングはSEEDの最終盤かDESTINYの序盤で、味方は強力な機体がいるのであまり目立たない。

SDガンダムGジェネレーションシリーズ

SEEDより参戦。
ビームライフルを使える量産機とあって有難味は感じるが、他作品やDESTINYなどの量産機を鑑みるとパッとしない。
ドレッドノートの開発元としての利用価値はあるので、それ目的でRまで開発するのが良い。

◇機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY

終盤にゲットできるが、かなり獲得まで遅いので正直役に立たない。
性能も並といった具合で、エクステンショナル・アレスターはヒットすれば敵機を引き寄せる効果があるが、個性はそれくらい。
クルーゼ機もゲットできるが、ゲイツRは存在しない。



余談


視聴者公募デザインMSでありながらも劇中では大活躍したとは言い難いため、よく「不遇機体」「受賞者に同情する」などと言われがちだが、
ザフト初のビーム兵器標準装備のSEED版ゲルルグポジとして登場、劇的なシーンでもない&相討ちとはいえ主人公側名有りキャラを撃墜する、
仮面の人が一時期搭乗しMS戦が不得手のランチャー装備かつパイロットが主人公ではなかったとはいえ元主人公機のストライクガンダムに勝利する、
フリーダムを初めとしたザフト製ガンダムの基に繋がる機体や後継機が開発され、SEED世界のMS史に組み込まれてガンプラ等で商品化される、
続編の序盤にも改良機が登場しそちらもキット化するなど、むしろ一般公募から採用された機体としては破格の扱いである
むしろガンダムに於いて、モノアイ量産機である以上そもそも華々しい活躍を期待する方が無理筋である。
因みに、SEED本編~DESTINY本編を通して、ガンダムに土を付けたモノアイ量産機はこのゲイツのみである*3*4

そもそもゲルググポジという時点で「登場が遅過ぎて大した活躍どころか出番さえあまり無かった」という扱いは確約されていたようなもので、
そのゲルググも「活躍らしい活躍もなし」、「シャアが専用のゲルググに乗ってアムロと対峙するも事もなげに一蹴される」、
「(似た雰囲気の機体ならいるが)続編ではほとんど出番なし」という扱いだった事を鑑みれば、むしろゲルググより余程活躍している。
またザフトの量産機として登場した他の機種も初登場時や指揮官クラス搭乗時を除くと継続して大活躍しているシーンはあまり無く*5
クルーゼが序盤で乗っていたシグーすらゲイツと比べても出番や活躍に恵まれていたとは言い難かった。

総じて、(誕生経緯から言えば)不遇どころか異例なほど優遇されてさえいたと言えよう。
なお、これらの「不遇さ」への不満から、「ゲイツの原案を投稿した人の愚痴が新聞に乗った」という噂があるが、
その新聞が何年何月何日の何新聞かは全く不明であり、都市伝説の類である。



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最終更新:2024年04月05日 21:54

*1 C.E.70年4月頃にジンの後継としてシグーが投入されはじめていたが、性能的優位性や生産ラインなどの問題もありジンからの主力機転換は進まず部隊指揮官クラス用の機体としての配備に止まっていた。

*2 『SEED』本編一話と同時期

*3 「量産機」であれば3機がかりとはいえカオスを撃墜してみせたムラサメも該当する。但しカオスは敵側のガンダムであり、また当時のムラサメも事実上「敵の量産機」とは言い難い扱いだった。

*4 「主人公側の主要キャラ」や「敵の名有りキャラ」の搭乗機が「一時は互角に戦った」まで含めるなら他にも何例かは存在する。

*5 「安定して出番と活躍に恵まれていた機体」といえば、ザクIIポジションであり劇中通して地球軍の脅威として描かれ、一度は主人公の母艦を撃沈寸前に追い込んだ事すらあるジン、グフかドムに相当し地上編を通して戦車部隊程度は余裕で蹴散らす強さを見せ付け続けたバクゥ、ルナマリア・ディアッカといった名有り主要キャラやオレンジショルダー隊の様な印象的な脇役の出番が通して存在したガナーザクウォーリア辺りか。