ヨハン・アンデルセン

登録日: 2011/01/29(土) 23:43:04
更新日:2023/08/19 Sat 23:16:06
所要時間:約 5 分で読めます




「俺は人間と精霊との架け橋になるんだ」

遊戯王デュエルモンスターズGXの登場人物。
CVは入絵加奈子

視聴者に息もつかせぬ超展開の連続だった三期初期からの登場人物である。

デュエルアカデミアの姉妹校アークティック校の主席。
ジム・クロコダイル・クックオースチン・オブライエンアモン・ガラムと共にアカデミア本校に留学してきた留学生組の一人。
初登場時はノース校からの留学生という設定だったのだが、万丈目がノース校に在籍していたことと矛盾してしまうためか後に修正された。

明るく天真爛漫な性格の人物。
デュエルを本気で楽しむという事もあり同じく精霊が見える存在の遊城十代とは初めて会った時から意気投合する。
穏やかな雰囲気や制服のフリルの印象とは裏腹に、電波な発言や突拍子もない言動が多い。
あまりに人懐っこすぎるためか「十代の子分なら俺の子分」ととんでもない理論を持ち出して剣山を引かせていた。

親友とも呼べる間柄の十代とは性格もよく似ているが、彼に比べると若干大人びた部分も持ち合わせている。
三期までの十代が良くも悪くも楽天家で向こう見ずだったのに対して、ヨハンはその場の状況次第では慎重に物事を進めようとする傾向が見られる。
積極的に周りの人間を先導しようとする所も意図せずうちに仲間から頼られてしまう十代との違いか。
デスデュエルへの困惑から相談してきた翔へ特にアドバイスをしなかった十代の放任的な態度に対して「冷たい」とコメントした場面も。

仲間達に対しては常に明るく振舞う一方、精霊への思い入れや正義感が強いことからギースのような外道に対してはストレートに怒りを露わにする。
十代とタッグで挑んだ藤原とのデュエルでも「なんだよ…、何見てんだよ…!」とドスのきいた声で相手を睨み付けていた。

アークティック校のトップだけあってデュエルの実力は高く、ペガサス・J・クロフォードからは自分の知る中では五本の指に入る才能の持ち主と評されている。
ちなみに他の四人は武藤遊戯海馬瀬人城之内克也エド・フェニックス
あくまでもペガサスの知る限りなので十代や藤原といった面々はそもそも評価対象として含まれていないのだろうがそれでも大したものである。

GX後半のストーリーにおける十代の親友という重要なポジションなのだが、デュエル面ではそれほど優遇されていない。
それと言うのも三期の後半からユベルがヨハンの身体を乗っ取ったことでヨハン自身のデュエルは四期終盤まで暫くの間お預けとなってしまったのだ。
ヨハン自身が単独で勝利した相手もギース、岩の精霊、無表情の仮面だけである。
レインボー・ドラゴンの入っていないデッキで十代やヘルカイザー相手に善戦するあたりペガサスの評価は間違っていないのだろうが…。


【三期前半での活躍】

物語のキーパーソン。留学生4人の内の一人で十代とはアカデミアに到着早々に仲良くなる。
エキシビションで十代とデュエルをするが、この時のヨハンはまだレインボー・ドラゴンを持ってなかったので敗北してしまう。
決着後は夕日に照らされた屋上にて十代と先ほどのデュエルの反省会をしていた。後の展開からは考えられないほどの青春っぷり。

アカデミアでの生活が始まってからは常時十代と行動を共にするように。
本来他校からの留学生であるヨハンはオベリスクブルー待遇であるのだが、レッド寮の十代の部屋にも積極的に遊びに来ていた。
ガラム財閥の開いたパーティーに十代が招待されていないと知った時も、こっそり料理だけ持ち出してレッド寮でドンチャン騒ぎをしようとしていた。
あれ?こんなフランクな優等生が他にもいたような…?
ヨハンが十代の親友になったことでそれまでの仲間達の多くは三期を通して出番が控えめになってしまった。

デスデュエルにより生徒が次々に倒れた際に十代達とコブラの研究施設へ潜入。
施設内で宝玉獣を狙うギースと対峙し、精霊を金儲けの道具として扱う彼に激昂。
徹底的に宝玉獣をメタったギースのデッキに苦戦するも見事勝利した。


【三期中盤での活躍】

学校が異次元に飛ばされた状況で、高校生とは思えないほどリーダーシップを発揮。
レイを治療するための薬を探しに出かけたほか、ジムやオブライエンと共にゾンビ生徒達を迎え撃った。

ツヴァイン・シュタイン博士からの通信によりレインボー・ドラゴンがカード化作業中であること。
そして異世界から帰還するための鍵はレインボー・ドラゴンと莫大なデュエルエナジーであることを教えられる。
何かおかしいが遊戯王ではいつものことなので気にしてはいけない。

レインボー・ドラゴンを転送するためのデュエルエナジーを生み出すべく、ヨハンはヘルカイザーと戦うことに。
次々とエースを並べるヘルカイザーに追い詰められるヨハンだったが、寸手のところで耐え凌ぎレインボー・ドラゴンの転送に成功。

その後、仲間達の協力によって無事レインボー・ドラゴンを入手。
ユベルと十代のデュエルに乱入し二対一のデュエルを開始。
あまりにイチャイチャしていたためか、ユベルに嫉妬されてロックオンされてしまう。
最後は十代に全てを託しユベルと相討ちに。
三幻魔に対してレインボー・ドラゴンのパワーをぶつけて次元の扉を開くことに成功する。

「飛べ、レインボー・ドラゴン!人と精霊の懸け橋となって…!」

このお陰で十代たちは元の世界に戻れたが、ヨハンは異次元に取り残されてしまう。


【三期後半での活躍】

ヨハンを取り戻すべく十代達は再び異世界へ。
ヨハン本人はしばらく出番がなく、終盤にヘルヨハン(詳しくは後述)となって覇王化から救われた十代達の前に姿を現す。
ヘルカイザーこと丸藤亮とデュエルするがこれをアドバンスド宝玉獣と圧倒的な戦略で勝利する。

その後アモンにデュエルを挑まれ、エクゾディアや霧の王を前に追い詰められるも最後はユベルを召喚して勝利。
ヘルカイザーのデュエルを見てトラウマを克服した十代を相手にそのまま連戦。
素晴らしいユベリズムを披露するが超融合の力によってユベルから解放され、レインボー・ドラゴンを十代に託した。


【四期での活躍】

OPに登場しながら長い間出番がなかった。
ダークネスの進攻によりオブライエンから十代を助けて欲しいと要請され、
駆け付けるも闇の力に影響されかけていた十代は敵であるMr.Tだと勘違いしてデュエル開始。

レインボー・ドラゴンの攻撃でテンペスターと闇を吹き飛ばし十代を正気に戻した。
その後十代とタッグを組み藤原と対決。
十代と戦いたいという願望を藤原に利用されて仲間割れしてしまう…と思いきや、芝居を打ち藤原を翻弄。
絆を信じられない藤原に対して十代との友情を見せ付けた。
最後は十代を攻撃から守り、後を任せて戦線離脱した。

…託してばっかな気がするような。

ダークネス騒動の解決後はオブライエンとともに十代達の卒業を見届けた。

GX本編後の世界が描かれた劇場版 遊☆戯☆王~超融合!時空を越えた絆~では名前のみ登場。
タイミングは不明だが、どうやらパラドックスにレインボー・ドラゴンを奪われたらしい。


【デッキ】

世界に1つしか存在しない宝玉獣デッキをヨハンの素質に気づいたペガサスによって渡された。

精霊である7体の宝玉獣達を「家族」と呼ぶほど、お互いに強く信頼しあっている。

切り札は「究極宝玉神レインボー・ドラゴン」

ちなみに彼は相手の全力を見る為にカウンター罠以外の除去カードは一枚も入れていないという設定。


十代「でもさ、タッグフォースや漫画版だとミラーフォースとか入れてたしデュエルターミナルでも宝玉の祈り入れてたよな?」

ヨハン「それってハネクリボー?」


更に宝玉獣達は設定上世界に一枚しかないので、彼のデッキは
宝玉獣7体+レインボードラゴン+それ以外32枚というATMもびっくりの酷いデッキ構成となっている。
それでも事故を起こさないのは彼の実力なのだろう。


チートドロー?聞こえんな~




【主な発言】

(通常)
「あぁ!」
「それってハネクリボー?」
「俺、方向音痴だからな〜」
「いでよ!究極宝玉神レインボードラゴン!」
「なんだよ…、何見てんだよ…!」


【言葉のドッジボール】

もはやヨハンを語る上で外せない物になっている
とにかく会話が噛み合わない、成立しない、「おい、会話しろよ」とツッコミを入れたくなる

ヨハン「コイツはカーバンクルのルビー。伝説上の生き物さ」

十代「ふぅん……伝説って?


完全に会話が成立していないが、十代は全く気にしてない。
電波同士今のやりとりの内に何か違う空間で会話してたのかもしれない。


【ヘルヨハン】

三期後半にてユベルに憑依されていた時のヨハンのこと。
男性であるヨハンが男性である十代に対してヤンデレ発言を連発するという、ゴールデンタイムにあるまじき光景が展開された。
しかも服装はあのグレファーみたいな両肩出しな服装で、かなり腕に筋肉のついた体型である。いわゆるデュエルマッスル。
(海外版では背後にうっすらとユベルを出し、彼?彼女?の言葉と分かるようになってる)


【主な発言】

(ユベル憑依)
「へへぁ」
「それっておかしくないかな?」
「世界と言うのはね、愛する者と二人で作りあげていくものを言うんだよ」←それって家庭じゃないかな?
「死人に口ありさ!」


【漫画版】

同じくジムやアモン達と留学生として登場するが、肩書きはアメリカ・アカデミア出身。
電波ではなかったがその分昆虫マニアで昆虫デッキを使用する。ゴキブリも大好きさ。

精霊は見えてないようだが、天真爛漫やデュエルを楽しんでる辺りは変わってない。
こちらのデッキにはミラーフォースは入ってる。

ちなみにラストの紅葉と十代のデュエルを観戦する際、なんとあのハードゲイファッションを披露している。

切り札はプラネットシリーズの「トリッピング・マーキュリー」

こちらではお世辞にも出番は多くなく、ある意味アニメと漫画版の方向性の違いを象徴しているキャラかもしれない。


【余談】

ヨハンが十代と言葉のドッジボールを交わした後に
「どうしてだろう……初めて会った気がしない」
と言っており、なんかのフラグかと言えばそうでもなかったが、実は一度会ってたと言えば会ってた。

ヨハンの声優さんは一期に登場した「セブン・スターズ」の一人であるカミューラの声優もしていて、実際に声優さん同士は初めての対面ではない。

タッグフォース3でヨハンがカミューラに対面した時も「初めて会った気がしない」と言いタッグを組んで戦いを挑んで来る。

2014年11月にてヨハンをモデルとした『宝玉の守護者』、ヘルヨハンをモデルとした『宝玉の先導者』がどちらもペンデュラムモンスターとしてOCG化。
が、2017年の大幅なルール改定によって宝玉獣デッキでは非常に扱い難いカードになってしまった。



ヨハン「どうしてだろう……初めて追記・修正した気がしない」

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最終更新:2023年08月19日 23:16