シルバゴン

登録日:2011/01/09 Sun 23:10:51
更新日:2024/04/20 Sat 14:34:43
所要時間:約 5 分で読めます





シルバゴンとは『ウルトラマンティガ』第26話「虹の怪獣魔境」に登場した怪獣の名前である。


別名:剛力怪獣
身長:65メートル
体重:7万5千トン
スーツアクター:三宅敏夫(ティガ)


【概要】

ミステリースポット「獅子鼻樹海」の先にある異次元空間に生息する怪獣。

頭に羊のように捻れた2本の巨大な角を持ち、全身は鱗のような皮膚に覆われている。
背中から尻尾にかけて松の葉のようなトゲが生えている。また瞳のない眼が特徴的である。

獅子鼻樹海最強の怪獣であり、それまでに登場した怪獣達と比べても強力な部類に入る。


【活躍】

縄張り争いでガギIIのバリアー(ガッツウイングの攻撃でも全く傷がつかない。液体窒素ビームでやっと破れた)を素手でいとも簡単に叩き割って縄張りに侵入。
攻撃してきたガギIIの触手を千切ってしばき倒したのち、噛み殺した(その様子を見ていたレナやマドカ・ダイゴも驚いていた)。
その300万馬力の怪力でウルトラマンティガを苦しめた。

また、体皮も非常に硬く、ガギIIの光線やGUTSの専用車「シャーロック」のスクロール砲やティガのゼペリオン光線(但し簡易版)すら耐えきる
あと、敵を倒すとキングコングのようにドラミングする癖がある。

しかもただの「筋肉バカ」ではないらしく、ティガのゼペリオン光線やタイプチェンジのポーズを真似をしたりする。
しかしティガのように光線が撃てたり、タイプチェンジが出来るはずもなく、
駄々をこねるといったユーモラスな一面も見せた(ティガもそれを見て「何やってんだコイツ」と言わんばかりに首を捻った)。

とんでもなく強いシルバゴンだが、致命的な弱点がある。それは……



視力が悪く、動くものしか判断できない



要するに動くものしか攻撃出来ないのだ。トンボかお前は。

そこをティガにつかれて、だるまさんがころんだの戦法で混乱しダメージを受けたところで、ウルトラヘッドクラッシャー、ティガ・バーニングダッシュの連続攻撃を受けて倒された。

しかも動いてないとはいえカラータイマーはピコピコ鳴っていたにもかかわらずティガを捕らえれなかったため、聴覚もあまり良いとは言えないだろう…。シルバゴンェ…

ついでにトドメシーンも頭から地面に突き刺さっているシルバゴンの下半身めがけて(角度的に丁度股間の辺りである)ティガが突撃するという、冷静に考えてみるとかなり間抜けな代物である。

後のエピソードに登場するゴルドラスは同族或いはボス格とも言われている。


【関連怪獣】

●剛力怪獣 クローンシルバゴン

身長:67m
体重:7万6千t
スーツアクター:三村幸司

ウルトラマンダイナ』第16話「決闘!怪獣島」に登場。
TPCのオオトモ博士によってクローン再生された強化合成獣。角と体のスジが青くなり、体が一回り大きくなっている。
オリジナルと違って相手の動きがなくとも、敵の位置を知ることができる。

だがオリジナルはゼペリオン光線も通じなかったのに対し、こちらはスーパーGUTSのブレイクシューター程度で傷ついているので、防御力は前よりも弱くなっている様子。
同じくクローン再生されたクローンシルドロンを倒すも、ネオザルスにはパワーで押され、ホーミングビームで刺された。そのためウルトラマンダイナとは戦っていない。


●剛力怪獣 キングシルバゴン

身長:70m
体重:7万9千t

映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場。
スーパーヒッポリト星人が侵略計画のとどめに放った怪獣で、キングゴルドラスと共に横浜の街で破壊の限りを尽くす。
かつてティガと戦ったシルバゴンの同族に生体改造を施して強化したものである。

元のシルバゴンと違い、頭がより大きく、首が長く前に突き、若干前傾姿勢の恐竜体系になっており、他にも背中のトゲがやや長く伸び、全身の鱗のような皮膚が尻尾にも行き届いている。
また目には瞳が入っており顔つきもより恐ろしい印象に見える。体の溝は初代同様赤い。
攻撃を寄せ付けない強靭な皮膚とパワーアップした470万馬力の怪力を持ち、強力な角による頭突き攻撃と口から放つ絶大な威力を誇る青色火炎弾「デモリション・フレイム」を得意技とする。
かつてのシルバゴンは視力が弱く動かないものを判別できなかったが、今回は生体改造によりそれが克服されている。


シルバゴンはじまったな!


変身したティガをキングゴルドラスと共に2対1の戦いで追い詰めるが、そこにダイナとガイアも加わり、ウルトラ戦士3人との対決に発展。
自身はダイナと戦ったが、最後はダイナのソルジェント光線を受けて倒された。南無。

その後、影法師の手によって他の怪獣軍団の残存エネルギーと融合させられ、キングゴルドラスともども、ギガキマイラの首と腕と腰の付け根になった。

他の怪獣と違い、キングゴルドラスと共に劇中呼称されることはなかった。

ティガに登場したシルバゴンとゴルドラスはそれぞれ別の回でティガに倒されたため、今作が同族の2大怪獣初の共演となった。
また『ダイナ』でクローンシルバゴンとして登場した際はネオザルスに倒された為、ダイナと戦うのも今回が初めてである。


映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』にもキングシルバゴンが登場。
ウルトラマンベリアル怪獣墓場で蘇らせた怪獣軍団の一体として暴れまわる。
キングゴルドラスと共に限界の近いウルトラセブンに襲いかかるが、余力を振り絞ったアイスラッガー攻撃でスッパされ爆死した。

金「行くぜ相棒!」
銀「おうともさ!」

『ウルトラゼロファイト 第二部 輝きのゼロ』にもキングゴルドラスが登場。
「時空界」と言う異次元世界*1から、時空をこえてファネゴン星へと現れて暴れたが、
ストロングコロナゼロのウルトラハリケーンで投げ飛ばされ、ルナミラクルゼロフルムーンウェーブで沈静化されて、自分の住処である時空界へと帰って行った。


【その他の出演】

PSのゲーム作品『ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 新たなる二つの光』では、シルバゴンとクローンシルバゴンがネオザルスを差し置いて参戦している。
よって、本編では実現しなかったダイナとクローンシルバゴンの戦いが実現する。ポリゴンを使い回せるという大人の事情だろうが……
ちなみに同族のゴルドラス、着ぐるみ改造元のシーリザーも登場する。


【余談】

『ティガ』登場のシルバゴンの着ぐるみはシリーザーの改造で、尻尾は初代ガギの大型の鞭を流用している。
『ダイナ』登場のクローンシルバゴンは、初代シルバゴンの着ぐるみを改修&リペイントしたもの。

デザインは丸山浩。初稿の時点ではシリーザーの流用は想定しておらず、決定稿に至るまでに「(シリーザ―の着ぐるみを)使おう」という事になったとのこと。


追記修正はだるまさんが転んだをしながらお願いします。

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最終更新:2024年04月20日 14:34

*1 ゴルドラスの生息している場所。つまりはシルバゴンの故郷である。