八大竜王(川上稔の作品群)

登録日:2011/10/22 Sat 22:21:25
更新日:2023/01/04 Wed 17:34:12
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八大竜王とは川上稔の作品群の内、終わりのクロニクル境界線上のホライゾン都市シリーズの三つで使用される称号である。
五大頂同様、三作品通じて登場するものであるが、それぞれの作品で全く違うものである為、三作品全てについてそれぞれ説明する。


□終わりのクロニクル
日本UCAT空白期よりも遥か昔、概念戦争時に活躍した人々。
護国課時代の中心人物五人と、日本UCAT発足時に海外のUCATから派遣された三人の計八人で構成されており、全てが10の異世界のどれかに関わり、またこれを滅ぼしている(実際に異世界を“滅ぼした”人物は少なく、むしろ“滅びに立ち会った”の方がニュアンス的には近い)。
尚、異世界10に対し八大竜王八人なのは、八大竜王の内二人が2つのGを担当しているため。

以下該当する人物

○ジークフリート・ゾーンブルク
1st-G担当。現在は尊秋多学院内にある衣笠書庫の司書。
佐山達、全竜交渉部隊が始めての全竜交渉において、オブザーバとして1st-Gの交渉に協力した。
1st-G概念核の半分を埋め込んだ聖剣グラムの元担い手。同じく概念核の半分を埋め込んだ機竜ファブニール暴走の際、ファブニールを殺し、1st-Gを滅ぼした。


○大城・宏昌
2nd-G担当。故人。
2nd-G概念核、炎竜・八叉の暴走により2nd-Gは崩壊。
2nd-Gの住人達はLow-Gに助力を求めたが間に合わず、彼の死と武神・荒王を引き換えに八叉は十握に封印された。


○飛場・竜徹
3rd-G担当。飛場道場の主で飛場・竜司の祖父。佐山・御言の師匠。
3rd-Gがいろいろあって概念戦争で劣勢になり、人体改造やらクローンを繰り返したが、それでも挽回出来ず、結局乗り込んできた飛場に荒帝でゼウスが殺され、3rd-Gは消滅した。


○佐山・薫
4th-G、8th-G担当。作品開始直前に死亡。総会屋で“悪役”。
概念核の所在が解らず、他Gに概念戦争からハブられていた4th-Gの概念核を見つけだし“約束が果たされた時、Low-Gに協力する”と約束し、4th-G住人たちがLow-Gに渡ったため、消滅。
4th-G同様、8th-Gも新庄・要との約束を守るため、Low-Gに渡り、8th-Gは消滅した。


○リチャード・サンダーソン
5th-G担当。故人。
5th-Gが他Gからの科学兵器による攻撃を受けた際、概念核を持つ機竜“黒陽”が苦しむ人々を殺す事で楽にし、そのまま5th-Gを脱出。5th-Gは滅びる。“黒陽”を追い、Low-Gへとたどり着いたショートル3がリチャード・サンダーソンと共に“黒陽”を撃墜した。


○出雲・全
6th-G、10th-G担当。故人。
6th-Gの住人は概念核により生死を操れるようになったが、それが原因で内乱が起きる。しばらく続いたがやがて不毛に気付き、争いの原因たる概念核をLow-Gからやってきた全に押し付け、全がそれを持ち帰ったため6th-G消滅。
10th-Gはその概念核を内包した神焉竜により滅ぼされる。


○趙・晴
7th-G担当。現在は日本UCATに所属。
人間として完成してしまった7th-G住人達が、自身を四つの概念核とし、“楽しい世界に概念核を預ける”ためLow-Gに渡り、7th-Gは滅びる。


アブラム・メサム
9th-G担当。本人は死亡しており、9th-Gの王サルバがアブラム・メサムとして日本UCATに所属。
サハルナズと合一した機竜ザッハークをビルマーヤを使用しアブラムが破壊。ビルマーヤを持ち出したため9th-Gは消滅。



□境界線上のホライゾン
個人携帯の都市破壊級武装で本作のキモでもある“大罪武装”の担い手に付けられる称号。半数は武力より政治力や人望メインの人材が選ばれている。
境界線上のホライゾンの当初目的は彼等から大罪武装をジャイアンするための話。
8下終了時点で全ての竜王が大罪武装を手放しているため、その後もこう呼ばれているかは不明。

以下該当する人物

立花・宗茂
ガルシア・デ・セヴァリョスとの二重襲名。元アルカラ・デ・エナレス所属で現武蔵生徒。
大罪武装は期待外れの“悲嘆の怠惰”。


教皇インノケンティウス
教皇総長。K.P.A.Italia所属。長い事行方知れずとなり、クライマックス直前にやっと再登場した政治家。
大罪武装は“淫蕩の御身”。略奪したい大罪武装No.1だったが、なぜか持ち主らしき人物により投げ渡された。


フアナ
長寿族で乳がヤバい。フェリペのオッサンの嫁。三征西斑牙所属。
大罪武装は“嫌気の怠惰”。淫蕩との打ち合いに負け、「嫌気がさすのが嫌になった」フアナの手から離れた。


トマス・シェイクスピア
女王の盾符”の6。ネシンバラの嫁。
大罪武装は“拒絶の強欲”。戦いの後大罪武装をネシンバラに渡した。


ルイ・エクシヴ
六護式仏蘭西の総長。全裸太陽王。詳しくはリンク先で。
大罪武装は“傲慢の光臨”


○毛利・輝元
ダルタニアンとの二重襲名者な六護式仏蘭西の生徒会長。全裸太陽王の嫁。
大罪武装は“虚栄の降臨”。傲慢と共に特殊な相対戦での勝利と政治交渉により譲渡された。


○マティアス
M.H.R.R.旧派。A.H.R.R.S.の生徒会長な現皇帝。宇喜多秀家の襲名者でもある。傀儡楽しいです。
大罪武装は“飽食の一撃”。寝起きで調子のいい蜻蛉切副長に持っていかれた。


マルファ・ボレツカヤ
上越露西亜所属。空中都市ノヴゴロドの女市長。
大罪武装は“憤怒の閃撃”。雷帝と和解し周辺の戦闘が終了した後和解の手助けをしたトーリら武蔵勢に譲り渡した。



□都市シリーズ
詳しくは解っていないが、ゲーム版OSAKAにて“八王”と呼ばれている。十六剣聖や三皇等と同様、謎の多い存在である。




追記、修正は頼みます。

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最終更新:2023年01月04日 17:34