ファンタシースターオンライン

登録日:2009/08/06(木) 16:05:38
更新日:2024/03/23 Sat 01:26:50
所要時間:約 13 分で読めます




突如現れる羽根の生えた巨体。
飛翔するその巨体はこちらに気付くと着地し咆哮する。

…別のゲームで似たやつを見たことがある…コイツは……ドラゴンだ。
今まで闘った最大の敵ヒルデベアを裕に越えるその大きさ。他の雑魚とは比べものにならない。
「…勝てるのか…?」

そう思い隣を見る。
仲間がいきおいよく散開していく。
そうだ。俺には仲間がいる!!

「行くぞッ!みんな。」















ファンタシースターオンラインは、セガのソニックチームが開発、運営していたオンラインゲームである。PSOあるいはプソと略称される。


◾️概要

かつてセガマークⅢとマスターシステムでリリースされた名作RPG「ファンタシースター」の流れを汲む作品。

2000年12月21日、時代を先取りし過ぎたハード、ドリームキャストで登場した。日本で初めて成功した家庭用ゲーム機用オンラインゲームと言える作品で、第5回日本ゲーム大賞大賞を受賞した。

大雑把ながら骨子はしっかりと作られた世界観、現在でも高く評価されている優れたゲームバランスなどで多数のゲーマーの心を掴み、著名人にも数多くのファンがいた。
また、今日の狩りゲーブームの火付け役であるモンスターハンターシリーズのモデルとなるなど、ゲーム業界に与えた影響も大きい。

PCでも展開された他、ゲームキューブではゲームバランス調整や新ステージの追加などを行った「エピソードⅠ&Ⅱ」が発売された。
のちにXboxにも移植されている。
GC版には重篤なバグがあった*1ため、回収と修正版への無償交換が行われている。
そして回収された初期版の代わりに「エピソードⅠ&ⅡPlus」が発売された。
新規購入者へのバグ修正版というのが第一の名目だが、初期版ではオンライン専用だったクエストがオフラインマルチモードに追加されている等の追加要素もある。

同じくGCで発売された「エピソードⅢ カードレボリューション」はその名の通り何故かカードゲームに
案の定賛否両論となったが、シナリオや音楽は非常に評価が高い。

Windowsの「エピソードⅣ ブルーバースト」がシリーズ最終作となった。

「ブルーバースト」以外は「オンライン」の名とは裏腹にオフラインでの1人プレイにも対応しており、GC版は複数のコントローラーがあればインターネットがなくてもマルチプレイが可能。
サービスが終わった現在でも問題なく楽しめる。

ブルーバーストのみセガの正式サービスがしばらく稼動中だったが、2010年12月27日にサービス終了。

また、本作のシステムを継承した作品としてニンテンドーDSの「ファンタシースターZERO」がある。
キッズアニメっぽいキャラクターデザインはやや好みが分かれるが、 PSOをベースに実験的な要素を多数導入しており、隠れた名作としてコアな人気を獲得した。


■ストーリー

人口増加や環境破壊により母星「コーラル」の寿命を感じた人類は大規模移民計画パイオニア計画を発案、無人外惑星探査機が「惑星ラグオル」を偶然発見した事により計画は実行に移される。
「コーラル10カ国同盟」が主導となり移民計画が立てられ、最初の移民船「パイオニア1」がラグオルを訪れ環境を調査し、人間が住める惑星としてセントラルドームを建造する。

その七年後、第二の移民船「パイオニア2」がラグオルの衛星軌道上に到着した。
しかし、セントラルドームとの通信回線を繋ぐ直前、ドーム付近に謎の爆発が発生し、通信が途絶えてしまう(この爆発は後に『ブルーバースト』と名付けられる)。
未開拓の惑星に挑むという前提で軍人や専門の技術者が多数乗船しており十分な武器を持っていたパイオニア1と違い、パイオニア2は純粋な移民を目的としており民間人が多く、軍独力でこの問題の調査に乗り出すことが不可能であると判断。
民間組織であるハンターズに調査を依頼する。

パイオニア2提督コリン・タイレルより依頼を受けたハンターズはラグオル地表に降り立つ。
そこにはテラフォーミングにより美しい自然が広がり、遠目にはセントラルドームが見えるが、衛星軌道上からでも見えるほどの大爆発が起こったはずなのに、地形や建造物や原生生物に一切の被害が見られない。
ただ、パイオニア1の人員だけが全く見当たらなくなっている。
凶暴化した原生生物を退け、セントラルドームまでたどり着いたハンターズが、セントラルドームの地下で見たものは……?


■ゲームシステム

●キャラクタークリエイション

本ゲームには固定の主人公はいない。プレイヤー自身が主人公を造るのである。
まずは職業と種族、性別を決める。組み合わせは決まっており、DC版では9種類、GC版以降は12種類ある。
その後に細かい造形を決め名前を付ける。名前によってアイテムドロップ傾向を決めるセクションIDが設定され、完成する。

セクションIDの影響はかなり大きく、各キャラクタータイプとの相性の良し悪し*2もある。
現在では名前に応じたセクションIDを算出してくれるツールを公開してくれているWEBサイトなども複数あるので、これらを利用しながら慎重に決めていこう。

●職業

  • ハンター
攻撃力が高く、剣による近接戦闘が得意。
安定した火力を出すことができ、防御力の高さや剣のレンジの広さから、複数の敵に囲まれてもある程度対処できる初心者向けの職業。
ただし攻撃を食らうリスクは他の職業より高いため、敵の攻撃が痛くなる高難易度になると銃の使用頻度が上がってくる。

  • レンジャー
命中力が高く、銃器による長距離戦闘が得意。
雑魚敵の多くは攻撃手段が素手なため、十分な間合いさえ取れば無傷で倒す事が容易だが、攻撃力が低いので戦闘が長期化しがち。
更に銃は基本的にレンジが狭いため、間合いを取りにくい狭い場所で戦う時や、囲まれた時は苦戦しがち。
属性ごとの相性や敵の行動パターンをよく把握した中級者に向く。

  • フォース
精神力が高く、テクニックの扱いに長けた職業。その反面武器の扱いは苦手。
使うテクニックを上手く選べば凄まじい火力を必中でぶつけられるが、身体能力は脆弱なため他の職業なら耐えられる攻撃でも致命傷になりかねない、上級者向けの職業。


●種族

  • ヒューマン
地球人とほぼ変わらない。いわゆる普通の人間。
特化した能力がない代わりにこれといった弱点もないオールラウンダー。
GC版以降は優れた能力が無い代わりに「使用できるマテリアルの上限数が多い」と言う特徴が追加された。

  • ニューマン
エルフのような尖った耳が特徴的な種族。
精神力が高くテクニックが得意だが、身体能力は脆弱で精密作業も苦手。
寿命が不安定なため、早くに親を亡くした孤児が多い模様。
GC版以降はTP自動回復能力がある…が、よほどの序盤であってもこれのみを頼りにするのはかなりの気長なプレイになるため回復アイテムは基本的に必要。
マルチプレイの最中にチャットが盛り上がるといつの間にか満タンということはある。

  • アンドロイド
感情を獲得したロボット。後のシリーズにおける「キャスト」。
他の2種族との差別化のため、人工皮膚の使用は禁止されている。
屈強な体を持ち、トラップビジョン無しでもトラップが見えたり、一部状態異常にかからなかったりと様々な強みがある反面、テクニックは一切使えない。
DC版ver.2からはトラップが使用可能に。
GC版以降はHP自動回復能力がある…が、よほどの序盤であっても(以下略


●戦闘

  • 攻撃やアイテム使用などのコマンドは「アクションパレット」に割り振り、対応したボタンを押すことで行う。枠は最大6つ。
  • 攻撃は、素早く繰り出せるが威力が低い「アタック」、隙が大きいが威力が高い「ヘビーアタック」の2種類を組み合わせて行う。また、エレメントがついた武器に限り、命中率は低いが特殊効果を持つ「エクストラアタック」が使用可能。
  • スケープドールを持っていない状態でHPが尽きると、パイオニア2に戻るか否かの選択肢が出現。「はい」を選択するとシティのメディカルセンターまで戻される。
    • はいを選択せずにその場に留まる事も可能で、オンラインであれば他プレイヤーによる蘇生を待つ事もできる。
  • HPが0になった時にはデスペナルティが発生する。デスペナルティの内容、および発生するタイミングはバージョンによって異なる。
    • DC版、win版…倒れた時点で装備している武器と所持しているメセタをその場にドロップする
    • GC版…倒れた時点で装備している武器の装備が解除され、シティに戻ると所持しているメセタが消失する。
    • BB…倒れた時点で装備しているマグのシンクロ率が5%下がる。レベル20以上のキャラクターに限りシティに戻ると「次のレベルまでの経験値」の20%相当の経験値が減る(こちらは後期バージョンで廃止)
    • 「シティに戻ると」発生するデスペナは、他のプレイヤーに蘇生して貰ってシティに戻らないで済ませる事で回避可能。

●装備

●武器

いずれも発光する部位があり、ここの色によってレアリティを判別できる。
Native、A.Beast、Machine、Darkという属性を持ち、エネミーを同じ属性のついた攻撃すると威力が上がる。
また、これとは別に命中力を上げるHit属性がついた武器もある。




●防具

〔フレーム〕
体に装着する鎧。
装備しても外見に変化はない。
ユニットを装着するためのスロット(最大4つ)がランダムで備わっている。
ユニットの恩恵はかなり大きいので、多少性能が低くてもスロットの多さには注目しよう。
「フレーム」と付くものは全職装備可能だが、「アーマー」と付くものはハンターとレンジャー専用。
DC版まではスロットの数は防具が出現した時点で固定されており後から増やす事ができなかったため、
下手なレア鎧よりも店売りの最上級~上から2番目辺りの汎用フレームのs4を使い続ける(使い続けざるを得ない)プレイヤーは多かった。

〔シールド〕
左腕に装着する盾。
これを装備していると、自身の回避力と敵の命中力次第で自動ガードが発動するようになる。
一部のものは装備すると専用グラフィックが出現する。
「バリア」と付くものは全職装備可能だが、「シールド」と付くものはハンターとレンジャー専用。

〔ユニット〕
フレームに装着する拡張デバイス。
身体能力や属性値の強化、HPやTPの自動回復、モーションの高速化など様々な効果がある。
装備しているフレームにスロットが無いと装備できないが、スロットさえあればユニット自体には装備制限は無い。

●消費アイテム

読んで字の如く。
テクニックに取って代わられ出番がなくなりがちな物もあるが、マグの餌にもなるので定期的に買っておこう。

●マグ

育成出来るサポートマシーン。ハンターズの証。
ラグオル発見のきっかけの1つとなった隕石から採取されたD因子を培養し、制御装置を兼ねた外装で覆うことで作られている。
装備すると、DEF(防御力)、POW(攻撃力)、DEX(命中力)、MIND(精神力)がアップ。
アイテムを餌として与えてレベルを上げることでステータス強化の数値を上げることができ、見た目も変化する。
複数持ち歩いて付け替えることもできるので、満遍なくステータスを上げるよりは特化型マグを複数育成し、用途に応じて使い分ける方が良い。
フォースがMIND型マグとPOW+DEX型のマグを使い分けるのは典型的な例。

ダメージを与えるか喰らうかすることで溜まるブラストゲージを全て消費することで、幻獣を召喚して攻撃する必殺技「フォトンブラスト」を使える。
他のプレイヤーがPBを発動した際、ブラストゲージを消費してその威力を強化する「ディバイド」や、PBそのものを連携させる「チェイン」も可能。

他にもプレイヤーが瀕死になった時、プレイヤーが倒れた時、ボス戦が開始した時、フォトンブラストが満タンになった時に確率で自立行動を行う。
これはマグの姿によっていつ何をするかが決まっているが、全てにおいて「プレイヤーの一定時間無敵化」を行う設定の通称「無敵マグ」はお手軽にボスをごり押し撃破できる手段として重宝された。
重宝され過ぎてマグの無敵化が大幅に弱体化されたのだが、されすぎて一気にゴミ化し更なる調整で緩和された。

キャラクターとしてはPOW特化が欲しいが一番好きなマグの見た目はMIND特化でないとできない…等というジレンマがあったが、
ステータスに応じた見た目が変わる判定は5の倍数のレベルになった時のみであり、複数のステータスレベルを同時に上げて5の倍数のレベルを飛び越えると姿が変化しない、
と言う仕様を活用し、本来そのステータスではあり得ない見た目を保ったまま望みのステータスに育て上げるという『マグ屋』を営むプレイヤーもいた。
かなり複雑な計算・チャート作成とそれを間違わずにアイテムを与え続ける作業の根気が必要な行為であるため、レアアイテム等の報酬を出してでもそれをできる人に頼むプレイヤーがいた。


●テクニック

他のRPGで言う魔法のようなものだが、設定的には限られた人間だけが使えた「マジック」を科学の力で擬似的に再現したもの。
ディスクを使用することで習得し、TPを消費して発動する。

DC版ver1ではリューカーとリバーサーを除いた全テクニックがレベル15までで、全てを全クラスが習得可能だった。
DC版ver2ではレベル30まで拡張されたが、レベル16以上を習得できるのはフォースのみ。
GC版からはクラスごとにテクニックそれぞれに習得の可・不可が設定され、さらにフォース以外のクラスでも習得可能な上限レベルに差異が設けられた。


■ステージ進行

ステージは
の四種類に別れる。エピソードⅡ以降はさらなる新ステージも存在。

普通に探索する他に、ハンターズギルドでクエストを受注することも出来る。
基本的にクエストは通常探索よりも短めのことが多いので、新しいステージを解放したら、クエストで練習してから探索に行った方がいいだろう。
ちなみに、一部クエストではNPCが同行してくれるが、あまり使い物にならない上に彼らが戦闘不能になると即クエスト失敗になるため、高難易度ではかえって足手まといとなることも多い。
特に味方を回復する手段の限られるアンドロイドでは中々の苦境。逆に補助や回復で面倒を見てやれるフォースならば即死されない限りは肉壁に使える。

また、一部クエストを所定の手順で攻略することでフラグが発生し、サブシナリオを閲覧することが可能になる。
特典としてレア武器が手に入るルートもあるので、進めておいて損はない。




◾️難易度

下からノーマル、ハード、ベリーハード、アルティメットの4段階*7
アルティメットになるとエネミーの外見やモーションが大幅に変化する。
能力もかなり跳ね上がるため、それまでと同じ攻略法は通じなくなる。
制作サイド曰く「やることがなくなった人のための挑む難易度」とのことだが、レアアイテムの大半はアルティメットで落ちるので、むしろ実質的にここからがPSOの本番と言える。

DC版ver2で初めてアルティメットが追加された時は、ベリーハード以下とアルティメットの難易度の差が大きすぎた事が問題になった。
ver2の発売前から「やることがなくなった人のための挑む難易度」とは言われていたもののそれ以前の問題で、
ベリーハード以下で手に入る武器ではほぼ全く当たらない。滅多に命中しない上に当たっても0ダメージが殆どという有様。
ハンターなら辛うじてダメージは通るがそもそも攻撃が全く当たらず、
レンジャーなら辛うじて攻撃は当たるがダメージが通る見込みがほぼ無く、
フォースはテクニックは必中だが耐性が高すぎてダメージが雀の涙。

アルティメットで出土する新規レアアイテムを使わないとアルティメットを攻略する事は極めて困難である一方、
これを手に入れたなら挑むというほどでもなく割と何とでもなる。

そしてその「新規レアアイテム」のラインナップにも問題があり、
「インペリアルピック」「赤のハンドガン」「アンシエントセイバー」「赤のセイバー」の4種は割とポロポロ手に入る一方、
それ以外の殆ど全てのレアが絶望的なまでに低いドロップ率でまず手に入らない。
出る4種も赤のセイバーとアンシエントセイバーは使いやすいとは言えないセイバー系で、赤のハンドガンは威力がしょっぱいハンドガン。
このため、オンライン環境は「インペリアルピックを担いだハンター」と「補助をかけるだけのフォース」ばかりになってしまった。

GC版でのアルティメットでは大幅に改善されベリーハード以下との差異が縮められた結果、
ベリーハード以下の武器でもそれなりに通用するようになった。


■用語、キーアイテム


  • コーラル
登場人物たちの母星。コーラル十ヶ国連合が統治している。
環境破壊によってすでに限界に達しつつある。
なお、前述したPSZの舞台は地球と呼ばれているものの、正体は遥か未来のこの星。
「コーラル」という名前はGC版で設定されたもので、DC版の展開中に発売された小説版では独自に「フォーブ」と命名されている。

  • ラグオル
無人探査衛星によって発見された惑星。
豊かな自然を誇る楽園のような星だが、多くの謎も孕んでいる。
名前は初代四部作の舞台となったアルゴル太陽系の名前をもじったもの(algol→ragol)。

  • フォトン
本作で初登場した、シリーズお馴染みのエネルギー資源。
魔力ではない。
フォトンジェネレーターと呼ばれる装置に特定の素粒子を取り込むことによって生成可能。
これを使った武器は非常に高い性能を獲得するが、何故かラグオルのエネミーには効果が薄い。

  • ハンターズ
コーラルの傭兵達によって組織された組合のようなもの。
ゲーム中で登場する街は総督府ではなくハンターズギルドによって管理されている。
十分な軍備のないパイオニア2からの依頼により、ラグオル調査に乗り出す。
主人公も所属しており、優秀と評価されている。

  • W.O.R.K.S.
宇宙軍空間機動歩兵第32分隊。
隊長はレオ・グラハート。
パイオニア1だけでなく2にも搭乗しているが、こいつらはいわば二軍のような存在のようで、ハンターズやモンターギューにしょっちゅう出し抜かれている。

  • ブラックペーパー
武器や薬物、アンドロイドのパーツ、果ては人体まで取り扱う死の商人集団。
その正体はコーラル十ヶ国連合からの指令で裏の仕事を行う機関。

  • メッセージカプセル
ステージに設置され、アクセスするとメッセージが表示される。
フィールド探索中に見つかるものにはリコの残したメッセージが記録されている。
各エリアに複数散らばっており、冒険に役立つ情報や物語の真相に関わる文章もある。

ゲームの戦闘には直接関与しないフレーバー的な存在のはずだが、システムの問題で「最強のトラップ」と呼ばれる事がある。
何故かと言うと、一度これにアクセスしてメッセージを開いてしまうとメッセージを送り終えるまで他の行動が一切取れなくなるのだが、
エネミーが出て戦闘になるエリアにも平気で置いてある*8上、調べてアクセスするためのボタンが戦闘に使うボタンと被っているため、
エネミーとの戦闘中に誤って開いてしまい、身動きが取れなくなってメッセージを読まされながらボコられるという事態が頻繁に発生していたからである。
フィールドにおいてあるメッセージは殆どがリコによるものだったため、「リコトラップ」とも呼ばれた。

後のシリーズでは近づくだけでメッセージが表示されるようにしたり、メッセージカプセル自体を廃止したりとさまざまな形で対処している。

  • ブルーバースト
セントラルドーム付近で起こった謎の大爆発。
当初は「セントラルドーム付近で起こった謎の大爆発」などと固有の名称が無かったが、後にブルーバーストと名付けられた。
衛星軌道上のパイオニア2からでも目視できるほどの大規模な爆発だったにもかかわらず、
人間だけが消えて施設や自然環境にほとんど被害が見られないなど、普通の爆発ではありえないような特徴を持つ。

  • 謎のモニュメント
森エリア、洞窟エリア、坑道エリアにそれぞれ一つずつある謎のモニュメント。
実は遺跡エリアを封印するための物であり、必ず起動させなければならない。
表面には未知の文字で何らかの情報が刻まれている。

■主要キャラクター


  • リコ・タイレル
PSO世界で唯一登場するヒューマール(ヒューマン女性ハンター)。「白髭公」と呼ばれる英雄ヒースクリフ・フロウウェンの直弟子。
若いながらも天才的な実力と頭脳を誇り、その腕に付けられた赤い腕輪から「赤い輪のリコ/レッドリング・リコ」と呼ばれている。赤岩紀子
堅物の父親に似ず、陽気な性格。そのためか、父親とは疎遠状態だったらしい。
ラグオルにメッセージの入ったカプセルを随所に残す。
PSPo2iにも登場し、水樹奈々が声優を担当してシリーズファンの間で話題になった。

  • コリン・タイレル
パイオニア2の統括を行う総督。
「堅物」「公明正大」を絵に描いたような人物で、日頃から苦労の多いハンターズの励みとするためのお楽しみイベントに無骨な戦闘シミュレーターを提案し、アイリーンを呆れさせたことも。
ブルーバースト以来行方の分からないリコの身を案じつつ、総督という立場から軽々しく捜索命令を出せないことに思い悩んでいる。

  • アイリーン・セパ
コリンの秘書。
依頼ではなく個人的なお願いとして、主人公にリコの捜索を申し入れる。

  • キリーク・ザ・ブラックハウンド
オフライン専用のチュートリアルクエスト「戦いの礎」で付き添いになる先輩アンドロイド。
プレイヤーを「お前はスジがいい」と評価する紳士だが、その正体はブラックペーパーの始末屋にして、強敵との戦いのみに生きる意味を見出す戦闘狂。
キリークルートでは、後に変わり果てた姿でプレイヤーの前に立ち塞がる。
彼が振るう鎌「ソウルイーター」は先述通りキリークルートのクリア報酬として確定で手に入れる事が可能であり、全職装備可能かつ、最速での入手時期を考えると同期の単体武器より強いという優れた逸品。

  • アッシュ・カナン
新米ハンター。「戦いの礎」で倒れているのをキリークとプレイヤーに発見される。
後にプレイヤーの背中を護れるくらいに実力をあげるが、敵の群れに単騎で突撃して死にかけるあたり中身はあまり変わってないような…。
EP2ではバーニィとチームを組んでいる。ダブルセイバー使い。
後述のPSO2のPVやダイジェストムービーなどでプレイヤーキャラとして登場するヒューマン男ハンターは彼にちなんで「アッシュ」と命名されている。

  • バーニィ
中堅レンジャー。
「グラン・スコール号」クエストで要人の救助の為にプレイヤーと行動をともにし、以降も要所要所で姿を見せる。
名前は通り名で本名不明。
レア武器である「フレイムビジット」を使用する為、カッコイイのだが、ショット系のモーションで何故か単発、かつ弾速も遅い。故にネタ武器。
その後のクエストでは、サブイベントの進め方で多少違いがあるが、力尽きて倒れているところを主人公に発見される。そんな武器使ってるからだ

  • スゥ
女性ハンター。
艶かしい褐色の肌とクールな立ち振る舞いが特徴で、同僚(とプレイヤー達)からは「姐さん」と呼ばれる。
プレイヤーの前に何度も姿を見せるが、その素性には色々と謎が多い。

  • オスト・ハイル
高名な科学者で、パイオニア1ラボの長官を務めていた人物。
直接は登場しない。
軍部が進める「計画」の中心人物であり、研究のためなら常識や倫理など気にも留めないマッドサイエンティスト。

  • ジャンカルロ・モンタギュー
フォースにして、生体工学と機械工学の博士号を持つ若き天才科学者。
オスト博士のような悪人ではないのだが、どこか胡散臭い雰囲気を漂わせる。
特定の条件を満たした上でエネミーパーツを持っていけば、そこから武器を作ってくれる。

  • エルノア・カミュエル
モンタギュー博士に作成されたアンドロイド。
「○○ですぅ」という間延びした喋り方が特徴。
姉にウルトがいる。
ルートによっては事実上のヒロインと化す。
マグと話ができる。
プラモデルと超合金が発売され、パーツを流用して各種レイキャシールが登場した。

  • エリ・パーソン
カルスという彼氏がいる。一見リア充に見えたがそうではなかった。
EP1ではプレイヤーキャラ用のグラフィックが流用されていたが、EP2ではやたら可愛い専用グラフィックを手に入れてカルスと共に登場。

  • ゾーク・ミヤマ
コーラルにおいて名高い4振りの妖刀のうち3振りを継承する高名なハンター。だが何故か見た目はレイマー。
コーラルの政府に疑念を抱き、バーニィと共にラグオルの真相を暴くべく調査を開始するが…
因みに、EP3に登場するショタジジイレルミトスことネフは彼の祖父だが、こちらの見た目はフォーマーで、やはりハンターのものではない。

  • シノ
ミヤマ家に代々仕えるメイドアンドロイド。外装は新しいものを使っているが中身は旧式らしい。
ツンデレな主人を追い掛ける献身的な性格。その最後は…
エルノアのパーツ流用で彼女もプラモデルが出た。





現在、シリーズ最新作として「ファンタシースターオンライン2」とその外伝作品「ファンタシースターNOVA」がリリースされているが、システム周りは「ファンタシースターユニバース」から継承されたものが多く、世界観も一新されているため、ほぼ別物と思っていい。
更にPSO2の大型アップデートという位置付けで、「PSO2ニュージェネシス(NGS)」がリリースされた。


どうした?敵に追加・修正が当たらないか?
当たらない◁
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最終更新:2024年03月23日 01:26

*1 オフラインマルチモードでとある手順を踏むことにより、アイテムの無限増殖ができた。しかもゲームの仕様上、バグで好き放題やったデータでオンラインに接続してもバグ利用の痕跡は一切検知できない

*2 杖系武器やテクニックディスクが出やすいPINKALと、テクニックが使えないアンドロイドの組み合わせが一番相性が悪いとされる

*3 装備できるのはレアアイテムのインフェルノバズーカのみ

*4 裏パレットに通常攻撃のアクションを一切入れていない場合、攻撃モーション中にアクションパレットを裏に切り替えると攻撃判定が消えるという現象を利用し、1段目をスカして2段目だけ当てるというテクニック

*5 レールガン…汎用ハンドガン系の中で上から2つ目の手ごろなヤツ

*6 小説版は後に発売されたGC版と設定の齟齬が大きいため、おそらく現在は非正史と思われる

*7 DC版ver.1ではベリーハードまで

*8 一応、部屋のモンスターを全て倒すまではアクセスできない仕様はあるのだが、一度アクセス可能になると同じ部屋にモンスターが再出現してもロックがかからない