バシャーモ

登録日:2010/07/14(水) 21:37:24
更新日:2024/03/20 Wed 17:04:01
所要時間:約 13 分で読めます





強靭な足腰を持ち30階建てのビルも楽々飛び越すことができる。炎のパンチで相手を黒焦げにする。




◆データ


全国図鑑No.257
分類:もうかポケモン
英語名:Blaziken
高さ:1.9m
重さ:52kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂87.5♀12.5

タイプ:ほのお/かくとう
特性もうか(HPが1/3以下の時、ほのおタイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性&メガシンカ特性:かそく(1ターンごとに素早さが1段階上がる)

HP:80
攻撃:120
防御:70
特攻:110
特防:70
素早さ:80
合計:530



自慢のキック力にさらに磨きがかかった。鋭い蹴りを繰り出すと、大気との摩擦で脚が燃え上がる。
HP:80
攻撃:160
防御:80
特攻:130
特防:80
素早さ:100
合計:630

努力値:攻撃+3


アチャモがレベル16でワカシャモに、
ワカシャモがレベル36でバシャーモに進化する。


◆概要


ホウエン御三家の最終進化形の一匹。
人型だがアチャモから進化するだけあり頭には嘴、腕には鳥の脚のような鉤爪をもちその姿はさながら鳥人。
炎タイプらしく身体は赤く、全体的に格闘家のような印象を持つ。

非常に好戦的で戦闘の際には腕や足から炎を吹き出して攻撃する。
相手が手ごわいほど激しく燃え上がる。
その炎を利用したパンチは一瞬で黒こげにするほど。

頭の羽は数年ごとに燃えてしまうが、その後しなやかな羽根に生え変わる。
凄まじい脚力を持ち、一回のジャンプで30階建てのビルをも飛び越える事が可能。


アチャモは人懐こい性格をしており、トレーナーにくっついて歩く。
体内に炎袋を持ち、そこで炎を生み出すので抱きしめると温かい。
戦いでは摂氏1000℃の炎の球を吐きだして対抗。しかし、暗い場所は苦手。

ワカシャモは1秒間に10発のキックを繰り出せるほど脚力が強い。
進化前のアチャモと比べ、好戦的な性格になっており、相手が完全にギブアップするまで戦い続ける。


本編攻略においては耐性面でミズゴロウ系に劣るが攻撃面では序盤に覚える「にどげり」「ひのこ」で多くの相手の弱点を突け、また2ウェポンによってポケモンセンターに戻らない回復なしの長期戦も得意な部類。
中盤で「オーバーヒート」、「だいもんじ」の技マシンを入手できることもあり、火力面では御三家ナンバーワン。
ホウエン地方には炎タイプのポケモンが少ないのでその点で選ぶのもあり。
アチャモのまま進化キャンセルしないと「かえんほうしゃ」を覚えられないが、その為にわざわざレベル40台まで進化キャンセルを続けるくらいならバシャーモ進化と同時に習得する「ブレイズキック」で事足りる話であろう。
というかどうしても気になるならスロットで「かえんほうしゃ」のわざマシンを購入する手もある。
確かに出費は厳しいが中盤まで来たなら1個買うぐらいは出来るだろう。

ネックになるのはジュカインとは真逆で中盤以降の水上マップ及びそれに準じた水ポケモンの多さ。ホウエンは電気・草タイプ共々数が少ないが、何かしらの対策は用意しておきたい。
また格闘技に関しては遅咲きであり、自力「スカイアッパー」の習得レベルは常にLv50台。
「かわらわり」の技マシン入手も遅いホウエン地方では長い事「にどげり」で戦い続ける事になる。
ORASではハートのウロコひとつで「とびひざげり」を思い出せるので、気付いているユーザーは進化と同時にマニアの元へ全力で加速するとかなんとか。

HGSSではレッド撃破後にシルフカンパニーでダイゴからホウエン御三家のどれか1匹を貰える

トレーナーでは、ポケモンコロシアムシャドーの(表向きの)ボス、ジャキラが使用。


◆対戦でのバシャーモ


高い攻撃と特攻を持ち、素早さも平均的な炎タイプらしい両刀アタッカー。

炎/格闘複合の元祖であり、この二つのタイプは相性補完もしやすいため受け辛く攻撃面はかなり優秀。
ただし耐久力に難があり、素早さもそこまで高く無いため扱い方をよく考えないと速攻で落ちてしまう。

しかしわりと多くのタイプの技を使える上に補助技にも優秀なものが揃っているので立ち回りを上手くすれば強い鳥z(ryポケモンである。
特にルビー・サファイア時代は「こらえる」と「カムラのみ」とのコンボで強力な威力の「きしかいせい」を放つ通称「こらきし」戦法が猛威を奮っていた。
ポケモンリーグ2005決勝大会にも1体エントリーされるなど実績を作ったが、当時は「あついしぼう」カビゴンがそこら中に跋扈していたため、あくまで「ほのお」ではなく「かくとう」として評価されていた。


しかしDPtにて「きあいのタスキ」対策に先制技の需要が増加し、
砂パ霰パも流行りだしたため「こらきし」戦法はかなり扱い辛くなる…

そして「ヤツ」が現れた。全く同じタイプかつ同じく御三家。ダイパの産んだ狂気の産物。

その名はゴウカザル

このゴウカザルは攻撃・特攻ともにバシャーモに劣ってはいるものの、全ポケモン屈指の技の豊富さ。
格闘タイプの強力技「インファイト」(何故かバシャーモは覚えず「スカイアッパー」や「かわらわり」止まり)を習得。
加えてフラットルールが使えないオフライン環境ではバシャーモは「フレアドライブ」の習得が間に合わず、数値では上なのに一致技威力が両方下回ってしまう事態に。
そして更には、バシャーモを圧倒的に上回り、激戦区の100組をさらりと抜く108という絶妙すぎる素早さを持つため、バシャーモの需要はさらに下がる事に…。
攻撃種族値ではバシャーモが勝りゴウカザルの使えない「ブレイブバード」等を覚えるものの、やはり素早さと一致格闘技の性能差が痛い。

プラチナにて「ばかぢから」を覚えたもののやはりインファイトに比べると攻撃力がダウンする分下位互換感が否めない。
しかしバシャーモ自体が弱いという訳ではなくあくまでゴウカザルとの相対評価なので何だかんだでバシャーモ自体は中堅以上の実力は持ってたりする。


そして時は流れ第五世代ヒヒダルマ とか言う新ポケが登場し、遂にバシャーモは炎タイプ物理火力トップの座も奪われた。


哀れバシャーモ





――だがゲーフリは見捨てていなかった。












\アクセル/

BWの攻略本の初版に付属する特典で、隠れ特性としてまさかの「かそく」を習得。
これでバシャーモの最大の弱点である中途半端な素早さを克服。

更に威力が130に超強化された「とびひざげり」も習得。
反動が痛すぎるがこれで主力技も確保した。

これによりバシャーモは環境トップメタにまで上り詰め、一時期はいわゆる『結論パ』の一員にも名を連ねるまでに出世した。


バシャーモ始まったな

ただし隠れ特性の個体はオス限定である上、メスを親にしないと隠れ特性のポケモンはタマゴから生まれてこなかった。
更に攻略本のシリアルコードはキモリ、ミズゴロウ、アチャモのいずれかがランダムで手に入るという仕組み。
1冊買えば確実に手に入るわけではなく、同じ攻略本をわざわざ何冊も買う羽目になる可能性があった。
攻略本は1冊900円程度。3冊買えば2,700円もの金が飛んでいってしまう。
さらにシリアルコードは連番しており、同じ書店で数冊買えば、ポケモンが全て被るというトラップまで仕掛けてあった。
早い話が隠れ特性は配信個体限定な上、雑誌付録でランダム入手という厳しい仕様であった。
そしてアチャモを求めて何度もキモリやミズゴロウと仲良くなってしまい天を仰いだユーザーはご愁傷様である。

当時としては隠れバシャーモは非常に豪華な存在で、彼を採用したローテーションバトルの雨パが「豪華な雨パ」という意味で「豪雨パ」と呼ばれたことからもそれが窺い知れよう。l

なお、ゴウカザルより素早いものの技のレパートリーでは劣り、何より加速バシャーモは読まれやすいため、
決してゴウカザルの上位互換ではなく、むしろ良きライバルという感じだった。




なんとXYにてメガバシャーモという新たな進化形態を得た。
特性は隠れ特性同様「かそく」で攻撃が大きく上昇する。
しかし隠れアチャモが手軽に厳選出来る様になった(後述)のと持ち物が固定され、
耐久面も殆ど上昇せず火力も実際は珠などを持たせた方が高い為、微妙…

…と思われたが、それから暫くして最近は絶妙なSと耐久アップによって差別化を果たし高レートを叩き出す猛者も現れている。
特にサンダーナットレイとの組み合わせが注目され、
シーズン4ではサンダーと共にシングルの使用率ランキングに食い込む躍進を遂げた。

しかし、バシャーモのメガシンカに必要な「バシャーモナイト」はXYでは通常プレイでは手に入らない代物であり、
XY発売から3ヶ月の間に配信された「バシャーモナイトを持ったアチャモ」を逃した場合、ORASから通信で持ってくる必要がある。
そもそもこのアチャモの配信自体がORASの発売フラグの一つだった訳だし…。

ちなみにXYからメタモンを使えば隠れ特性がオスからも遺伝できるように変更されたため、「バトンタッチ」を始めとしたタマゴ技との両立なども可能になった。
つまりBWの頃から恐れられていた第二のテッカニン化を果たしたと言う訳である。
というか、現状バトン役としてはテッカニンの完全上位互換と化している。
勿論従来のアタッカー型も健在な為これが非常に読み辛く青い悪魔某焼鳥など以外では正直対策が難しい。
強いて言うと相性補完も良く後出ししやすいギャラドスニャオニクスなどの起点要員に、
ガルーラヘラクロスなどがいる場合はバトン型の説が濃厚である。
いずれにせよ敵に回ったら十分警戒しよう。


急所の仕様変更でバシャーモで「きあいだめ」して、「ピントレンズ」を持たせたキングドラにバトンタッチして100%急所に当てるバシャグドラというコンボも生まれた。
他のポケモンにも100%急所当てる方法はできるがキングドラは特性スナイパーでダメージが2.25倍、
更に龍星群は使う度に特攻が二段階下がるが急所に当たればランクダウンを無視できる点で注目された。
まぁこのコンボを上記の2匹(特に前者)で簡単に阻まれるため決めるのが難しいのが現状。決まったら相手は絶望しか見えない。

SMではメガシンカの素早さ適用が、メガシンカ発動直後でも適用されるようになったのでメガシンカの問題点だった半端な素早さが解消。
通常バシャーモでもZクリスタルも「とびひざげり」、「フレアドライブ」などの反動がある高威力技をデメリットを無視して更に威力の高いZワザも利点。
また、バシャーモ最大の敵だったファイアローが特性の仕様変更で大幅に減少、カプ・テテフのサイコフィールド効果でマリルリのアクアジェット、化身ボルトロスの電磁波などの先制技を受け付けなくなり、マヒの素早さ低下も1/2に減少と大幅な強化点を受けている。

フェアリー隆盛により難敵だったガブリアスも数を減らしているので使用率は一時期はORAS時代よりも上がっていた。
しかし環境の考察が纏まってくると、1ターン目から加速関連で毎回択が生じやすいことやメガシンカ勢トップクラスのメガボーマンダに非常に不利なこと、バシャーモを完璧に止められるポケモンが使用率上位にいること等がネックとなってしまい、結果的にかなり数を減らしている。
それでも強力なポケモンには変わりないが。


剣盾ではDLC『冠の雪原』にてようやくゲームで使えるようになった。
今作ではメガシンカとZワザは無くなってしまったが、バシャーモはこれらが無くとも性能が高い部類だったのであまり問題ないだろう。

その代わりなのか新技をいくつか貰っており、特に大きいのが、バシャ使いの多くが望んでいた「インファイト」の習得である。バトンタッチとの相性はいまいちだが、ようやく連発できる高威力高命中の格闘技を手にいれたのである。
他にも「はどうだん」「ねっさのだいち」を習得したことで特殊型での運用も現実的になったり、技レコードで「バトンタッチ」が収録されたことで厳選難易度が下がったりしている。
しかし前作までの主力技だった「とびひざげり」を何故か没収されてしまったので、格闘技は実質インファイト一択に。

ガラル御三家のエースバーンは運用上でのライバル関係にあたり、あちらも特性によりタイプ一致で炎・格闘技を使用できる。
初速や耐久・耐性の差やダイマックスとの相性で上を行かれているが、主力技の命中率や特攻、加速の存在というバシャーモならではのアドバンテージも確かに存在するので、構築との相性で選択すべきだろう。

因みにダイマックスアドベンチャーや特性パッチの登場により、過去作やGTS無しでも加速バシャーモを入手できるようになった。

ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール環境では、第四世代までに登場したポケモンしか使えないポケモンプールの中で、剣盾と同じと言っても良いスペックで参戦。これだけ聞くととんでもなく凶悪に見えるが、実際はタイプ相性で不利な上に「みがわり」を貼る隙を与えたが最後無限ハメに掛かるグライオンがトップメタに立つ上に、相性面で不利でありこちらで攻め切れず受け切れないアタッカーが多いため、環境下位の良いポケモン止まりである(2021年12月下旬時点)。

以下、バシャーモの覚える強力・特徴的な技

  • フレアドライブ
説明不要の物理炎の主力
バシャーモの場合一度使うと耐久はないも同然となるが、メガシンカや命の珠で火力補強をした上での加速との相乗効果であまり気にならない。
Z技化することで反動を消してさらに火力を上げるのもいい。

  • とびひざげり
USUMまでの物理格闘技の主力。
威力だけで言えばフレアドライブを超えるが外したとき、守るで凌がれたときの自傷が物凄く痛い。
恐らくバシャーモの死因第一位はこの技での自傷だろう。
頻繁に発生するバシャーモミラーは心臓に悪い。

  • インファイト
剣盾からの物理格闘技の主力。
飛び膝蹴りより僅かに威力が劣るが、それでも120と十分に高く、命中も100なので使い勝手において勝っている。
使用後の防御・特防の能力ダウンのせいで、バトンタッチとの相性が悪いのが唯一の欠点。

  • まもる
安全に加速するために重要な技。
バシャーモを出した時の第一手でまず選択されるが、やはり非常に読まれやすいので思い切って初手攻撃技を選択する度胸や読みも大事。

  • こらえる
ダメージをほぼ受けない守ると比較すると使いにくいが、この技でもターンを凌げる他、きしかいせいとの相性がいい。

  • きしかいせい
第三世代での主力格闘技。
こらえるとの相性がよく、最大で威力200なので逆転を狙える。
能力ダウンなどの反動がないことからバトン戦術を重視する場合、インファイトよりこちらを選択することがある。

  • オーバーヒート
特殊炎技の最高打点。
連発はできないがフレドラと違って反動がなく、ギルガルドを安全に突破できるという利点がある。
主に「いのちのたま」を持たせた両刀型によく採用される。

  • ばかぢから
物理格闘技の選択肢の一つ。
当てる際にはとびひざげりより遥かに安定するが、威力が若干下でオバヒと同じく使用後は交代しなければならない。
サイクル構築で採用の余地がある。
剣盾では同威力で連発できるインファイトでよくなってしまった。

  • ソーラービーム
貴重な草タイプ技。水タイプへの役割破壊で採用される。
特に一致技両方に耐性を持つヤドランカプ・レヒレブルンゲル等の対策として有用。
溜めターンが存在するのでORASまでは実戦運用では「パワフルハーブ」の使用か晴れパへの投入が必須でありやや融通が利かない技だったが、SMでZクリスタルの登場により初ターンからより高威力で使えるようになり実用性が増した。

  • かみなりパンチ
ソラビと同様、複合タイプをはじめとする水対策。
威力は劣るが持ち物やパーティは縛られないほか、ギャラドスペリッパーオニシズクモといったソラビが等倍の相手に特に有効。
「かそく」習得前はいじっぱり型で「いのちのたま」を持った際、HP252ヤドラン撃破率の高さがゴウカザルとの差別化要素の一つだったらしい。

  • ブレイブバード
何だかんだで鳥なのか覚える事が可能。威力の高い飛行技。
不一致でブレイブバードを使えるポケモンは結構珍しかったり。
炎と飛行の攻撃範囲は全体的に被り気味なためルンパッパや炎・水複合をはじめとする格闘タイプピンポイント用。
しかし、それらの相手にも格闘技が通らないわけではないのでそこまで重要ではなかったり。
こちらも「かそく」習得前はゴウカザルとの差別化のために度々引き合いに出された。

  • オウムがえし
相手から受けた技をそのまま返すやはり鳥らしい技。決まれば強いが正直浪漫技
ゴウカザル全盛期ですらあまり真面目に検討されなかったほど。
SMでZワザの効果は「自身のこうげきを2段階上げ、相手が最後に使った技のタイプと同じタイプの攻撃系Zワザを出す」という強力なものに。

  • こうそくいどう
素早さを二段階上げる積み技。
ゴウカザルに負けている素早さを補う事が出来、こちらのほうが攻撃能力自体は上なので非常に有効。
後述のバトンとの相性も良い。

  • バトンタッチ
能力強化を他のポケモンに引き継ぐ。
上記の「こうそくいどう」の他にも「つるぎのまい」「ビルドアップ」等の優秀な積み技を覚えるため上手く使えば非常に有効。
これを使ってアタッカーからサポートに転じたりと柔軟な戦法をする事が一番有用とされている。
ただし「ばかぢから」「インファイト」の能力低下も引き継いでしまう点や新特性加速との両立が第五世代では不可な点に注意。
第六世代からは前述通り加速との両立が可能になった。
構築次第で不利対面から後続に繋いで全抜きすることも普通にできるので、現環境での採用率はトップクラス。


ちなみにRSE当時は専用技として「ブレイズキック」を覚えていたが、
同期のジュカインの「リーフブレード」同様、DPからサワムラーリオル(タマゴ技)も習得してしまった。


◆アニメでのバシャーモ一族


金銀編終盤で初登場。
ジョウトリーグ出場者で、ミシロタウン出身のハヅキが所持しており実質ハヅキのエースポケモン。
初めてもらったポケモンと言及しており彼がオダマキ博士と知り合いだったことを踏まえるとアチャモを貰い、進化させたことになる。
サトシの最強ポケモンであるリザードンとの一歩も引かぬ激闘の末、勝利するという破格の活躍をみせている。
「ちきゅうなげ」で叩きつけられる寸前に「かえんほうしゃ」を地面に放ち、衝撃を和らげるといった戦法も披露した。
しかしダメージは大きくポケモンセンターでの回復に間に合わず次の試合には出場できなかった。
上記の通り、初登場はルビー・サファイア発売よりも前だったりする先行出演
使用技はかえんほうしゃ、ブレイズキック、ほのおのパンチ、でんこうせっか。RS以降の新技であるブレイズキックもアニメで先行公開していた。


アドバンスジェネレーションではハルカのアチャモが1話から登場。

第11話でハルカがアチャモの進化形を想像するが、数メートル巨大化し、胸板と腹筋が浮き出るほど筋肉ムキムキになったアチャモというシュール極まりないものだった。
その直後に図鑑で進化後がワカシャモだと知り、安堵した。

暫くは実質飼い殺し状態だったが、81話でキノガッサから庇うヘイガニを助けるため、ワカシャモに進化。
その後はコンテストに出るようになり、191話にて遂にバシャーモに進化。声(西村ちなみ→小西克幸)まで逞しくなった。女の子なんだけどね。


ポケモンXY編では序盤からメガバシャーモが登場。
最初にカロス地方に足を踏み入れたサトシピカチュウの前に現れ、彼らを飛び越した後、颯爽と去って行った。
暴走したガブリアスを静めた後、プリズムタワーから落ちて絶体絶命のサトシとピカチュウを間一髪助けるリザードン並の活躍をした。

さらにシトロンが発明したミアレジムの代理ジムリーダーを務めるロボット「シトロイド」のトラブルを解決し、サトシ達が寝静まった後、
メガバシャーモを模した仮面をつけた男と共に登場し、夜の街へと飛び去って行った。

ロケット団プラターヌ博士のデータを奪って造った「メガメガメガメカニャース」に苦戦するサトシ達の前に颯爽と現れ、メガメガメガ(ryに一撃を喰らわせる。
かえんほうしゃでメガメ(ryを大破させ、サトシ達に反撃のチャンスを与えた。
その後、メガバシャーモのトレーナーであるバシャーモ仮面の正体が、シトロンとユリーカの父親である「リモーネ」であることが発覚した。

メガガブリアスにメガシンカさせるためにプラターヌ博士にキーストーンを貸した際にキーストーンに若干残っていた油の臭いでプラターヌ博士に、XY&Z編の巨石との戦いで爆風でマスクが剥がれて素顔が露になり、シトロンとユリーカに正体がばれてしまった。


コルニの祖父であり、メガシンカ親父と呼ばれる人物コンコンブルも所持。
セキタイタウンの山奥の洞窟でルカリオナイトを見つけたロケット団を資格無きものとみなし、吹っ飛ばした。
その直後に現れたコルニの前に立ちはだかり、最後の試練として勝負をしかける。
ルカリオを素早い動きと炎技で圧倒するも、後にルカリオのボーンラッシュの骨で動きを封じられる。
とどめを刺されそうになったときにコンコンブルが現れ、コルニとルカリオの実力を認め、ボールに戻した。


他には映画「裂空の訪問者デオキシス」に登場するエリートトレーナー、リュウの手持ちとして登場。
使用技はブレイズキック、オーバーヒート。

更にはED後のおまけでピカチュウ達と共にボンボンを持ってダンスしている

因みに、アニメで登場した個体はすべて頭部の羽が長いので♂。


ポッ拳でのバシャーモ


ポッ拳最初の追加キャラとして参戦。
共鳴バーストでメガバシャーモへとメガシンカする。
蹴りを中心とした連続攻撃が特徴的で、
リザードンほどではないにしろ一定時間空中移動ができる。
分類はスタンダードタイプで移動速度、共鳴ゲージ回復スピード共に同タイプで比較するとピカチュウ>>>バシャーモ>>ルカリオと若干スピードタイプに近い形になっている。

使用するポケモン技は「ねっぷう」「ブレイズキック(コンボ派生でフレアドライブ)」「ブレイブバード」「とびひざげり」

バシャーモが持つポケモン技は全て溜め可能となっており、最大まで溜めると性能が強化される(例としては熱風はダメージアップと攻撃モーション変化に加えヒットすると相手の攻撃力ダウン)が、溜めると必ず体力を削って技を放つので使い所を読まずに溜め技を使いすぎると反ってバシャーモ側が劣勢になるので注意。

特に飛び膝蹴りは高火力な上、攻めの起点にできる技だが外すと原作よろしく大ダメージを受けて強制的にダウンするという痛すぎるデメリットを持っている。

リーチの大きな飛び道具がないので相手に常に張り付いてガン攻めしていくのが主な戦法で(故にサポートポケモンはゲコガシラ&イーブイが高相性)
まとまったコンボダメージを稼ぐには他のポケモンとは違った独特のコンボを覚えなければならないので操作には少し癖があるポケモンである。

しかし使いこなせば全体的な火力は随一、かつ攻撃モーションが一々派手かつスタイリッシュ(特にメガバシャーモ時のバーストアタック)なのでバシャーモが好きな人は確実に満足できる。


◆余談


RS発売当時の開発者インタビューによると、アチャモのモデルは昔の縁日等で売られていたカラーひよこ*1らしい。
進化すると逞しくなってしまうのも「カラーひよこは成長すると凶暴になり、攻撃性が増す」という習性に準拠したものである。しかし実際のカラーひよこは雄しか存在しない。

また御三家ポケモンでは珍しく性別で見た目が異なる(第四世代以降)。
ワカシャモ、バシャーモはトサカの大きさが違うので分かりやすいのだが、アチャモに関しては分からないという人も多い。それもそのはずで、アチャモの場合はお尻の1ドット程度の黒点の有無しか違いがないのである。
これは現実のひよこの総排泄腔という器官が由来であり、ひよこの性別鑑定における重要な鑑別点として知られている。
もしかしたらポケモンの世界にもひよこならぬアチャモ鑑定士が存在するのかもしれない。

鳥ポケモンだが「そらをとぶ」は覚えない。軍鶏モチーフだからしょうがない。
ただ後に空を飛べない鳥ポケモンがちょくちょく登場しているのでそれほど珍しくもないか。



バシャーモ「僕は鳥人(とりじん)だよ。
      君にこの「バトンタッチ」をしてあげようね~」

     『ばかぢから』した後だけどねっ!!!」


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最終更新:2024年03月20日 17:04

*1 普通のひよこに様々な色の塗料で羽毛を着色したもの。乱暴な着色と劣悪な販売環境が原因ですぐに死んでしまう個体が多く、成長しても羽毛の生え変わりで普通の色になってしまう。動物虐待にあたることから現代では滅多に見られない。