松岡勝治

登録日:2011/01/22 (土) 20:53:25
更新日:2023/05/12 Fri 19:15:21
所要時間:約 12 分で読めます




「カツジ、運命は変わった……。俺にできることはお前の死に場所を選んでやることだけだ。」

「だったら僕は……死ぬ前に、あの時のあの場所で……」

「あの子に……」

【概要】
松岡勝治(cv.三橋加奈子)

愛用マシン:エレクトリカル・スピードワゴン/エレクトリカルスピードワゴンV(※1)
好きなもの:イチゴと牛乳
必殺技:デンジャラス・サンダー・アルティメット*1*2

松岡勝治(以下、カツジ)は人造昆虫カブトボーグVxVの登場人物。
いつもの4人の1人であり、全話皆勤賞で登場する名実共にメインキャラの一人である。
公式ではツッコミ役と書かれているがそんなにつっこんでない。どちらかといえばケンの方がツッコミ役としては定着していた感がある。

リュウセイとケンとは同じ学校の同じクラスの同級生。年齢は10歳らしい。
リュウセイとは3年前にボーグバトルを通じて知り合ったらしい……あれ?
三人の中でも頭はいい方で6ケタ×7ケタの計算をバトルの傍らに暗算できたりする。
エビフライのしっぽは残す派。
また、リュウセイやケンとは違って真面目な優等生であるらしく、
作中では夏休みの宿題をちゃんと夏休み中に全部終わらせてバカンスを満喫していた。

また、プレイボーグ(×プレイボーイ)で何人もの女性と付き合っている。
しかしケンとは違った意味で女運の悪い男であり、本当の想い人は振り向いてくれないというジンクスがあるスッゴイカワイソ。*3

性格はOPの歌詞に「Coolish BLUE」とあるように、少なくともいつもの4人の中では冷静な性格。
だが作中を見ていると十分熱血しているところもあったり、むしろおじいちゃん回などで素直で明るい良い子な面を覗かせたりするなど、なんやかんやで普通の10歳の少年といった感じである。
だが、リュウセイの友人だけあってか外道な側面も強く、特にカツジに関しては時に的確な、時に遠慮のない毒舌が作中随所で発揮される。

そして作中におけるカツジの最も重要なポイント、それは「病弱」キャラという事である。
OPでも病室にいるシーンがあるようにとにかく体が非常に弱く、
心臓を患ってたり、体調不良でよく勝負に負けたり、足にマメができて富士登山をリタイアしたり、
何度も死にかけ、 挙げ句の果てには死んだこともあるが、
どっかのオレンジ色のパーカーの如く次回には何事もなかったかのように登場している。
また、とても病弱とは思えないほどの過酷なトレーニングをしたこともある。

【作中の活躍】
リュウセイの親友の1人として第一話から色んな意味で大活躍。主な活躍は以下の通り。

■第1話「親父越え!勇気のライジング・プロミネンス」
開始時点で既にリュウセイの親友。いつもの4人。アメリカのアニメだったらお馴染みの展開である。
この記念すべき第一話ではリュウセイの応援程度しか出番がないものの、
第一話中でキャラ紹介はおろか一度も名前が呼ばれたり表示されなかったりした関係で、
メインキャラにもかかわらずEDのキャスト一覧で初めて名前が明かされるという憂き目に会っている。

■第2話「さらば友よ!涙のメタリックギガトン・クラッシュ!」
キャラの情報が全く分からぬままだった第一話から続く第二話では余命三日と宣告され、
最期の戦いとして長年共に戦ってきたリュウセイとの決着を着けるべく奔走する。
記念すべき「死ぬ死ぬ詐欺シリーズ」第一弾であり、その視聴者置いてけぼりの展開と衝撃的なオチに視聴者は混乱したであろうが、これですらまだまだ序の口だったのは言うまでもない……。
ちなみにどうでもいいが、多くの初見の人たちがサブタイトルの「メタリックギガトン・クラッシュ」がカツジの技だと勘違いしたらしい。まぁ俺はどっちでもいいけど。

■第5話「目覚めろ!ボールディング・トリプル・スクリュー」
記念すべきカツジ初勝利回。冒頭から「ケンは算数のテスト、13点だったからね~」「リュウセイ君は3点だったっけ?」と持ち前の毒舌と煽りスキルを披露する。
ビッグバ・・・もとい天野河大輝の経営する塾でエリート教育を詰め込まれた事を誇りとするエリート3人組の精神攻撃(バトル中に計算問題を投げかけ、気を逸らせる)をその手には乗らない、と跳ね除け、
「教わる事で満足してしまっていては成長は、そこで止まってしまう!だが、僕たちは違う!ボーグバトルを愛し、ボーグバトルに命をかけているんだ!」とボーグバトル魂を迸らせた。文字通り命がけである。勝利した後、バトル中に投げかけられた計算問題(6ケタ×5ケタ)を軽々と答えてみせた。

■第7話「涙の素パスタ!オーバー・ザ・レインボー」
初の鬼畜回。リュウセイが勝利すれば回転寿司食べ放題だと知って歓喜。
しかし、ベネチアンの素性を知って本気を出せないリュウセイに「わかった!僕たちに回転寿司を食べさせたくないんだね!」と鬼畜発言。
その上結局リュウセイが勝利した後は、リュウセイ不在で回転寿司を食いに行くという中々にレベルの高い外道プレイをやってのける。

■第8話「鎮魂歌!リビング・レジェンド・グッド・ナイト」
「おじいちゃんの思い出がもう残り少ない!」

冒頭で死にかけるがそのまま何事も無かったかのように復活。
おじいちゃん子っぷりをこれでもかと見せつけ、大人買いをしちゃう大人であるおじいちゃんをリュウセイに勝たせるべく全力を傾ける。
しかし、おじいちゃんに圧倒的に有利なはずのフリーオプションバトルを行うも結局敗北する。

■第9話「輝け!ダイヤモンド・ダイヤモンド・ダイヤモンド」
第7話、第8話とやりたい放題だったカツジについに天罰が下る回。
グレた石田の母親に「家に戻ってやってくれ」と土下座したり、説教かましたり、と相馬友子に好かれるために本気を出す。
オバサンパワーに翻弄されながらもどうにか石田の母親を家庭に戻すことに成功するが……。
泣きながら中華を食いまくるカツジの姿は必見。

■第11話「最強の名!マッドネス・デュプティ・スクリーミング」
「よくって?これからはもっとおしとやかにしゃべってちょうだい。いいわね、ケン子、カツミ?」
「うん!……じゃなかった、はい……。」

こんなに可愛い子が女の子なわけないじゃないか!!
……という訳で、この回での女装がハマりすぎていたのが原因で一部の視聴者の心を鷲掴みにし、一躍男の娘キャラとして脚光を浴びるのであった。
ラストシーンで女装が癖になったのがカツジだったら……と思った奴は素振り1万回な。

■第13話「夢を諦めない!フラッシュ・ドリーム・エボリューション」
修行中のリュウセイの時間稼ぎのためにドクター・ネオと戦う。
しかし、ドクター・ネオの圧倒的実力の前に弄ばれ、敗北を喫する。
敗北時の状況は描かれなかったが、どうやら体調不良が原因でスーパー・デンジャラス・サンダー・アルティメットは不発に終わったらしい。

■第16話「美しき!リゾート・デンジャラス・サンセット」
「そうだ!僕達が大きくなっても国民年金払いませんよ」
「現在年金生活をしているお年寄りは、若者が年金を払わないことをイチバーン恐れている!
サッスガ、カツジクーン!お年寄りたちの深層心理を読んで、鋭く突いた言葉デース!」

■第19話「華麗なる!ツインズ・バスト・ウエスト・ヒップ」
「ご同情ありがとうございます!」
「辱めてやろうよケン!」

日本選手権優勝したリュウセイが友情を忘れて、自分たちをないがしろにしているのではないかと思い悩んでメソメソする。
しかし、リュウセイが自分たちを迎えに来てくれた瞬間に態度を180度変えるわ、
ラストに「やっぱりリュウセイくんは性格が変わった……」などとのたまうわで、かなりの外道っぷりを見せてくれる。

■第21話「変わらぬ愛!フォーエバー・ライトニング・シンフォニー」
「行けーカツジー!お前の身体は健康だぁー!!」

カツジ主役回。ボーグ伯爵の策略により自分が不治の病だと思い込んでボーグバトルから身を引くも、ボーグバトルの禁断症状が出てしまう。
そのせいでお年寄りに危害を加えて警察のお世話になってしまい、結局愛機エレクトリカル・スピードワゴンを手放すことに。
その後なんやかんやあってボーグ伯爵とのバトルに。リュウセイさんがトムキャット・レッドビートルをカツジに貸すシーンはケッコウ胸熱デスカラネーブッチャケ
ちなみに最後のシーンでカツジは死んでしまうが……。

■第22話「健康第一!ベジタブル・ジャーマン・スープレックス」
「ソンナニ怖ガラナクテモOK、ダーイジョーブ!ピーマンヤトマトヤブロッコリーガ、リュウセイクンヲ食ベルンジャアリマセーンカラ!リュウセイクンガピーマン、トマト、ブロッコリーヲ、食ベルンデェース」
「ロイドさん、面白い事を言いますね!」
「ソーデスカァ~?」
「笑わせてもらいます!ハッハッハッハッハッハ」
食べ物の好き嫌いのある者はボーグバトル世界大会で優勝できない、という伝説を克服するためのリュウセイの特訓に協力し、ロイドの冗談に上から目線で謎の笑わせてもらう宣言をする。

■第23話「筋肉少年隊!スイート・マスキュラー・ペイン」
2話前に死の間際を彷徨っていたはずなのに、唐突に身体だけ北斗の拳みたいになる。
そりゃあ隣のクラスのマドンナの茨城マリコちゃんじゃなくても嫌になって逃げ出すわ……。

■第24話「試練!ワンダー・ミラクル・ハート」
タカオマウンテンでのリュウセイの厳しい修行に付き合い、無一物開眼の手助けをする。
たどたどしい感じでリュウセイのフリをして本物のリュウセイとバトルする姿は必見。何気に本家リュウセイ以上の外道発言も披露してくれる。

■第25話「歴史は!ナイト・スリープ・モーニング」
ボーグバトルマンから「君たち、ボーグバトルの歴史に興味はないかい?」と言われて一人だけ「ある!」と答える。
その結果わけのわからないボーグバトルの起源を聞かされ、全くの冷静なツッコミを返すも、更なるハチャメチャなボーグバトルの起源の話の連続に大混乱するハメに……。
最終的にツッコミも追いつかなくなり、「その辺のことは考え始めると頭痛くなるから」と考える事をやめる。

■第29話「危険地帯!ダーク・バトル・ソルジャー」
「僕たちはこれまで結構ね、色んな卑怯な奴らと戦って来たんだよ。
なんとか勝って来たけど、そのたびに卑怯な奴らめー!って思って、ついね……そのね……こっちもね……
いや、使うつもりは無かったんだけど……、どうせ公式戦では使えないし……」

ちなみに冒頭でケンと喧嘩していた理由は不明。

■第31話「王様は絶対!スキャンダラス・マジェスティック・エゴイズム」
「お客様は神様なんだー!!」

予測不能の文字通りの神回。カオスすぎて一言では説明不可能。
だからこそあえて一言で言えば「神様はじめました」

■第33話「栄光の!リベンジ・カムバック・ドライフラワー」
「不味い……ロイドさんご馳走になってこういうこと言うものなんですが、ここのカツ丼不味いですね」
「カツジクーン、ソンナコト言ッテルト友達ヲLOST! 失イマスヨ」

傷心のリュウセイをそーっとしておいてあげたり、恥ずかしい真似をして女の子(正体はビッグバン)をナンパするリュウセイを止めたりと友情を発揮する。
ロイドさんがごちそうしてくれたカツ丼を不味いと文句を言ったのはこの回のことである。

■第34話「絆!ハンギング・アナザー・エグゼクティブディシジョン」
まさかのビッグバンコスプレを披露してくれる。

■第35話「愚兄賢妹!ストロベリー・チューカ・ッテユーカ」
リンリンの精神攻撃に世界中のボーガーと共に苦しむ。
しかし一方でリンリンのお菓子の先生のクロード先生の目論見を見抜くなど頭脳派としての活躍を見せる。

■第37話「真夏の夜の夢!グレイト・クレイジー・カーニバル」
「君たちに問う!!君たちは人間か!!ならばこの痛みが分かるはずだ!!」
「黙れ馬鹿親が!!」
「こんなことで負けるわけにはいかない……! ボーグバトルは神聖なものだ! 不正は許されない!!」

久々のカツジ主役回。
「ケンの所のラーメン、最近味が落ちたんじゃないのか?」
「リュウセイくん、ケンの家のラーメンは元々こんなもんだよ」
開始早々この会話からスタートする、カツジの毒舌っぷりがこれでもかと光る回である。
トメとカメの双子の姉妹を仲良し姉妹にするべく奮闘するが、なんやかんやあってリュウセイ・ケン・ロイドが金で買収され、
カツジは双子の姉妹の父親に求婚されて終わる(しかもカツジが夫役である)。
何を言っているか分からないかもしれないがこれが事実である。

■第40話「給食のおばさん!ビューティフル・ワンダフル・ストレンジャー」
「私の~私の手が自然に動く~いけない~いけない~いけないぃ~!」
「はぁ・・・私はなんていけない子供なんだろう・・・」
給食室から給食のおかずを勝手に盗み食いしていることが発覚。

■第45話「三姉妹!ゴンドラ・アルプス・フライドチキン」
カツジ女装回その2。
交通事故に逢ったチロリアンの代わりにチロリアンの格好でボーグバトルに出場するカツジだったが……?

■第48話「熱暴走!エンド・オブ・サマー・バケーション」
前話がクリスマスの話だったのに何突然夏休みの話になってるんだよ!と騒然となった話。
今回バカンスに出かけているカツジはほとんど出番がない。そして夏休み明けにも学校にやって来ない。
その理由は……

■第49話「哀しき熱帯!エンド・オブ・サマー・ホリデイ」


「カツジー、追記・修正するわよー!」

「先に項目に行ってるぞー!」

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最終更新:2023年05月12日 19:15

*1 一話だけリュウセイのトムキャット・レッドビートルを使ったことがある。その際にはいつもの青騎士が赤くなっていた。

*2 謎の青騎士が登場して電撃を放ったり件で攻撃したりする必殺技。ケン同様派生形が多いが、中華料理名が変わるケンとは違い「スーパー~~」とか「~~シグマ」とか技名にかっこよさげな単語がくっつく。

*3 一度ガチで振られた際はケンの家で泣きながらやけ食いしていた。