久宇舞弥

登録日:2010/05/24(月) 23:17:59
更新日:2023/09/12 Tue 14:20:19
所要時間:約 6 分で読めます




久宇(ひさう)舞弥(まいや)


Fate/Zeroの登場キャラクター。

声:恒松あゆみ
身長:161cm
体重:49kg
サイズ:B75 / W58 / H77
誕生日:7月7日
血液型:A型

衛宮切嗣の助手。
切嗣に魔術も教わっている関係上、魔術師の世界では弟子という立場になるが、魔術を手段として修得した切嗣には師弟という観念がないためにそう認識していない。
切れ長の目をした色白の端整な美人。感情というものを見せることがないクールビューティー。
「衛宮切嗣」という機械をより機械らしく動かすための重要な「補助機械」である。

元々は戦争のただ中にある貧国の幼年兵で、昼は兵士として戦い、夜は慰み物として輪姦され、初潮を迎えてすぐに妊娠・出産まで経験したという凄絶な過去を持つ。
そんな日常の中で育ったため、個人としての自我を持っていない。今の冷徹な人格も肉体が持つ機能として認識している。

とある戦場で切嗣に命を救われるが、
「再び人として生きることに何の価値も喜びも感じない。だから拾われた命は持ち主に譲り渡す」と切嗣に告げ、彼もそれを受け入れた。
彼女を道具として扱うことを決めた切嗣に彼の持つ戦闘に関する能力や技術を教え込まれた後は、彼の『最も信頼できる道具』としてその命令を忠実にこなしていた。

「とうに自身の生命など無く、今の自分は切嗣の拾ったもの。ならば彼が自由に使い捨てればいい」とは本人の弁。
久宇舞弥という名も当然本名ではなく(そもそも本名があったのかも不明)、偽造パスポートで最初に使った名前をそのまま使い続けているにすぎない。

切嗣がアインツベルンの養子となって冬の城に滞在する間、彼に代わって全ての諸事を果たしていた。
また、報告のため度々城を訪れており、アイリスフィールとも面識程度はあったらしい。

戦闘では切嗣仕込みの近代兵器を用いた戦闘技術を駆使する。
主な使用武器は切嗣と同じキャリコM950に加えてステアーAUGグロック17
切嗣の銃のセンスを「ゲテモノ」と一言で評するならば、彼女は割とまともなセンスの持ち主…と言い切るのは現代人の発想であり、時代背景を込みで考えると「元ゲテモノ」と評するのが最も正確になる。
キャリコを除いた二つはどちらも開発当時としては革新的な特徴を持っており、それが原因で性能を疑問視されていた時代があった点で共通している。

また、切嗣から魔術の手ほどきも受けており、本編では使い魔にカメラ等の科学技術を併用して監視等をしている。
魔術師としては『空の境界』の黒桐鮮花に毛が生えたレベル。

切嗣の『道具』としての彼女の最も重要な機能は、往々にして葛藤や迷いに捕らわれる衛宮切嗣という人間を『殺人機械』として滞りなく動作させることにあり、
その為に女としての自分を使うことにも何ら躊躇がない。
Zeroにおいても、アイリスフィールをいずれ裏切る予行演習という、マテリアルで『下の下』と酷評される理由で切嗣と肉体関係を結んでいた。

第四次聖杯戦争にあたっては、事前に冬木市での拠点・隠れ家の手配を行い、切嗣と合流して以降は行動を共にする。
セイバーがアイリスフィールの側を離れる時は、代わって護衛を勤めた。
その間の共闘や交流の中で信頼関係を結び、互いの素性や心境を打ち明けている。

ケイネスに代わってランサーの正式なマスターとなったソラウから手首ごと令呪を切り落として誘拐、
切嗣の謀略に従って無抵抗のケイネス、ソラウ両名を射殺するなど着実に使命を果たしていったが、
最終局面において、言峰綺礼の策略でアイリスフィール誘拐のため襲撃したバーサーカーに抗戦、奮戦むなしく致命傷を受ける。

最期の瞬間、自分の元を訪れた切嗣の姿に、自分が決して心を持たない『道具』などではなかったことを悟りながら、自分の死に動揺する彼を諭し、
アイリスフィールと聖杯を託して息を引き取った。



余談だが、裏設定ではかなりの甘党で、ケーキバイキングに訪れては仏頂面のまま黙々とケーキを食べ続ける謎の女として都市伝説を作っている。
Fate/Zeroアニメ版のアフレコ台本の表紙において、ケーキを食べる姿を見ることができる。
更なる余談だが『Fate/ZeroアンソロジードラマCD』にて、聖杯戦争の舞台となった冬木市の冬木ハイアットのケーキバイキングを楽しみ気に入っていた。
そのため切嗣がケイネス暗殺の為にホテルごと爆破すると連絡をした際に一瞬動揺した。
ひょっとしたら、可愛い人だったのかもしれない。

原作者の虚淵玄氏からエヴァ綾波の系譜と言われている。
人としての人生経験が無く、愛情というものをおそらく理解してない。にもかかわらず切嗣に尽くしていた。
けれど捧げるべき自分を持ってないから献身とは違う、精神年齢低すぎて愛に死ぬ女とも虚淵氏は述べている。
ちなみに、綾波系統とされるキャラクターはFate作品には他にもいたりする。


【余談】

ウェイバーと髪型が丸被りだが、デザインした武内崇氏は特に意識してそうしたわけではなく、後でその事実に気付いて驚愕したという。

服装は「バゼットとは違うベクトルのパンツルックの戦乙女」というコンセプトでデザインされたらしい。
また、舞弥は出自が本人も分からないため、意図的に服装ではどこの国の人か分からない無国籍な感じにしたとも。

とある世界の聖杯戦争で彼女の息子がマスターとして参戦したが、ほぼ面識はない模様。

アニメでは彼女の名前「マイヤ」を切嗣が呼び捨てにするため、「ま、いいや」と聞こえて混乱した視聴者が割といて、ネタになったとか。
例:「ダメだ、まいいや」



舞弥、追記修正を頼む。

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最終更新:2023年09月12日 14:20