カウプラン

登録日:2012/10/09(火) 17:24:32
更新日:2019/07/21 Sun 00:34:30
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漫画『PUMPKIN SCISSORS』に登場する人物で、同名の機関の設立者。
男性。
表向きには失踪したことになっている。

幼少の時から異様な速度であらゆる分野の学問を吸収し、異例の若さで大学教授の地位を得た。
その天才的…というより、遥か未来から来たんじゃね?なレベルの頭脳を軍の技術部が目をつけ、接触。
能力を最大限に発揮させるべく、国の力で開発研究の場を用意した。(それがカウプラン機関)

カウプランのチートっぷりは作中で『勝てなくて当たり前の、超常現象かなにか』と表現されている。
天才ってレベルじゃねーぞ…


普通、技術開発とは、手の届く範囲のモノを組み合わせ、試行錯誤を重ねながら一段ずつ着実に上へ昇っていく。

カウプランは、その逆だった。

自身が持つ知識と理論を組み合わせ、時代を一歩どころか百歩くらいは先の技術案が彼の頭の中にあった。


軍に有用なものでも、時代の技術水準が追いつかず保留された案もかなりある模様。
作中では、先込め式の銃ができる前にボルト・アクション式の銃を発案していた。

いまいちピンとこない人のために例えるならば『偶然見つけた鋭い石をナイフとして使っていた、金属の精製法すら確立されていない時代に包丁の作り方を考えた』という感じか。

しかし、それは『時代に応じた技術の水準』を超えたものだったため、カウプランは少しずつグレードを下げ、「こっちは無理だけどこれならあんたらでも作れるっしょ」と、先込め式の銃の製造法を提供。
その後、技術水準は上がり短い間でボルト・アクション式の銃に移行した。


……確かに、問われればなんでも答える魔法の水晶玉のように、技術の発展に貢献した人物ではある。
しかし、技術を使う側の精神的な進化がそれに追いつかず、戦場で戦車を走らせるようになっても一昔前の騎士がやる名乗りをスピーカー使って流したりと、なんだか調和のとれていない世界ができてしまった。



【カウプランの特許の弊害】

研究費用を稼ぐために申請した特許制度により、カウプランは多くの特許を取得した。
コルトゥ博士曰く「気まぐれで技術の系統樹のいたるところに唾をつけた」。
先にも書いたように、カウプランの頭脳は遥か未来から来た時間旅行者としか思えないレベルである。
時代に見合う水準に達していない技術の特許を数多く取得しており、並大抵の技術者達が血を吐いて頑張っても、カウプランが取得した特許の壁に必ずぶち当たる。

単行本の15巻では、『カウプランの特許が俺等の発展を阻害してんだよ。そんなもん破棄しちゃおうよYOU達』という趣旨の演説があったが、どうなるのか……。


時代を先行しすぎた天才も、ある夜見た夢により死を畏れはじめた。
今まで自分は特別な存在だと思っていたのだが、自分はただの一個人にすぎなかったと知ってしまう。
世界が無限に続くなら、自分も永遠になって追従したかった。
恐怖と願望に急き立てられたカウプランは、そこから逃れるための研究を始めた。


そして、
自分と完全同一の思考をするモノが存在するなら、自分が死んでも「カウプランが世界を永遠に追従し、思考しつづける」という事象が成り立つ!
という考えに至り、三つのプランを立てた。


【プランA】
集団にカウプランの複製を求める。
自分と近似値を示す人間を集め、徹底的に教育を施した高弟達を内核に、世界中の技術者を自分流に系統化し、思考体系の写し身にしようとした。
しかし、その体系を操作する人材が育たなかったため放置された。
内核を担うはずだった高弟達は、何人か亡命している。

【プランB】
個にカウプランの複製を求める。
脳を弄って、カウプランと同じ思考をする脳を作りだそうとした。
そのために死刑囚や帝国法に当てはまらない人間を軍部から提供してもらい、彼等の脳を開いた。
この実験でカウプラン本人が外科的に脳を弄り、901を冠する部隊が誕生。
しかし軍は901を私物化して好きなように使いまわした上、データ還元をしなかったため、プランBが本当に成功したのかは立証できないままである。

【プランC】
「老いた木を若い木に接いだら、どうなるだろう?」
「若い木の力に負けるのか…」
「それとも、老木の花を咲かせられるのか…」

「今は私が、カウプランよ」

明確な台詞はないが、ミュゼ(現カウプラン機関の女性)の回想シーンを見るかぎり、カウプラン本人の何かを移植された模様。



追記・修正は特許を取得してからお願いします

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