スレイプモン

登録日:2011/10/30 Sun 17:07:05
更新日:2024/03/26 Tue 20:46:49
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イグドラシルが言う通り、
人間は傲慢で愚かな生き物なのかもしれない。

だが...人間は己の過ちを正すことができる。
我々と同じく進化することができるのだ。
私は人間の可能性を信じる!!

『スレイプモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。


【基本データ】

世代 究極体
タイプ 聖騎士型
属性 ワクチン種
必殺技 ビフロスト
左手の聖弩(せいど)「ムスペルヘイム」から灼熱の光の矢を放つ。
得意技 オーディンズブレス
右手の聖盾(せいじゅん)「ニフルヘイム」で気候を操り、超低温のブリザードを発生させる。
タクティクスメア

【概要】

ロイヤルナイツに属する聖騎士型デジモン。
6本の脚を持つ獣の姿をした、ロイヤルナイツの中でも異形な聖騎士*1……だったが、後にさらに異形の赤い龍が現れた。

『デジモンアクセル アルティメットゲノム』で初登場。

鉄壁の防御力を誇る「レッドデジゾイド」製の鎧を全身に身に纏いながらも、
その6本足で、この巨体からは想像できないほどの超高速で、陸だけでなく海や空をも駆け抜ける。
その速さに対抗できるのはロイヤルナイツの中でも神速のアルフォースブイドラモンのみという。
※レッドデジゾイドは「高い防御力の代わりに高重量」という設定のあるクロンデジゾイドである。
 高機動力のスレイプモンには向かない気がするが…
 それとも、その重量を意に介さないほど、スレイプモンの脚力が優れているのか。

名前の由来は北欧神話に登場する、6本脚の神獣にしてオーディンの愛馬「スレイプニル」から。

主な任務は、デジタルワールドの北極付近の分厚い氷の地層の中に眠る超古代遺跡の守護。
その古代遺跡には、デジモン創生に関わる重要なプログラムデータが封印されているといわれている。


【派生種】

スレイプモン(X抗体)

世代 究極体
タイプ 聖騎士型
属性 ワクチン種
必殺技 スルトブランダー
背中の羽を合体させた「究極戦弩弓エインヘリアル」から全てを灼き尽くす業火を纏った光矢を放つ。
ニヴルヘイムアレスト
左右の腕に備わるようになった聖盾「ニフルヘイム」より発生させた絶対零度の冷気。
地表を凍らせあらゆる生命活動を停止させてしまう。
スレイプモンがX抗体を得て進化した姿。
従来の6本脚に加え、4本腕に変化したことによって、装填から発射までの隙が無く、瞬間高速移動の中で絶え間なく射撃を繰り出すことが可能になった。
武器も「ムスペルヘイム」から「究極戦弩弓エインヘリアル」へ変化した。
「究極戦弩弓 エインヘリアル」って戦隊ものかなんかみたいだな


【関連種】

アニメ『デジモンセイバーズ』で活躍したため勘違いされがちだが、旧デジモンカードからクダモン(薬莢有りVer.)系譜共々存在している。

チィリンモン

世代 完全体
タイプ 聖獣型
属性 ワクチン種
必殺技 疾風天翔剣(しっぷうてんしょうけん)
上空から一気に急降下し、頭部の角で敵を貫く技。
テ○ルズシリーズの技ではない。
得意技 迅速(じんそく)心得(こころえ)
素早い動きで分身を繰り出し相手を撹乱する。
改心の波動
オーラを放ち、ひとたび翼を羽ばたく時、敵をも聖なる道へと導くといわれる波動。
デジタルワールド創生の頃に誕生した古代デジモンであると言われており、完全体にして究極体と互角の強さを誇ると伝承されている。
強大な力を持つデジモンであるが、デジタルワールドに生きるすべてのものを慈しむ慈悲深い性格を持つ。
また、争いを極端に嫌い、殺生は決して行わないと伝えられている。
ただし、無益な殺生を行う存在に対しては、手加減なしの制裁を加えることもあるという。

『チィリン』とは『麒麟』の中国語読み。
また、麒麟は黄龍と同一視されることもあるが、現時点では、四聖獣やとの関係は不明。

レッパモン

世代 成熟期
タイプ 聖獣型
属性 ワクチン種
必殺技 駆駆裂空斬(くるくるれっくうざん)
前転しながら突撃する技。
得意技 獣牙乱撃(じゅうがらんげき)
鋭い爪で相手を乱れ裂く。
真空カマイタチ
尻尾を振った時に放たれる、目には見えない風の刃。
尻尾が刃になっている妖怪、鎌鼬(カマイタチ)の様なデジモン。
尻尾の刃自身にも意思があり、背後からの不意をついた攻撃にも対処できるようになっている。
しかし意思の疎通が合わず戦いの最中に尻尾とケンカをしている姿も目撃されている。
森の中での戦闘を好み、爪と尻尾を上手く使い木々を軽々と駆け登るため、森の中でレッパモンと戦うのは細心の注意が必要とされる。

アニメ『デジモンゴーストゲーム』に登場した際には、竹林に出現。
己の力を誇示したい尻尾と他者に迷惑をかけたくない本体で意思の疎通が取れていなかった…などと、設定をうまく反映させていた。

クダモン

世代 成長期
タイプ 聖獣型
属性 ワクチン種
必殺技 弾丸旋風(だんがんせんぷう)
身体を回転しつつ薬莢ごとぶつける技。
得意技 絶光衝(ぜっこうしょう)
ピアスから発する大きな輝きで敵の目を眩ます。
ホーリーショット
背中の基板の様な模様が輝きを増した時に放つ聖なるビーム。
ユニモンの同名の技とは恐らく無関係。
管狐のような姿をしたデジモン。
外見は細長い体型で後ろ脚が無く、首に首輪、左耳にイヤリングを付けた狐。
金の薬莢に体を巻き付けて離さない体制を取る。
左耳のイヤリングに聖なる力を日々溜めていると言われ、蓄えた力が大きいほど次の進化に影響があるという。
また、冷静沈着な性格をしており、戦いにおいても的確に状況判断を行って、戦いを優勢に進める。
逆に劣勢になった場合は薬莢の中に入り、身を固める防御技も持っている。

『デジモンセイバーズ』以降では尾に薬莢が填まった姿に改められ、一部では後ろ足のあるタイプも登場する。

余談だがカードゲーム(旧版)では誤植により進化元がジオグレイモンと表記されたことがある。
にもかかわらずなんと公式裁定では表記通りジオグレイモンから進化してもいいことになってしまった。
進化ルートが無茶苦茶以前にこれじゃ退化である。


カオスモン、アルティメットカオスモン

バンチョーレオモン、ダークドラモン、ヴァロドゥルモンと共に、素材の一体としてカウントされている。
…が、現在のところスレイプモンの要素が表立ったことはない。
詳細は該当項目にて。


【関連作品でのスレイプモン】

アニメ『デジモンセイバーズ

CV:葛城七穂
DATSの隊長である薩摩のパートナーデジモン、クダモン(薬莢無しのセイバーズVer.)としてアニメ初登場。
当初は人間の監視役としてイグドラシルに人間界に送り込まれたが、色々経験して人間側についたという経緯を持つ。
ロイヤルナイツの人間界侵攻の際は、イグドラシルの下に向かい、騎士達に囲まれたセイバーズを(デュークモンのファイナル・エリシオンを受けるも)救出した。
そして人間界に現れた旧友デュークモンに満身創痍の状態ながら

イグドラシルは絶対ではない

と伝え、海を凍らせて自身とデュークモンを封じた。
その後は体内のデジソウルを全て解放し、氷を解凍した後、クダモンに戻った。

噛ませだったドゥフトモンと違い、クレニアムモンと同様にいい役回りだった。
三体ともメディア初登場なのに…何なのこの差……
ドゥフトモンは泣いていい。

ゲーム『デジモンストーリー サイバースルゥース

CV:平井啓二
ロイヤルナイツの一員として登場。
あまりの高速のため、初めて会った際にはそのスピードに翻弄されるばかりで、話を聞いてもらう事すらできない。
アルフォースブイドラモンの力を借りる事でスピードに追い付く事ができ、ようやく会話ができるようになる。
しかし、電脳空間内に流れる人間の悪意の影響を受けて破壊衝動に囚われており、襲い掛かってくる。

主人公とリナに敗北した後、人間の良い部分を見せたいと言うリナの提案に乗り、共に人間世界を巡る事にする。
結果として仲間にはし損ねたが、終盤にデジタルワールドへ向かう際に再登場し協力してくれる。

発売前には主人公たちと敵対するロイヤルナイツとして紹介されたが、
パラダイス・ロスト計画には組しておらず、同様に紹介されたメンバーの中では唯一最後まで生き残った。

ゲーム『デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー』

引き続きリナと旅している際に主人公とリナの依頼で出会う。
そして食レポの波動の影響を受けることに……


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最終更新:2024年03月26日 20:46

*1 「異形な」が「6本脚」に係っているのであればまだ理屈はつく…か?