スーパーX(平成ゴジラ)

登録日:2010/01/14(木) 00:00:13
更新日:2021/03/16 Tue 14:53:02
所要時間:約 2 分で読めます





スーパーXは『ゴジラ(1984)』に登場する自衛隊の兵器である。

元は有事(核戦争)の際の首都防衛(兼要人用移動式核シェルター)を目的に極秘に開発されていたVTOL機。正式名称を見ての通り空飛ぶ要塞である。
大黒島の火山噴火によりゴジラが復活したため、対ゴジラ兵器として使用されることになる。

補足だが、これと同時にゴジラの磁性体を利用し火山にゴジラを封印する計画も林田教授主導ですすめられた。

■スーパーX

正式名称:陸上自衛隊幕僚監部付実験航空隊首都防衛移動要塞T-1号 MAIN SKY BATTLE TANK スーパーX
全長:27.2m
全幅:20m
全高:11.2m
総重量:約150t
最高速度:200km/h
巡航速度:120km/h
乗員:6名(最大12名)
外装:チタン合金+セラミック製耐熱タイル
武装
ハイパーレーザーC02タイプ×2
各種カプセル弾臼砲
┣対ゴジラカドミウム弾(4発)
┗催涙弾、ウォーター弾等
レーザーコントロールAIM-4D改大型ファルコンランチャー×2
68式改84タイプ30型ロケット榴弾砲×6
M29 300mm榴弾砲×4
GAU-8/A-T1 30mm7砲身バルカン砲×4
照明弾ランチャー
本体色:銀


劇中での活躍



東京ゴジラ上陸後、ゴジラを迎撃するために秋山司令以下数名のパイロットを乗せて出撃、新宿付近で戦闘になる。

照明弾を空に打ち上げゴジラがポカーン(゚Д゚)

と口を開けた瞬間にカドミウム弾を撃つという地味な戦法で、ゴジラにカドミウム弾を打ち込み一時は倒したかに見えた。

司令「おめでとう!(隊員と堅い握手を交わす)」

だがソ連側が 日本に持ち込んでいた もしもの時のための戦術核弾頭の発射スイッチがゴジラの攻撃で誤作動し、
発射を阻止しようとした人員もろともゴジラに破壊されたため止められず発射されてしまい、なんとかそれをアメリカに要請しゴジラ上空の成層圏で撃ち落としたが、
その影響で電磁パルスと電離放射線が発生しゴジラが復活するという不測の事態に陥り、カドニウム弾を撃ち尽くしていたためゴジラと通常兵器のみで戦うことになる。

「司令!カドミウム弾がもうありません!」
「かまわん!ただちに離陸する!離陸!」

しかし善戦虚しくゴジラの熱線に装甲が保たなくなり内部が爆発、不時着したところを新宿住友ビルを押し倒され、叩き潰された。

乗組員六名は全員死亡

なお、近くのビルで行われていた前述の作戦のための分析が完了しデータを送り出すまでの時間を稼ぐことには成功し、
ゴジラは林田教授の作戦が成功し三原山に封印された。

因みに、映画が公開された当時、映画館で売られていたパンフレットには(1984年当時の科学技術で)建 造 可 能と書かれていた。

後の『ゴジラVSキングギドラ』における未来人の介入によって三代目ゴジラの存在が(一応)消えることになるが、
本来、核戦争の際の首都防衛のために作られたこの機体は三代目の有無に関係なく作られていると思われる……。


立体化

映画上映後、何十年も公式からは立体化されず仕舞いだった。
コトブキヤが遂に立体化を表明した時もなんとスーパーX2の方であり、XはおろかX3も出ないという不遇。

しかし2023年12月にグッドスマイルカンパニー社のモデルキットシリーズ『MODEROID』の2024年ラインナップに、
スーパーXが発売予定としてラインナップされていた。
上部隠蔽式砲台や下部の加農砲の展開ギミックなどが紹介され、肝入りで登場予定。
……ちなみに本発表ではX2も立体化が発表されている。




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最終更新:2021年03月16日 14:53