スター・ブラスト(遊戯王OCG)

登録日:2011/02/16(水) 16:03:10
更新日:2023/11/19 Sun 17:32:11
所要時間:約 4 分で読めます




概要


《スター・ブラスト/Star Blast》
通常魔法
500の倍数のライフを払って発動する。
自分の手札・フィールド上のモンスター1体のレベルをこのターンのエンドフェイズ時まで、払った500のライフポイントにつき1つ下げる。

CRIMSON CRISISで登場した通常魔法である。
主に上級モンスターのサポート用として使われる。
「陵墓で良くね?」となりがちだが、
通常魔法なので妨害しにくく、相手に利用されることもない。
☆5or7だと陵墓より低コスト。

また、陵墓と違ってライフさえあればレベル1まで好きなだけ下げられる。
青眼などの強力な通常モンスターのレベルを2まで下げ、同姓同名同盟を発動することもできる。
そのついでにジャンク・ウォリアーを呼べればさらに場の攻撃力を引き上げることもできる。

場のモンスターのレベルを下げ、ロックを抜けるなんて芸当も。

劇場版『超融合』のムービーパックにて、
手札のSinとSinクロできる画期的なチューナー「Sinパラレルギア」が登場。
このカードでレベルを変化させることで幅広くシンクロできる。
また、「Sin青眼の白龍」と「Sin真紅眼の黒竜」に指定された元々のモンスターを召喚するのにも役立つ。

得てしてこれからの活躍に期待のできる優秀なカードである。



使用例



^ ^
では、1500のライフを払って発動しますね

「な、何が始まるんだ!?」

手札の超古深海王シーラカンスの星を7→4にして通常召喚
手札1枚切って効果使いますね

フィッシュボーグガンナー
つ オイスターマイスター
つ レインボーフィッシュ
つ レインボーフィッシュ

F(フィッシュ)B(ボーグ)G(ガンナー)虹魚(レインボーフィッシュ)TGハイパーライブラリアン

手札切ってFBG蘇生

FBGと虹魚でTGハイパーライブラリアン
1ドロー!

手札切ってFBG蘇生

FBGと深海王でTGハイパーライブラリアン

「馬鹿なっ!
深海王の星はな…ハッ!
スターブラスト!」

ふひひ
2ドロー!

手札切ってFBG蘇生

FBGとオイマスでアームズエイド
3ドロー!
更にオイスタートークンが現れます

(アームズ・エイド)をライブラリアンに装備
手札切ってFBG蘇生

FBGとオイスタートークンでフォーミュラ
4ドロー!

「何枚引くんだ…ッ」

フォーミュラとライブラリアンで
アーカナイトマジシャン
2ドロー!


↑比較的すぐ決まる
――――――――――――
↓決まればいいな程度


(ここまで展開するとは…
だがそんなに手札を増やしてもエンドフェイズに捨てるだけだぜ…!)


「!?」

そして墓地に送ったグローアップバルブを蘇生

「なにっ!?」

ライブラリアンとグローアップで
マジックテンペスター!
1ドロー!

テンペスターの効果!

手札を任意の枚数捨てる
俺が捨てるのは、11枚だ…!

「そんなに捨ててなにを…」

捨てた枚数分、
アーカナイトに魔力カウンターを乗せる!

「!?
アーカナイトに力が集まっ…!?」

アーカナイト
2400→13400

「ひぃっ」

アーカナイト攻撃!

「ぐわぁぁぁあ!!」

LP8000→-5400

腕ライブラリアン攻撃!

「ぐはぁぁぁあ!!」

LP-5400→-8800

マジックテンペスター攻撃!

「ぶるぁぁぁああ!!」

LP-8800→-11100

「ぐっ…ば…バカな…」
さらにマジックテンペスターの効果!

「な…俺はもう…」

場の魔力カウンター全てを取り除き!
その数×500のダメージ!
魔力カウンターは14個!

「ひ、ひぃ!」

「ぎぃやぁぁぁぁぁああ!!」

LP-11100→-18100








と言う具合に超古深海王シーラカンスと相性がとてもいい。
うまく貪欲な壺を引ければ、先攻1ターンキルも可能である。

シーラカンス、スターブラスト共に無制限カードなので狙う価値は十分ある。
破壊力がとても高いので成金ゴブリンも有効だろう。

ちなみにバルブは司書の効果で引いてきてFBGのコストにすれば別におろ埋いらない。
無理でも司書のドローで141やおろ埋引いてこれるから成功率は高かったりする。
しかし、2011年9月よりフィッシュボーグガンナーが禁止、ライブラリアンが制限、
さらに2012年3月からグローアップ・バルブが禁止*1となった事でこのコンボは不可能になってしまった。

あれ、ここってなんの項目だっけ。






追記・修正は500の倍数のライフポイント支払ってお願いします。























こんなただのマイナーコンボ紹介だけで終わるような記事でこのアニヲタwikiに項目が建つはずがなかった。
このカードはKONMAI語の権化とも言えるカードだったりする。

問題点


このカードには以下の特徴がある
  • 非公開領域である手札に干渉するものの手札を公開しなくてよい。
  • モンスターカード1枚だけを指定する。

ここまで言えば気づく人も多いだろう。
同じモンスターカードを2枚持っていたらどうするの?
と。
以下の例は青眼の白龍を2枚手札に持っていたとする。
そしてその1枚に対してスター・ブラストでレベルを下げた場合の裁定である。


Q:手札にこのカードの効果によりレベルが下がった《青眼の白龍》とそのままのレベルの《青眼の白龍》とがどちらも存在しています。
  この状態で、手札をランダムに選択した結果、《青眼の白龍》が選択されました。
  この場合、どちらを選択しますか?
A:基本的に、各プレイヤーは自身の効果処理が適用されたカードを覚えて頂く必要があります。
  したがって、この効果を適用したプレイヤーがどちらの《青眼の白龍》が該当のカードかを宣言する必要があります。
  なお、ご質問の状況が公認大会で発生し、対戦相手の方と処理が困難となった場合は、当日の審判にご相談下さい。(12/04/21)


ジャッジに丸投げである

手札が非公開な以上、どちらの青眼の白龍を捨てたかは完全に自己申告。
当事者がプレイヤー二人しかいなかった場合はいくらでもごまかし放題なのだ。


Q:このカードの効果により手札の《青眼の白龍》のレベルを下げ、その後《青眼の白龍》をコストとして捨てました。
  この場合、非公開情報である手札ではレベルは下がっていて公開情報である墓地ではレベルは戻っているわけですが、相手は《青眼の白龍》の手札でのレベルを尋ねることはできますか?
A:そのことで問題が生じた場合は、ジャッジに確認してもらって下さい。(11/02/07)

更に、非公開情報であるためプレイヤー自体には情報の開示義務はないという裁定まである。

そして極め付けがコレ


Q:このカードの効果により手札の《青眼の白龍》のレベルを下げ、その後「2体をリリースしてアドバンス召喚を行う」や「《トレード・イン》のコストにする」等の《青眼の白龍》のレベルが8である必要のある行為をしました。
  この場合、相手は本当に手札にレベル8の《青眼の白龍》が存在しているか確かめることはできますか?
A:手札にレベル8のモンスターが存在していないのでしたら、そもそも《トレード・イン》の効果を発動することができません。(18/09/24)

Q:上記の状況において、《打ち出の小槌》により既に手札の一部を交換した場合、ジャッジによる確認は不可能ですがどうしますか?
A:ご質問の状況におきましては、そもそも《トレード・イン》の効果を発動すると宣言したプレイヤーを疑っていることになり、対戦相手に対して失礼な行為に当たります。
  基本的な遊び方として、お互いに見えない状態の手札を持って進めるカードゲームである以上、正直に進めて頂くことが前提ですので、手札に該当のモンスターがいたかどうかが分からないという理由で対戦相手を疑ってはなりませんし、対戦相手の手札を確認することはできません。

基本的には「効果を発動したのなら発動できる状況でやったに違いない」というプレイヤーの善意に任せるというスタンスである。
TCGが対戦ゲームである以上、プレイヤーは勝つためなら使えるものはいくらでも使うはずという基本的な視点が抜け落ちているのである。

ジャッジのいない野良試合では極力こうした問題を起こさないよう、まずスター・ブラストを採用するプレイヤーは相手に配慮するようにしよう。
wikiなどでは「この効果を適用したカードのスリーブの中にマークをした紙を入れる事」を推奨している。
この方法は正規の試合では使用できないものの、正式な試合であればスター・ブラストが使用された時点でジャッジを呼んでおき確認してもらうという方法がとれる。


上記の問題点を反省してか、この後に出た同様の効果を持つカードは同名カードすべてに適用する等の対策を行っている。


追記・修正はスター・ブラストを使用後、手札をシャッフルしながらお願いします。


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最終更新:2023年11月19日 17:32

*1 無制限に緩和されたこともあるが、現在は再び禁止となっている