スレイヤーズ

登録日:2011/09/02(金) 14:59:15
更新日:2024/02/02 Fri 21:45:46
所要時間:約 6 分で読めます




暴れるモンスターあればとことんぶちのめし。

輝くお宝あれば無理矢理独り占め。

大胆不敵、電光石火。

勝利はあたしのためにある!



富士見ファンタジア文庫より刊行されているライトノベル。
作者は同文庫の「ロスト・ユニバース」などを手掛けた神坂一。
イラストはあらいずみるい。


概要



天才魔導師・リナ・インバースの珍道中を描くファンタジー小説。
第一回ファンタジア大賞のノミネート作品でもある(大賞ではないが、実質大賞作品)。


一言で言えばラノベ界の重鎮。
ラノベ黎明期に人気を博し、以後の作品に与えた影響は大きい。
特に、「長編と短編を同時進行する」という富士見お馴染みのスタイルを確立させた作品でもある。

作品自体はコテコテのファンタジーなのだが、登場人物のパワフルさと個性がとにかく特徴的。
例え短編の一話にしか出ないよーなキャラであっても無意味に濃かったりする。


初期の富士見ファンタジアの顔……というか、富士見ファンタジア=スレイヤーズと言っても過言ではないかもしれない。

現在においても、魔術士オーフェンと並んで富士見ファンタジアの代表作に挙げる人は多い。

アニメはTVシリーズが5期に亘って製作され、映画化5回、OVA化も2回果たすなどメディアミックス方面でも活躍。
「林原めぐみが歌って主役やりゃ売れる」というジンクスを担った作品の内のひとつでもある。


……もっとも、あんまりにもこの作品が売れたもんだから神坂は後に長編作品が書きにくくなったとかなんとか。

かなり古い作品なので今の世代には馴染みが薄いかもしれないが、「悪人に人権はないっ!」のフレーズは聞いた事があるのでは?


ストーリー



原作は長編1〜8巻の第1部と9〜15巻までの第2部、及び短編のすぺしゃるとすまっしゅで構成される。

長編のストーリーは
絶対に逆らえない郷里(くに)の姉ちゃんから「世界を見てこい」の一言で旅に出たリナは、旅の途中でハンサム剣士・ガウリイと出会う。
当初は一期一会と考えていたリナだったが、ひょんな事から「賢者の石」を巡るトラブルに巻き込まれてしまうのであった……
と、いうところから始まるリナと仲間達の冒険譚。

尚、第1部と第2部ではリナとガウリイ以外のパーティメンバーが変更になる。
アニメでお馴染みのゼルガディスとアメリアは第1部パーティメンバー。
ルーク達は第2部のメンバーとなる。

なお、「ライト」ノベルの開祖とは言うものの、あくまで語り口が軽妙なだけで実際の作風はかなりヘビー。名有りの主要キャラでも割と容赦なくバシバシ死にまくるハードな展開が続く。また、主人公が殺人にほぼ忌避感がないのも、近年のラノベからすると特異かもしれない。グロや鬱描写も散見され、どちらかと言うといわゆる「伝奇もの」の系譜に近いものがある。
ライトファンタジーだと思って読み始めると、衝撃を受けるかもしれないが、読みやすく先が気になる展開など、確かにラノベの開祖と評価されるだけのものは間違いなくあるので、気になったら手に取ってみるのもいいだろう。

すぺしゃる、すまっしゅは長編以前のリナの冒険の話(というかほぼギャグ)で、ナーガはこちらにのみ登場する。こっちは毎回アクの強過ぎるゲストがドタバタする話で時事ネタやパロディも多い。


極めて大雑把な世界観の説明


スレイヤーズ宇宙は秩序を好む「竜神」と破壊を好む「魔族」が対立している。
彼らは本編開始から5000年ほど前にリナたちの住んでいる惑星で戦争をやらかし、
「赤の竜神スィーフィード」は魔族の王「赤眼の魔王シャブラニグドゥ」と相打ちになった。
スィーフィードは地水火風を司る四竜神を化身として残して肉体が滅び、シャブラニグドゥは7つに断たれ「精神世界」に飛ばされた。

魔族はヒエラルキー的に シャブラニグドゥ>五人の腹心>神官=将軍>上級魔族>中級魔族>下級魔族>亜魔族 とされており、
中級魔族より上は人間に近い姿を好む(力が低い魔族は人間の姿を保てない)。
彼らは本来、霊のような精神生命体である。魔族は人間の恐怖や絶望といった負の感情を好んで捕食する。
現実世界に顕現した彼らの肉体はあくまで「そこに形としてあるだけ」であり、物理攻撃や下級魔法は一切通用せず
精神エネルギーを使用する一部の黒魔術・精霊魔術や伝説の武器などでしか倒しようがない。

スレイヤーズ世界の魔法は大きく分けて「黒魔術」「精霊魔術」「神聖魔法」の三つに分けられる。
黒魔術は魔族の力を借りた魔法であり、リナが愛用する竜破斬もこれに該当する。
精霊魔術は地水火風に加え俗に「白魔法」などと称される精神系の魔法を加えたものである。
神聖魔法は高位の竜が使用する人間には使えない魔法である。スレイヤーズ世界は魔族の結界があるため、神の力を借りる「真の白魔法」は使えないのだ*1
魔法を使用するには「混沌の言語」と呼ばれる特殊な言語で呪文を唱える必要があるが、一般人には何を言っているかは不明。
「魔道士協会」という施設で金を払えば基礎的な事は教えてもらえる*2。ただこの協会、本部が存在しない*3ため各支部の連携がとれていないなど複数の問題を抱えている。

ちなみにリナたちのいる惑星には「闇の獣」と呼ばれる妖怪や、竜・エルフ・ドワーフなどの知的生命体が数多く存在する。が、人間に迫害された種族もいるので一般的な交流は少ない。
亜人種も多く、ケモナー大歓喜な獣人、まんま魚に手足が付いた半魚人等もいるがほぼモンスター扱いであり前者はとある人間にペットにされたり、後者は二枚におろされたりと扱いは悪い。
ゾンビ、アンデッド、ゴーレム、キメラ、コピー人間等を使役できる魔導師もいるが、悪用した人間は大体ろくでもない末路を迎えている

スレイヤーズの世界では我々の知っている「サイ」など一部の動物が存在せずUMA扱いされているのは不思議である。実はリナ達の住む大陸は結界で封鎖されていたため、リナ達が知らないだけかもしれないが。

キャラクター


()内は声優。

主役



主人公。
自称・超天才美少女魔導師。長編、短編ともに主役。
長編1巻の時点で15歳。

一般の通り名は「ドラまた(ドラゴンもまたいで通る)」「歩く自然災害」「ナイチチ」
「嵐に遇ったら神に祈れリナ・インバースに会ったら神を呪え最早そこに希望は無い」等々悪評ばかり……
まあ実際粗暴で短気な性格なのだが。
言動からパワー馬鹿と勘違いされがちだが、実は頭脳派。

「悪人に人権はない」がモットーで、趣味は盗賊から金品を強奪する「盗賊いぢめ」。
原作は基本的に、彼女の一人称で展開される。
詳細は個別項目で。


●ガウリイ・ガブリエフ(松本保典

長編でのリナの相棒(本人曰くリナの保護者)。
20代前半の男性。
長編全巻に出演しており、リナを除けば唯一の皆勤賞。

金髪碧眼のイケメンで、人間離れした剣術と体術を持った流れの傭兵。
リナの前衛として活躍、とくに乱戦で実力を発揮する。
……が、脳には増えるパスタが入っている……とリナに揶揄される程の天然にして考えなし。
ただし原作だとたまにボケたふりして他人を怒らせて楽しんでいたりする節があるなど意外と食えない男であり、
また裏設定や主役短編を見る限りかなりの苦労人らしく、肝心なところでは老成した面も見せる。

ボケたキャラの反面、一度戦った相手の癖などを記憶するなど戦闘においては非常にクレバーなところがあり、また常軌を逸した直感力を持つ為、他人が気付かない事に気付いたりする。
そしてそれゆえに、長編最終巻では魔王の「正体」に真っ先に気づいたり、決戦後にて折れかけたリナを立ち上がらせるきっかけとなった。
何だかんだでリナとはお互い信頼できるいいコンビで、かつ友情以上男女未満の何とも微妙な関係性。

実は伝説の魔獣を倒した「光の剣」の持ち主。長編第一部ラストで無くしてしまうものの、第2部途中で代わりの剣を見つけることに。
尚、実は本人も気づいていないがリナの父親と組んで魔族と戦ったことがある。


長編第1部パーティ

●アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン(鈴木真仁

聖王国セイルーンの王女。リナと同年代の美少女。セミロングの髪で巫女服を着ている。
自称・正義と平和の使者で、英雄叙事詩(ヒロイック・サーガ)にかぶれている。
まあ現代のヒーローヲタみたいなもの。高いところで口上を述べて飛び降り、着地に失敗するのは日常。

父親はマッチョな巨漢で平和主義者(を名乗りつつモンスターや殺し屋を素手で撲殺する)のフィリオネル王子。
ちなみに現国王である祖父が健在のため、父は「子持ち中年」なのに未だに「王子」である。
母は暗殺されたらしく故人。

親父が親父なので、あまり王女らしさはない気さくな性格。
アニメでの必殺技は親父譲りの「平和主義者クラッシュ」だが、実は原作で使った事は一度もない。
首が折れても平気な超合金娘。僧侶系魔法拳士スタイルで戦う。
魔力を拳にこめたヴィスファランクという技を使うが精霊魔法、回復魔法も使える。

原作とアニメ版とでは喋り方や性格などがかなり違っている。
(原作だとけっこう口が悪かったり、リナとはタメ口だったりするが、
アニメだとリナの妹分的な扱いで無邪気な愛らしい性格が強調されており、リナには敬語を使うなど。)

アニメや漫画で登場する際には「リナより身長が低いが、胸は大きい」容姿で描かれることが多い。


●ゼルガディス・グレイワーズ(緑川光

悪名高い魔法戦士。
かつて高名な魔導師である「赤法師レゾ」によって合成獣(キメラ)にされてしまい、手下として悪事を働いていた。レゾとの決別後は人間の姿に戻る方法を探している。レゾとは血縁に当たるらしい。

邪妖精と岩人形の要素を持つ為、岩のような肌をしている。

リナとは当初敵同士だったが、レゾを相手に共闘するうちに仲良くなった。
見た目のコワさと裏腹にリナ一行で唯一の常識人でありツッコミ役で真面目な性格。
周りが皆アレな性格なので、特にアニメでは振り回されて辟易することも。
名前が長いので初対面のキャラによく名前を間違えられる。

精霊魔法や剣を使い、剣に魔法をかけて攻撃力を上げるアストラル・ヴァインを多用。
キメラのため耐久力も高い。

尚、アニメではさもアメリアとフラグを立てていたように見えたが、ゼル×アメは原作者非公認である。


●シルフィール=ネルス=ラーダ(冬馬由美)

サイラーグの巫女。
サイラーグの壊滅で故郷を失いセイルーンに移住、その後冥王戦に同行した。
回復魔法や防御魔法が使える後衛タイプ。
実はリナに匹敵する魔力容量の持ち主であり、1000年間使い手が居なかった伝説の魔法・暴爆呪(ブラストボム)を初見で無効化したり、切り札として習得していた竜破斬を冥王の不意を突く形で使って一矢報いる等等技量も凄まじい。

リナ以前にガウリイと出会っていたらしく、ガウリイに片思いしている。
リナとは仲がいいが、ガウリイの相棒の彼女を一方的にライバル視している面も。
黒髪ロングの美女で、アニメ版では見かけ通り淑やかな性格だが、原作だと意外と図太い面も。
アメリアの父親を『王子』ということで漠然と理想視していたが、本人と対面したところ山賊の親分のような強面の巨漢だったため、ショックで昏倒ししばらく意識不明だった。


●ゼロス(石田彰

リナ達と一時期行動を共にしていた後ろ姿がゴキブリ似の神官。容姿は黒髪ぱっつんニコ目の男性。
増幅器(タリスマン)を使い、超大技のブラスト・ボムを使うほどの魔法の使い手。
誤解させる様な口ぶりが多く性格上喰えないところが強いのだが、妙に律儀なのか契約は守るのか、嘘はつかない方針。
タリスマンが魔力増幅していることに気づいたリナに交渉され、
無茶ぶりしてみたらそれでもなお価値に対してとても安かったのでリナとしてはむしろ願ったりな交渉となり、つい断れなくなり何となく交換してしまう一幕も。
このことが後の展開に大きく影響するが、借りていた物らしく本来なら渡すつもりはなかった模様。

その正体は魔族の獣神官(魔王の幹部・獣王の側近。しかも設定上他の幹部よりも強い。)で、リナ達が束になってもかなわないくらいの実力者。
しかしリナに小銭の借りパクの前科を持ち出されて動揺する(ふりをする)、何かあると「それは秘密です」と誤魔化す、
先手を取って「それは秘密か?」と言われると拗ねるなど茶目っ気たっぷりな変わり者であることには変わらないらしい。
原作では魔族らしい冷酷さが目立つが、アニメでは冷酷さを見せつつもリナ達に人間臭い気遣いを見せる面もあり、大人気キャラに。



長編第2部パーティ


●ルーク(高木渉〈ファンタジア・リビルド〉)

原作第2部でキーパーソンとなった魔法戦士。黒いツンツン髪とバンダナがトレードマーク。
トレジャーハンターを自称しているが実質ただの傭兵。
リナとガウリイが「光の剣」の代わりとなる魔剣を探す旅に出ている時知り合いとなり、幾度か邂逅し共闘することになる。
荒っぽくて口が悪く、リナとの低レベルな罵倒合戦はもはや定番。
明るい性格だが悪人相手に暴力性を露わにするなど暗い過去が垣間見える場面も。

相方のミリーナを「ハニー」と呼んで惚れ込んでおり、人前構わず口説いては撃沈している恥ずかしい男だが、その実力は本物。

「赤眼の魔王」の力を借りた「魔王斬(ルビーアイブレード)」という必殺技を持ち、他にも手持ち魔剣の特性を生かした戦術を駆使する前衛タイプ。独自の隠し技が多い。

実は赤毛で、髪を黒く染めている。



●ミリーナ

ルークと共に旅をする銀髪の女性魔法戦士。

彼の「ハニー」扱いにはうんざりしているが、彼を気に入っているから一緒にいるのは確かである。
無口無表情で冷たく見えるが、意外に義理堅く優しい性格で、リナとルークの言い合いを止めるなどパーティの潤滑油のような面も。赤毛の人は嫌いらしい。

精霊魔法と剣を使う。
洞察力がありアシスト上手、ルークに比べると補助系・後衛寄りの戦術を得意とする。
覇王戦の前哨戦などではリナと抜群のコンビネーションを見せた。

…だが長編14巻では最悪の展開となり、どうしようも無くなったルークはその果てに…。

…そして全てが終わった後、リナは2人のフルネームすら知らなかったことに愕然とするのだった。
(ナーガのフルネームだって知らないが、あっちとはいつも通り普通に別れてしばらく顔を合わせてないだけだろうし)


●ミルガズィア(大倉正章)

黄金竜の長老。
初登場は第1部でアニメにもちょっとだけ登場。
ドラゴン形態と人間形態を使い分ける。
人間形態時は金髪のイケオジ。真面目で包容力がありお茶目。
2部ではルーク、ミリーナに次いでパーティ入りした。

人間とは別系統の魔法を使う、かなりのチート。
そして殺人級の寒いギャグもある意味必殺技。
ガウリイにとかげ呼ばわりされるのはお約束。


●メンフィス=ラインソード

ミルガズィアの相棒のエルフ少女。愛称メフィ。
ミルガズィア共々パーティ入りした。
わがまま、毒舌、偏食、上から目線、おまけに所構わず暴れまくり被害を出す、リナに匹敵する問題児。

リナとは仲が悪かったが、メンフィスのシャイでツンデレな可愛い本性がバレて以来割と仲良くなった。
ちなみに彼女の上から目線は、以前会ったどっかの変態女魔導師の直伝らしい。

なおミルガズィアのギャグは彼女にはバカウケらしい。

特殊な生体装甲ゼナファ・アーマーを着込んでおり、戦闘時はそれと同化して戦う。


魔族(スレイヤーズ)
本編の敵勢力。詳しくは該当項目参照。



短編キャラ

白蛇(サーペント)のナーガ(川村万梨阿)
ファンタジア文庫が産んでしまったアホの変態。短編でのリナの相棒……ではなく金魚の糞。

勝手にリナをライバル視しており、勝負を挑んだがあっさり負けた。以後、度々リナと行動を共にする。
黙っていればプロポーション抜群の美人なのだが、自称「ハイセンス」なケツ丸出しボンテージ風のドエロ衣装に身を包み、
くそやかましい高笑いと共に現れるその姿はまさに変態。しかも衣装は母の形見で自分の好みでもあるので、母も変態だった可能性がある。

尚、言動から残念な噛ませ犬と見られがちだが、実はリナの魔力とガウリイの生命力を併せ持った超生物であり、本領発揮した場合は侮れない実力を誇る。
さらに生物無生物にわたる無駄に幅広い人望と情報網を持つ。ついでに家事能力も高く、変態である事が惜しまれる。
氷系の精霊魔法と召喚魔法、本人の性格と見た目とは裏腹に白魔術が得意だが、召喚魔法はもれなく呼び出したモンスターが制御不能で暴走する残念ではた迷惑なところが強い。クラゲ使役は得意なのだが。
あと、血を見ると気絶してしまうという割と致命的な弱点もある。
ナーガに窮地を救われた事もあるというのにリナからはそのはた迷惑っぷりから「一緒にいても足を引っ張る」と見なされている。

本名を名乗った事はないが、実は原作のとあるシーンで本名が出ている。
また、コイツとアメリアの関係は意外に知られていない。リナが「平和主義者」直伝という名目の攻撃を披露した際は何故か動揺していたが…?



作品


●スレイヤーズ(既刊16巻)

長編作品。
実はアニメと連動しているのは8巻の途中までで、それ以降はアニメと展開が違う。
その為、原作の第2部が意外に欝い事を知らない人もいる。
2000年発売の15巻でいったん終了したが、2018年になって再始動。本編のその後を描く同窓会エピソードが執筆され、瞬く間に売り切れてニュースにまでなった。
好評を受けたことで、正式に第3部が始動することが発表されており、今後に期待がかかる。

●スレイヤーズすぺしゃる(全30巻)

短編集。
長編に負けず劣らずリナと愉快な馬鹿達が色々とやらかす。

すぺしゃるは続くよどこまでも……なはずだったが、大人の事情で後述の「すまっしゅ。」に変わってしまった。

●スレイヤーズすまっしゅ。(全5巻)

アニメ4期に合わせてリニューアルされた短編集。
ぶっちゃけすぺしゃるの続刊。

●スレイヤーズでりしゃす(全4巻)

一時期展開されていた小型本角川mini文庫で展開。
一冊一エピソード形式で、お馴染みのあとがきに加えて世界観を解説するまえがきも存在する。収録話は後にすぺしゃるに収録された。

●スレイヤーズせれくと(全5巻)

短編シリーズの傑作選。3巻以降はファン投票によって収録話が決められた。

●スレイヤーズ角川つばさ文庫版(全2巻)

長編作品。
スレイヤーズを子供向けにリメイクした作品。本筋は長編シリーズと一緒だが
  • グロテスクな表現や性的な描写はカット、またはマイルドな表現に変更。
  • 読者の年齢に合わせてリナの年齢が引き下げられる。さらにナーガとシルフィールがメインパーティin。
  • 本編で死亡したキャラの多くは生存。
など大胆なアレンジが施されている。


●漫画

角川コミックスで各種展開。
意外な縁として、長編はロスユニのイラストレーターがコミカライズをしていた。

●TVアニメ

  • スレイヤーズ(1995年4月~9月)
  • スレイヤーズNEXT(1996年4月~9月)
  • スレイヤーズTRY(1997年4月~9月)
  • スレイヤーズREVOLUTION(2008年7月~9月)
  • スレイヤーズEVOLUTION-R(2009年1月~4月)

「NEXT」までは長編1部をベースにしているが、「TRY」からは完全にアニメオリジナルになっている。

第三作「TRY」はリナ達が結界の外の新大陸に飛び出し、「異界」をも巻き込んだ巨大な陰謀に巻き込まれていくストーリー。「ロスト・ユニバース」の関連用語も多く出てくる。
オリジナル展開とはいえ、原作の微妙な設定を拾っていたりで評価は高い。

ちなみに、「REVOLUTION」は長編5巻がベース。しかしやはり展開がかなり違う。

●劇場版

  • スレイヤーズ
  • スレイヤーズRETURN
  • スレイヤーズぐれえと
  • スレイヤーズごぅじゃす
  • スレイヤーズぷれみあむ

「ごぅじゃす」までは基本的に「すぺしゃる」の時間軸であり、リナとナーガがメイン。
「ぷれみあむ」は同時上映の「サクラ大戦 活動写真」との兼ね合いで30分映画だが、ガウリイ達リナ一行が銀幕デビューを果たした。

●OVA

  • スレイヤーズすぺしゃる
  • スレイヤーズえくせれんと

余談だが、アニメ作品の主題歌は大半林原閣下か一部奥井雅美が歌っており、名曲揃い。
アニメ無印の曲は閣下と奥井女史の貴重なデュエット曲である。
「TRY」まではベストアルバムとして纏められているので探してみてはいかがか。

●ゲーム

  • PC-9800『スレイヤーズ』
  • スーパーファミコン『スレイヤーズ』
  • セガサターン&PS『スレイヤーズろいやる』(1・2)
  • PS『スレイヤーズわんだほ~』





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最終更新:2024年02月02日 21:45

*1 結界が破壊された第2部以降は研究によって使えるようになる事が示唆されている

*2 あくまで基礎なので、攻撃魔法などは悪用されないため教えておらず、自力で修業しなくてはならない

*3 昔は存在したらしいが、街ごと消滅したらしい