涼宮ハルヒ

登録日:2009/10/27(火) 21:32:44
更新日:2024/02/14 Wed 23:41:50
所要時間:約 5 分で読めます






ただの人間には興味ありません。

宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、

あたしのところに来なさい。


以上!




涼宮ハルヒシリーズのメインヒロイン。
(CV:平野綾

◆概要
北高1年5組→2年5組
SOS団の団長。
カン違いしている人が非常に多いが、少なくとも原作小説においては主人公ではない
というか彼女が主人公であったら、原作小説は成立しえない。あくまで「観測される側」でなければこの突飛で複雑な物語は成り立たないからである。
まあ、一人称視点が薄めのアニメ版ではちょくちょく雑誌などで「主人公の涼宮ハルヒが~」などと記載されたりするのでその辺はあやふやだが

アニメ版では身長158cmと設定されている。
『涼宮ハルヒの戸惑』では体重44㎏、AB型、誕生日は10月8日とされている(誕生日は中の人ネタ)

出典:涼宮ハルヒの追想、ガイズウェア、バンダイナムコゲームス、2011年5月12日、
(C)2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団 (C)2011 NBGI

主人公のキョンと同じクラスで、キョンのすぐ後ろの席に座ることになる(何回席替えをしても、後述するハルヒの能力のためか位置関係は不変)。

入学当初は腰まで伸びるストレートヘアで、曜日ごとに髪形を変えていたが、
キョンに指摘されて以降は肩にかかる程度の長さで揃え、黄色いリボン付きカチューシャを着けている。
また、髪を切ってからも一度だけポニーテールにした(キョンからはひっつめただけ、と言われた)。

万人が認める美形であり、タクシーの運ちゃんからキョンが「その子は将来絶対美人になるからツバつけとけ」とか揶揄われる始末。
黒髪黒目(アニメ版では茶色っぽい黒髪)でプロポーションはキョン曰く「スレンダーだが、出るとこは出ている」。
実際客観的に見てもかなりのグラマラスであり、アニメ版や『長門有希ちゃんの消失』では全体的な平均点上昇もあって顕著。
特にバストは全女性キャラ中でもトップクラス。あくまでもみくるが大きすぎるのだ。
アニメ『らき☆すた』の第20話でTVCMにカメオ出演した際には、頭身が8頭身くらいに伸び、それはもう凄まじくダイナミックな大震撃を見せた。



成績は学年上位で、身体能力も高く入学当初はどの運動部からも熱心に勧誘されていた。
しかし一応一通りは体験入部してみたもののつまらなかったらしく、キョンの一言に自分で部活をつくることを思いつき、
文芸部部室を乗っ取って「SOS団」を作る。

性格は唯我独尊・傍若無人・猪突猛進かつ極端な負けず嫌いで、「校内一の変人」としてその名は知れ渡っている。
感情の起伏が激しく、情緒不安定になりやすい。
退屈を嫌っており、面白いことをいつも探している。

目的のためには手段を選ばず、時には恐喝や強奪に及ぶこともある。
"地"が露呈する以前の東中時代は、多くの男子に告白され、また必ずOKしていたがことごとく振っていた。本人は「みんなありきたりだった」と説明した。
自分の都合のいい言葉しか耳に入らず、それ以外の言葉は聞き流す。

普段は良くも悪くも自分勝手でエキセントリックな言動が目立つが、根底には少なからず常識的な感覚を持ち合わせており、
宇宙人等の不思議な存在がいて欲しいと思う反面、そんなものはいるはずない(少なくともそう簡単に見つかるはずがない)とも思う矛盾した思考形態を持っている。
また、キョンが倒れたと聞いて見舞いに現れたり、調子の悪い有希を気にかけるなど、他人を思いやる優しい面も持ち合わせている。
『ライブ・ア・ライブ』でコスプレをしたまま急遽バンドのボーカル代理を務めたエピソードも、言動はエキセントリックだが根は優しいところがあるという性格の現れである。
恋愛感情は一時の気の迷いで精神病の一種」という持論を持つ。
ちなみに下ネタが苦手であり、キョンのエロ本発言に激怒した。二次創作でハルヒ「AVを作るわよ!」というネタが流行ったが、あくまで二次創作だった。



実は「願望を実現させられる」という、神にもなぞらえられるほどの力を持っており、様々な組織が彼女に関心を抱いている。
しかし本人はその力に全く気付いておらず、願望が本人の知らない内に具現化され、その度にキョン達は事態の収拾を付けるために奔走している。
願望がどういった範囲で、また、いつまで具現化しているかはハルヒの機嫌や願望の強さに影響されるため、規則性はまったくない。
うっかり彼女が自分の持つ力に気がついたら彼女によって世界は好き勝手に変えられてしまう危険がある。
なので周りの人間はハルヒの望みを表面的に叶えつつ、この力や超常現象による騒動をハルヒからは気づかれないよう隠し通す、というのが『涼宮ハルヒ』シリーズの基本ストーリーであるのだ。
故にシリアスな展開になると表立って登場出来ないという、ヒロインとしての欠点もある……。

そんな力を持つハルヒを抱えながらも世界がいまだにバランスを保っている点について、
古泉一樹は、「彼女自身は普段の奇抜な言動に反して至極常識的であり、不可思議な出来事が起こることを心のどこかで否定しているため」と推測している。
実際、キョンが一度SOS団の仲間達の正体を話した時も全然信じず笑い飛ばしたり、超常現象に巻き込まれた際もエキセントリックさはそのまま常識的な考えで動いている為概ね正しい。

過度とも言えるスキンシップや傍若無人な振る舞いも、弱い自分を見せたくない見栄と臆病さからなのかもしれない。
実際には超常現象や「特別」に憧れるだけの普通で平凡な女の子なのである。
その点で言えば、ある意味彼女の本質に近い性格なのはキョンなのだと思われる。






◆渡橋泰水
「分裂」で意味ありげに登場し、「驚愕」で本格的に登場したSOS団の元気な後輩。
主にα世界で登場し、ハルヒも驚くくらいの体力を持ち、『MIKURUフォルダ』を発見するなど有能な少女。

その正体はハルヒの無意識がキョンと長門の危機を予知したため、それを回避するために生み出した分身。
泰水は自身が介入するα世界と本来通るはずだったβ世界を生み出した。
彼女の名前は『ワタシハスズミヤ』のアナグラムになっている。
古泉は説明するとき何故かアルファベットに変換していたが、これは驚愕が世界同時発売だったからという説がある。
仮に約束の設定を踏まえた場合、泰水はリボンちゃんに生み出されたか、古泉が無意識の実体化と言っているためほぼ同一の存在なのかもしれない。
ちなみにリボンちゃんとは違いキョンに無関心だったり敵意を持っていたりせず、むしろ興味津々。

泰水はハルヒの無意識の存在なため、SOS団に入部するとき受けたアンケートで答えたことはハルヒが普段SOS団に対して思っている事なのかもしれない。
超能力者、宇宙人等の中でどれが一番かという問いで、「一番喋ってみたいのが宇宙人」、
「一番仲良くしたいのが未来人」「一番儲かりそうなのが超能力者」「一番何でも有りなのが異世界人」らしい。
好きな四文字熟語は『空前絶後』



出典:涼宮ハルヒの約束、ガイズウェア、バンダイナムコゲームス、2007年12月27日、
(C)2006 谷川流・いとうのいぢ/SOS団(C)2007 NBGI
『涼宮ハルヒの約束』で登場した神人の一種でハルヒの無意識が具現化した存在。
ハルヒの無意識は古泉たちの正体に気付いており、一向に気づく気配がない表意識の自分に苛立っていた。
詳しくは項目参照。


■涼宮ハルヒの約束

出典:涼宮ハルヒの約束、ガイズウェア、バンダイナムコゲームス、2007年12月27日、
(C)2006 谷川流・いとうのいぢ/SOS団(C)2007 NBGI
北高祭前日がハルヒの力によってループしてしまう。
実際にループさせているのはハルヒの無意識……つまりリボンちゃんであり、
ループさせているのは、宇宙人たちと遊ぶという夢を叶えていないのに楽しんでいる自分に苛立ちながらも、
リボンちゃん本人も文化祭前日を楽しいと感じてしまったから。

バッドエンドではキョンが本物を見抜けなかったり、
行方不明の古泉たちへの心配やらが重なったのか世界を滅ぼす。
ちなみにキョンとキスして終わる結末もある。


■涼宮ハルヒの戸惑

出典:涼宮ハルヒの戸惑、アクリア、バンプレスト、2008年1月31日、
(C)2006 谷川流・いとうのいぢ/SOS団 (C)BANPRESTO 2008

コンピ研に対抗するためにゲームを作るが素人の集まりであるSOS団に作れる訳もなく、ハルヒは一ヵ月を何度も繰り返すことに。

今の時代は女性向けだと言い出し、キョンにボーイズラブのシナリオを書かすことがある。
少なからずBLに興味があるようだ。

キョンがBLを書いているのを古泉が見つけて、少し引きつつもノリノリでキョンとやり取りをするのだが、
古泉曰く、ハルヒの興味がBLに向いたのなら明日にでもキョンが同性愛に目覚めても可笑しくはないらしく、
キョンはハルヒの力に深刻な恐怖を感じていた。

完成したゲームでは勇者ハルヒとして魔王退治に行ったり、ハルヒを攻略出来たりする。


■涼宮ハルヒの並列
福引で10人分の豪華客船への招待券を当てたハルヒは、いつものメンバーを引き連れて豪華客船に乗り込む。
しかしハルヒは何かしらの心残りがあるようで、1日がループするように。
作中でループが発覚したのが769回目のため、少なくてもこれ以上ループさせている。
今回のループは些細なことで大きく内容が異なり、船が空を飛んだり殺人事件が起こったり、果ては豪華客船が沈没したり……。
ハルヒの心残りは船の船首でSOS団でハルヒポーズをする事。


■涼宮ハルヒの追想

出典:涼宮ハルヒの追想、ガイズウェア、バンダイナムコゲームス、2011年5月12日、
(C)2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団 (C)2011 NBGI

このハルヒは消失時と同じ一般人であり、光陽園学園に通っている。
キョンの企みによって一緒にジョン・スミスを探すことになる。
最初はキョンとは知り合いでは無かったものの、世界の修正によって関係が変化しキョンとは知り合いだったことに。
作中では長門の同人誌や朝比奈さんのミスコンのために必死になって行動するが、皆を振り回すのも忘れない所がハルヒらしい。

他にもキョンに言われポニテをしてくれたり、バトン部のために『これしきのことでくじけるなドンマイ団』、
略して『CQD団』でエアバンドを組んでメインステージに挑んだり、
古泉とキョンのナンパ対決でキョンを見下しつつも一緒に証拠写真を撮ってくれたりしてくれる。

『次元ブックマーカー』はいつもつけているカチューシャ……って追想のハルヒのはカチューシャのようなリボンか。

追想は消失の掘り下げをするゲームなので長門がメインなのだが、最序盤から登場し話を引っ張るハルヒは普通にメインヒロインだった。
有希ちゃんはハルヒちゃんのスピンオフなので、実質消失ハルヒの掘り下げがあるのはこの消失のスピンオフゲームである追想だけ。
有希ちゃんで消失のハルヒに興味を持った方は一度プレイしてみてもいいかもしれない。


涼宮ハルヒちゃんの憂鬱
基本的には原作と同じ性格だが、ギャグ漫画である性質上原作よりも突拍子もない思いつきをすることもある。
その反面傍若無人さや唯我独尊さは薄れており、SOS団の面々(特に古泉)に振り回されてしまうことも。
キョンを異性として見ているかは不明だが、主に古泉の策略でキョンとラブコメさせられて真っ赤になることも少なくない。
なお、谷川流先生曰く「こちらのハルヒちゃんの方が原作よりもハルヒっぽい」らしい。


長門有希ちゃんの消失
『消失』世界のため、光陽園学園に通う生徒という役割は変わっていない。
ストーリー開始時以前にメガネを外して外出していた有希をサンタ降臨のための下準備に初対面にもかかわらず付き合わせている。
その時の自信に満ち溢れた言動が有希に文芸部存続に対するやる気を起こさせたため、有希には感謝されている。
有希と再会してキョンたちとも知り合ってからは他校にもかかわらず古泉と共に文芸部に入り浸る。
なお、有希たちが起こした騒動を同人誌(薄い本ではない)としてまとめているのは彼女であり、キョンと有希が「文芸部」でいられるのは彼女のおかげだったりする。

キョンを異性として意識しているようだが、有希に遠慮してその感情を表には出さないようにしている。


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最終更新:2024年02月14日 23:41