獣竜種

登録日:2012/01/13(金) 21:39:51
更新日:2024/02/26 Mon 16:58:53
所要時間:約 5 分で読めます




モンスターハンター』シリーズに『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)で追加されたモンスターの種族の一つ。


MH3のメインテーマである三竦みの一角(飛竜種、獣竜種、海竜種)。
飛竜種と祖先を同じとする種族だが、飛竜種と違って翼の類いは一切持っておらず、代わりに脚力が発達し地上での生活に適した進化をしている。

その体躯は共通して前傾姿勢のずんぐりした恐竜のようで、脚力に対して前肢は小さく未発達(ただし最近例外が一種現れた)。
このような特徴や作中の生物学的分類(竜盤目獣脚亜目)は実際の恐竜の分類における獣脚類と共通しており、種族名もそこから取られたと考えられる。

また食生が種によって大きく異なるのも特徴。

基本的に短い前足からは想像しづらいが全員地中を移動することができる、
クルペッコに呼ばれ地面から生えてきたイビルジョーに驚いた人も多いだろう。
離れたエリア等へ移動する際に頭で地面を掘り起こし地中へするする入っていく姿が確認できる。

原始的な種族でありブレス攻撃等はあまり多くないが、代わりに体の一部が大きく発達している種が多く、それを武器にガンガン肉弾戦を好むパワーファイター揃いの種族である。


ゲーム内でノシノシと力強く歩行しながら得意の肉弾戦を仕掛けるために距離を詰めてくる姿は飛竜種とはまた違った威圧感を放っている。

また他の種族にはない独特の動きも持っており、ハンターに軸を合わせながら後ずさるように振り向く通称「車庫入れ」の他に、様子を探るようにハンターの周りをぐるぐると歩いたり等テクニカルな側面も持つ。

しかしその変則的な動き故に彼らを嫌うハンターも多く、特に振り向きに溜めで頭を狙いにくいせいか大剣やハンマー使いに嫌われやすい。

それ以外にどのモンスターも等身が高く、リーチの短い武器だと頭や尻尾が狙いにくい。
その為、この種族のモンスターと対峙した際は、後ろ脚を狙って攻撃して転倒したら頭や尻尾を狙っていくのがベターな戦い方。

MH3以降に登場した種族だが、MHFではフォワード.3以降にメゼポルタでも存在が確認された。
つまりメインシリーズの特徴だったはずの獣竜種がついにMHFにまで進出したのだ。
更におよそ3年後、メインシリーズの獣竜種達も続々とメゼポルタに移住してくるようになった

ちなみにハンターたちの間では「新登場の獣竜種は容赦がない」というジンクスがまことしやかに囁かれている。


□主な獣竜種一覧


ボルボロス

  • 通常種
別名:土砂竜

MH3で登場。
ゲーム中で最初に出会うであろう獣竜種。
頭殻が大きく発達しており泥遊びが大好き。身体から振り落とされた泥に当たると行動が制限されるので泥には注意。


  • 亜種
別名:氷砕竜

MHP3で登場。
寒冷地に生息するため、通常種の泥の代わりに雪を纏う。
通常種とは異なり雪の有無で属性耐性が大きく入れ替わらない。

ウラガンキン

  • 通常種
別名:爆鎚竜又は、『採掘場現場監督』

MH3で登場。
顎が大きく発達した我らが炭鉱夫の主任。
火山に生息し、顎をハンマーのように叩き付けて戦う。
主食は鉱物。

  • 亜種
別名:鋼鎚竜

MHP3で登場。
通常種とは食性の違いでガスが悪臭になっているくらいしか差異が無く、亜種にしてはかなり地味。

  • 二つ名持ち
二つ名:宝纏

MHXで登場。
身体に纏う鉱物は宝石であり文字通りの宝を纏うウラガンキン。
ただし、二つ名持ちモンスターの例に漏れず通常種より格上なのは言わずもがな。

イビルジョー

別名:恐暴竜

獣竜種の祖先が進化の途中で突然変異を起こし産まれた最狂生物。
獣竜種の中でもトップクラスの巨体と異常な食欲を誇る生態系の破壊者。
主食は『肉なら何でも』

MH3Gで「怒り喰らうイビルジョー」と呼ばれる特殊個体が登場、以来シリーズ最上位ランクの乱入枠となっている。なんとMHW:Iではマスターランクで通常種が登場しない代わりに全てがこの特殊個体に置き換わっている。

ドボルベルク

  • 通常種
別名:尾槌竜

MHP3で登場。
水牛のような角とハンマーのように発達した尻尾が特徴。
ムロフシ。
主食は樹木等の草食。

  • 亜種
別名:尾斧竜

MH3Gで登場。
「砂原」に生息するのだが、時系列的に後に来るとされるMHP3では登場しないという謎。
水没林のような環境変化の影響を受けたのだろうか。

ブラキディオス

別名:砕竜

MH3Gで登場。
前肢が発達し体躯も獣竜種達の中ではスマートという獣竜種界の異端児。
爆発性の粘菌と軽いフットワークを武器に戦う。
主食はMH4の「地底火山」でリノプロスを食べていたため恐らく肉。\ブッラキ-ン/

MH4Gで「猛り爆ぜるブラキディオス」と呼ばれる特殊個体が登場。
上位より上のランクが登場する作品でキャップ開放後の裏ボスポジションになっている。

ディノバルド

  • 通常種
別名:斬竜

MHXで登場。
MHXのメインモンスターの一角。
刃を思わせる巨大な尻尾を持っており、実際に斬りつけるように尻尾を振るう。
「陸戦形のリオレウス」がコンセプトなせいか、火属性の攻撃に長け、ブレス攻撃まで持ち合わせるほど。

  • 二つ名持ち
二つ名:燼滅刃

MHXで登場。
MHXのメインモンスターで唯一MHX時点で二つ名持ちも登場しており、ある意味MHXの象徴。
尻尾が常に赤熱化しており、疲労知らず。

  • 亜種
別名:硫斬竜

MHW:Iで登場。
尻尾の細身になり、刀身は大剣と言うより太刀と言った方が近い。
通常種と燼滅刃とは別に登場するという、ある意味MHX時代の待遇を引き継いでいる。

アンジャナフ

  • 通常種
別名:蛮顎竜

MHWorldで登場。
新大陸に住まう、ティラノサウルスとハゲタカを合わさた様な姿の獣竜。
獣竜種ではあるが、翼のような器官があるのも特徴。
序盤から登場する割にはやけに高い攻撃力や、噛みつきから拘束、挙句には火炎放射と多彩な攻撃を持ち、序盤最大の壁となっている。
まさに暴れん坊という名にふさわしい強さから以降の作品のメインストーリーにて、より格上の相手の強さや恐ろしさを見せつける為の噛まs…被害者や指標となっていることが多い。

  • 亜種
別名:雷顎竜

MHW:Iで登場。
通常種は炎属性を得意としていたが、亜種は体内に帯電特性があり雷属性を得意とする。
通常種以上に幅広いフィールドに姿を見せる。

ラドバルキン

別名:骨鎚竜

MHWorldで登場。
ウラガンキン主任によく似た新大陸の原住民。
骨を主食にするスカベンジャーで、食べる以外にも体表に付着させ鎧として身にまとう。
生息フィールドである「瘴気の谷」の上層を頻繁に転がって回っており、「クエストに出かけたら轢かれた」という報告が後を絶たない。

バフバロ

別名:猛牛竜

MHW:Iで登場。
全身を覆う白い毛と通称の由来となった巨大な角が特徴。
角を駆使して岩や樹木ごと突っ込んでくる豪快な突進を得意とする。
主食は植物で、見た目や通称とは裏腹にこちらから手を出さない限りは敵対してこない…がいかにも寒冷地にしかいなさそうな見た目に反して全ての汎用フィールドに出現するため他モンスターとの戦闘中に乱入される危険性が非常に高く他モンスターと鉢合わせると即座に敵対してくるため、その巨体と突進などの攻撃も相まって最悪レベルの邪魔者と化す。



追記修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • モンハン
  • モンスターハンター
  • 種族
  • 獣竜種
  • 三本柱
  • 個性派揃い
  • 恐竜
  • ボルボロス
  • ウラガンキン
  • イビルジョー
  • ドボルベルク
  • ブラキディオス
  • ディノバルド
  • アンジャナフ
  • ラドバルキン
  • バフバロ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月26日 16:58