立花・ギン

登録日:2011/10/31(月) 21:57:36
更新日:2023/07/15 Sat 12:26:00
所要時間:約 6 分で読めます




……返して頂きます、私の全てを!


川上稔の長編ライトノベル、境界線上のホライゾンの登場人物。
(CV.寿美菜子)
立花道雪の実娘で立花宗茂の嫁、立花ギン千代の襲名者。ギンの字は本来、門がまえに言で表される。

所属:アルカラ・デ・エナレス→武蔵アリアダスト教導院
役職:第三特務→一般生徒
戦種:全方位義体師(スティールマスター)
字名:―――
通神名:立花嫁



□外見的特徴
黒(アニメでは紫がかった桃)のショートカットにアルカラ・デ・エナレスの制服である、赤白の服を着た少女。背は背高帽を被った状態で150センチをやや超える程度と小さいが、胸は大きい。

“義体師”の戦種が示す通り、両の腕は制服と同系色の巨大な義腕。Tsirhc教譜故か、義腕を始め武装等にも十字架の意匠が存在する。
この義腕は、独自の二律空間(異空間。Fate金ぴかが持つ“王の財宝”的な認識でおk)を持っており、彼女の武装は全てそこにしまってある。
義腕部分は着脱可能で、通常サイズの義腕も所持。というか外せないと制服が着られない気が……。
そしてこの義腕、相当に金がかかっている。通常では重過ぎて戦闘どころか日常生活すらアレな義腕であるところを、加重制御と重力、慣性制御で動かしている他、二律空間も搭載しているため、義腕自体も高いが義腕の維持費も高い。が、旦那が“神速”ガルシア・デ・セヴァリョスと“西国無双”立花・宗茂の二重襲名であるため、それほど負担にはなっていない模様。武蔵に来てからは管理を機関部等が賄っている。
ちなみにⅡ上表紙カバー裏によると父である立花・道雪からプレゼントされたものらしい。原作者曰く「相当愛されている」との事。


□性格、特徴
他人にクーで宗茂様にデレな所謂クーデレ。クーデレではあるが、デレであっても、宗茂の修業等では手を抜かない“甘い”というより“優しい”性格。
真面目で完璧主義者だが、武道一筋で育ってきたため世間知らずであり、しばしば盛大な勘違いをおこす。
昔は「寄らば斬る」ような空気を纏った娘だったが、宗茂と暮らすようになってからだいぶ変わったとのこと。
今まで周りが比較的普通だったせいか、武蔵に来てから尖ったスペックに驚く事が多い。

三征西班牙の料理は極東人の彼女には好みではないらしく、隙あらば味噌をぶち込みたくなるとか。

そして、宗茂曰く『一人になると泣く』とか。



□戦闘における立花・ギン
“その戦闘能力故、立花道雪が跡取りを認めざるをえない程”とまで言われたギン千代の襲名者であるため、かなりの強さを誇る。

○十字双剣
十字架を左右に繋げたような剣。義腕の二律空間には常に何本かの剣がストックされており、基本的には一刀、ないし二刀流で敵と相対する。更に、義腕であるが故に関節を無視した攻撃が可能なため、相対する者にとってはかなり厄介。


○十字砲火(アルカブス・クルス)
彼女の本気武装。その形状は“十字架に似た巨大な砲”であり、正に“十字砲火”の名に相応しいと言える。
彼女の重力制御により空中に浮いた状態で移動し、彼女の意思に従って射撃する。また、二巻においてネイト・ミトツダイラの不意打ちに対応した事から空間射出によるタイムラグ等は存在しない。
本気モードの場合、前述の十字双剣と“十字砲火”を組み合わせて戦うため、かなり厄介。
7からは5下での天竜戦経験から「壊される事を前提に複数持ち歩く」ようになった。











全く――
宗茂様に敗れた時と、同等のこの装備を出す事になるとは

同等……!?

穿て、――“四つ角十字”


○四つ角十字(クアトロ・クルス)
彼女の超本気装備。これを出すということは、彼女の中では“西国無双”と同等の実力であるということを認める事であり、滅多に出す事は無い。
この状態になった場合、今までの義腕とは違う、通常サイズの黒い生体型義腕をつける事になり、今までの義腕は重力制御のため“四つ角十字”に接続されることとなる。“四つ角十字”そのものの正体は、今までの“十字砲火”に、それを上回る大きさの二つの“十字砲火”を加えた、計四門の“十字砲火”。重力接続により操られ、砲撃としての機能はもとより、その大きさにで打撃武器としても使用される攻城武装。


戦闘スタイルは“拒絶”。
攻城武装を用い、自らという城を守るために、攻撃の嵐による防壁を作り、相手を寄せ付けない、言ってしまえば防城戦。
この戦い方は“立花”の名を守るために、道雪から教えられた戦術であり、切り合いを完全に拒絶した戦い方である。


○加速術式“駆詞”
宗茂の加速についていくために、彼女が自分用に開発した加速術式。
加速システムは“駆爪”と同じだが、加えて“瓶貫”の能力をアイデアとした、捕捉した相手を追走する能力を持つ。
(駆爪、瓶貫については宗茂の項目参照)



□各巻の活躍。

○一巻
K.P.A.Italiaの牽制に連れ出された宗茂と共に三河へとやってくる。
直接戦闘はしないが、三河突入で気絶した宗茂を運び、朝まで介抱するなど、裏方で地味に活躍。
宗茂にベタ惚れで、彼が本多・二代に敗北した事が二巻に関わって来る。


○二巻
メインキャラの一人。
宗茂の襲名解除を撤回するため、二代との戦いを望む。
序盤。武蔵を襲撃した際に二代と対峙するも、武蔵の重力航行により取り逃す。
中盤、フランシス・ドレイクに敗北寸前なマルガ・ナルゼを、対英国戦の言い訳を得るために助ける。
終盤、アルマダ海戦にて二代と再度相対。“四つ角十字”を持ち出すも、かつての宗茂と同じ流れで“十字砲火”を破られ、敗北を認める。


○三巻
再起を誓った宗茂と共に武蔵へ移住。(襲名解除を保留されているため、三征西班牙からの留学生扱い)
あまり目立った活躍はないが、宗茂が柴田・勝家と戦闘した際にはサポートを行った。
また、二代戦で誓った50回のうち13回をヤり遂げ、残り37回であることが判明。(夫妻の武蔵移住から約2週間後時点の数字)


○四巻
宗茂の鍛練に付き合ったり、極東夏服に衣替えしたり。
終盤のノヴゴロド戦では宗茂とともに御市と相対。御市の狂気じみた身体能力に窮地に陥るも、瓶貫の能力に気づいた宗茂により救出される。


○五巻
義腕の改修により、一門だけではあるが通常義腕の状態で“四つ角十字”を出せるようになる。また“駆詞”を使用するようになるなど、武装が強化。
終盤、二代と共に天竜の初代猿飛・佐助と相対。二代の自由ぶりに嫌になりながらも彼女のサポートを行なった。
そして帰還後、武蔵への正式編入を決める。


○七巻
夫ともに関東解放戦に参加。


○八巻
オリオトライVS梅組の追いかけっこ期末再試に夫婦で途中参加し、教師側の助っ人な人狼女王に“四つ角十字”をくらわすも決定打にはならず、夫へと繋いでいる。


○十巻
十上では羽柴勢の島・左近&大谷・吉継と対決。
再生能力者の島を再生がフル稼働しない様全関節を剣と斬撃で縫い留める事で無力化を図るも、次に仕留めんとした大谷が「病原」として義体干渉してきたため失敗。左近との第2回戦は宗茂に任せている

十下では最初二代と共に喜美主導によるトーリ復活儀式に加勢。
後半では羽柴勢に協力する父と「父を超えれば夫が西国無双であると証明できる」と一騎打ちをし、最終的に喜美のトーリ復活時歌を処刑用BGMに採用することで勝利。
直後それで得たものを証明するように夫と刃を交わし、首を撃たれるも直ですぐ治療を受け無事に済んだ。


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最終更新:2023年07月15日 12:26