グラビモン

登録日:2011/10/02 Sun 13:10:05
更新日:2024/04/03 Wed 12:13:55
所要時間:約 4 分で読めます




もしかして:グラビモス


『グラビモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。


【基本データ】

英名 Gravimon
世代 完全体
タイプ 種族不明
属性 ウィルス種
所属 ビッグデスターズ
必殺技 ハイグラビティープレッシャー
両腕を伸縮拡大させて敵を掴み、強烈な重圧をかけて敵を極限までに圧縮する。
英語版での名称は“High Gravity Grip(ハイ グラビティー グリップ)”。
グラビティー・バン
デジタルワールドの重圧を極限まで自身に与え全エネルギーを一気に大爆発させる。
幻の大技にして自分自身も消失してしまうかもしれない禁断の自爆技。
長い年月をかければ再生できるが、再生までどれくらいかかるかはグラビモンにも分からない。
得意技 オクタグラビティ
8本の触手重力を操る。敵を軽くも重くもでき、戦局によって敵重力をコントロールする。
アニメ『クロスウォーズ』第2期では触手からレーザーを撃つ攻撃になっていた。

【概要】

「ビッグデスターズ」土神軍団将軍。
重力を自在に操る能力を持ち、その能力と大局を見渡せる知謀を持って戦況を思うがままにコントロールする策士。
刺激ある作戦を楽しむため戦場を自身の研究場としており、熱心に研究し続ける探求心旺盛な性格とされる。
その計略の見事さは「知謀、湧くが如し」と言われるほどで、定石、奇策を織り交ぜて敵軍を翻弄。
軍団も神獣型のデジモンが大半を占め、軍勢力としても圧倒的な強さを持つ。

デジモンとして見えるかどうかは別として、旧来の人型デジモンで多い目隠し着用スタイル。
また、種族不明デジモン*1らしく触手装備&自爆技持ち。
…と、XW新種では従来のデジモンを意識した点が見受けられるデジモン。
ファンからの愛称はその髪型からワカメ。人によっては様もつける。

なお、クロスウォーズからの新種であるため、世代・属性は存在しなかったが、2020年10月2日に世代・属性が判明した。


【関連作品でのグラビモン】

アニメ『デジモンクロスウォーズ ~悪のデスジェネラルと七つの王国~』(第2期)

CV:中原茂(日本語版) / ブライアン・ビーコック(英語版)

デスジェネラルの一人である“土神(どしん)のグラビモン”として登場。
登場話数は第12話(通算第42話)~第14話(通算第44話)及び、第20話(通算第50話)~第21話(通算第51話)。
キャニオンランドの将軍で「土神(どしん)将軍」または「土神のグラビモン」と呼ばれる。
基本カラーは銀色、属性は重力、紋章は十字架のエンブレム、紋章の位置は胸に配置。一人称は「私」。
バグラ軍のフラッグおよび量産型ダークネスローダーのマークは地割れのマーク。
配下は聖獣型デジモンで統一されている。

以前から「デスジェネラル一の策士」と『Vジャンプ』などで紹介されていたが、対応したのが暴走中のキリハであったため、これといって大した作戦は披露していない。(脚本家のせいとも言えるが…)
というかほとんど数に任せたごり押し戦法である。

作中では、「大量の手下を囮にして相手を本陣へと誘い込み、さらなる大量の手下で一網打尽にする」という大雑把な作戦に見事に引っかかったキリハを捕らえ、トラウマを刺激しタイキたちと戦わせることに成功。
結果、デッカードラモンが命を落としてしまい、グラビモンはデッカードラモン殺害の罪をなすりつけられた(グラビモンがトドメを刺したのは事実だが)。

その後、シャウトモンX7の攻撃で一掃される手下たちを見ても、なお不敵な笑みを浮かべるグラビモンだったが、いざ戦いが始まるとさっさと焼き尽くされる

……が、実はコアを破壊されない限り死なないことが判明。
視聴者「また不死身か」

しかもコアは移動が可能であり、それはタイキの左腕に埋め込まれていた。(注:自分でバラした
しかし、キリハを殺そうとした際にタイキ自らが囮になった*2ことで慌ててコアを脱出させた瞬間に、X7の「ダブルフレアバスター」によって撃ち落とされた上、キリハにコアを握り潰されるという間抜けな最期を遂げ、消滅した。


……だが、ちょっと待ってもらいたい。
ちなみに、筆者はこれが書きたくて項目を建てた

彼の実力は(後に完全体に分類されるとはいえ)、作中で描写された限りではジークグレイモンを一撃で退化・融合解除へと追い込み、ダークネスモードの状態ではX7さえもダウンさせる程であった。
しかし、X7を攻撃する際に巻き込まれたキリハはX7よりも早く立ち上がった上、何事もなかったかのように普通に動いていた。

そんな彼の攻撃で、果たしてキリハが殺せたのだろうか…?

更に言わせてもらえれば、タイキの左腕にコアを埋め込むことによって、彼はタイキと命を共有する状態になっていた。
タイキが死ぬ=自分も死ぬ。だから彼は自身の攻撃からキリハを庇ったタイキからコアを逃がした。
なるほど、一見理屈は通る。

だが、キリハすら殺せないであろう彼の攻撃で、果たしてタイキが死んだだろうか?
答えはおそらくノー。
タイキに攻撃が当たったところで、結果はせいぜいタイキが悲鳴をあげる程度だっただろう。

つまり、彼がタイキからコアを出す必要性は、まったく無かったのだ!!
「「「な、なんだってー!!!」」」


後に第20話(通算第50話)でダークナイトモンによって、ダークストーンとリヴァイブサーキットの力で復活させられる。
(他のデスジェネラルと共に魂を抜き取られた状態で)
なお、七人のデスジェネラルが強制デジクロスしたグランドジェネラモンには右腕が使用されている。
プリズンランドに囚われた魂の中では真っ先にまともに喋ったが、その後は特に見せ場も無く、グランドジェネラモン敗北と共に再び消滅した。


漫画『デジモンクロスウォーズ

本編未登場。
また、単行本第2巻のカバー裏のオマケ漫画「ばぐら家の横顔」では、アニメ版で既に登場したデスジェネラルの中ではザミエールモン*3アポロモン*4と共に登場できなかった。
だが、続く第3巻のカバー裏では遂に登場。「お料理将軍・土鍋のグラビモン」になった。


アニメ『デジモンアドベンチャー:

CV:中原茂
第61話「帰りたい場所へ」で登場。
元デスジェネラルとしてはスプラッシュモン(第21話)、オレーグモン(第60話)に引き続き、『クロスウォーズ』第2期終了から10年振りにアニメ再登場を果たす。
当然、『クロスウォーズ』の個体とは別個体。

ミレニアモンの攻撃により故郷を失った難民デジモンの一体として登場。
エルドラディモンを故郷に帰そうと奮闘するタケルの姿を当初は否定的に見ていたが、タケルもまた帰りたい場所(両親やと暮らしていた頃)を失っているにもかかわらず、エルドラディモンを帰してあげたいと願っている事を知る。
それでも、他のデジモン達が次々と協力していく中で、彼は静観したままであった。
だが、タケルとエルドラディモンが足場の崩壊に巻き込まれた際に、自身の技である『オクタグラビティ』の重力操作能力を使い、彼らを助けた。
彼の励ましを受けたタケルとホーリーエンジェモンは新たな力の片鱗を発揮し、そのお陰でエルドラディモンは目的地に辿り着く事ができた。

本作では上記の内容からも分かるように、やや偏屈ながら善良なデジモンとして描かれ、『クロスウォーズ』の個体を知る視聴者を驚かせた。
「コイツ、今度は一体何を企んでるんだ?」とテレビの前で疑ってかかった人は彼に謝ろう。



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最終更新:2024年04月03日 12:13

*1 アポカリモンやディアボロモン

*2 タイキとキリハは攻撃が当たる寸前にメルヴァモンに救出された為、無事

*3 この時点では既に倒されている

*4 この時点ではOP映像での登場