ニャルラトホテプ(這いよれ!ニャル子さん)

登録日:2009/10/19(月) 00:16:15
更新日:2023/10/31 Tue 21:58:40
所要時間:約 13 分で読めます




這いよれ!ニャル子さん』の登場人物。通称ニャル子





人身売買目的で宇宙規模の犯罪組織に狙われた「八坂真尋」を護衛するため地球に訪れた惑星保護機構のエージェント。

外見だけ見れば銀髪碧眼の美少女だが、これは真尋達人間とコンタクトするために変身した姿。
桜市子をタテに圧縮したような容姿をしているが真尋の理想がそうなのか、はたまたニャル子自身の意思によるものかどうかは定かではない。
小柄だが小説では珠緒が「大きいおっぱい」と語っており、アニメ版でもやや大きめに描かれている。
漫画『這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム』に至っては頭身が伸び、真尋と背丈も変わらなくなっているうえ、
バストがルーヒーや頼子に匹敵するほどの爆乳として描かれている。
(ニャル子本人すら「明らかに小説やアニメと違くないですか?」と作者に質問している程で、ご丁寧に「凛!」というSEまで付いていた)
正体は「無貌の神」とも称される邪神であり、容姿の変化は自由自在*1
とあるエピソードで真尋に会う前のニャル子を真尋が見る機会があったが、その時には顔にモザイクが掛かっていた(真尋のSAN値に対する同行者の配慮から)。

地球のエンターテイメント、特に漫画やアニメ、ゲーム等を好み、真尋と外出した際には必ずその手のショップに立ち寄る。
エロゲーなどの成年指定作品も嗜んでおり、アニメでは幼女のグタタンにエロゲーを勧めようとして真尋に没収されている。

ニャル夫という名の兄がいるが、非常に仲が悪い。

本来、ニャルラトホテプというのは個体名ではなく種族名で、本名は別にあるが、地球人に発音出来るようなものではないため、
便宜上「ニャルラトホテプ」または「ニャル子」と名乗っている。
地の文では種族名で呼ばれているため、この記事や他の這いニャル系記事のタイトルもそれに倣っている。

護衛データの付属写真を見た時から真尋に惚れており、部屋の鍵をこじ開け夜這いを仕掛けるなど、かなり積極的に行動する。
惚れられた当の本人には全くその気がない(+クトゥルー神話のニャルラトホテプの性質から警戒している)ため、
彼女がアピールする度に冷たくあしらっている。
しかし、どれだけ冷たくされてもニャルラトホテプ自身は真尋一筋で、彼の身が危険に晒されれば命がけで戦う。
出会った当初はそれこそ「これだけタイプな人を逃すなんてもったいない」という認識だったが、
時間が経つにつれ(といってもすぐにだが)内面も好きになっていく。

ただ、敵に対しては情け容赦を一切持たないドS
人質に取られた地球人諸とも敵を攻撃したり、実の兄を二対一でフルボッコにするなど、外道な面が目立つ。
特に実の兄には、以前バイクで轢殺しようとし、未遂に終わったことがある。過去にも幾多もの殺(宇宙)人を犯してると思われる。

種族からして仲が悪く、さらにクー子のストーカー的な求愛行動にうんざりしているため、彼女に対しては非常に冷たく接している。
しかし付き合い自体は長いため、戦闘時の息はピッタリ。
また、求愛行動を取っていない時は普通にカードで遊んだりしている(友情ブレイカーってレベルじゃない鬼のようなプレイングをしたりするが)。

真尋曰く「性格は破綻、行動は残虐、思考は狡猾。」
最終回直前に敵に回ってそのままラスボスになりそうな立ち位置の存在。

戦闘能力は作中でもトップクラス。『宇宙CQCと呼ばれる近接格闘術を駆使して戦う。
正直やっていることは格闘術とはほど遠いが気にしてはいけない。ちなみに、彼女の『宇宙CQC』は百八式まであるらしい。
その他、『名状しがたいバールのようなもの』『冒涜的な手榴弾』『口にするのもはばかられる対艦チェーンソー』『厳めしくも恐ろしい不凍ペプチド』
『まったく原始的でかつ恐ろしいまでに祖先伝来のものである超中型ビームパイルバンカー』等も使う。
某戦闘民族のように死の淵から復帰する度に強くなるクトゥグア星人と比べて得物の保有数が圧倒的らしく、
バールのようなものを投擲したり使い捨ての如く扱うこともある。収納場所はちょっと言えない邪神(おとめ)の秘密らしい。

さらに、目的遂行の為に障害があり、ニャルラトホテプがその排除の必要性を認めた場合、『フルフォースフォーム』と呼ばれるチート形態に変身する。
これは、彼女がもっとも強いと思える容貌に己の身体を構成し直すというもの。
彼女を始めとするニャルラトホテプは土属性なのだが(原作ではぼかされているが『スパニャル』で断言されている)この鎧以外特にそれっぽい描写は無い。
ちなみに、この姿の時は宇宙CQCの後に『エンハンサー』とつく。
やってる事はディケイドだが、姿は大体ナイトブレイザーな感じだトカ。

新巻が出るたびに狐印の絵が細かくなっており、どんどんベルトがディケイドライバーに近くなっている。

しかし何故か八坂親子のフォーク攻撃を非常に苦手としており、フルフォースフォームであっても刺されると悲鳴を上げて痛がる。(クー子も同様)
好き勝手暴れたことへの折檻として真尋のお母さんにフォークを連続で叩き込まれた後は痛みで精神崩壊まで起こしていた。


事件解決後は三百年分の有休を取って、八坂家に転がり込んだ。とりあえず五代先までお付き合いするつもり。
1週間に1回休むとして、300×7=2100年前から働いているとすれば、人類がマンモスのケツを石槍持って裸で追い回していた頃に生まれたということになる。
仮に日本の国家公務員と同じく1年働いて20日(実際は15日くらい)休めるとすれば、300÷20×365=5475年、
就職した時まだピラミッドすら建造されておらず実年齢は6桁越え。
お前ら一体どこの超古代の光の戦士だ。


一応、護衛の為真尋と一緒に高校に通い、外見も十六・七才相当だが、大学卒業に加え就職しそれなりに勤務しているようなので、
実際の年齢は地球人換算で20代中~後半(どんなに高く見積もっても、ルーヒーやクー音より下の世代なので30歳未満であることは推察される)だと思われる。
アニメ版見る限り、同い年のハス太君の「黄衣の王」もそのくらいの風貌に見えるし。
つまり真尋とはああ見えておねショタ(本人は阿修羅のごとき表情で同年代と言い張る)。

6巻にて『Wind -a breath of heart-』のみなもの小一時間問い詰めをパロった小一頁問い詰めを行った。

以上のように一見おバカに見えるが、幼少時代から天才児であり、高校は有名進学校を卒業、
進学後は宇宙MARCHを首席で卒業し、公務員試験も自力で一発合格。
が、性格の悪さは幼少期からであり、威張り屋で乱暴なため友達は片手で数えられる人数しかおらず、
更には兄より優れた妹など存在しねえ!と叫ぶ謎の野良ニャルラトホテプはゲートボールで遊んでいる際に明らかに故意に頭をぶつけられたせいで馬鹿になった。
またトランプや麻雀ではイカサマとしか思えないようなことが起きる(トランプが全部Aになる、手札の大半がジョーカー、数え4倍役満をツモあがるなど)。 

本来、ニャルラトホテプというのは『クトゥルフ神話』に登場する邪神である。
しかし、既存のものと作中では若干解釈が異なっており、
『クトゥルフ神話』は、地球のエンターテイメントに憧れて地球に訪れた宇宙人達が地球人に接触し、その結果誕生した物語ということになっている。





殆どがキチ〇イレベルであるニャルラトホテプの名(迷)言集

「こんばんは。いつもニコニコあなたの隣に這い寄る混沌、ニャルラトホテプです」

「ひぎぃ!らめぇ!血が、血がぁー!」

「宇宙。英語で言うとユニバァァァスッ!」

「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ……」

「パンがなければ私の愛妻弁当を食べればいいじゃない。By、マリー・ニャルラトワネット」

「罪を憎んで旧神を憎まず。心優しい私はあなたに選択肢を二つ与えましょう。一つ、私に殴り殺される。二つ、私に蹴り殺される。」

「さあどちらか好きな方を選びなさい。ん?選べませんか?じゃあどっちもじゃあっ!」

「ちょっと真尋さん、見て見て!ぶん殴る度にビクンビクン痙攣してますよ!こいつ、おもしれー!
 あっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」

「ですから、もう少し私と一緒にいられますよ!嬉しいでしょう!さあ、私の胸に飛び込んでらっしゃい!もちろん性的な意味で!」

「何も知らない無垢な子を自分色に染めるのって快感ですよね」




「……男の子っていいものですねぇ……ふぅ」

「うふ、嫌ですね真尋さん。そんなに連れ込み宿がよかったんですか?んもう、真尋さんったらお顔に似合わず、す・け・べるがだろすっ!?」


「ラヴクラフトプラス、略してラヴプ…

「そのごっこ遊びをぶっ壊す!」

「当時の私のあだ名は『暇人殲滅(ヒマジンブレイカー)』」

「ちなみにもう一つのテーマソングに『ダゴンの誓い』という超燃える曲があるんですよ。だっだらららったー、って奴」



「最近編み出した私の宇宙CQC零零零式、えーとえーと……とにかくなまらすげー技をぶちかましますよ!」


「変態!変態!変態!」




「カン。カン。カン。はいツモ。ダブリーリンシャンツモ小三元混一混老対々四暗刻三カン子南、裏ドラも乗って全部で三十二。
 えーと、合計五十二翻ですからクアドラプル数え役満ですね。はい、点棒払って。十二万八千点」


余談だが、2巻以降の表紙は狐印の意向により、仮面ライダーの変身ポーズとなっている。
しかし作者は7巻あとがきで「突然グランセイザーになっても、もう何も怖くない」と語っている。
2巻:一号
3巻:二号
4巻:V3
5巻:アギト
6巻:アマゾン
7巻:ライダーマン
8巻:ZX
9巻:BLACK、BLACK RX(限定版)
10巻:スーパー1
11巻:クウガ…ではなくてブレイド(後書きより)
12巻:カブト


また、アニメでは真尋にフォークを刺されたり突っ込まれてダメージを受ける度にロボットアニメのマニアックな機体名を叫んでいる。
そんな彼女だが、2023年にはアニメ版のCVを務めた阿澄氏が本家仮面ライダーに出演する事態になった。





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最終更新:2023年10月31日 21:58

*1 ただし変化の上限は不明。本人の口から察するに望めば他世界のアニメキャラに変化できるようではある。