浅間・智

登録日:2011/09/25(日) 22:27:29
更新日:2022/07/14 Thu 19:04:24
所要時間:約 7 分で読めます




『機嫌悪い?』

「当たり前です。ですけど、………解ってますから。言い出したら聞かないのは」



あさま・とも

川上稔の長編ライトノベル、GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンの登場人物。作中でもメインとなるキャラクターの一人であり、登場頻度も多い。
アニメでのCVは小清水亜美

ファンからの愛称はアサマチ、ケガレ巫女、ズドン巫女、綺麗なクッション等。尚、これらの呼称はいずれも作中において使われたものである。

所属:武蔵アリアダスト教導院
役職:一般生徒、巫女(武蔵神職第二位、浅間神社代表→東照宮代表)
戦種:全方位巫女
字名:狙撃巫女、砲撃巫女、ズドン巫女
通神名:あさま

武蔵唯一の神社である出雲主社・浅間神社*1の一人娘。


□身体的特徴
髪型は黒髪ロングで頭の後ろで赤いリボンを結っている。主武装は弓。神奏術を得意としており、二次におけるオーソドックスな巫女像、清楚で可憐、おまけに弓と術式が得意といった要素を踏襲している。あくまで表面上は
その正体は武蔵でも一二を争う程の外道であり、キャラの濃さが目立つ武蔵の面々の中でも引けを取らない……というかむしろトップ争いを出来る程のキャラの濃さを持つがセッションの主旨から外れるため、後述とする。

左目に義眼「木葉」を入れているため、右目が黒、左目が緑の所謂オッドアイ。アニメと9下カラー口絵により、小等部で既に義眼化していたことが判明している。


そしていろいろとデカイ。

まず乳。巨乳である。
明確なスリーサイズは示されていないが、あの葵・喜美を超え、武蔵乳カースト一位に君臨。武蔵の外道共にそれをネタにされる事も多々ある。
彼女よりデカい可能性があるのは本編中でもテュレンヌ公フアナさんくらいのものであろう。

さらに尻。
大きい小さいは言われていないが、尻に潰された正純が窒息しかけた。〈Ⅲ〉中P283の挿絵は是非とも見て欲しい。

そして身長。
梅組女子の中でも結構な長身である事が本編中でも言われており事実170cmある。

巫女、オッドアイ、大好きなあの人の前でつい素直になれないとどこぞの全方位型魔法少女と被るが多分関係ない。
関係あるとしても、遺伝詞的なアレのレベル。執筆・設定世界ともに後発の『激突のヘクセンナハト』にはそんな二人を遺伝詞的につなぎそうな巫女が登場している。



□特徴・人物
シリアス、ノーマル的にはカーチャン気質で武蔵の母親役。ギャグ的には外道。一巻においてはまだ常識的であったが、巻を重ねるに連れ、どんどん外道化、ケガレ化が進んでいる。
また、最新刊ではR元服ゲーム(所謂エロゲー)に詳しくなっている。
最もこれは、別に彼女自身がR元服ゲー好きな訳ではなく、主人公が死なないようにするための措置(補足:難しい事抜きで簡単に言うと、主人公である葵・トーリは「悲しみ」の感情を得ると死んでしまうため、泣きゲーをプレイすると死ぬ可能性がある。故に彼の所有するR元服ゲーが泣きゲーではないかを調査する役目を半ば無理矢理に押し付けられ、その結果として詳しくなった)。

ただ、本人が外道であるが、武蔵の外道、変態共に対するカウンターとしての役割ももっている。
この辺は母親役としての気質が出たものであろう。具体的には、外道・変態共が外道的・変態的な言動に走った場合、弓による攻撃をブチ込む役割。それにより付いたあだ名がズドン巫女。否定してはいるが、ズドンするとき本人は明らかに楽しんでいるため反論は出来ない。

そんな彼女ではあるが、シリアス面ではサポートも直接攻撃も大活躍する。
まずサポート面。
前提として、この時代の通神は全て流体によって行われており、神社は流体と術式のエキスパートである。
解りやすく例えれば、この時代の神社はインターネットのプロバイダ兼インフラ・出入国管理役等をしており、
彼女自身もまた巫女として幼い頃から修業をしているため、通神においては梅組の中でも得に秀でている。そのため、梅組の通神を一手に担う通神の要であり、その重要度は“武蔵″の艦長代理であると同様に高い(自動人形“武蔵”基準)。
なお神社がプロバイダ会社なので、武蔵では彼女主役の通販CMが流れ、金欠気味な正純にも表示枠用の格安プランを薦めている(無料にはしない)。

術式自体にも秀でており、作中ではハッキング対策の結界の他、敵の転送術式に対する対抗結界を使用しその効力を減衰してみせた。
またトーリの流体供給術式の管理も担当しており、作者公式Twitterによると2人の共同術式扱いらしい。
但し術式使用拝気(MP)確保のための「代演」の一環として、小等部の頃から酒を常飲しており(あくまで神への奉納としてである。念のため)、かなり酒に強い飲兵衛巫女でもある。
『きみとあさまで』では「3日ごとに酒一升体を通じて神に捧げる」・「3日ごとに焼き鳥を5本食べる」・「発泡酒を飲んではいけない」という代演設定を組んでいることが明かされ、
同小説4上では自家製(手製の噛み酒でもある)神酒をクラスメイトに振舞っていた。


そして彼女の見せ場といえばやはり三つ折りの弓“片梅”or大弓“梅椿”と義眼“木葉”を連動させて行われる射撃である。
神社の関係者故、通常の戦争には手出し出来ないが、訓練及び突発的な事態への対処においてその力を惜しみなく発揮している。そのデカイ胸になんで弓の弦に引っ掛からないのか実に不思議である。

まずⅠ巻冒頭。
追尾加護つきの矢を放ったが、残念ながらチート的な力を持つリアルアマゾネスに回避される。浅間父曰く、「普通当たるよね?」。
Ⅰ下巻終盤。敵である三征西班牙警護艦の主砲(二十五センチ三十八口径の流体砲)の砲撃を弓の射撃で相殺した。
アニメでは更に威力が上昇し、相殺した勢いで警護艦を一隻撃沈という暴挙に出た。因みにこの時のドヤ顔アサマチ超絶かわいい。いいぞサンライズもっとやれ。

Ⅲ巻においては、装甲版による防御が間に合わなかった敵武神の高速弾を発射後に弓を取り、射落とす速射を見せた。また、終盤に介入してきたP.A.Oda五大頂の一人、前田・利家が操る小型戦艦を一撃で撃沈させた(もっとも、この時彼女は体内の流体を全て使い果たしているが)。

Ⅳ中では牽制弾とはいえ追尾弾の大量発射を披露。
なお、ズドン巫女の名と驚異は各国に広まっている。

Ⅴ巻ぐらいから、トーリ側室要素の提示でズドン巫女などからメインヒロインに昇格した。

上記の通りかなりアッパーな人物であるが、戦闘に参加出来ず、自分は役にたっていないのではないかと悩んだり、ホライゾンの死とそれに付随するトーリの行方不明がトラウマなのか、思わず泣いてしまったりと、弱い部分を見せることもあるアサマチかわいい。

10中ラスト・下ではトーリが流体供給術式の代償で死んだ時、前々から考えていた方法を実施。
黄泉の手前で全裸だったトーリと対話し、彼を「東照大権現」として復活させると説明。それと同時にトーリからの要望もあり彼女は「東照宮(トーリ)の巫女」にコンバートすることになった。
そして祭神サクヤの補助の元、彼を復活させるための儀式をネイトとともに実行することになる。
…だからって1501回は凄い発想だが。なお最初は「浅間の魂の半分を渡す」事で解決しようとしていたが、
実は流体供給術式の設定で予想外のミスをしており、その辻褄合わせをした子作りの神サクヤからの「借り返せ」的発想も相まってこんなエロい儀式となった(10下でミスに気付いた後サクヤに訴えてノルマを緩和してもらったが)。



□装備

  • 片梅/片椿/梅椿
片梅及び片椿は同型の三つ折りの弓で、普段は彼女の腰あたりに接続してある。
梅椿は巫女装備の時の弓。
こちらは三つ折りではなく、巫女装備のガントレットらしきものを中心に片梅、片椿の二つの弓が接続されて完成する準神格武装の大弓。恐らく本気装備であるが、使用機会は少な目。
10下では究極の本気(対都市級怪異用・他神社協力必須)として、梅椿を4つ合わせ対艦用矢を放つ「四連梅椿・花祭」モードが登場。『NEXT BOX』では単独での最強モード「二連梅椿」を使用している。
どれも彼女の射撃を支える三種の神器の一つ。
但し『境界線上のホライゾン NEXT BOX』によると「武蔵防護用」として登録しているため、武蔵から遠く離れたり他の国に行くと使用不可能になるそうな。


  • 木葉
少なくとも小学生の頃、左目に移植された義眼。
瞳の色は緑。詳しい効果は不明だが、射撃の加護と妖物を見る事が可能になる。
彼女の射撃をs(ry


  • 巫女装備
浅間神社の巫女として全力を出す際身に纏う桜色の専用衣装。10下で表紙を飾った際にも装備しており、ヘッドガードやバインダースカート、背部のテール等が特徴。
彼女の射撃をs(ry また作者の同人誌「対英装備を見に行こう!」や『NEXT BOX』「HDDD英国編」中巻口絵によると、『NEXT BOX』時には東照宮の巫女としてより射撃親和性を高めた新巫女装備を制作したそうな。
ちなみに巫女装備自体は用途や神社によってバリエーションが複数存在し、『NEXT BOX』では「近接用巫女装備」も登場している。

  • ハナミ
二等身の人型走狗。
神奏術や通神の仲介など、いろいろな事に使える他、ギャグも理解したりとなかなかハイクォリティ。持ち主に穢れメーターを見せないあたりかなり良くできた走狗。
彼女n(ry


□家族

  • 浅間父(本名不明)
智の父で、浅間神社の神主。
軽い言動・行動が目立つ眼鏡中年だが、8上で智がトーリ達と同居する事を告白した際優しく励ます等度量のある大人でもある。

  • 浅間・詠(えい)
智が高等部に入る前、流体系の病で他界した母で巫女。*2
浅間神社の跡継ぎだった浅間父に一目ぼれして、実家の反対を押し切り出奔状態で結婚したという過去を持つ。
現在は故人だが、『きみとあさまで』ラストや11上では智に見えないところで霊の様に登場(浅間父が独りの時はよく現れているそうな)。11上で描かれたその姿は智を色々な意味で大人にしたような姿だった。



□「きみとあさまで」について
浅間、喜美、ネイトの三人で結成された雅楽バンド。及び同名の外伝小説。
外伝小説ではバンド「きみとあさまで」の結成秘話が明かされ、なんと主人公に抜擢されている。
概要についてはこっちを参照。

“きみとあさまで”のトリオは本編でも三人娘として活躍し、“武蔵”の主砲“大兼定”の発射に欠かせない存在となっている。



□備考

  • 作中において絡みが多いのは葵姉弟と本多・正純の主人公格や、葵姉弟と共に彼女の古い幼なじみであるネイト・ミトツダイラ。
    最近では仕事の関係からメアリとも多く絡む。
  • 一巻において「わたしのしてほしいこと」という題名の作文でエロ小説を書き下ろした。内容はアニメにて明かされ、走れメロスのパロディとなっている。因みに内容を考えたのは言うまでもなく川上稔氏。
  • 四巻のアサマチかわいい。
  • トーリに対し、度々恋愛感情のようなものが見え隠れし、6中では告白に近いことを発言。10での成り行きで確定している。
  • 全裸との約束のから基本的にノーブラ。…………ブラ無しであの乳をどうやって支えているのかは謎だったが、ウェブ短編『いつもの連中「胸布検証」』(現在は削除)にて胸部のハードポイントパーツで支えていると判明した。
  • キャラソンが計三曲存在するが、その内一曲が覗きソング、もう一曲がガチ祝詞(より正確に言うと穢れを祓う「祓詞」)という壊れっぷり。(前者はトーリが作詞したし後者は巫女だからというのもあるが)
  • 巫女のくせに水着がエロ過ぎる事で有名。困った(?)事に顧客との「禊」(各種設定)等のため実家がメーカーと協力して開発したものであり、
    ウェブ短編「いつもの連中『水着の変遷検証』」では「巫女(バイト含む)用禊装備」・「一般人・外国人向け下着兼用」・「巫女用インナーウェア兼用」と開発時期によって3パターンある事が分かった。


また今回、マックファクトリーのビーチクイーンシリーズとして立体化が決定した。
これはホラ子に続き、ホライゾンキャラとしては二人目となる。
そして(シリーズのコンセプト故か)巫女服でもなく制服でもなくマイクロビキニ。
さとやす氏による原画が存在するため、興味があれば見てみるといい


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最終更新:2022年07月14日 19:04

*1 モデルは史実において徳川家が崇めリアルの奥多摩にも分社が存在する「富士浅間神社」(10巻下より)。作中でも富士山に浅間の奥宮が存在している。

*2 と表向きはされているが、10下にて母に関する浅間が知らない事実が判明している。