海竜種

登録日:2012/01/17 Tue 18:52:42
更新日:2023/04/08 Sat 20:06:20
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モンスターハンター』シリーズに『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)から追加されたモンスターの種族の一つ。


主に水棲の竜が所属する種族。
魚竜種と若干被るが、あちらは翼がヒレのように進化した飛竜型の体躯をしているのに対し、海竜種はヒレ状の四肢を持ち這うように四足歩行するのが特徴。

また全体的に細長い蛇や鰐のような体躯を持つ点も異なる。


水棲の種族らしく総じて水中の生活に適した能力を持ち、エラこそ持たないものの強靭な肺活量で長時間水中で活動出来る。
しかし疲れると陸地に上がり休息を取る必要があるようだ。


ちなみに『海』竜種という種族名だが別に活動範囲は海に限られる訳では無いらしく、ある程度の水深さえあれば淡水の川や池等でも活動可能。
更に言えば一部には水気の欠片も無いマグマ地帯や砂地等を専門とする種族までいる(この点は魚竜種とも共通している)。
…とんだ種族名詐欺である。


MH3の目玉である水中戦のために作られた種族。
水中こそ海竜種達の土俵であり、水中における彼らの機動力はこちらの操作性の低下も相まって脅威の一言。

しかし一方で陸地での動きは水中と比べてかなり遅めな事が多い。
前述の通り疲れたり弱ったりすると陸地に上がる傾向が強いためこの時を逃さずラッシュを与えたい。ただし稀に陸地のほうが強い種もいる。

水中戦の仕様のせいか、人によって評価が割れやすい水中戦が苦手か得意かによって評価が大きく変わる。
水中に慣れていない時に戦う彼らは悪魔以外の何者でもないだろう。

水中戦をしないマグマや砂地に適応したモンスターもいるが、こちらはこちらで陸地での機動力が高く、地中に潜ったり出たりを繰り返したりで鬱陶しい事が多いので油断ならない。

また獣竜種のような後ずさり行動を行うのも地味に厄介。幸い獣竜種と比べて頻度やスピードは低め。

□海竜種一覧



ラギアクルス

  • 通常種
別名:海竜

MH3で登場。
MH3の看板モンスターであると同時に、海竜種を代表する存在でもある。
鰐のような頭が特徴的。
発達した背電殻から放たれる雷撃は強力無比。

  • 亜種
別名:白海竜

MH3Gで登場。
通常種も得意とする水中戦に加え陸戦も強くなった。MH3Gの村上位のストーリーに関わってくる。

別名:冥海竜

MH3Gで登場。
狩猟フィールドはナバルデウスと交戦した「海底遺跡」。
そのため、フィールドに罠が設置出来ず捕獲不可の討伐のみとなり、サイズの記録も付かない。

ロアルドロス

  • 通常種
別名:水獣

MH3で登場。
スポンジ状の頭部が特徴的なルドロス達のリーダー。
そしてポン・デ・ライオン
乱入ラギアクルスを除けば一番始めに戦う大型の海竜種。
水中戦における先生と言える存在。

  • 亜種
別名:紫水獣

MHP3で登場。
通常種に対して毒を持つようになり、体色も毒を連想させる紫芋紫色になっている。
メインシリーズでは何故か水中戦しない。

ルドロス

別名:水棲獣
海竜種の小型モンスター。
そのほとんどが雌でロアルドロスと大規模なハーレムを作る。

チャナガブル

別名:灯魚竜

MH3で登場。
アンコウやエイのような姿が特徴。
閃光攻撃や地中移動、麻痺等、変わった攻撃を多数持つ。
水没林」の水底に生える「イキツギ藻」に擬態している場合があるが、ガノトトス同様カエルが好物なので釣り上げも狙える。
丸くて平べったい体躯と魚のような姿から海竜種の中では浮いた存在。…魚竜種だろお前。

アグナコトル

  • 通常種
別名:炎戈竜

MH3で登場。
巨大な溶岩の鎧に包まれた細長い体躯と特徴な嘴を持つマグマに適応した海竜種。
ウロコトルの成体で熱線や地中移動等、強力な攻撃を多数持つ火山の生態系の頂点…だった。それでも生態系では上位に属する。

  • 亜種
通称:凍戈竜

MHP3で登場。
通常種が灼熱の火山に対し、「凍土」に生息する寒冷地種。
当然体に纏っているのも氷で出来た天然の鎧である。

ウロコトル

別名:溶岩獣

MH3で登場。
アグナコトル通常種の幼生で、海竜種の雑魚。
ガブラスに並ぶ腐肉性のスカベンジャーで炭鉱夫の敵。
ここぞというタイミングで邪魔されるハンターは数知れず。

ハプルボッカ

別名:潜口竜

MHP3で登場。
「砂原」の砂漠地帯に適応した種。
大きな頭と口を備えたオオサンショウウオのような体躯が特徴。
水中戦が無いMHP3で、水中戦ありきで出せない種の代わりのポジションである。
常に砂に潜り砂山に擬態しながら獲物を狙う。
食欲旺盛でリノプロス2頭を丸のみにするほど。間違ってタル爆弾を食べる事も。

タマミツネ

  • 通常種
別名:泡狐竜

MHXで登場。
MHXの四大メインモンスターの一角。
妖艶な姿をした珍しいモンスター。
泡を自在に操り敵を翻弄するが、この泡はハンターに対し有利に働くことも不利に働くこともあるという両面性がある。

  • 希少種
別名:焔狐竜

MHRiseの超大型拡張コンテンツ『サンブレイク』で登場。
操る泡に可燃性ガスを詰めることにより、火属性の得手となった。

  • 二つ名持ち
二つ名:天眼

MHXXで登場。
盲目であるが、二つ名持ち個体であることには変わりは無いため、戦闘能力に関しては通常種より間違いなく格上。

オロミドロ

  • 通常種
別名:泥翁竜

MHRiseで登場。
生息地となる2つのフィールドは、「水没林」ではジュラトドス(魚竜種)、「砂原」ではボルボロス(獣竜種)といった具合に泥を攻撃手段とするモンスターが他にもいるが、泥の扱いに関していえばこちらの方が格上。
ただし泥を攻撃手段とするモンスター同士での縄張り争いは残念ながら見られない。

  • 亜種
別名:溶翁竜

MHRiseの超大型拡張コンテンツ『サンブレイク』で登場。
生息地を「溶岩洞」に移し、通常種が苦手としていた火属性を得手とする正反対の生態になっている。
『サンブレイク』におけるアグナコトルの通常種の立場を奪った。

イソネミクニ

  • 通常種
別名:人魚竜

MHRiseで登場。
その見た目はだいぶ東洋の人魚に近く、睡眠攻撃持ちのところもガノトトスを彷彿とさせる。
そして登場するフィールドの1つはMH3Gでガノトトスやチャナガブルと水中戦を繰り広げていた「水没林」ときた。…魚竜種だろお前その2。

  • 亜種
別名:氷人魚竜

MHRiseの超大型拡張コンテンツ『サンブレイク』で登場。
生息地は通常種も姿を見せることがあった「寒冷群島」だが、その別名の通り氷属性の攻撃を得意とする。
『サンブレイク』におけるアグナコトルの亜種の立場を奪った。

余談

前述の通り水中戦のために作られた種族なため、水中戦がオミットされたMHP3では半数近くの種がリストラ、MH4/MH4GやMHWorldに至っては全くいない
特にMHWorldでは、プロトタイプでラギアクルスを動かしてみたところ、海竜種特有の接地面が多い体型とMHWorldの起伏に富んだ地形との相性が非常に悪く、処理負荷の問題で没になってしまったという経緯もある。
その一方MHX/MHXXではラギアクルスは亜種と見間違うばかりの陸戦強化で通常種が復活していたり、水中に依存しない新顔も登場するなど、かつてのイメージとは変わりつつある。


追記・修正は水中を泳ぎながらお願いします。

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最終更新:2023年04月08日 20:06