オベリスクの巨神兵

登録日:2011/01/10(月) 15:00:18
更新日:2018/01/11 Thu 22:44:53
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その者、降臨せしむれば、灼熱の疾風大地に吹き荒れ、生きとし生ける者すべて屍とならん。






漫画、アニメ「遊戯王」における三幻神の一体。

三幻神のなかで唯一グールズに盗まれず、
バトルシティ編開始直前に社長こと海馬瀬人が残りの二枚を取り戻そうとするイシズから、囮として借り受けた一枚。


こちらでの効果はだいたい以下の通り。

星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000
生け贄召喚するには生け贄を3体捧げなければならない。
罠・モンスター効果を受けず、魔法カードの効果は1ターンのみ受け付ける。
自分フィールド上のモンスター2体を生け贄に捧げる事で、相手モンスターを全滅したり
相手プレイヤーに4000ダメージを与えたり、自身の攻撃力が∞になったりする。

攻撃名は「ゴッドハンド・クラッシャー」
効果名は「ゴッドハンド・インパクト」
攻撃力∞化の際は「ソウルエナジーMAX」

基本的に直接殴るか、拳から衝撃波を放つかだが、アニメではデュエルシーンではないものの口から光線を放ったことがある。


極めて高い耐性を持っており、モンスター効果は三幻神同士のものでもない限りは弾く。
魔法カードも1ターン受け付けるが、これのお陰で1ターン限定の特殊召喚も可能になっているので、単なるデメリットにはなってない。
というより、これが無いと存在意義はほぼなくなる奴が居る。

ちなみにRでは、上級呪文なる代物に限り効果を1ターンだけ受け付けるらしい。
上級呪文とはなにかというと、たとえば原作でいえば城之内が使った「ハリケーン」といったカードを指すが、基準は一切不明。

耐性以外の能力はというと。かなり強力である。
2体を生贄に捧げることで(1)相手フィールドのモンスター全体除去、(2)相手プレイヤーに4000の戦闘ダメージ、(3)攻撃力∞のどれかを使える。

(1)の全体除去は強力で、相手フィールドのモンスターを全て破壊しつつ戦闘ダメージを与えられれば一瞬にして膨大なアドバンテージを得られる。
(2)のダメージ効果もおぞましく、破壊できなければ直接ライフを4000削ってしまおうという、固定バーン効果ではおそらく最強クラス。
(3)の効果はさらに強烈。攻撃力∞の為、戦闘ダメージさえ相手ライフに通ればジ・エンド確定。この効果でなら相手ターンでも攻撃を仕掛けられるのだから尚恐ろしい。ほとんどは相手ターンの使用であり、自分のターンで使ったのは海馬社長のみ(オベリスクの試運転とディスクのテストを兼ねたデュエルマシーンとの対戦)。
原作では激おこオベベ丸にならないと使えないような描写が合ったが、Rでは特に問題なく使っている。

このようにいずれも破壊神にふさわしい効果で、殺傷能力は非常に高い。
なお、アニメ版では(1)と(2)がミックスされたような効果が使用されており、
相手フィールドの全モンスターと相手プレイヤーに4000の戦闘ダメージを叩きつける*1という、OCGでも1キルできちゃいそうな恐ろしい効果を持っている。
この時、戦闘ダメージの計算を全て一括で行うからか、遊戯はクリボーでダメージをしのいでいる。

効果を発動する為の生贄を揃えるのはわりと簡単で、実はスケープ・ゴートで生贄が事足りてしまう。
生贄が確保できれば後は2回使用するだけで相手のモンスターを全滅させつつ相手のライフを削りきれる。おや、黄色い竜が泣いている…
相手の場ががら空きだったり攻撃表示モンスターがいるのならばゴッドハンドインパクトでもいい。

これらのことから、書いてある事だけならば原作屈指の最強カードで、階級補正がなければピラミッドの頂点すら倒せる。
もちろん重いコストが必要だが、発動してもあまりあるお釣りをもらえるんだから特化してしまえば問題ない。

これらの特長は特殊召喚モンスターが速攻攻撃を仕掛けられないバトルシティルールもあってうまく活かせなかったが、
もしそのルールがなければ結構カオスだったかもわからない。


そして社長はこのオベリスクを現在型の決闘盤と共にテストプレイを行った際に、
このカードを用い嫁である青眼の白龍三体(アニメでは究極嫁)を粉砕して以降、
青眼よりこのカードばかり見る様になりファンからは「愛人」という愛称で親しまれている。

また社長がよく「破壊神オベリスク」と呼ぶことから「社会人オベリスク」とも。

特にアニメオリジナルのレアハンターとのタッグデュエルにて、青眼三体を生贄に召喚している。
後の仮面とのタッグデュエルでは相手の場の磁石の戦士三体を生け贄に召喚した。

ちなみに青眼は雌設定があるが、オベリスクは雄か雌か不明。
(ホルアクティが明らかに女性なので雌の可能性も否定できないが、なまじ元ネタがオベリスクなので…)

そして後のイシズ戦における、キサラのビジョンによるオベリスクを生贄とした青眼の召喚シーンは、
アニメでのBGM「神の怒り」に準えて「嫁の怒り」とも呼ばれる。(余談だが、アニメでは合間の乃亜編でも青眼のシーンでこのBGMが流れる場面がある)

そして後の準決勝での遊戯戦にて、王様ことATMの元へ戻った。

又、遊戯王Rでは専用カードによる「真祖オベリスク」と言う、記憶編での容姿をした進化系も登場した。


余談だが、アニメ版のAIBO戦の「大地の侵食」の描写から、「対象をとらない効果」なら影響を受け、更に効果も持続すると誤解されることがあるが、
実際にはアニメ版でもミラーフォースにもばっちり耐性があり、そんなことは無い。
あくまで「モンスターゾーン」にかけたトラップだからこそ効いたという話。

原作における「罅割れゆく斧」(「このカードを伏せたターン数×500ポイント攻撃力をダウンさせる」効果)は、R的にいう上級呪文だからか受け付け、
神が効果を受けている1ターン以内に、相打ちで戦闘破壊されてしまった。


イシズ戦にて罠カードである「生け贄の抱く爆弾」が効いた件については、原作の
「場にセットした時にフィールド上のモンスター1体に爆弾を仕掛け、そのモンスターを生け贄にして召喚した攻撃モンスターを破壊し、コントローラーにその攻撃力分のダメージを与える」
という効果が
「対象が神ではなく、墓地にある神を召喚した際の素材をモンスターを対象にしたトラップから問題無い」という俺ルールが適用された。
とよく言われてるが、実際のところ現実のOCGと比べると煩雑というか再現不可能な為、疑問も持たれている。

ぶっちゃけた話、神のカードの耐性自体俺ルールの一種と見た方が良い


ちなみに、続編の遊戯王GXでも社長が設立したデュエルアカデミアではオベリスクブルーが最高クラスとなっている。
社長も、完全にオベリスクの事を忘れた訳では無い様である。



2008年12月発売のVジャンプ2月号において、付録カードとして登場。イラストは上記の「真祖オベリスク」のものとなっている。
そのOCG効果がこれ。


効果モンスター 星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000
このカードを通常召喚する場合、3体をリリースして召喚しなければならない。
(1):このカードの召喚は無効化されない。
(2):このカードの召喚成功時には、魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(3):このカードは効果の対象にならない。
(4):自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動できる。
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃宣言できない。
(5):このカードが特殊召喚されている場合、エンドフェイズに発動する。
このカードを墓地へ送る。

発表当時は「ついに三幻神がOCG化された」として歓喜の声が絶えず、しかも蓋を開けると再現率もなかなかの物であった。

コストは重いものの召喚は無効化されない上、召喚に成功した時、魔法・罠・効果モンスターの効果も封じる。
この為召喚を非常に妨害されにくい。その後も対象に取られない。
ステータスもそう簡単に戦闘破壊出来ない高さであり、一度出してしまえば除去するのは結構困難、

に見えるのだが……


逆に言えば、対象さえ取らなければいとも簡単に攻略出来てしまうと言う事にもなる。

例えばライトロードなどの光属性デッキの場合。
異次元の女戦士やオネストと言った、シャインエンジェルやクリッターで簡単に持って来れる強力な不対象カードで、特化デッキ相手でも3枚全て余裕で倒せてしまう。
各デッキ共有で言えばミラフォ、ライボル、ブラック・ローズ、カタストル……
そして極めつけには汎用ランク4のあの仮面ライダー蠅男
対象を取らない除去って案外多かったりするのである。

仮面「かかった! 罠発動! 聖なるバリアミラーフォース!!
社長「神に小細工は通用……する……だと……?

そして原作では様々だった2体リリース効果も、ただの劣化「滅びの爆裂疾風弾(魔法)」に。
しかもこれも対象を取らない為、上記の女戦士やオネストを共有出来る事もあり青眼デッキ相手でも簡単に倒れてしまう。
勿論青眼と殴り合ったら余裕で勝てるが、これらの点に気をつけつつ嫁の愛に負けない様にしよう。

ちなみにこの効果は自身をリリースして発動も可能。
死者蘇生やリビデ等で特殊召喚して、ブラックローズガイルもどきな使い方が一番効率がいいのかもしれない。
そう、つまりこちらでも生け贄となる運命である。

リリース要員を揃える際はクロスソウルを使うと、天敵を除去しつつ何気に社長のモノマネも出来るので良いだろう。

……だが時代は移り、ほぼアドバンス召喚専用の神にも強力なサポートが生まれた。
ハードアームドラゴンである


ハードアームドラゴン
手札のレベル8以上のモンスターを墓地に送ることで自身を特殊召喚する。
このカードをリリースして召喚したレベル7以上のモンスターはカード効果では破壊されない。


カード効果では破壊されない。そう、されないのだ。
これをオベリスクに当てはめると対象を取らない破壊からも守ることができるのだ。

地砕き「なん……だと……」
ミラフォ「なん……だt(ry」
カタストル「なん…(ry」

破壊以外の除外やバウンス効果は殆どが対象を取る効果なので、ハードアームドラゴンを使えば無双も充分可能になった。

またハムドを使わなくとも、ほぼ同等の耐性を付与する神縛りの塚というフィールド魔法も出て来た。
こっちはサイクロンで剥がされたり二連発出来る蠅男に消し飛ばされたりするものの、フィールド魔法故のサーチの容易さが便利。
ハムドを召喚する必要も無い為、他のリリース確保ギミックから直接出したオベリスクを守ることも出来る。

更に、最大の弱点だったオネストが制限、氷結界の龍が禁止になったのも追い風である。
……が、対象をとらないでデッキバウンスするクイーンマドルチェ・ティアラミスが登場!
さらに2013.9改訂でトリシュは復帰、そして2015.10改訂でオネストも制限解除!
あれ、向かい風がまた吹き始めたぞ?

採用率が低いとはいえ異次元の戦士♀及び♂にも弱い。半永久的な除去カードである某モグラも脅威。


とはいえこれくらいしか弱点はない。ネ申に小細工は通用しない!!!




……ゲーテで乙とか言ってはいけない。
エクスカリバーで乙とも言ってはいけない。
そして希望皇ホープには攻撃無効化されるとか絶対に言ってはいけない。



原作と比べると劣化したといえるOCG効果だが、後にこれの何十倍酷い効果で出たラーの翼神竜の存在もあり、
現在は「まあ実際はこんなもんだよな」程度に落ち着いている。

そして、最後のオシリスの天空竜のOCG化で遂に神が揃う事になった。

また、ホルアクティの材料ともなる。

ちなみにリリース確保にはガエルや低レベル獣族を一気に三体呼んで来れる魔獣の懐柔、低レベルバニラを三体蘇生出来るトライワイトゾーンなどが便利。
カエルや森の動物、おジャマなどを生贄にして降臨する神……イメージするとシュールだが仕方ない。

またドラゴサックとトークンでも召喚権無しで3体モンスターを揃えられるため、
一時期は対ミラーとして同じ三幻神のオシリスと一緒に【征竜】に出張することもあった。
ラーは病気療養中で出張できないらしい……。



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